2021/06/05 - 2021/06/05
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この旅行記のスケジュール
2021/06/05
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JR大宮駅
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東北新幹線
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新青森駅
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この旅行記スケジュールを元に
コロナ禍で移動の自粛が求められていましたが、その一方で東北デスティネーションキャンペーンが行われており、JR東日本の東北新幹線が半額になるということでした。
このキャンペーンを利用して、しばらく訪れていない青森県へ行こうと思い立ち軽く下調べをしたところ、青森県は東側の南部領と西側の津軽領で人も風土も文化も大きく違うらしいと分かりました。
お気楽な旅人ならばそんなことを気にしなくても良いのですが、そういうことを気にしてしまう性格なので、今回は「津軽」の旅と決めました。
「津軽」と言えば太宰治の五所川原、それに石川さゆりの「竜飛岬」も見たいし、世界遺産の白神山地と世界遺産候補(当時)の縄文文化も見たい、と盛りだくさんになりました。
還暦を過ぎて記憶力が急降下している私は、衰えた記憶力をカメラの記録力でカバーしていますので、写真がいっぱいです。一つの旅行記で写真を100枚ぐらいにまとめて少しずつアップします。
どうぞよろしくお付き合いをお願いいたします。
1日目/大宮駅から東北新幹線で新青森駅へ、レンタカーで竜飛岬を目指す。
2日目/竜飛岬から日本海側を南下して、つがる市、五所川原市を経て津軽中里へ。
3日目/太宰治が生まれた金木を散策、弘前城へ。
4日目/世界遺産・白神山地を歩き、岩木山神社に参拝。青森市へ。
5日目/青森市内、世界遺産候補・三内丸山遺跡を観光。帰宅。
コロナ禍のため、帰宅後2週間以上経過し感染していないことを確認してから旅行記を公開しています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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JR東日本の大宮駅、17番・18番ホームの駅弁屋さんは休業でした。残念。
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同じホームのNEWDAYSも休業でした。朝食抜きで出立したので、駅弁難民は避けないと。ダッシュで階段を駆け下り、弁当を買い、階段を駆け上りました。
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そうこうしているうちに「はやぶさ3号」が入線です。
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先頭車は「こまち号」。
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かろうじて手に入れた海苔弁当をいただきました。
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弁当を食べてるうちに、智恵子の安達太良山。
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盛岡駅の到着直前に見える岩手山。
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八戸駅で、乗車していた4号車の全員が降車しました。
新幹線に独りぼっちは初体験でした。 -
新青森駅のおもてなし、青函トンネルのご案内。
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五所川原の立佞武多(たちねぷた)。新青森駅構内の展示です。
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弘前市のねぷた。
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青森市のねぶた。
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新青森駅の東口を出ました。旅人には嬉しい快晴です。
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オリックスレンタカー。新青森駅の東口から一番近いお店です。
5日間で約25,000円でした。 -
新青森駅前から約1時間でJR函館新幹線の奥津軽いまべつ駅に到着です。
ここへ来る途中で気づいたことですが、津軽の道路には速度規制の標識がほとんどありません。だいたいの道路が法定速度の60km/hなのですが、地元の方は10~15km/hプラスで走るので、慣れるまで怖かったですね。 -
日本一小さい新幹線のまち、今別町。
日本の新幹線駅で最も利用者が少ない駅です。 -
東京駅から752.2kmの奥津軽いまべつ駅。立派な駅舎でした。
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階段を上ります。目指せ115段。
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真ん中あたり。
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もうすぐ115段。段差が小さいので楽に上れました。
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115段からの眺め。
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新幹線の改札口まで推定100m以上。
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跨線橋が津軽線と貨物船を越えているので、改札口は離れています。
右の建物のそばを見ると、北海道から来た貨物列車の先頭車が見えています。 -
すぐに北海道へ向かう貨物列車が通過しました。
貨物線は、この先で新幹線の線路に合流して、青函トンネルを通ります。 -
中央の建物は、道の駅・いまべつ。その右の線路は津軽線。
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青森方向。
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道の駅・いまべつから、津軽線の津軽二股駅に出入りできます。
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JR東日本・津軽線の津軽二股駅。昭和33年開業、無人駅。
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道の駅・いまべつ。売店、食堂と観光情報コーナーがありました。
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プラレールを使ったジオラマ。
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道の駅・いまべつから車で5分ほど走ると、青函トンネル入口広場「青函夢公園」。お社あり、売店もありました。
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青函トンネルの入口です。
通過する列車の本数は多いはずですが、待っていると通りません。 -
この案内図を見ると、専用の展望台も作られているんですね。
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トンネル神社。
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トンネル神社。ご神体は「叶明神」として、本坑貫通時に出た石をお祀りしています。
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こちらがご神体の叶明神。
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トンネル神社のご利益。
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トンネル神社の隣には貫通石が祀られていました。
お賽銭を投げて、右下の穴を通せれば願いが叶うそうです。 -
この売店は、トンネル神社の社務所を兼ねていて、御朱印もいただけます。
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御朱印は集めていないので、トンネル餅を買いました。
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JR東日本・津軽線の三厩駅(みんまやえき)に来ました。
東津軽郡外ヶ浜町。 -
三厩駅。津軽線の終着駅です。駅舎は昭和33年開業当時のもの。
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無人駅です。
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30分早く来れば、列車を見ることができました。
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ホームに出てみましょう。
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青森方向。思いの外、ホームは長いです。
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平成30年度の1日平均乗車人員は25人。
どこから来るのか、意外に多い気がします。 -
津軽線の終端部です。
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津軽線の終端部です。
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駅前の標識です。ここから竜泊(たつどまり)ラインなのか、この先で竜泊ラインにつながるのかハッキリしませんが、多くの資料では、国道339号線のうち竜飛崎から小泊までの19.5kmを竜泊ラインとしています。冬期間は閉鎖。
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三厩駅から5分ほどで厩石公園(外ヶ浜町)の駐車場に到着。50台位駐められます。この大きな岩が、厩石。
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いろいろな石碑などが立っています。
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左が源義経龍神塔、右が静御前龍神塔。
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裏面を見ると、平成6年の建立です。
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三厩村名発祥之地碑。
北行伝説によると、奥州衣川を脱した義経一行はこの地に辿り着いたものの、強風で足止めされました。義経は大きな岩の上に守り本尊の観音像を置き、3日3晩読経を続けたところ、現れた仙人から3頭の馬を得て、蝦夷に渡ることができたそうです。その巨岩には3つの穴があり、3頭の厩だったとされて、これが「三厩」の由来とされています。 -
松前街道終点之碑。
江戸時代、北海道の松前藩主らは参勤交代のときにこの地まで歩き、三厩湊から船で渡りました。 -
断崖の上に義経寺が見えました。かなり険しい登りです。
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地蔵堂。
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地蔵堂のお地蔵様。
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最初は緩い石段の参道です。
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山門には龍馬山(りゅうばざん)の額。
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つづら折りの登山道(参道)。
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参道の石段も徐々に急になってきました。
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参道の先に仁王門が見えました。
こうして見上げると、本当に真っ青な空です。 -
断崖の上に広がる境内。
左に手水舎、正面に仁王門。 -
手水舎。この建物は大正13年に建てられた山門を移築したものです。
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義経寺(ぎけいじ)の標柱。
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仁王門。平成12年建立。
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龍馬山(りゅうばざん)の扁額。
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仁王像(阿形)。
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仁王像(吽形)。
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山門を潜ると、正面に観音堂、その右奥に弁天堂、右に鐘楼。
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観音堂。創建は、寛文7年(1667年)にこの地を訪れた円空によるとされています。円空は、厩石で小さな銀色の観音像を見つけました。この観音像を義経の御持仏と感じ取った円空は、流木で仏像を彫りあげ、胸に白銀の一寸二分の観音像を嵌め込み、小さなお堂を建てて祀ったと伝わります。
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狛犬。お寺ですが、狛犬がいました。
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狛犬。ユーモラスな表情です。
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観音堂の向拝。
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鶴の彫刻。
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観音堂の中に掲げられた額。
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観音堂の中には御本尊の仏像が祀られていました。
円空が祀ったと云われる聖観世音像かどうかはハッキリしませんでした。円空仏は荒削りな印象があるのですが、こちらの仏像は彫りが丁寧です。 -
堂内にたくさんの絵馬が奉納されていました。
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義経をイメージする絵馬が多いですね。
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三厩に因んで馬を描いた絵馬。
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騎馬武者の絵馬。
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左が弁天堂(宝永4年=1707年築)、右が鐘楼。
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弁天堂の辨財天様。
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観音堂の後方に建つお堂。
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観音堂の周囲にはたくさんのお地蔵様が建てられています。
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境内からは東側が開けています。
「津軽」の中の太宰治は、源義経の渡海伝説を恥ずかしいと記していましたね。 -
義経海浜公園。お天気が良かったので、左端に北海道が写っています。
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対岸は高野崎、その向こうに下北半島。下の道路は国道339号線。
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三厩漁港。古くは三厩湊といい、蝦夷地への出航地でした。
源義経一行もここから蝦夷地へ渡ったそうです。 -
幸福の鐘。特に由来などは分かりませんが境内にありました。
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こちら側にもお地蔵様。
それにしても観音堂の真後ろに立つお堂が気になります。 -
金毘羅大神社殿。観音堂に向かって左側へ少し上った場所です。
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義経寺本堂。金毘羅大神社殿からさらに左へ上る石段があり、その先に本堂があります。
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義経寺本堂(阿弥陀堂)。お堂の前には鐘が二つ置かれています。
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右側の鐘。
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左側の鐘。
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石碑。摩耗しており読み取れません。
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本堂の北側には広い墓地がありました。
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義経寺を下りると、正面に見える巨岩が厩石。
この岩の向こう側に駐車場があります。竜飛岬まではもう少しです。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
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