2018/09/23 - 2018/09/23
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せっかくのお休み、何をして遊ぼうかな…、どこへ旅立とうかな。
夏が来る前には、3か月も先の9月の連休に向けて思いを馳せていた私がいました。
でもそんな私を襲ったのは7月末の足の怪我で、不注意から親指の爪をペロンと剥がし、更に処置ではその爪を皮膚に仮止め縫合し、怪我をしてから3週間の間は一歩足指を地面に着く度に痛みが走るという、歩き旅が好きな私には致命的となる傷でした。
そんな理由で9月の連休は予定白紙!だったのですが、9月下旬に入ったある日、仮止め爪がグラグラと揺らぎだし、ちょっと頑張って痛みを堪えて捻ってみたらその爪がポロリ。
これで、仮止め爪が足指を圧迫する痛みで長時間は歩けなかった魔の2か月間も終了となり、自由に歩き廻れる身となったわけですが、如何せん爪が外れたのが9月後半連休の3日前。
泊りがけでどこかに行きたくても連休直前では安い宿など空いている筈は無く、選択肢は日帰り旅しかありませんでした。
そうだ!
こんな時こそ以前から気になっていた【日帰り弾丸・アジア旅】を実行に移す絶好の機会。
飛行機に乗らずに行ける亜細亜;高句麗(高麗:こま)と台湾文化圏を旅してきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 私鉄 徒歩
PR
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朝5時台の始発電車に乗って私がやって来たのは、西武池袋線の高麗(こま)駅。
時刻は朝の6:40とかなり早かったのだが、到着した高麗駅はとてもそんな時間帯だとは思えないほどの乗客の数。
それもその筈で、この日は日高市にある曼珠沙華の名所:巾着田が見頃となって4日目の日。
3連休の中で唯一、天気予報で“晴れ””マークがついた日と云う事も有り、巾着田の最寄り駅である高麗駅は朝から満員御礼状態だった。
駅前には高麗(こま)の地名の由来となった将軍標がある。
これは日本では非常に珍しい標で、此処、高麗の地が日本でありながらも1300年以上昔から朝鮮半島の文化を受け継ぐ地であることを意味している証だ。高麗駅 駅
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電車から降りた私。
目的地までの道順をしっかりと頭に入れずにやって来たので無事に辿り着けるか心配だったのだが、駅から降りたほとんどの乗客の進行方向は同じなので人の流れについて行けばOK。
電車を降りた乗客は皆が皆、高麗川を渡る鹿台橋を通り、ある一つの地点を目指していた。
(写真;鹿台橋の欄干で、その装飾は秋の花の彼岸花) -
皆が目指していたのは、巾着田曼珠沙華公園。
巾着田曼珠沙華公園は、毎年30万人近い人達が秋の10日間に訪れるという日本有数の曼珠沙華(彼岸花)の群生地だ。 -
曼珠沙華が咲くエリアは上流と下流の二カ所に分かれ、入場ゲートは全部で5か所。
私が入場したのは上流側の1番ゲート(前写真の地図では左下のトイレマークの場所)からになる。
公園は曼珠沙華の時期のみ有料となり、花の時期だけは300円の入場料が必要となる。
300円×30万人…というとかなりの収入に思えるかもしれないが、公園の中には多くのボランティアさんの姿があり、秋の10日間に向けて世話をする苦労と広大な公園の維持費を考えると妥当な金額なのだろう。巾着田 自然・景勝地
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この日は天気予報によれば朝からピカピカの晴れの筈だったのだが、どうしたことか空は曇り空で、時折、空から小粒の涙がホロリと落ちてくる天気。
傘を差しながら遊歩道を歩く方の姿も多かった。
雨のお蔭で公園内は少し霞んで霧っぽくなり、真赤な曼珠沙華の花の色が緑色の海原に浮かんでいるかのように見えた。 -
公式ホームページの情報では川の上流・下流地域の曼珠沙華は両方とも見頃とのことだったが、実際は上流部分の花はもう終わりの時期を迎えているものも多く、一面の赤を期待していた私はちょっと拍子抜け。
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また上流エリアには、なぎ倒されたりポキンと折れてしまっている茎の姿も多かった。
ひどいことをする人もいるものだ…。
心無い人間もいるのだなぁ…なんて思ったりもしたのだが。 -
どうやら、曼珠沙華の花を倒したり折ったりしているのは川を超えて公園内へと入り込んだ野生のイノシシの仕業らしい。
巾着田のある日高市は都心から電車で1時間という場所にありながらも、自然が豊かな場所として知られている。
しかし、野生のイノシシが整備された公園の中にまで入ってくる…と云う事は、人間たちが彼らの生息域を侵して宅地造成を進めてきた結果として、彼らの餌場が奪われているという事だ。
イノシシ=害獣と云うのが一般見解だが、一概にそのようには言ってはいけない気がする。 -
歩き出して30分ほどで辿り着いたのは、曼珠沙華の群生地の中間地点にある橋:ドレミファ橋。
ドレミファ橋を渡った向こう側に何があるのかって…?
私も分からないが、高麗丘陵のハイキングコースへと道が続いているそうだ。
ただ、どうしてこの木の橋がドレミファ橋と呼ばれるのか、その由来が気になったので調べてみた。
調べた結果、分かったのは、つまらない理由で橋の構造が変更された…と云う事。
昔はこのドレミファ橋は丸い円柱が連なる飛び石橋で、子供たちが円柱をピョンピョン跳ねながら橋を渡る様子からドレミファ橋と命名されたらしい。
しかし、飛び損ねて川に落下する事故(落ちる方が悪いのだとは私は思うが)があったために、行政側は安全対策として飛び石に渡し板をつけ、ただの面白みのない1本の橋にしてしまったという事だ。
ネットで10年前のドレミファ橋の写真を見つけたが、断然、飛び石式の昔の方が雰囲気も有って素敵だと思う。
橋好きの私の心を動かさない橋…と云うのも珍しい。 -
ドレミファ橋の近くまでやってくると曼珠沙華の花は一番の最盛期で、一面が真赤な絨毯。
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苔むした幹の深い緑色と夏場の鮮やかな緑葉、そして曼珠沙華の紅のコントラストが美しい。
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イチオシ
これぞ、まぎれもない紅の森だ。
巾着田曼珠沙華まつり 祭り・イベント
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巾着田曼珠沙華公園の曼珠沙華の花は、もともとは高麗川の増水に伴い山から流れてきた球根が河川敷に根づいたのが始まり。
それが今から50年位昔の話で、その後、行政が曼珠沙華公園として整備をして、今では500万本の株が一面を埋め尽くす規模にまでなっている。 -
天気予報が外れてお日様の陽光が無いのは残念だが、どことなく煙ったような空の色に妖艶な赤が良く映えている。
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森の中の木々は種類が多く、クヌギ、コナラなどの実がなる植物の姿も。
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さすがに曼珠沙華エリアの遊歩道には木の実は落ちていなかったが、公園内の木の傍には、こんな木の実が沢山。
リスがいたら、喜んで食べそうなものだけどね。
(もしかして、野生のイノシシはこのような落実した木の実を探しに曼珠沙華の群生地に入り込むのかもしれない) -
イチオシ
曼珠沙華の花を愛でるのは日本人のみではなく海外でも愛好家は多く、その姿からRed Spider Lillyなどの愛称を持つ。
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今まで曼珠沙華が蜘蛛に似ているとは思ったことは無かったが、確かに言われてしまうと長い蕊が蜘蛛の足の様に見えてくる。
本当にこのサイズの蜘蛛がいたらかなり恐怖だとは思うけれどね。 -
曼珠沙華の群生地の上流と下流の中間地点にある広場では曼珠沙華祭りが開催中。
朝7時半という早い時間だったがもう店開きをしている店舗も有り、すきっ腹で出かけてきた私には目の毒だった、 -
群生地の下流エリアへと足を踏み入れると、こちらはまさにこの日が見頃。
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イチオシ
曼珠沙華には赤だけでなく白や黄色、ピンクっぽい花色のものがある。
最近の曼珠沙華には園芸種としていろんな色があるのかと勝手に想像していたのだが、彼岸花(曼珠沙華)と云う名を持つのは正確には赤色の花だけで、白色の花は自然の中で曼珠沙華とその他のヒガンバナ科の植物との交雑種として生まれ出てきているという事だ。
白い彼岸花を生み出すのは、赤の曼珠沙華と黄色のショウキズイセン。
つまり白色彼岸花は、この赤の曼珠沙華と黄色のショウキズイセンの異なる遺伝子を父母の持つキメラだという事;分かりやすく言えば、白色彼岸花は、彼岸花の雑種と云う事になる。 -
しかし、雑種の方が美しかったり魅力的だったりするのが野生の世界ではままあること。
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赤い絨毯の中に咲く純白の彼岸花は、ギャラリーの心をガッチリと掴んでいた。
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公園内には犬を連れた方も多く、小さなワンちゃんたちの撮影会が遊歩道のアチコチで行われていた(撮影会を行っていたのは犬だけではなく、人間のコスプレーヤーやフィギアの撮影会も多かった…)。
そんなワンちゃんたちの姿をみていて思いついたのは、犬の立ち位置から見たら、曼珠沙華の花はどんなふうに見えるのだろうか・・・ってこと。
早速、私自身がしゃがみ込んで、視線を地上50cm位にセット。
高さとしては中型犬位かな。
身長を低くすると、先ほどまで一面の赤い絨毯に見えていた曼珠沙華の群生地の様子が一転。
風に揺れる曼珠沙華の上向きの赤い蕊がサワサワと赤い線虫が蠢く海原の様にも見え、ソレは幻想的な美しさを孕んだ光景ではあったが、背筋にゾクゾク感を感じる景色でもあった。
犬の目の色の識別が人間と同じ波長範囲だとしたら、中型犬から見たら曼珠沙華が原っぱ一杯に広がる風景は、若干、心がざわつく光景かもしれない。 -
イチオシ
次は小型犬バージョンの位置。
地上20cmの高さは寝ころばない限りは私の身長では無理なので、カメラに目の代わりとなってもらって疑似体験。
これは案外、面白いかも。
不思議の国のアリスの気分になれる写真が撮れた。 -
立ち上がって、オトナの視点から見る曼珠沙華の絨毯。
やっぱり、この立ち位置での光景が一番好きかな。 -
下流付近には今朝開花したばかりと思われる花も有り、朝は未だ花が開いている最中。
この花は、今、最上部の花びらを開こうとしているところ。
1時間も見ていれば、花がゆっくりと開く様子が観察できるのだろう。 -
公園内にはモミジも有り、まだ夏色の葉が朱色の曼珠沙華を背景に浮かび上がっていた。
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あいあい橋(写真)まで来ると曼珠沙華の群生地は、終わり。
上流地域からゆっくりと曼珠沙華を眺めて約2時間。
時刻は9時を回り、公園内の人の数もどんどん増え、立ちどまってセルフィーで写真を撮る方の後ろには通行止めによる列ができる位の混み具合だった。 -
このまま下流側の公園出口から抜けても良かったのだが、せっかくなのでもう一度曼珠沙華の群生地を眺めることにして、上流方向へと戻ることに。
そして、上流側の公園出口を出た後はシャトルバスの乗り場へと向かう。 -
9月の曼珠沙華が満開となる連休の期間。
この期間だけ、日高市が巾着田と高麗神社、そして市役所の駐車場を結ぶ循環バスを準備してくれる。
これは、巾着田曼珠沙華公園の駐車場(有料500円)のキャパシティが小さいために、離れた場所にある無料駐車場に車を停め、そこからシャトルバス(無料)で移動してもらおうというマイカー利用者のための救済措置なのだが、シャトルバスの利用は自家用車利用者でなくてもOKということで、私も高麗神社行きのバスに乗せてもらった。
そして、到着した高麗神社。
此処からが、本当の日帰り・弾丸アジア旅の始まりだ。 -
旅行記の冒頭で、ここ巾着田のあるエリアがアジアの朝鮮半島に由来する場所であると書いたが、その由来の中心となるのが、此処、高麗(こま)神社。
高麗神社の歴史は古く、創建は1300年前の平安時代。
高麗(こま)とは当時の朝鮮半島の一国家である高句麗(こうくり)を指し、高句麗王家の末裔が日本で興した神社、それが高麗神社だ。
その昔、朝鮮半島にあった高句麗という国。
高句麗は紀元前1世紀から紀元後700年間に渡り朝鮮半島を統治したのだが、長すぎる統治は民の反感、そして王家の慢心を生み、高句麗は666年に新興国である新羅に攻め入られ、滅ぼされた。
その高句麗の末裔たちが命からがら逃げた先が、海の向こうの国である日本。
時の日本の天皇は、文武天皇。
文武天皇は流れ着いた高句麗の人々に日本各地の土地を与え、その中でも王族に与えられたのが武蔵の国の一角。
この様に書くと「文武天皇は、なんて寛大な心を持った天皇なのだろう」と思うかもしれないが、天皇が高句麗王家に土地を与えたのはある意味厄介払いでもあり、当時の政治の中心地である京都中心に住みつかれたら面倒だから、京から遠く離れた土地を与えよう…と云うのが政権側の目論見だったのだろう。
現代でいえば、アジアの独裁者政権の一族郎党が日本に亡命してきた…みたいな状況に相当するのかもしれない。
今から1300年前の武蔵の国(関東地方)と言えば、夜盗とほとんど変わらない豪族がうろつく地で、草ぼうぼうの荒れ野。
その中で高句麗の末裔たちは土地を耕し、自分たちの永住の地となる村を作り上げたそうだ。
高麗神社の入口に立つ2体の像は、朝鮮半島の文化に由来する除魔将軍標や将軍標(しょうぐんひょう)と呼ばれるモニュメント(道祖神)で、村に疫病をもたらす厄災や鬼に対する魔除けの意味を持つ。高麗神社 寺・神社・教会
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現在の高麗神社の神主は60代目にあたる高句麗王家の子孫。
造りは立派な和式の神社だが、そのご神体は日本へやってきて民を纏め武蔵の国に高麗村を作った高句麗王家の高句麗若光だという事だ。
そして、高麗神社は出世神社として、野心のある方たちには名の知られた神社でもある。
今までに高麗神社に参拝した6人の政治家が総理大臣職にまで上り詰めたという事なので、出世神社と云う綽名に間違いはないとは思うが、此処で気になるのは数字のマジックとしての分母の数だ。
一体、合計で何人の政治家がお参りして、その内の6人の総理大臣となったのだろうか。
6/100ならばすごいと思うが、6/1000000とかになると、確率論的にはどうなのかな…と云う気もする。 -
神社の祓い所の一角には当時の民族衣装を展示したコーナーも有った。
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高麗神社の直ぐそば(徒歩約5分)には聖天院(しょうでんいん)があり、聖天院は日本に移住した高麗の人達の菩提寺となるお寺だ。
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聖天院の山門の前には、高麗神社と同様に魔除けの将軍標の姿があった。
朝鮮半島の文化に由来を持つこの将軍標。
高麗駅、高麗神社、聖天院と近隣の地区に3個もの標がある地域は、日本国内ではかなり珍しいらしい。聖天院 寺・神社・教会
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イチオシ
将軍標には地下女将軍・天下大将軍の文字がそれぞれに彫り込まれていて、多分、女将軍が女性で大将軍が男というモチーフで作られているのだと思う。
発想が貧困な私は【地下女将軍】なんて聞いてしまうと、ダークカラーが似合う妖艶な美女を想像してしまうが、実際の地下女将軍のお顔は、想像とはかけ離れていた。
その表情は歯を出して笑っている様でユーモラスさも有り、また歯をむいて相手を威嚇する怖さもあり、そのどちらとも判別つかない表情が村を襲う魔物を困惑させるのかもしれない。
(写真:高麗神社の地下女将軍の頭部) -
聖天院の山門は風神・雷神によって守られていて、右が風神様。
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左が雷神様。
お二人とも装具はつけているものの、胸にあばら骨の筋がくっきり。
脳内イメージでは風神や雷神は筋骨隆々だった気がするのだが、この雰囲気の違いは、制作時期の政府の方針や、制作者にもよるのだろうか…。 -
私が聖天院へと来た理由はお寺そのものを見学するためではなく、1300年前に日本へと流れつき、高句麗の人々のための村を作り上げた高句麗王である高句麗若光のお墓詣で。
さぞかし立派な廟があるのかと思いきや、コンクリで固められた玉石の土台の上に乗せられた小さな廟で、ある意味、その質素さに驚いた。 -
廟には願掛けの絵馬が掛けられ、その図柄は将軍標。
将軍標は、デザイン画にするとユーモラスさが更に増す。 -
廟の前に居るのは狛犬ならぬ1対の狛羊さんたち。
侵入する魔を阻止するのが狛羊さん達のお仕事なので当然なのだが、羊さんの目がなかなかの迫力。
羊と言えばフワフワの優しいイメージなのだが、狛羊さんたちのその視線、ちょっと怖いよ…。 -
高句麗若光のお墓詣りを済ませた後は再び高麗神社へと戻り、昔から神主さんが暮らしていたという高麗家住宅を拝見。
高麗家住宅 名所・史跡
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高麗家住宅は昔ながらの日本様式の茅葺の家で、家の中には古い農具や日用品が展示してあった。
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その中でも面白かったのが、柱の木の組み方と説明で、釘を使わない代わりに楔を多用して木を留めているという事だった。
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見本の木組みを見てから、家屋の天井を見渡すと…、
ほら、見つけた!
鼻栓と呼ばれる木組みだ。 -
高麗家住宅を見学した後は、歩いて高麗川駅へ(徒歩20分)。
巾着田の入場券を購入する時に貰った日高市の観光マップには高麗神社から高麗川駅への経路も記してあったが、この道は曲がり角に目印となる建物も無い畑の中の道を歩くので、紙の地図では方向が心もとなく、スマホの地図アプリで場所を確認しながら歩いた。
高麗川駅からはJRで川越駅へと移動し、川越駅からはバス(6番バス停)に乗車し、坂戸市の戸宮交差点前で下車して、次なる目的地へと向かう。
写真はバスを降りた戸宮交差点バス停近くにあったダチョウ農園のダチョウさん。
バスを降りていきなりダチョウの姿が見えた時には吃驚したが、どうやらこの辺りではダチョウの飼育が盛んらしい。 -
イチオシ
この日の午後の目的地は、日本の中に居ながらにして台湾の雰囲気を満喫できるお宮:聖天宮(せいてんきゅう)だ。
午前中に居たのは、日高市にある高句麗民族の菩提寺の聖天院(しょうでんいん)で、こちらは坂戸市の台湾寺院の聖天宮(せいてんきゅう)。
全く異なる二つの寺社なのに、頭二文字の漢字が同じなのは全くの偶然なのだが、そんな偶然が重なるのも何かの縁なのだろう。 -
坂戸市の聖天宮は日本でも最大規模の道教のお宮で、その煌びやかな姿は本場台湾のお宮と比較しても引けを取らないと言われるほど。
屋根瓦の輝く黄色と龍の装飾は古来、皇帝にしか許されなかった格式の高い様式のお宮だ。
道教とは台湾の三大宗教(道教・儒教・仏教)の一つであり、神話世界の神様や実在の人物を神とする多神教で、三国志の登場人物の一人である関羽を祭る関羽廟も道教信仰の一つ。
聖天宮に祀られているのは人間界の運命を司る3人の神々:三清道祖(道徳天尊・元始天尊・霊寶天尊)で、それぞれに夫婦円満・病気平穏・商売繁盛・精神安寧・怨念消失・激情抑制…などの18項目に渡る御利益をもつ、此処へ来ればありとあらゆる願掛けが出来てしまう万能タイプの願掛け宮だ。
全ての種類の願掛けができるなんて節操がない!と思うかもしれないが、これが道教の考え方の特徴でもあるところで、そんなところが民間信仰なのだろう。
日本では馴染みの薄いように感じられる道教だが、実はその教えである【神仙思想】と【老荘思想】の考え方は平安時代の日本でも取り入れられていて、有名なのは阿部晴明で有名な陰陽道や風水で、遠い昔の時代に日本の民間信仰の中に道教は入り込んできている。 -
そんな道教のお宮である聖天宮が日本に作られたのは1995年。
台湾の実業家の一人の男性が台湾から宮大工を呼び寄せ15年の歳月をかけて作り上げたとのことだ。
その建築には不思議な神のお告げが関わっていて、不治の大病から奇跡的に生還した男性が信仰する道教の宮を建てようと思ったところ、夢の中に神が現れ【生国の台湾ではなく、日本の坂戸市に建てよ】との御神託があったそうだ。
勿論、男性はそれまで日本とは何の縁もゆかりも無かったのだが、信仰する三清道祖の御神託に従い坂戸市の草原を購入し、そこに聖天宮を建てた。 -
聖天宮は天門、前殿、本殿の3つの大きな建物と2つの楼閣(鐘桜と鼓桜)から構築されている。
写真が前殿で、金色の屋根と屋根の上にはカラフルな竜の姿が特徴的だ。 -
台湾のお宮のお参りの方式は日本とは異なり、ある程度決まったルールがある。
まず最初は、前殿での参拝から。 -
前殿にはおみくじがあり、まずは神からの御神託を受ける。
おみくじは日本のおみくじと基本的には変わらないが、作法が少し複雑だ。
普段は日本の神社ではおみくじを引くことの無い私だが、台湾式のお宮ではお参りの作法に則り、子供の時以来の久しぶりのおみくじにチャレンジ。
道教のおみくじは男女別に分かれていて、女性は女性用の木製のくじを引く。
木のくじ棒には番号が書かれていて、その番号が運勢番号。 -
引いたくじの運勢番号を覚えたら、次にするのが「神杯」投げ。
神杯とは勾玉型をした一対の御神木で、その裏表には陰・陽と書かれていて、この神杯を投げ、床面に落とした時に表面に現れた陰・陽の文字の組み合わせで神の御神託を得るという方法だ。
ということで、私も床に向けて神杯を投げる。
1回目の神杯投げの結果は…、
床の上で表を向いているのは陽・陽。
神杯の表面が陽・陽となる時は、神様が運命番号が本物かどうか心を決めかねている時なので、もう一度御神託を得るために、再度同じ神杯を投げる。
もし、1回目の神杯投げの結果で表面が陰・陰となった場合は、先ほど引いた木製くじの運命番号は神の御心ではないということで、もう一回、木製くじの引き直しから始めなければならない。 -
私の場合は、投げた結果が陽・陽だったので、もう一度同じ神杯を投げたら、次に表面となったのは、陰・陽の組み合わせ。
道教は陰陽の組み合わせを第一とする教えなので、この組み合わせの場合は先ほどのくじの番号が神の意思と云う事で、運命番号の振られた箱の中からおみくじを1枚引き出してくる。 -
引いたおみくじだが台湾式の場合は占いではなく、あくまでも人生(生活)に対するコメントが主な内容だ。
コメントは全部で6項目に分かれていて、その中で私があっっっ!!!と思ったのが1つだけあった。
それは健康面に関するコメントで【足に注意】と云う短い言葉だった。
足と云えば、2か月前に親指の爪を剥がすというおバカな事故を起こしたばかりで、あまりにタイムリーな助言で、ちょっと気味が悪いというのが本心だ。
おみくじは持ち帰っても構わないが、1/6でヒットする内容があった私は、お宮に納めてくることにした。 -
おみくじを引く前殿の建屋だが、おみくじ所とはいえ天井装飾には手を抜いていなく、釘を使わずに組み上げたという天井細工は見事。
1万個以上の木組みのパーツを組みあわせて天井装飾が作られている。 -
そして、本殿までの渡り廊下も豪華絢爛。
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本殿の中には説明員の方が2名いらして、参拝の方法や建築の見所などを紹介してくれる。
本殿中央の天井の螺旋模様は太極(たいきょく)の思想を表していて、万物の根源である太極から陰陽の二元が生ずる道教の教えを具現化しているとのことだ。 -
台湾式のお参りは長いお線香に火を灯して行う。
そして、お願いごとの内容は事細かにするのがその特徴で、例えば「○○大学に受かりますように」のお願いでは台湾の神様は聞いてはくれない。
「○○県○○市にある○○大学の○月○日の入学試験に受かりますように」と場所や日時指定をして願を掛けるのが台湾式らしい。
今の私にはそこまで深刻な願い事は無かったので、ここでは他の方がお参りされるのを見学していたが、説明員の方が手取り足取り教えて下さるので、台湾の礼拝作法を知らなくても大きな問題はなさそうだった。 -
本殿の彫刻はどこもかしこも煌びやかで、さすが本場の台湾式!と云うのが私の感想かな。
日光東照宮も顔負けのキラキラ感だった。 -
本殿から前殿を眺めても、やっぱりキラキラ感たっぷりだ。
聖天宮 寺・神社・教会
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イチオシ
この聖天宮だが、彫刻には龍が多用され、お宮全体で5000頭の龍が空に向かって昇っているそうだ。
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そして、その龍には日本の他の寺や社では見られない特徴があり、聖天宮の竜の爪の数は5本だ。
(写真:竜の顔の左下にある珠を持つ前脚の爪は5本) -
屋根の上の龍を見るとその爪の数ははっきりと分かり、5本の力強い鈎爪がある。
通常、龍をモチーフに描いたり彫像する時の爪の数は3本がノーマルだそうだが、ここ聖天宮では爪の数が5本。
その理由は、聖天宮を守るのは天界でも最強のパワーを持つ徳の高い龍だから…らしい。 -
イチオシ
屋根の上に居るのは龍だけでなく、鳳凰の姿も。
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日本の七福神に似た6人の神様の姿も屋根の上にはあった。
これらの屋根上の彫刻は陶器や木製彩色ではなく、ガラスとタイルで作られた特注の素材だという事。
お日様が当たるとお宮全体がキラキラと日光を反射するのは、ガラスを使っているからなのだね。 -
前殿にある左右の楼閣には登ることができる。
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高い所には登ってみたくなるのが私の性分なので、此処はもれなく二つの塔に登ってみた。
昇れるのは楼閣の二階部分までなのでそれほど高度感はないが、屋根の上にある硝子タイル細工の装飾品をすぐ傍で見られたのはなかなか面白かった。 -
時刻はあっという間に3時。
小さなお宮だが、ゆっくりと見学したら1時間半が過ぎていた。
お宮にはカフェは無いが参拝者の為の休憩所があり、台湾の甘味やジュースを販売する自販機が置いてある。
そこの自販機で見つけたのが、黒八寶という台湾スイーツ。
この日の昼食は川越駅でのバス待ちの間に蕎麦を食べただけだったので、お腹が空いていた私は迷わず、コレに決定。
黒糯米、黒豆、ハト麦、燕麦、緑豆、小豆、黒ゴマ、黒糖、リュウガンが入っているとのことで、どんなものなのか恐る恐る缶の蓋を外す。 -
黒八寶の中身は小豆風味の雑穀粥風。
沖縄黒糖を利用したまろやかで抑えめの甘さの雑穀雑炊と云った感じだった。
想像よりも甘くなく、控えめな甘みは日本の善哉(ぜんざい)よりも私の好みかも。
台湾は未だ行ったことが無いが、行くことがあれば真っ先にコンビニでこの黒八寶を探すかもしれない。 -
台湾スイーツでお腹が満たされたら、本日のアジア巡りの旅は終わりの時間。
あと2時間もしたら、私のもうひとつのタスクである夕食つくりをしなければならない時間が来てしまう。
聖天宮近くのバス停(戸宮交差点バス停)からは東武バスが最寄駅である若葉駅までバスを運行しているが、休日はこのバス停のダイヤ(ピンク部分)は20分~30分遅れが当たり前と云う事で、バスの時刻表は当てにならないらしい。
ということで、若葉駅まで(2.5km)歩いて行くことにしたが、そんなに遠くは無く約30分で若葉駅へと到着できた。
1日でアジアの二つの文化圏である朝鮮半島と台湾を巡る旅。
いつか行ってみたい…と思っていながらもなかなか実行に移せなかったが、やっと行くことができた。
高麗の500万株の曼珠沙華の美しさに癒され、数奇な運命に翻弄された高句麗王の里を訪ね、日本に居ながら台湾気分を味わったデイ・トリップ。
何も無い…と云われることの多い埼玉県だが「何もない」という人は知ろうとしないだけ。
埼玉にはなかなかディープなスポットがあると思うのだけどね。 -
本日訪れた3か所の埼玉ディープスポットについて行き方等を紹介♪
【台湾寺院:聖天宮】
・行き方:バス停〈戸宮交差点バス停〉から徒歩5分。
JR川越駅6番バス停から東武バスに乗車約40分、440円
東武東上線・若葉駅東口から東武バス乗車約10分、180円
聖天宮から徒歩で若葉駅まで約30分
・入場料:大人500円、中学生250円
・お勧めの時間帯:写真を撮るならば午前中
お宮の正面から日光が当たるので、キラキラ感が倍増 -
【巾着田&高麗神社】
・行き方
巾着田:西武池袋線・高麗駅徒歩10分
高麗神社:JR八高線・高麗川駅 徒歩15分
巾着田→徒歩→高麗神社 徒歩40分
(曼珠沙華の時期は無料シャトルバス運行の日も有り)
・入場料
巾着田:300円
高麗神社:無料
・お勧めの時間帯
最盛期は朝9時を過ぎると観光バスも来て大混雑となるので、お勧めは朝8時前。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
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この旅行記へのコメント (4)
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- fujickeyさん 2018/09/26 17:24:15
- 勉強になります。
- ウェンディさん、こんにちは!
毎回、ウェンディさんの旅行記は勉強になります。
西武線に乗った時に見えたあの柱。
地下女将軍ってなんだろうって思っていました。
埼玉の片田舎にやってきた高句麗王家の末裔たちには
どんな場所に見えたんでしょうね。
さらに!!まるで台湾かと思うような坂戸の聖天宮。
こんなに色鮮やかな台湾の建物が日本のしかも埼玉県でみられたとは・・・
台湾式のお参りを日本で予習してから台湾に行くのもアリですよね。
日本語でならいろいろ聞けるし。
小型犬目線の曼珠沙華も面白い!!真似をしてみたいと思いました♪
fujickey
- ウェンディさん からの返信 2018/09/27 07:29:43
- RE: 勉強になります。
- fujickeyさん こんにちは。
9月の2回の3連休はおとなしく家に居ようかと思っていましたが、足の束縛が外れ、リハビリ第一号として埼玉県の知られざるスポット巡りをしてきました。
埼玉県の高麗(コマ))の地名は以前から朝鮮半島由来なのは知っていましたが、私はずっと埼玉の高麗(コマ)は朝鮮半島に栄えた国である高麗(コウライ)から由来していると思っていて、高句麗(コウクリ)の日本での呼び名が高麗(コマ)になったとは現地で知りました。
朝鮮半島の国:高麗(コウライ)と高句麗(コウクリ)では栄えた時代が異なり、高句麗のほうが紀元700円頃までの文化で、高麗が紀元900年〜。
全然、別の国なのですよね。
アジアの国々と日本の国の関係は、日本人である私たちでさえ知らずに(敢て知ろうともしないでいる部分もあるのでしょうが)いる部分が多いです。
そんな意味で、今回の弾丸アジア旅は私自身、勉強になりました。
小型犬目線の写真、面白いでしょ♪
私も、いろんな被写体でチャレンジしてみたいと思っています。
ウェンディ
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- morino296さん 2018/09/26 08:46:32
- 凄すぎ!
- ウェンディさん
おはようございます。
足の怪我、長い間、不自由だったことでしょうが
快方に向かい良かったですね。
それにしても、始発電車で巾着田へ行かれたとは凄いですね。
流石、ウェンディさん。
曼珠沙華が見ごろとなった連休中は混雑必至ですが、
朝早くから凄い人でとは想像しませんでした。
私が行った日は、平日でしたのでラッキーだったようですね。
坂戸の聖天宮、ビックリしました。
こんなに凄いお宮があるとは知りませんでした。
これは、一度行ってみないといけませんね。
足の爪が剥がれて、歩きやすくなったとはいえ、
これだけ歩きまわられたウェンディさんは、凄すぎ!
秋の旅行プランも、いろいろお考えなのかな?
morino296
- ウェンディさん からの返信 2018/09/27 00:08:00
- RE: 凄すぎ!
- morino296さん こんばんは。
ようやく足の怪我から解放され、自由に動き廻れるようになりました。
とはいうものの、親指の先に爪が無い為、山登りの様な下り道で爪先に負荷がかかる遊びはもう少し先まで待たなければならない状況です。
だから今年の秋は山ではなく、ゆるりと遊べる楽しみを探しています。
巾着田は今回が初めてでしたが、さすが500万本の規模。
権現堂の彼岸花とは違う意味での凄さがありました。
朝7時前でもかなり混雑していたのにはビックリしましたが、それだけの人気なのでしょう。
巾着田は、秋のコスモスや蕎麦の花も楽しみにしていたのですが、今年はコスモスは植えていなく、蕎麦は植え付けが遅れたために曼珠沙華の花の時期にはまだ、葉っぱだけの状態でした。
植物相手で見頃を合わせるのは、きっと難しいのでしょうね。
morino296さんは権現堂と巾着田の両方を見に行かれて、曼珠沙華尽くし。
情熱の紅から始まる秋。
なんだか、素敵なことが起こりそうですね。
ウェンディ
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