2019/10/26 - 2019/10/26
72位(同エリア551件中)
万歩計さん
万歩計は福岡県南部の片田舎の出身で、高等学校卒業まで同地で過ごしました。10年ほど前から関西在住のクラス仲間5~6名が年に数回集まっては旧交を温めています。
春の「ディープ大阪」に続き今回は京都の山崎。かって朝ドラ「マッサン」で、来年の大河ドラマ「麒麟が来る」でもゆかりの場所です。秋の穏やかな一日をゆっくり楽しみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10:00 JR長岡京駅に集合。メンバーはいつもの5人。
長岡京駅 駅
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駅前のサントリービール京都工場行きの無料シャトルバス乗場はすでに多くの人が。
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工場についたらすぐに受付。インターネットで事前予約しています。最初はサントリー山崎蒸留所の見学をするつもりでしたが、満員だったのでこちらのビール工場に変更しました。
試飲付きの無料見学会 by 万歩計さんサントリー〈天然水のビール工場〉京都 名所・史跡
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見学者はざっと30人。これを1日数回、毎日無料でやるとはすごい。
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見学はグループ交代制で順番が来るまでロビーで待ちます。工場見学というと子供のころの社会科見学を思い出し、今でもワクワクします。
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ロビーの奥は竹林と水をモチーフにした庭園。山崎は昔から名水の里として知られ、千利休は山崎の竹林から湧き出る水で茶を点てたそうです。現在はサントリーがこの水を利用してウィスキーやビールを製造しています。
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見学の前に工場の紹介ビデオ。
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最後に試飲が待っている…。
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さあ、工場見学へ。サントリービール工場は国内に4か所あり、京都工場は1969年の操業開始だそうです。
試飲付きの無料見学会 by 万歩計さんサントリー〈天然水のビール工場〉京都 名所・史跡
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原料になる麦芽とホップの説明。
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そして何より重要なものは良質の水。
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仕込み、発酵設備はガラス窓越しに見学
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写真撮影はご自由に。
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貯蔵タンク
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醸造家ロード
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醸造家の思いがプレミアムモルツに込められていく過程を説明していました。
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メンバーだった故K君はアサヒビールに勤めていたため、奥さんのSさん共々ビールはアサヒだったが、実は隠れプレミアムモルツファンだったそうです。
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最後に充填。瓶に、樽
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やはり主力は缶
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最後にパッケージング
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50分の見学でした。どうもありがとう。
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試飲場に移動の途中。出荷を待つ樽の山。
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麦芽のサイロ
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最後は試飲タイム。
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試飲会場の前は竹林の庭
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試飲の前に記念撮影して乾杯。
試飲付きの無料見学会 by 万歩計さんサントリー〈天然水のビール工場〉京都 名所・史跡
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定番の「ザ・プレミアム・モルツ」の他、「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール」「~ザ・プレミアム・モルツ~マスターズドリーム」の3種類のビールを試飲させてもらいました。
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試飲風景
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最後に記念撮影
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ちょっと重たくなるが神泡サーバー付のプレモルセットを買いました。
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阪急でひと駅戻って大山崎駅で下車。
大山崎駅 駅
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ランチの予約時刻まで山崎を散策します。
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山崎は天王山の麓で自然が豊か。
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そして閑静な高級住宅街
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聴竹庵。昭和初期を代表するモダニズム建築です。
聴竹居 名所・史跡
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特別に予約した場合のみ見学が可能だそうで、建築関係者や建築を学ぶ学生が見学に来るそうです。
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閑静な住宅街を散策
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閑静な住宅街を散策
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小さな工房がひっそりと
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閑静な住宅街を散策
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こんな所に住めたらいいよねぇー。
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緩やかな坂を上っていきます。
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秋~。
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秋~。
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住宅地の上まで登ってくると見晴らし抜群。淀川の対岸の小山は石清水八幡宮。
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下りていきます。
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まだ少し時間があるのでレストラン近くの離宮八幡宮へ。
離宮八幡宮 寺・神社・教会
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清和天皇の神託により、国家安泰のため九州の宇佐八幡宮から分霊してして創建された古い神社です。
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祀られているのは応神天皇。
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平安時代にえごま油を搾る道具がここで発明され、油座の本所になったそうです。司馬遼太郎の「国盗り物語」で最初に松波庄九郎(後の斎藤道三)が登場する場所です。
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遅めのランチはレストラン・タガミ。ネットの口コミがよかったので選びました。
女性好みのイタリアンレストラン by 万歩計さんレストラン タガミ グルメ・レストラン
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気持ちのいいオープンテラス席がありますが…、
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案内されたのは室内のテーブル席でした。
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前菜
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メインは小エビのパスタ
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デザート
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おしゃべりしながら頂きました。
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ランチを終えて後半スタート。天王山登り口へ。
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明智光秀は織田信長を本能寺に急襲し殺害しましたが、中国攻めから取って返した羽柴秀吉とここ天王山で雌雄を決する戦いになりました。光秀は破れ、落ちていく途中に土民の竹槍にかかりあっけない最期を遂げました。
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その前にアサヒビール大山崎山荘美術館へ。小さな隧道をくぐります。
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美術館に向かう気持ちのいいアプローチ。
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美術館本館である「大山崎山荘」は、もとは関西の実業家である加賀正太郎の別荘として、大正から昭和にかけ建設されました。
加賀正太郎は証券業をはじめ多方面で活躍した関西の実業家です。朝ドラ「マッサン」でマッサンのウィスキー事業に出資する実業家・渡芳利のモデルとされています。英国風洋館と安藤忠雄設計の地中館がマリアージュ by 万歩計さんアサヒビール大山崎山荘美術館 美術館・博物館
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1967年に大山崎山荘は加賀家の手を離れ、何度か転売されたのち老朽化で取り壊してマンション建設計画が持ち上がりました。地元有志を中心にした保存運動が展開され、加賀家と親交があったアサヒビールが山荘を修復し美術館として公開し現在に至っています。
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本館に入場。故K君が一時館長をしていたこともあり、これまで何度か来ています。
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内部は撮影禁止でしたが、暖炉、凝った壁面の彫刻、ステンドグラス、大きなオルゴール時計、当時の浴室を見学。また河井寛次郎等の民芸作品、東洋や西洋の焼物も多数展示されていました。
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ちょうど東山魁夷のスケッチ展をやってました。1933~34年のドイツ留学時代から1960年代のドイツ、北欧、オーストリア取材旅行までの間の風景画を中心とした作品が展示されていました。
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室内は撮影禁止ですが外の渡り廊下やテラスからの写真はOK。
向こうに見えるコンクリート造りの半地下建物は安藤忠雄設計の地中館「地中の宝石箱」。ここにモネの「睡蓮」の連作が常設展示されてます。 -
地中館は大部分が周囲の森に覆われ、自然とわずかに見えるコンクリートが不思議と調和しています。
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本館2階のティールームのベランダ。建物は加賀正太郎自身が設計したそうで、万歩計好みのチューダー・ゴシック様式。
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ハーフティンバーが英国の雰囲気を醸しています。
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テラスからの眺めは絶景。淀川の向こうに石清水八幡宮。
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大山崎山荘着工から100年後の2012年に建設された山手館「夢の箱」。やはり安藤忠雄の設計です。
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加賀正太郎は蘭栽培にも情熱を燃やし、この場所に温室を持っていたそうです。白いアーチの窓は温室をイメージしています。
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美術館を出て、外から建物を見物。
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地中館「地中の宝石箱」の横を通って裏手にある庭園へ。
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途中は和洋折衷の造園
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あと1か月もたてば苔の上に落ちた紅葉を見れるはず。
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庭園と本館。木々がうっすらと色づきかけています。
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見えるのは2階ティールームのテラス。
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庭の片隅にウサギの彫刻
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大山崎山荘美術館の裏手から天王山の登山道へ。
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坂が結構きつい。
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中間の青木葉谷展望広場。桂川、宇治川、木津川の三つの川の合流点が見えるビューポイントです。
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広場の片隅に天王山の戦いの説明版。
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休憩しておしゃべりしていたら日が傾いてきました。天王山山頂はもう少し先ですが、ここで下りることにしました。
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JR山崎駅から京都駅へ
山崎駅 (京都府) 駅
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夕食は何時ものアサヒスーパードライ・ルネッサンス。
Beer Thirty 京都駅前店 グルメ・レストラン
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先ずはビールで乾杯。何時もの通りK君も写真で参加しています。
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楽しく飲んで食べて話して、半年後の再会を約束して解散しました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ショコラさん 2020/11/04 00:03:43
- びっくり!
- 万歩計さん、こんにちは。
冒頭のコメントを拝見してびっくり!
福岡県南部のご出身だったのですね!
わたしも福岡県出身です~。結婚するまでずっと福岡に住んでいました。
今、妹が八女に住んでいます。
夫も同郷なので、家での会話は今もバリバリの博多弁です(笑)
高校のクラス会で年に数回集まっていらっしゃるのですね。いいですね♪
同級生たちと集まると、学生だった当時に一気に気持ちが戻りますよね。
関西方面はこれまであまり御縁がなくて、京都はまだ1度しか訪れたことがありません。ゆっくり京都の名所巡りをしてみたいです。
ショコラ
- 万歩計さん からの返信 2020/11/04 11:07:10
- Re: びっくり!
- ショコラさん、おはようございます。
書き込み、ありがとうございました。
我夫婦も福岡県出身です。カミさんは博多、万歩計は筑後で、家では子供を含め関西弁と博多弁が混じった不思議な言葉が飛び交っています。ただ、万歩計の筑後独特のイントネーションは50年関西に住んでも抜けません。カミさんはこれを「素朴」と言ってくれますが…。
ヨーロッパが遠のいた現在、目下のターゲットは近場のハイキングや街歩きと、秘湯・湯治場巡りです。地震国日本は世界有数の温泉国です。特に東北や北関東には大自然の中に佇む昔から続く秘湯や湯治場があり、ヨーロッパに負けない風情があります。
先日も4泊5日で山形、福島、宮城の秘湯を回ってきました。旅行記アップは少し先になりますが、また見ていただけると嬉しいです。
万歩計
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