2014/07/20 - 2014/07/23
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あの街からさん
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初日、イスタンブール(アタテュルク空港)に
着いたのが午前4時。
早速、スルタンアフメット地区にあるホテル
へ行きました。ありがたいことに
8時には部屋の準備ができるとのことでした。
更に7時にはペントハウスにあるレストランで
朝食をいただき、部屋でしばし休息。
その辺からイスタンブール編【1】が始まりました。
この旅行記は【1】に続きグランドバザールから
始まります。
グランドバザールはたっぷり時間を割いて
ゆっくりと歩いてみました。
その後、ラマダンで賑わう
スルタンアフメット広場を通りホテルへ戻り休息。
夕食は散策がてらホテルから徒歩圏内にある
レストラン街へ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
PR
-
「グランド・バザール」にやってきました。
トルコ語で「グランド・バザール」は
“カパル・チャルシュ”(Kapalicarsi、屋根付き市場)といい
1455年から1461年にかけ、
オスマン帝国皇帝メフメト2世の命により
建設されたものだそうです。 -
「グランド・バザール」
東側に在るヌルオスマ二エ門
買い物をする所というよりは
存在そのものが見所ともいえます。(´ー`) -
広さ30,700平方メートルで、66の街路、
その数およそ4000の店舗があるといわれています。 -
さて、ここで
陳舜臣(ちん・しゅんしん)著
「世界の都市の物語〜イスタンブール」より
グランド・バザールについての記述から
ほんの少しだけ抜粋してみます。
以下「世界の都市の物語〜イスタンブール」より
グランド・バザールの核というべきものは
べデステン(Bedesten)と呼ばれる場所である。 -
宝石や貴金属を売る店が集まっている
所は、警備のために特別に囲いが設けられた。
そんな場所をベデステンというが
グランド・バザールにはそれが2カ所ある。
そのベデステンの外壁に、それを背にして
商店が並びはじめた。はじめは露天商で
あったろうが、やがてカンバスの覆いを
かぶせたり、蔓をからませた覆いで
雨風をしのぎ、陽射しを避けるように
なった。やがてその向かいにも店を開く
商人が並び覆いがかけ渡されるようになった
であろう。 -
これはイスタンブールに限らず
テヘランでもイスファンでも
西アジアの大きなバザールの形成は
ほぼこのようなプロセスであったと
いわれている。 -
イスタンブールの商業活動は
ギルドが中心的な役割を果たしてきた。
トルコでは、エスナーフ・ロンジャスゥと
呼び、17世紀のイスタンブールには
それが700以上あったという。 -
グランド・バザールは流通経済の
表舞台だが、その背後には網の目のような
エスナーフ・ロンジャスゥのネットワークが
ありそれが円滑に作動することによって
トラブルを防ぎ、市場秩序が維持されていたのである。
〜ここまで「世界の都市の物語〜イスタンブール」より -
宝石・絨毯・陶器・香辛料類を扱う店の他
現在では土産屋等々、業種ごとに
同じ街路に集中して出店しています。 -
銀板に緻密に彫り上げた
壁掛けのような飾りもの。 -
色鮮やかなスカーフ。
-
その多くの店は1軒・1軒の店は間口が狭い
店がびっしりと並んでいます。 -
イスタンブールの街角の
色々な所で目にする青いガラスの目玉。
ナザールが邪視、ボンジュックがこの目玉のお守りのこと
(ナザールとセットで言う場合はボンジュ)を指し
「邪視」から守ってくれるという
イスラム以前の言い伝えなのだそうです。 -
5,000年以上昔から
中東やヨーロッパの地中海地方には
「羨望のまなざしにさらされると悪いことがおきる」とか
「青い目の人の視線は呪いをもたらすことがある」
というような言い伝えがあるそうで
紀元前3世紀頃のシュメール王国の墓からも
目のモチーフが出土されたそうです。 -
ここは映画のロケ地
として何度も登場しますが
007の登場シーンは印象的です。
「ロシアより愛をこめて」では
人混みをかきわけ疾走するシーンでした。
子供時分に観た時には
まさか、あの場所に旅をするとは
思ってもいませんでした。
まぁそんなことでも
ここは思い入れのある所なのです。 -
とにかく広大で同じ出口に出て来るには
目印等を覚えておく等注意が必要です。
☆画像は、キュタフヤ陶器(トルコの伝統的な陶器) -
キュタフヤ陶器は、トルコ最古の都市のひとつキュタフヤで
16世紀ころから作られている陶磁器だそうです。
1つ1つが、職人の繊細な手描きによって描かれています。 -
オリエンタルでカラフルな色彩
高級感はありませんが、
どこか心躍る陶器です。(´ー`) -
グランドバザール内
香辛料を売る店 -
家人から「土産に」と言われてきた
セマーの舞いの模様のキュタフヤ陶器
を見て回りました。
同じデザインでも柄や色が少しずつ違い
これも世界にひとつだけの物かなぁ。
上の画像のお店で10Cm位のお皿を1枚
買おうとしました。
このさい少しコミニュケーション
を取るのも楽しいかなと思いました。
店主のおじさんは、日本語と英語を
流暢にあやつり(* ̄∀ ̄)
「値段ではなく同じ柄の小さい皿を
サービスするよ〜!」
「これ見てくれ! ほ〜らいいだろう
サービスするよ」(´‥_,` )と
店を出る時には 大中小の
3枚のセーマ舞いを持ち帰ることになっていました。
楽しかったなぁ。
画像中の店では、「父の店の手伝いサ」
と言う男の子のたどたどしいセールスに負け
ナザール・ボンジュのストラップを買いました。
下段の画像店の二人は
楽しい日本語を次々話し
とてもフレンドリーでした。 -
500年の歴史を持つグランドバザールは
何度も大火や大地震に見舞われたといいます。
ここでまた陳舜臣(ちん・しゅんしん)著
「世界の都市の物語〜イスタンブール」を
ひも解いてみましょう。
『1589年、ムラト3世の時代に
イスタンブールに大火があり
24モスクが焼け、22000の民家と
15000の商店が灰になったといいます。 -
1618年にも火事が記録されていますが
1652年の火事はベデステン(宝石や貴金属を
売る店が集まっている所)に延焼したといいます。
1660年の大火にも大被害を受け、この時
猛火と猛煙は全市を覆ったといわれています。
さらに
1695年と1701年にも大火がありました。 -
こんなに度々火災を経験したのに
何故人々は木造の家屋に固執したのか不思議ですが
焼失したあと再建される建造物は同じ木造であるのが常であった。
といいます。
これはこの地方に地震も多く地震には石造りの方が
危険だと思われからであるらしい。のです。
1701年の大火では、さすがに煉瓦や石で
再建することが考えられ、現在のグランドバザールの
プランはこの時のものが基本になっているといいます。 -
1894年には大震災がありグランドバザールも甚大な
被害を受けました。
時のスルタン、アブドゥ・ハミト2世は
グランドバザールの復興を何よりも優先させる命令を
出して復興に努めたそうです。
グランドバザール始まって以来500年の間、
火事は別として大地震が12回あったといいます。
グランドバザールはその度不死鳥のように
蘇って今日に至ったとうことです。
以上「世界の都市の物語〜イスタンブール」より -
グランドバザール内のお店
-
グランドバザール内のお店
-
グランド・バザールの中では
時間を決めて別行動としました。
バザールの中にカフェも何カ所か在ります
ので、予めこの店と決めておき
集合場所としました。
丁度歩き疲れたころで
いい休憩タイムとなりました。 -
これもキュタフヤ陶器かな?
-
慣れてしまえば、どこにどんな店があるか
わかるのでしょうが、
旅行者にはとってはやや心細い。
そこがまた楽しいところなのです。 -
四方八方どこを歩いても
人も店もいっぱい。
昨年旅をしたドバイのスークの
比ではないにぎわいと規模です。 -
イチオシ
楽器屋さんの店先には
ギター等お馴染みの楽器の他
アラビア音楽に使う民族楽器も
並んでいて興味を引かれました。 -
これもキュタフヤ陶器かな?
-
グランドバザール内のお店
-
ここにはたくましい人間の営みの
匂いがあり庶民の生活感があふれています。
バイタリティーこそバザールの命(* ̄∀ ̄)
バザールの中に身を置く度にそう思うのです。 -
色ガラスをカットして貼付けた
モザイクランプ。
オリエンタルな雰囲気いっぱいの綺麗なランプですね。 -
色ガラスをカットして貼付けた
モザイクランプ。
オリエンタルな雰囲気いっぱいの綺麗なランプですね。 -
イチオシ
セーマの陶器の人形
モザイクランプこれもいいなぁ。
ヽ(*⌒▽⌒*)ノ -
人ごみを避け
反対方向の出口から出ることにしました。
アラビアンチックな雑貨に囲まれて
ここでもたっぷり旅情を( ・´ー・`)
味わうことができました。 -
雰囲気のいいレストランが
ありました。 -
通り沿いのこの店も
いかにもいかにもオリエンタルな
雰囲気で -
ポスターを見ただけでも
あゝイスタンブールにやって来た!
と感じます。 -
ここ店も通り沿いにあり
木陰で雰囲気もありました
が、先へと歩き続けました。 -
まもなく、路面電車の通る
少し大きな通りに出てきました。
二階に在るオープンスペースの
カフェや路地の土産屋さんなど
どこに視線をあてても雰囲気
があります。 -
音も無くスルスルと
走っている感じのする
路面電車。 -
トラムヴァイ(路面電車)
(´ー`) ♪♪♪ (´ー`) -
トラムヴァイ(路面電車)
-
レストランの前に『セマーの舞い』の
LIVEショーのポスターが掲出されて
いました。
今夜9時開演かぁ。イスタンブールで
3泊するので一夜
やって来て観たいなぁ。
と思いながら通り過ぎました。
『20世紀にオスマン帝国滅亡とともに
姿を消しましたが、一部で継承され無形文化遺産と』
なったそうです。NHK世界遺産/世界遺産ライブラリーより -
「ドネルケバブ」
香辛料やヨーグルト、マリネなどで
下味を付けた肉を大まかに積み重ね
特別な垂直な串に刺し、あぶり焼きにしてから
外側の焼き上がった褐色の層を
大きなナイフで薄くそぎ落とす。
もともとはマトンやラム肉のみを使ったが
今日では子牛や牛肉、七面鳥や鶏肉
牛肉なども使われているという。
そいだドネルケバブをパンにはさんで野菜の千切りを
添えればドネルサンド。
飲み物はアイランと呼ばれるヨーグルトドリンク。
街角で良く見かけた風景です。 -
フルーツも街角のあちらこちらに
あります。 -
トプカプ宮殿〜考古学博物館〜地下宮殿〜
アヤソフィア〜グランドバザールを回って
スルタンアフメット広場の前を通る
通りにある「パシャレストラン」で
サンドとビールで軽いランチをして
スルタンアフメット広場に戻ってきました。 -
私たちがイスタンブールを訪れたのは
丁度ラマダン月に当っていました。 -
ラマダンの期間中イスラム教徒は
日の出から日没まで何も口にしては
ならないとのことです。
ただし、子ども・病人・妊婦
重労働者などは除かれるということが
コーランに明記されてあるそうです。 -
観光客目当ての出店は
沢山出ています。 -
スルタンアフメット広場から
アヤソフィアを望む。 -
スルタンアフメット広場から
スルタンアフメット・ジャーミィ
を望む。 -
スイカに焼きトウモロコシ
スイーツ等にぎわっていました。
焼きトウモロコシを食べました。
4TL(200円程)観光客値段?
日本と同じくらいの値段でした。 -
この時で夕方6時30分を
回っていました。 -
広場には続々人が集まってきています。
-
ラマダーンの期間中は、
(Ramadan Kareem、ラマダーン・カリーム)
という挨拶が交わされるのだそうですが
聞き取れませんでした。 -
広場には続々人が集まってきています。
-
いいね家族みんな一緒で。
フレンドリーで
可愛らしかったなぁ。
ヽ(*⌒▽⌒*)ノ -
広場には続々人が集まってきています。
-
ホテルの近くの通りには
絨毯・陶器等の専門店が
並んでいました。 -
グランドバザール内のお店より
かなり高級品が並んでいて -
ウインドウショッピングも
楽しいものになりました。 -
フォーシーズンズをはじめとして
沢山のホテルが点在している地区
☆画像はフォーシーズンズホテル
ではありません。
私の好きな中規模のホテルでした。 -
ボスボラス海峡(マルマラ海も)を
客室から眺めることができるし
程よい大きさでこ綺麗なホテルが
並んでいます。
19:00頃ホテルに戻ってきました。 -
やや疲れたので
外食は止めにしましたが
8時半過ぎに
同室の友人と2人で -
ホテル近くのレストラン街に
出かけてみました。 -
ラマダーン期間中の
日没後はレストランが
一層にぎわいをみせるとの情報
のとおりでした。 -
ここは通りの両側にずらりと並ぶレストラン。
夜更けと共にますます人が
あふれて行くようでした。
疲れていたのかお腹が空いていたのか
写真が残っていませんでした。 (;´ェ`)
明日もあることだしと、
早々にホテルに戻ってきました。 -
トプカプ宮殿〜考古学博物館〜地下宮殿〜
アヤソフィア〜グランドバザールを回って
スルタンアフメット広場を通りホテル。
という長い1日でした。
部屋の窓から
スルタンアフメット・ジャーミー
を眺めながら早めに就寝しました。
ヽ(*⌒▽⌒*)ノ
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この旅行記へのコメント (2)
-
- satさん 2015/01/26 00:12:50
- パスポート☆
- あの街からさん こんばんは。
ちゃんと日本にいますよ。
あ、早く寝なくちゃね、明日から月末の忙しい毎日になるし・・・
ところで、本当に「あの街旅行記」←私の勝手につけてる名称(笑)は、天下一品ですね。
街並み、そこに住む人々、暮らし、とりどりの雑貨など、衣食住すべてがあの街からさんのフィルターを通して私の感性にビンビン響いてきます。
前にも言ったかもしれないけど、こんな旅行記書いてみたいなーってホントに思うよ(^^)/
さて、さて、日本にもパスポートが必要な場所ってありますよ^^
もっと会話を(というか、話す内容=教養)ブラッシュアップすべく頑張っています。
働きづくめだと五感が錆びちゃうので、少しでも暮らしの中に感性を取り戻したいって思って。
そういう意味では、「あの街旅行記」もその一助を担っていると言えますが〜
sat
- あの街からさん からの返信 2015/01/27 01:57:18
- RE:
- satさん 今晩は!
> ちゃんと日本にいますよ。
夕方には帰ってるって言ってたから戻ってるとは
思っていたけれど。
> さて、日本にもパスポートが必要な場所ってありますよ^^
えぇ〜っ (;´ェ`)
あれから少し考えてみたけど (;´ェ`)
2つ浮かんだンだよ。
一つ目は
キューバに行くと言ってたからもしかして大使館へビザの申請かなぁ。
でも日曜日は休みだろうし、
それにsatさんなら旅行代理店へ頼むだろうしなぁ。
私は、経費節約(;´ェ`)のためブラジルとケニア
大使館へは自分で行ってしまったのでそう思ったのだけれどね。
2つ目は、基地内のイベントに招待された。
くらいしか思い浮かばなかったよ(;´ェ`)
降参! ( ̄ー ̄)しょうがないよ( ̄ー ̄)
> もっと会話を(というか、話す内容=教養)
ブラッシュアップすべく頑張っています。
なンか 近寄り難くなりそう だ・け・れ・ど
そうならない? ( ̄ー ̄)ならいいけど。
> 働きづくめだと五感が錆びちゃうので、
少しでも暮らしの中に感性を取り戻したいって思って。
う〜ん たしかに あ・る・か・な
そんな時には「忙中閑あり」で
わたしなら即 映画に行くのだけれど
satさんはまぁそうはいかないだろうし
そうだなぁ
つぎの「旅先を考えたり」
通勤路でも好きな♪♪♪聴いたり
友だちと会って たわいのない話をする。
と・かぁ。
こんなのはどうかなぁ 自宅で できそうだよ。
お風呂場に
クリスマスの時の 残りの球形のキャンドルと
防水性のradio又は音楽プレイヤーを持ち込み
湯舟に乳白色とか好みの浴用剤を入れて
のぼせる直前にあがる。もちろん、冷蔵庫には
シャンパンを冷やしておきバカラのグラスと共に
寝室に持ち込んで 例えば「月光」とか
「サンサーンスの白鳥」等のような曲を
静かに曲を流し、ベットで 旅の写真集などを
パラパラめくりながら シャンパンを飲む。
明日から また ガンバるぞ! ってなるよ。
> あ、早く寝なくちゃね、明日から月末の忙しい毎日になるし・・・
ってsatさんの声がしたぁ。
おやすみ〜い (* ̄∀ ̄)
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