2015/05/01 - 2015/05/09
14位(同エリア1665件中)
ウェンディさん
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71歳の母と旅するカッパドキア。
母と私の旅では、毎回テーマを見つけてから旅の構想を練り始めます。
今回のカッパドキア旅のテーマは、【現地密着型の旅】。
カッパドキアでホームステイをして、トルコの女性の日常生活を体験してみたい…。
そんな思いから、旅の計画が始まりました。
しかし、トルコでのホームステイ。それもアナトリアの田舎町のカッパドキアとなると、なかなか引き受けてくれる現地旅行社はありませんでした。
そんな時に1件だけホームステイを引き受けてくれるところを見つけました。
でも、そこはネット上に口コミがほとんどなく、信頼できるのかがどうか分からない部分がある会社。
しかし、何回かメールでのやり取りをするうちに、私の第六感が“この会社は大丈夫。安心して…”と私に囁きました。
今までの経験から、旅に関する限りは私の第六感である猫髭センサーは百発百中。
だから自分の感覚を信用し、この会社Streamに母と私の旅を委ねてみることにしました。
そして、カッパドキアでのホームステイの始まり;どんなご家庭なのかは、予備知識は全くない状態でのホームステイ先への訪問です。
ドキドキしながらステイ先の家の門をくぐり、私たちを待つご家族の元へと向かいました。
母と私を待っていたのはその家の奥さまであり、二人の子供を持つアンネ(アンネ;お母さんを表すトルコ語)のシベルさん。
シベルさんは英語は分からないけれど、私たちを見てにっこりと微笑んでくれました。
その笑顔は、まるで“いらっしゃい。どうぞ我が家のようにくつろいでね”と言っているかの様。
そして、彼女は母と私にカッパドキア地方の女性のズボンとスカーフを手渡して、着替えてきてね。と目で話しかけてくれました。
その晩からは、母と私はカッパドキアの女性です。
シベルさんと一緒に夕食の支度をして、夕食後にはゆったりとチャイを飲みながらトルコ刺繍【オヤ】を教えてもらい、翌日にはファミリーの女性たちと一緒に朝からパンを焼いたり、伝統の壺焼き料理を作ったり…。
言葉は全く通じませんでしたが、ジェスチャーと視線だけで会話は出来ました。
ファティマとアイシャという名前をもらい、トルコでの家族が増えた日々の旅行記です。
☆★☆★☆★☆★旅程 2015/5/1〜2015/5/9☆★☆★☆★☆★
□5/1 成田22:30 -TK0053-
□5/2 イスタンブール 04:40 / 09:50 -TK2026- カイセリ11:10
ソーアンル谷、ソベッソス遺跡、三姉妹の岩、聖ヨハネ教会(チャウシン)
□5/3 ウフララ渓谷、デヴレント、パシャバー
□5/4 Ballooooon、マズの地下都市、時に忘れられた村ジェミル、ラブ・バレー、ウチヒサール、ギョレメパノラマ、野外博物館、薔薇の谷トレッキング
■5/5 ホームステイでお料理教室、ギョレメ・パノラマ・トレッキング
□5/6 カイセリ6:00 -TK2023- イスタンブール07:25 イスタンブール観光
□5/7 イスタンブール観光
□5/8 イスタンブール観光
□5/9 イスタンブール 01:15 -TK0052- 成田18:30
☆★☆★☆★☆★ ファティマとアイシャの旅 旅行記☆★☆★☆★☆★
【1】日本人の知らないカッパドキアへ☆ソーアンルの岩窟修道院:
http://4travel.jp/travelogue/11010564
【2】ウフララ渓谷は赤目溪谷だった!?:
http://4travel.jp/travelogue/11012680
【3】男の村マズにある真実の地下都市とバルーン・ライド:
http://4travel.jp/travelogue/11013325
【4】時に忘れられた村;ジェミルへ:
http://4travel.jp/travelogue/11015647
【5】Forgotten Cave Churches☆ローズ・バレーをトレッキング:
http://4travel.jp/travelogue/11017310
【6】女の修業!度胸でチャレンジ♪ホームステイでお料理教室:
http://4travel.jp/travelogue/11018186
【7】スター・ウォーズの世界へ☆ギョレメパノラマをハイキング:
http://4travel.jp/travelogue/11019510
【8】貌のない天使を探して
http://4travel.jp/travelogue/11024303
【9】スルタンの秘められた世界;狂気を孕む王宮へ
http://4travel.jp/travelogue/11028013
【10】点と線を楽しむイスタンブール街歩き
http://4travel.jp/travelogue/11039360
【11】メドゥーサの微笑み☆美味い話にウラは無い!
http://4travel.jp/travelogue/11050701
【12】マリア様はSuper Girl
http://4travel.jp/travelogue/11094540
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
カーテン越しの柔らかな朝の光が部屋に中に射しこみ、その明るさで目が覚める。
ベッドの中で目を開け、自分が見知らぬ部屋で寝ていたことに気付き、身じろぎもせず眼球だけを動かし、部屋の様子を観察する。
頭の中の記憶を辿り全ての思考回路を繋げて、母と私がチャウシン村のメメットさんの家にホームステイしていることを思いだし、飛び起きる。
ベッドの後ろのソファーに飛び乗りカーテンを開け、カッパドキアの草原方向に目を向ける。
朝6時のまだ朝陽が昇ったばかりのカッパドキアの大地。
その大地では、気球の飛翔が始まっていた。 -
隣で寝ている母を起こし、服を着替えて、外へ。
メメット一家の部屋はまだ静か。
だから、そっと家を抜け出す。
カッパドキア滞在4日目となる5/4の朝。
この日の朝の空は、雲一つない青空。
遠くの岩山の向こうからも、気球はその数を競うように空へと上がっていく。 -
目の前に見える気球の数は尋常ではない数。
ざっと見て浮かんでいるものだけで100機以上。
それらが全ての気球が、私たちのいるチャウシン村・薔薇の谷の方向に向かって、一斉に飛翔している。 -
圧巻の風景だ。
目の前に広がる地平線。
その空には無数のバルーンが浮かび、小さな風船の様な姿だった気球がゆっくりと大きくなっていく。気球 (バルーンツアー) アクティビティ・乗り物体験
-
母も私もこんなに大量の気球の飛翔風景を目にするのは初めて。
凄く心を打つ光景…。
でも、なにか得体のしれないものがこちらに近づいてくるようなゾクゾク感を感じる景色でもあった。 -
多くの気球はチャウシン村の端をかすめるようにしてローズバレーへと入っていくが、風向きの関係で、何基かはチャウシンの村のど真ん中、私たちの真上を通ってローズバレー方向へと飛んでいく。
下から見上げる気球って、空に浮かぶ海月(クラゲ)みたいだ。
地上から見ていても、籠に乗っている人がはっきりと認識できる。
気球に向けて手を大きく振ったら、振りかえしてくれた。
(真上を飛ぶ気球の写真を撮った写真の時間差は20分位の差。朝の時間は、空の色が刻々と変わっていく) -
30分ほどタップリと気球を眺めた後、メメットさんの家に戻ると、家族の方も目覚めていて活動中。
庭の方から何かを燃やす匂い…と思い、行ってみたら、メメットさんのお母さんが庭の石窯に火を入れていた。
お母さんにジェスチャーで「気球を見てきたの?」と聞かれ、「そうそう…すごかったよ!ものすごい数だった!」とジェスチャーのみで返事。
言葉は知らなくても、会話が成り立っている。
メメットさんのお母さんが石窯に火を入れている理由。
それは、今日のこれからの仕事のため。
今日は、とても久しぶりにカッパドキア地方の伝統料理を石窯で作る日。
だから、お母さんも張り切って石窯の準備をしている。 -
庭の脇には仕事小屋がある。
そこで、メメットさんの奥さまのシベルさんを発見!
シベルさんも私たちを見つけ、こっちにいらっしゃい♪と手招き。
シベルさんの前には大きな赤いタライとメッシュのザル。
彼女は、隣にある大きな袋の中から白い粉を掬い取り、ザルの中へ。
どうやら、パンを焼く為の生地作りみたいだ。
量りも計量スプーンも計量カップも使わず、小さなボールで強力粉(多分)をすくっていく。
私たちも早速、一緒に作業開始!
シベルさんがザルに入れた粉を母が篩う。 -
粉をふるった後は、ドライイースト1袋と水を入れ、サクサクと生地を混ぜていく。
-
畳む様に…と言うよりは、かなり大胆な混ぜ方でOKなようだ。
この工程は、生地の中でも重要なポイントなので、達人のシベルさんにお任せする。 -
しっかりと生地が混ざったら、大きなシーツでタライを包む。
生地を発酵させるために寝かせるんだね〜。 -
更に敷布団でしっかりと生地をくるむ。
パン生地の揺りかごだ。 -
パン生地の発酵を待つ間に朝食の準備。
メメットさんと隣に住む義理の妹さんは、今日のお土産屋さんの店番当番なので、彼らが持っていくお弁当と朝食を一気に作るので大忙し。
メメット家の台所で、日本の台所の風景とは少し異なるポイントを二つ発見した。
その一つは、シンクの小ささ。
写真の左端にもシンクの端が写っているが、シンクの直径は30cm位で、その深さと言いサイズと言いホテルの洗面シンクとほぼ変わらないサイズだ。
日本の台所のように洗い物を山積みになんてとてもできないサイズのシンクだ。
シンクが小さいので、食洗機は必須アイテム。
メメット家の台所にはかなり大きめの食洗機が設置されている。 -
もう一つ違っていたのは、まな板。
日本でまな板と言えば20cm×40cm位だと思うのだが、メメット家では、まな板のサイズが小さい。
どの位か…というと鍋敷きサイズだ。
直径15cm位かな。
まな板は大きなものを切り分けるのには使っているのだが、みじん切りや千切りは、なんと掌を使って、上手に刻んでいる。
私が真似したら、確実に流血事件になってしまいそうな手法だ。
文化が異なると、野菜の切り方までも異なってくるのは驚き! -
シベルさんの早業で出来上がった野菜炒め(朝摘みの庭のピーマン炒め)にヨーグルト・ソースをかけておかずの出来上がり!
-
朝食のテーブルにはお野菜がいっぱい。
蜂蜜はメメットさんのご両親が養蜂している蜂の蜜箱からの直送品。
パンに付けて食べると、すっごく美味しい。 -
デザートは季節の果物。
でも、この中で一つだけはお隣の国からの輸入品。
輸入品はブラックベリー。輸入品だが、完熟品なのでワイルドな甘さ。
桃はトルコ産だが、もう少し南の地域の桃。
カッパドキアの桃は今が花盛り。
アナトリアの地で桃の実がたわわになるのは7月の中旬ごろかな。 -
朝食後も、休むことなく次のお仕事。
今度は、チーズと卵と塩を混ぜている。
これは、メメットさんが大好きなチーズパンの具材。
この日に作るパンは日持ちのする堅焼きパンと、チーズをタップリと織り込んだチーズパン。 -
庭の仕事小屋に戻り、パン生地の発酵具合をチェック。
パン生地は、布団の揺りかごで寝ている間にフンワリと膨らみ、シベルさんが指で押すと弾力性のある跳ね返り。
シベルさんの顔に満足そうな笑みが浮かぶ。 -
次は、打ち粉をした板の上でパンを丸餅の様に丸め、後ろのスペースに並べておく。
これは、ベンチタイムとパン生地の二次発酵のため。
ベンチタイムとは、切ったりこねたりで傷んでしまったパン生地のグルテンを回復させるための時間。
シベルさんにパン作りを習っていたら、ずっと昔に料理教室で習った知識がよみがえってきた。 -
手前がシベルさん作、後ろが私達が作った丸いパン…。
…経験の差が、形に如実に現れている…。
このあと、この丸パンたちにはシーツを被ってもらい、もう一眠りしてもらう。
ちなみに、パン作りを教えてもらっている時の私たちには共通言語はなく、ジェスチャーのみ。
でも、意思疎通はバッチリ! -
タライに残ったパン生地の残りは強力粉を少しはたいて、人力でこそげ落として、鳥小屋の鶏たちの餌にするので、ごみは一切出ない。
-
パン生地の二次発酵を待つ間に、パンを焼くために庭の石窯の準備。
まずは、乾いた小枝や下草を納屋から持ってきて、絡まった草たちをほどき、ポキポキと折る作業から。
石窯自体はメメットさんのお母さんが朝から火を入れて余熱をかけて十分に温まっているが、今度は火力を調節しながら火を熾さなくてはならない。 -
乾燥した木の枝は硬く良くしなるが、なかなかポキンとは折れない。
枝を折るだけでも、かなりの重労働。
その小枝たちを石窯にくべると、火の手が大きくなる。 -
火を熾したら、またパン生地の元へ戻り、丸く膨らんだパンを二つに切る。
-
二つに切った1枚を縦長に伸ばし、油を敷いた鉄板の上に並べ、水溶き卵をその表面に塗り、手の甲でパンの表面に凹凸模様を入れてたら、あとは焼くだけ。
-
手を使ってパンを成形し、鉄板に油を塗り、パンの模様をつけ、パンに卵を塗る。
刷毛も何も道具はいらない。 -
イチオシ
準備の出来たパン生地を石窯へと運ぶ母。
カッパドキアのお母さんみたいだ。 -
火が落ち着いた窯へとパンを入れ、窯の蓋をしたら15分程度でパンが焼き上がる。
パンの成形から、パン焼きの作業を3回繰り返して、3家族の3日間分のパンが焼き上がる。 -
イチオシ
私たちがパンを作っている間に、メメットさんの甥っ子ちゃんがお目覚めの時間で、庭に遊びに出てきた。
笑顔がとっても可愛い。 -
でも、真顔になると、この歳にしてとっても男前。
将来が楽しみ〜。 -
イチオシ
パンが焼けるのを待つ間、甥っ子ちゃんのお母さん(メメットさんの弟さんの奥さま)と私の母は立ち話…。
って何語で話をしているんだろう?? -
パンを窯に入れて10分もすると、美味しそうな香りが漂ってくる。
でも、まだまだ我慢…。
15分後。
竈の蓋を開けると…、ふっくらパンの出来上がり。 -
イチオシ
メメットさんのお母さんの焼いたパンも美味しそう♪
-
最後のパンを焼いている間に、次に焼くチーズパンの準備♪
庭のハーブ園からバジルやセージを摘んできて、みじん切りし、朝に準備したチーズの中に混ぜ合わせる。 -
平たくしたパンの中にチーズを入れ畳んだ後、油を塗った鉄板に細長く伸ばす。
このチーズパンは、細長くするのがポイント!
細長くすることで、チーズとパンと香草の割合がちょうどよくなる。
焼き上がった時、パンを一口貰ったのだが、フワフワのパンの中のあったかチーズと香草の香り。
これぞアナトリアの田舎のパン…、お母さんの味のパン…と言う感じで美味しかった♪ -
ここからは、女性総出で作業。
お昼にはメメットさんがお弁当のパンを受け取りに戻ってくる。
だから、それまでに焼いてしまわなければ…。 -
イチオシ
そして、美味しそうに焼けたチーズパン。
シベルさんも嬉しそうだ。 -
番犬のワンコもニッコリ笑ってる?
-
パンは焼けたけれど…。
仕事はこれで終わりではない。
次は、今晩の夕食となるトルコの伝統料理;壺焼きの準備。
壺焼きと言っても、昨日に母と私がレストランで食べたギュウェチとは少し違って、こちらは家庭料理の壺焼きだ。
まずは、昨晩から水に浸しておいた豆の選別から。
豆を一粒一粒、手に取って、虫が喰っているものや痛んでいる豆を除き、良い豆だけを壺の中へと入れていく。 -
豆の上には香辛料を入れる。
言葉が分からないので多分だが、パプリカのような香りだった。 -
次は、みじん切りの玉ねぎを入れていく。
まな板は使わず、丸のままの玉ねぎを手と包丁だけで、上手にみじん切り。 -
その上に、昨晩から水に戻しておいた干し肉(牛肉)を戻し汁ごと加えて、準備OK。
干し肉はメメット家の自家製のお肉。
メメットファミリーは敷地内に牛を飼育していて、その牛を屠り、余すところなくファミリー全体でお肉を分配し、各家庭の冷凍庫(業務用みたいな箱型)に保管しておく。
その時に干し肉も作り、カッパドキアの伝統家庭料理を作る時はその干し肉の出番となる。
お野菜も季節のモノは家庭菜園にあるし、鶏も飼育しているし、日々の食生活はかなりの部分が自家製の原材料でまかなえるみたいだ。 -
シベルさんが台所で下準備をしてきた野菜を金属のポットの中へ入れていく。
これは、後程スープになったようだ。
私が二人いれば、シベルさんの台所での様子も見ることが出来たのに…残念。
(この時、私の母は朝も早かったこともあり、午前のお昼寝中…) -
豆と干し肉、じゃがいも、玉ねぎの入った大きな壺1個。
シベルさんが炒めた野菜とお肉が入った金属のポット2個。
そして、ジャガイモと水の入った壺の計4点が出来上がり。 -
パンを3回焼いた後の石竈。
この中に、壺と金属ポットを入れる。
この日、パンを焼いた理由。
美味しいパンを食べたかったから。
私たちに手作りのパンを食べさせたかったから…。
私たちがパン作りを一緒にさせてもらいたかったから…。
の理由もあるのだが、一番の目的は、石竈の中に炭火と熱い灰を作ること。
この熱い灰で出来たベッドの中に、壺とポットが入れられ、蒸し焼きとなる。 -
熱い灰で畝を作り、その間に壺とポットを入れて、きっちりと蓋をして、後は出来上がりを待つだけ…。
朝の6時半にパン作りの作業を始めて、ポットと壺を仕込み終わったのが12時。
結構な労働時間だ。 -
でも、仕事はまだ終わりではない。
使った道具の洗い物とあと片づけ。
母は30分ばかりお昼寝したら、すっきりした顔で起きてきて、後片付けのお手伝い。 -
さあ、今度は私たちのお昼の時間。
ハーブガーデンで、お昼のサラダの食材を摘んでくる。 -
焼きたてのチースパンとサラダとチャイでランチタイム。
朝から働いてきて(朝食の時に30分位は席に着くが…)初めての休憩タイム。
日本のお母さんも忙しいけれど、カッパドキアのお母さんも結構大変だ〜。
でも、此処アナトリアの地ではパンを焼いたり・伝統的な壺焼き料理が作れたり、手刺繍のオヤが出来るのは女性の必至条件。
小さいころからお母さんのやることを見よう見まねで覚えていくのだろうな。
料理は何とかなっても手芸の苦手な私は、カッパドキアでは、とても花嫁候補にはなれそうにはない…。 -
カッパドキアに来る前は、ホームステイと言っても、簡単に料理を教えてもらって、後は放っておかれるのかな〜と思っていたのだが、こんな風に田舎の生活を家族の方と一緒に体験させてもらえるとは思っていなかった。
予期しないいくつもの偶然が重なって実現した今回のホームステイ。
まるで旅の神様が、偶然と名のつく糸を紡いでくれたかのような旅。
カッパドキアでの4日間は、母と私の二人の力だけではこんなに思い出深く心に残る旅にはならなかっただろう。
ガイドのファーティ氏とジェム氏、ホテルのオーナーでありステイ先の御主人もあるメメット氏、シベルさんとメメット・ファミリーの皆さん、日本と現地の橋渡しをしてくれた桜澤さん。
出会った皆さんの力添えが、母と私の旅を忘れられない旅へと変えていった…。
カッパドキアの旅は、旅で出会った全ての方に支えられていた旅だったのだと思う。
前の旅行記【5】ローズ・バレーをトレッキング:
http://4travel.jp/travelogue/11017310
続きの旅行記【7】ギョレメパノラマをハイキング:
http://4travel.jp/travelogue/11019510
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旅行記グループ
旅の料理教室!
この旅行記へのコメント (9)
-
- karasukkoさん 2015/06/20 14:16:46
- こんにちは!
- ウェンディさん
カッパドキアでのホームステイ、焼きたてのパンの香りがこちらまで届いてきそうな旅行記でした。
現地の人たちの生活に浸って現地風の名前で呼ばれて・・・、本当にウエンディさんとお母様はラッキーでしたね。
なかなか、お似合いな装束でしたよ。
やはり、地元の物はそこで味わうからこそふさわしい(?)私もよく素敵だなと思って買う服などが、タンスの肥やしになってしまうたちなので・・。
これからも、ますます若くパワフルなお母様と、素晴らしい経験を共有できるといいですね。
ではまた。
karasukko
- ウェンディさん からの返信 2015/06/21 22:59:56
- RE: こんにちは!
- karasukkoさん、こんばんは。
カッパドキアの旅は、人との出会いの旅でもありました。
ガイドさんとの出会い、ホテルのオーナー、そしてそのファミリーの方たちとの出会い。
全ての出会いが、私たちの旅を素敵な旅へと導いてくれました。
ホームステイ先で教えてもらったアナトリアのお料理。
パンは日本でも再現可能かも知れませんが、炭火と灰でゆっくりと煮たお料理は、きっとカッパドキアでしか食べられないのでしょうね。
とても良い経験、そして忘れられない思い出となりました。
母も旅が好きで好奇心旺盛の人間ですが、なかなか今回のようなアクティブ過ぎる旅は今後は難しくなってくるのかも知れません。
でも、旅の時期と場所を選び、母との女子旅をこれからも楽しんでいきたいと思っています。
ウェンディ
-
- 旅するうさぎさん 2015/06/16 23:06:31
- 素晴らしいホームステイ
- ウェンディさん、こんにちは。
メメットさんの家での食事作り、
とても手がかかっていて、凄いご馳走ですね!
その作り方を見て、これは美味しそうだと思いました。
次の旅行記で完成した夕ごはんを見て、
ああ、こういう食事になったんだな、と思いました。
素晴らしい体験ができたのですね。
一つ前の、「Hidden Churchを探して〜」の旅行記の
「柱の教会」を作ったSt.Paulさんは
私がチロルのセル村で見た、この聖人だと思いました。
http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=36116597
英語のSt.Paulは、ドイツ語だとPaulos、
日本語で書くと聖パウロですが、聖人事典を見ると
この方、10年頃から67年没で、
「柱の教会」ができた年代とも合いますし、
使徒として、異教徒に伝道をしていた人なので
きっとそうなのだと思います。
なるほど〜。こういう所でひそかに布教活動を
していたのですね。
でも最後はとうとう捕まって、
チロルの天井画みたいなことになってしまったのですね。
今回のウェンディさんの旅行記を拝見して
私もホームステイをするような旅がしてみたいと思いました。
私も自分の好きな国のことをもっと深く知りたいから。
とっても素敵な旅行記の数々、拝見できて良かったです♪
旅するうさぎ
- ウェンディさん からの返信 2015/06/17 06:51:48
- RE: 素晴らしいホームステイ
- 旅するうさぎさん こんにちは。
トルコから帰国後、柱の教会を作ったSt.Paulさんについて調べたのですが、あまり情報を見つけ出すことをできませんでした。
彼の名前を日本語に変換すると聖パウロになるのですね。
そこには気が付きませんでした。
旅するうさぎさんの昨年の旅行記、そしてもう一度、“聖パウロ”で調べ直してみたら、色々と情報が出てきました。
ユダヤ教徒であり、最初はキリスト教徒を迫害する立場であった聖パウロがキリストの奇跡(サウロの回心)を経験し、キリスト教徒になり、その後にローマ帝国領内で布教活動をした…。
確かに、柱の教会を作ったのは聖パウロさんの様です。
そして、旅するうさぎさんの旅行記にある衝撃的な斬首の絵とその後の昇天の様子。
以前に旅行記を拝見した時は、インパクトのある絵で、宗教画は結構凄い描写をするものだ…と思いましたが、その時は、その絵がその後の私の旅と結びつく線になるとは露知らず…。
宗教のお話は複雑で更に矛盾点も多いので難解ですが、こんな風にあちこちで繋がっていて、紐の一端がほどけると次々と興味深い話が表に出てくるので、面白いです。
貴重な情報をありがとうございました♪
- 旅するうさぎさん からの返信 2015/06/18 01:32:55
- RE: RE: 素晴らしいホームステイ
- ウェンディさん
> 宗教のお話は複雑で更に矛盾点も多いので難解ですが、こんな風にあちこちで繋がっていて、紐の一端がほどけると次々と興味深い話が表に出てくるので、面白いです。
そうですね。
私もウェンディさんの旅行記を見てそう思いました。
宗教のことは断片的にしか分からないので
他のトラベラーさんの旅行記を見て、
ああ、こういうことなのかと気づくことは多いです。
聖ペトロ・聖パウロ教会も各地にありますし、
キリスト教の世界では、聖パウロは重要な人物ですね。
そんな聖人の隠れながら布教していた遺跡、
外見は岩窟住居でも、その実態は岩窟修道院という
貴重な遺跡がいまだに綺麗な形で残っていることを、
ウェンディさんの旅行記で知ることができました。
ありがとうございます。
何か私の旅行記のことも書き加えて下さったみたいで
すみません〜(^^;)
旅するうさぎ
- ウェンディさん からの返信 2015/06/18 08:12:15
- パウロ生誕の地
- 旅するうさぎさん おはようございます。
旅の最中にメモしていたノートを見直していたらSt.Paulさんが作った柱の教会のことをメモしたページに、タルソという地名と生まれたと書かれた文字を見つけました。
調べてみたら、聖パウロさんはトルコのタルソスという地域の出身なのですね。
そしてミケランジェロも彼を題材として絵に描いていますね。
もつれていた糸が解れていくように、イスタンブールのカーリエ教会にある聖パウロさんの絵の謎が見えてきました。
次回のトルコは聖パウロさんの足跡をテーマに旅をしたら面白そう♪と思い始めています。
ウェンディ
- 旅するうさぎさん からの返信 2015/06/18 22:45:24
- RE: パウロ生誕の地
- ウェンディさん
> 旅の最中にメモしていたノートを見直していたらSt.Paulさんが作った柱の教会のことをメモしたページに、タルソという地名と生まれたと書かれた文字を見つけました。
> 調べてみたら、聖パウロさんはトルコのタルソスという地域の出身なのですね。
私が持っている本でも、
聖パウロさんはタルソス出身と書いてありました。
私の旅行記では、あまり聖パウロさんがどんな人なのか
書いていなかったので、
これは良い機会なのでちょっと書き直してみました。
ついでにペテロさんのことも。ありがとうございます。
パウロさんの図像としては
ほとんどの絵が、禿頭とヒゲで描写されているそうです。
確かにそうかも・・・。
(ペテロさんは手に鍵を持っていたりします。)
> もつれていた糸が解れていくように、イスタンブールのカーリエ教会にある聖パウロさんの絵の謎が見えてきました。
そういえばウェンディさんはこの後、
イスタンブールにも行かれたのですね。
カーリエ教会も見学したのですか。
ちょっとネットで見てみたのですが、
カーリエ教会にはもの凄く綺麗で分かりやすい、
モザイク画があるようですね!
やはり聖パウロさんも聖ペテロさんも揃っていらっしゃるようで。
イスタンブールの旅行記も、
拝見するのを楽しみにしています。
旅するうさぎ
-
- ラクパグさん 2015/06/09 15:47:21
- 初めまして ラクパグです。
- 色んな トルコの世界を見せて 頂きました。カッパドキア では バイクを
乗られたり ホームステイされて トルコのお料理を 満喫されて 見ていて
楽しさが 伝わってきました。カッパドキアの 素晴らしい 世界を 楽しませてもらいました。
私は 冬のカッパドキアしか 知らないですが、違った姿を見れて良かったです。
トルコのパンは 美味しいですね。作りたて 美味しそうですね。
ありがとうございました。 また楽しみにしています。 ラクパグ
- ウェンディさん からの返信 2015/06/10 06:45:49
- RE: 初めまして ラクパグです。
- ラクパグさん こんにちは、そして はじめまして。
トルコは今回が初でしたが、初めとは思えないほど現地に馴染み、楽しんだ旅となりました。
行く前は、なんでそんな危険なところに…と周りから散々言われていましたが、実際に足を運んでみて感じたのは、危険地帯は一般的な西側の観光地区とは遠く離れているという事。(日本のマスコミの過剰な表現方法の影響で中東全体が危ない地域のように思われていますが…)
トルコの方の優しさに沢山出会い、想い出深い旅をすることができました。
トルコのお料理は世界三大料理の一つと知っていましたが、どのお料理も美味しいですね。他のアラブの国に比べても香辛料の使い方がマイルドで、日本人の口には比較的食べやすいと感じました。
そして、パン。
おやつにするシュミット(ゴマパン)は勿論ですが、ホームステイ先の石窯で焼いたパンは絶品でした。
ラクパグさんが行かれた冬のトルコ。
写真から空気の冷たさが伝わってきましたが、学生たちやお菓子屋さんのオジサンの笑顔があったかいですね。
トルコは其処に居る人達が笑顔になる国。
またいつか再訪したい国です。
ウェンディ
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