2021/06/08 - 2021/06/09
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FUKUJIROさん
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この旅行記のスケジュール
2021/06/08
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青森市の中心部に鎮座する善知鳥神社(うとうじんじゃ)は、第十九代允恭天皇(いんぎょうてんのう)の御代、善知鳥中納言安方が善知鳥村と呼ばれていたこの地を平定し、奥州陸奥之国外ヶ浜鎮護の神として天照大御神の御子の宗像三女神を祀ったことが創建とされています。今から1500年以上も昔です。
坂上田村麻呂が東北遠征を行った大同2年(807年)に再建、平泉を逃れた源義経一行が立ち寄り、さらに北を目指したと伝わります。
大火や空襲などの被害に遭い、昭和30年に現在の社殿を再建しました。
境内には善知鳥沼の名残の池があります。かつては安潟(安方)といわれ、周囲5~6里(20~24km)の大きな潟湖で、暴風雨でも安全なために漁師に慕われていました。
西行法師も「子を思う 涙の雨の笠の上に かかるもわびし やすかたの鳥」と詠み、後に干拓されて現在の沼(池)を残すのみとなりましたが、「安潟みなとまつり」として今に残っています。
寛永時代に開かれた湊の目印が、青々と茂る小高い森だったことから「青森」という名がついたという言い伝えがあり、青森発祥の地とされています。
1日目/大宮駅から東北新幹線で新青森駅へ、レンタカーで竜飛岬を目指す。
2日目/竜飛岬から日本海側を南下して、つがる市、五所川原市を経て津軽中里へ。
3日目/太宰治が生まれた金木を散策、弘前城へ。
4日目/世界遺産・白神山地を歩き、岩木山神社に参拝。青森市へ。
5日目/青森市内、世界遺産候補・三内丸山遺跡を観光。帰宅。
コロナ禍のため、帰宅後2週間以上経過し感染していないことを確認してから旅行記を公開しています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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青森市に移動しました。
取り敢えずホテルに荷物を置いて、市内を散策します。 -
ビジネスホテルですが、机が小さいです。
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青森ラブリッジを渡って八甲田丸を目指します。平成5年に完成した青森ラブリッジ、恋人達が愛を語る場所らしい。還暦過ぎたおっさんには渡る資格がない。
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八甲田丸を眺めながら、一人でアンニュイな顔をしてみた。
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八甲田丸の先には、海上保安庁の中型巡視船「おいらせ」が停泊していました。
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可動橋の付近を工事していました。
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青函連絡船戦災の碑。昭和20年(1945年)7月14日、米海軍は艦載機で青森攻撃を行い青函連絡船「翔鳳丸」「飛鸞丸」「第二青函丸」「第六青函丸」を撃沈、8月10日にも「亜庭丸」を撃沈し、多数の日本国民が犠牲となりました。
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青森桟橋記念碑。
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メモリアルシップ八甲田丸(船尾)。
昭和63年まで青森と函館の間を運航していた青函連絡船八甲田丸が係留されています。 -
メモリアルシップ八甲田丸は、鉄道連絡船ミュージアムとなっていて、船内を見学することができます。ギリギリ間に合った時刻でしたが、その後の予定があったので見学できませんでした。
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船の煙突には懐かしいJNRマークがありました。
実際に運行が停止されたのはJR北海道になってからで、係留する際に国鉄時代のマークに書き直したそうです。 -
メモリアルシップ八甲田丸(船首)。船の前に建っている碑は、津軽海峡冬景色歌謡碑です。
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津軽海峡冬景色歌謡碑。あちこち押してみたのですが、音が鳴らずにがっかりでした。
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メモリアルシップ八甲田丸(船首)。係留しているワイヤーが凄い迫力でした。
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メモリアルシップ八甲田丸(船首)、全長132m 。
やっぱり、船は船首から見たいですね。 -
スクリュー。八甲田丸で使われていた実物です。
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可変ピッチ仕様のスクリュー。
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なんだか分からなかったのですが、時計台のモニュメントだそうです。
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反対側から見ても分かりません。
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小鳥が乗った車止め。
たまに見るけど、これはピコリーノという製品です。ただの鉄棒だと、上に乗ったり、落ちたりしてケガをする人がいるので、それを防ぐための工夫です。 -
ラブリッジを反対方向へ歩きます。
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ラブリッジを進むと青い海公園になります。
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青い海公園。
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青い海公園。
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赤い絲のモニュメント。平成21年に制作。
太宰治の「思ひ出」に出てくる青森港桟橋から海峡を眺めながら弟と語り合う話を基にしています。平成21年は太宰治生誕100年でした。 -
八甲田丸のシルエット。
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青森県観光物産館アスパム。昭和61年に建てられた15階建て高さ76mの複合ビル。
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13階には展望台があり、高さ51mから360度眺望できます。地場産品販売店、飲食店、映画館、あおもり体験、貸会議室などがあります。
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津軽三味線の演奏を見学できるコーナーですが、コロナ禍で中止でした。背景の真っ赤な金魚ねぷたは立佞武多の館で見たものと同じようです。
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青森駅の方に歩いていると今夜の宿、ホテルパサージュ2が見えました。
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この夜は知人と久しぶりの対面です。
美味しい食事をして、ホテルに戻ります。 -
ホテルパサージュ2に戻りました。
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新町通り、駅と反対方向。
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港の方向。
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角部屋でした。災害時にはこの部屋から脱出するようです。
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オリローって言われても、怖すぎます。
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コロナ禍のため、朝食はお弁当でした。フロントでもらって、部屋で食べても、持ち出してもOKです。
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善知鳥神社(うとうじんじゃ)にやって来ました。
青森発祥の地とされる古社です。 -
奥州街道終点記念の碑。黒御影石造り、令和3年建立。
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参道と一の鳥居。
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一の鳥居。
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朱塗りの二の鳥居。
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手水舎。コロナ禍でもしっかりと水を出しています。
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狛犬。
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狛犬。
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善知鳥神社建築記念碑。旧社格は県社でした。
明治43年5月3日、安方町の一角から火災が発生し、折からの強風により青森市の中枢部が壊滅する大火となりました。同年に御本殿を造営、翌年建築記念碑を建立しました。 -
善知鳥神社の拝殿。アメリカ軍の空襲で焼失。御本殿は昭和30年、拝殿は昭和39年に鉄筋コンクリート造りで再建されました。
御神徳は、家内安全、交通安全、漁業守護、 商売繁盛、国家鎮護、方位除け。 -
拝殿前に茅の輪が置かれていました。夏越の大祓という神事です。
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善知鳥神社の扁額。かつて奥州平泉を脱出した源義経は善知鳥神社を参拝し、さらに北を目指したと伝わっています。
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扁額の左右に大きな絵馬が掲げられています。
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こちらは向かって左の絵馬。
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拝殿の左に三つの碑がありました。
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善知鳥神社再建記念碑。
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海軍の碑。今の平和が先人の犠牲の下にあると記されています。昭和61年に建てられました。
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死節碑。西南戦争の戦没者の霊を祭るため、招魂祭を善知鳥神社において執行し、戦没者の功績を永久に伝えるため碑が建てられました。明治11年建立。
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善知鳥神社の御本殿。
御祭神は宗像三女神の多紀理毘売命(たぎりびめのみこと)、市寸島比売命(いつきしまひめのみこと)、多岐都比売命(たぎつひめのみこと)です。 道中安全、導きの神として信仰されています。 -
奥へ進む道があり、鳥居が建てられています。
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龍神の水です。龍神は水の神様であり、海や水に関係する仕事や商売をしている人から篤く信仰されています。
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商売繁栄、安全、除災を願い、ここから湧き出る水を汲んで帰ります。
このお水は飲用できます。 -
凱旋紀念樹。
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善知鳥沼。
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善知鳥沼。蓮が数輪咲いていました。
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善知鳥沼。
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善知鳥沼に架かる朱い橋。
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善知鳥沼に架かる朱い橋。
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橋を渡ると弁財天を祀る社がありました。寛永18年(1641年)に建立され、災禍でも残ったようです。小さなお社ですが、地元の漁師さんたちが海上安全・航海安全の神として信仰しています。
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御本殿の背部。
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青森郵便局創業の地碑。明治5年にこの場所で青森郵便役所として業務を開始したことを記念して、昭和47年に建てられました。
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善知鳥沼。
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善知鳥沼。右の建物は善知鳥龍神宮。
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境内にはたくさんの石碑が建っていました。
増田手古奈句碑(左)と芭蕉翁句碑。 -
増田手古奈句碑。「みちのくの 善知鳥の宮の 小町草」昭和60年に建てられました。
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芭蕉翁句碑。「名月や 鶴脛高き 遠干潟」一説に、芭蕉は外が浜から北海道を見たかったのですが、病気がちだった芭蕉の体調を考えて曽良が引き止めたともあります。明治11年に建てられました。
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宮川翠雨書碑。「夏雨の 青々と降る 古端渓」 平成2年に建てられました。
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書家であった宮川翠雨氏らしく書碑の隣には硯がありました。
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善知鳥龍神宮。安永9年(1780年)に漁業繁栄祈願のため建立されました。水の神様に相応しく、善知鳥沼の畔に建っています。
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善知鳥龍神宮。現在の建物は昭和32年、漁業繁栄のため、地元の漁師さんたちにより再建されました。
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善知鳥龍神宮(奥左)と三光稲荷神社(奥右)、その間にも鳥居が建っていますが、その手間に二つの石碑があります。
謡曲善知鳥之旧跡碑(左)と菅江真澄句碑です。 -
謡曲善知鳥之旧蹟は、善知鳥神社に所縁があるとされる世阿弥作の謡曲「善知鳥」に因んで、昭和40年に建てられました。書碑のある宮川翠雨氏の書です。
謡曲「善知鳥」は殺生を生業とする漁師の亡霊が、死んだ後も苦しみ続けるという悲しい話です。 -
菅江真澄句碑。昭和32年に建てられました。
江戸時代後期の民俗学者、歌人で、30歳のときに故郷の豊橋を出て、津軽、南部、松前を旅し、晩年は佐竹を中心に日記や随筆、地誌などを残しています。2度目に津軽を訪れた天明8年(1788年)には、善知鳥神社に参拝した後、三厩から蝦夷地へ渡りました。 -
奥の鳥居が建っている場所には、猿田彦命と月夜見命を祀る石碑と社がありました。猿田彦命は道開きの神であり、日の神。月夜見命は月読命で月の神です。
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三光稲荷神社。創建不詳ながら古くから崇敬されていました。昭和41年に再建されました。
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三光稲荷神社。元は博労町にあり、明治40年に善知鳥神社境内に遷座しました。
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参道右側の様子。画面左が善知鳥龍神宮、そのさらに左にたくさんの石碑が建ち、善知鳥沼があります。右は三光稲荷神社。
ここから100mほどの場所に棟方志功生誕の地があることを、この後に訪れた棟方志功記念館で知りました。 -
棟方志功記念館に来ました。
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棟方志功記念館の隣は弘前大学の研究所、入り口が一緒で迷いました。
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棟方志功記念館。池のあるお庭の奥に建っていました。
棟方志功先生は明治36年(1903年)青森市生まれ、昭和50年、72歳で没しました。 -
棟方志功記念館の入り口です。
原則撮影自由という気っぷの良さに涙が出ました。 -
棟方志功先生の胸像。昭和54年、高田博厚氏の作品です。
生前からお互いに認め合っていましたが、棟方志功先生の没後に写真を参考に作られたそうです。 -
棟方志功先生ゆかりの地(青森市)。
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善知鳥小品。昭和3年、善知鳥神社の庭を描いた油絵です。
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龍飛岬図B。昭和48年の倭画(肉筆画)。
棟方志功先生は龍飛岬と書いてますね。 -
展示室の様子。
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鷺畷の柵(さぎなわてのさく)。昭和35年、版画。青森県庁舎竣工を記念して知事室に飾るための作品。望郷の思いの詰まった、故郷ののどかな風景を描いています。柵とは、巡礼者が首に掛ける納め札の意味だそうです。
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花矢の柵。昭和36年、版画。青森県庁舎竣工を記念した彩色壁画。展示品は墨一色。アイヌの火まつりをヒントとし、郷土の発展を祈願しています。
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青森凧絵。昭和46年の倭画(肉筆画)。
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追開心経頌(ついかいしんぎょうしょう)。昭和32年、版画。般若心経をテーマにして描いた3度目の作品です。
この年、鎌倉山にアトリエ「雑華山房」を建て、杉並区荻窪から移りました。 -
御大守護妙青不動明王図。昭和33年の倭画(肉筆画)。刃物鍛冶屋だった生家に飾られていた不動明王図に思いを込めた作品。
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捨身飼虎の柵(しゃしんしこのさく)。昭和49年、版画。釈迦牟尼が前世において摩訶薩た(たは土偏に垂)という王子であったとき、7匹の子を産み飢えている虎に我が身を差し出したという説話に基づいた作品。
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津軽図。制作年不明の倭画(肉筆画)。弘前あたりから見た岩木山を描いています。
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道標の柵。昭和38年、版画。弘前市民会館大ホール緞帳の原画を一部改編した作品。4人の女体で四季を表現しています。
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佞武多の柵。昭和36年、版画。
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棟方志功記念館趣意書表紙絵候補。制作年不明の倭画(肉筆画)。
昭和50年に設立した記念館の趣意書表紙も自ら描いていましたが、9月13日逝去、記念館は11月17日に開館しました。 -
娘たちが弾くピアノの音が聞こえるだけでいつも嬉しそうにしていたそうです。
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記念館前のお庭。たくさんの作品が展示されていて、もっとじっくりと見たかったです。コロナ禍だからか入館者も少なくて落ち着いていました。
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青森市森林博物館に来ました。旅行中にときどき目にした森林鉄道という文字、気になって調べてみたら青森市内に森林博物館があることを知りました。
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青森市森林博物館。当時青森で最も羽振りの良かったお役所の建物に相応しくルネッサンス様式の木造洋風建築ということですが、庭全体に大きな樹木が茂り建物が見えません。
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明治41年築の旧林野庁青森営林局の庁舎だった建物です。
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入館すると、最初は木と森についての展示。
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大木の根がぶら下がっています。
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森林の生き物についての展示。クマゲラ。
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ニホンカモシカ。
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2階へ進むと青森ヒバについての展示。
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本物の津軽三味線は青森ヒバで作られています。
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山の生活に関する展示。
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青森ヒバの展示。
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下北半島の埋没ヒバ林から掘り出されたヒバの幹。
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これは善知鳥かもしれません。
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第5展示室は実に殺風景な部屋です。ほとんどがパネル展示で、じっくり読めばいいのでしょうが、「研究鉄」向きの部屋でした。
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明治42年、青森~蟹田~中里に日本初の森林鉄道が開通し、金木には津軽鉄道以前に森林鉄道が通っていたようです。
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森林鉄道にはいろいろなサイズのレールが使われていました。
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山で暮らした人々の道具。
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1階ホールに置かれていた旧林野庁青森営林局の庁舎模型。
ルネッサンス様式の木造洋風建築です。立派な建物です。 -
第5展示室の別室扱いの建物に行きます。
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プレハブ小屋の別館(第7展示室)です。
森林鉄道保存館というそうです。 -
森林鉄道機関車。
映画「飢餓海峡」(昭和40年)のロケでも使用されました。
全長3.58m、全幅1.42m、全高2.03m。 -
昭和36年~45年まで下北半島の森林鉄道で活躍した機関車です。
105馬力のディーゼル機関車です。 -
運転席の様子。
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客車。全長6.70m、全幅1.80m、全高2.43m。
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定員21人で昭和28年~42年まで使われていました。
中央付近はボックスシートになっています。 -
運搬貨車。全長4.37m、全幅1.87m、全高1.60m。
昭和26年~45年まで使われました。
それぞれ実車ですが、この組み合わせで運行されていたのではありません。 -
庭のアメリカトネリコ。
三内丸山遺跡に向かいます。次章で青森周遊は完結です。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
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