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 高校時代のクラスメートとの「ディープ京都」の街歩き、後半です。<br /> 前半はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11722628<br /><br /> ランチを終えて同志社大学今出川キャンパス、相国寺、西陣一帯を歩いた。「京都人の密かな愉しみ」のメイン舞台になった老舗和菓子屋「久楽屋晴信(実際は俵屋吉冨)」が室町通りにあるため、この一帯には多くのロケ地があった。<br /> 

「京都人の密かな愉しみ」ロケ地巡り.2 御所北~西陣

69いいね!

2021/11/13 - 2021/11/13

330位(同エリア3390件中)

万歩計

万歩計さん

この旅行記のスケジュール

2021/11/13

この旅行記スケジュールを元に

 高校時代のクラスメートとの「ディープ京都」の街歩き、後半です。
 前半はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11722628

 ランチを終えて同志社大学今出川キャンパス、相国寺、西陣一帯を歩いた。「京都人の密かな愉しみ」のメイン舞台になった老舗和菓子屋「久楽屋晴信(実際は俵屋吉冨)」が室町通りにあるため、この一帯には多くのロケ地があった。
 

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
友人
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  •  ランチで話が弾み、終わったら14時を回っていました。このため計画していたロケ地周りの前半をカットし、同志社大学から相国寺、西陣エリアだけを回ることにしました。

     ランチで話が弾み、終わったら14時を回っていました。このため計画していたロケ地周りの前半をカットし、同志社大学から相国寺、西陣エリアだけを回ることにしました。

  •  ということで、丸太町から地下鉄に乗り今出川で下車。

     ということで、丸太町から地下鉄に乗り今出川で下車。

    今出川駅

  •  今出川駅を出て少し行くと、同志社大学今出川キャンパスの正門。

     今出川駅を出て少し行くと、同志社大学今出川キャンパスの正門。

    同志社大学 今出川校地 名所・史跡

    「京都人の密かな愉しみ」では洛志社大学で登場 by 万歩計さん
  •  ここは江戸時代まで薩摩藩邸や公家屋敷があった場所で、明治時代以降に同志社大学のキャンパスになりました。

     ここは江戸時代まで薩摩藩邸や公家屋敷があった場所で、明治時代以降に同志社大学のキャンパスになりました。

  •  キャンパス内にはレンガ造りの重要文化財建築が並び、歴史的景観を形成しています。

    イチオシ

    地図を見る

     キャンパス内にはレンガ造りの重要文化財建築が並び、歴史的景観を形成しています。

    ハリス理化学館同志社ギャラリー 美術館・博物館

  •  重要文化財「クラーク記念館 」。B.W.クラーク夫妻からの寄付によって1894年に建てられ、当初は神学教育に利用されていました。

     重要文化財「クラーク記念館 」。B.W.クラーク夫妻からの寄付によって1894年に建てられ、当初は神学教育に利用されていました。

  •  公家屋敷の遺構。朝に通った冷泉家屋敷もキャンパスの中にありました。

     公家屋敷の遺構。朝に通った冷泉家屋敷もキャンパスの中にありました。

  •  「京都人の密かな愉しみ」の中で、同志社大学は洛志社大学として登場します。

     「京都人の密かな愉しみ」の中で、同志社大学は洛志社大学として登場します。

    同志社大学 今出川校地 名所・史跡

    「京都人の密かな愉しみ」では洛志社大学で登場 by 万歩計さん
  •  主人公のヒースロー先生はここで文化人類学の教鞭をとり、後にイギリスから彼を追いかけてきたエミリーはん(演:シャーロット・ケイト・フォックス)も同じ講座の客員教授になります。

     主人公のヒースロー先生はここで文化人類学の教鞭をとり、後にイギリスから彼を追いかけてきたエミリーはん(演:シャーロット・ケイト・フォックス)も同じ講座の客員教授になります。

  •  「京都人の密かな愉しみ」では「京都人ものがたり」として短いオムニバスドラマが挿入されます。<br /> 「煎茶の深情け」や「桐タンスの恋文」では、洛志社大学の学生たちの恋や苦悩が、京都人のメンタリティーをベースに描かれています。

     「京都人の密かな愉しみ」では「京都人ものがたり」として短いオムニバスドラマが挿入されます。
     「煎茶の深情け」や「桐タンスの恋文」では、洛志社大学の学生たちの恋や苦悩が、京都人のメンタリティーをベースに描かれています。

  •  レンガ色の建物の連なりはヨーロッパの街角のよう。

     レンガ色の建物の連なりはヨーロッパの街角のよう。

  •  重要文化財「アーモスト館」。W.M.ヴォーリーズが設計した建物で、1932年に竣工しました。

     重要文化財「アーモスト館」。W.M.ヴォーリーズが設計した建物で、1932年に竣工しました。

  •  今出川キャンパスの中の通りを北に歩くと相国寺の総門。

     今出川キャンパスの中の通りを北に歩くと相国寺の総門。

    相国寺 寺・神社・教会

    相国寺の塔頭 瑞春院 by 万歩計さん
  •  紅葉の時期でもここはとても静か。

     紅葉の時期でもここはとても静か。

  •  相国寺は京都五山第二位に列せられる名刹で、14世紀末に室町幕府三代将軍の足利義満により創建されました。広大な寺域には多くの塔頭があり、かっては金閣寺もその一つでした。<br /> 以下の説明は相国寺のHPからの抜粋です。

     相国寺は京都五山第二位に列せられる名刹で、14世紀末に室町幕府三代将軍の足利義満により創建されました。広大な寺域には多くの塔頭があり、かっては金閣寺もその一つでした。
     以下の説明は相国寺のHPからの抜粋です。

  •  放生池と天界橋

     放生池と天界橋

  •  ここは地元の人の散歩道であり、生活の道です。

     ここは地元の人の散歩道であり、生活の道です。

  •  鐘楼。洪音楼と呼ばれ1843年の建築。

     鐘楼。洪音楼と呼ばれ1843年の建築。

  •   「袴腰付鐘楼」ともいわれ、大型のものでは現在有数のものです。

     「袴腰付鐘楼」ともいわれ、大型のものでは現在有数のものです。

  •  積み木を組み上げたような細やかな建築構造。

     積み木を組み上げたような細やかな建築構造。

  •  法堂。1605年に豊臣秀頼の寄進による5回目の再建で、我が国法堂建築の最古のものです。

     法堂。1605年に豊臣秀頼の寄進による5回目の再建で、我が国法堂建築の最古のものです。

    相国寺 寺・神社・教会

    相国寺の塔頭 瑞春院 by 万歩計さん
  •  法堂の天井には、狩野光信による「鳴き龍」の名で有名な蟠龍図があります。

    イチオシ

     法堂の天井には、狩野光信による「鳴き龍」の名で有名な蟠龍図があります。

  •  この渡り廊下の屋根の曲線は面白い。

     この渡り廊下の屋根の曲線は面白い。

  •  方丈(左)と庫裡(右)。しかし相国寺に来た目的は、これらではありません。

     方丈(左)と庫裡(右)。しかし相国寺に来た目的は、これらではありません。

  •  今出川キャンパスに沿って西へ、烏丸通に向かって歩いていくと、

     今出川キャンパスに沿って西へ、烏丸通に向かって歩いていくと、

  •  右手に目的の塔頭がありました。瑞春院です。

     右手に目的の塔頭がありました。瑞春院です。

    相国寺 寺・神社・教会

    相国寺の塔頭 瑞春院 by 万歩計さん
  •  「京都人の密かな愉しみ 秋」の中で、ヒースロー先生は瑞春院をこう評しています。<br /><br /> 「京都には名の知られた寺が数々あるが、『好きな寺を一つあげよ。』と京都人に聞かれた時は、心して答えなければならない。彼らはそれで京都に対する理解の深さを計るからだ。」

     「京都人の密かな愉しみ 秋」の中で、ヒースロー先生は瑞春院をこう評しています。

     「京都には名の知られた寺が数々あるが、『好きな寺を一つあげよ。』と京都人に聞かれた時は、心して答えなければならない。彼らはそれで京都に対する理解の深さを計るからだ。」

  •  「私の場合、ここ相国寺の塔頭・瑞春院、と答える。現在は非公開だが禅寺の塔頭らしく秘蔵の書画も多い。<br /> 中でも江戸時代初期の狩野派の巨匠・探幽が描いた三幅の掛軸「陶淵明春秋山水図」は、眼福の一言に尽きる。」

     「私の場合、ここ相国寺の塔頭・瑞春院、と答える。現在は非公開だが禅寺の塔頭らしく秘蔵の書画も多い。
     中でも江戸時代初期の狩野派の巨匠・探幽が描いた三幅の掛軸「陶淵明春秋山水図」は、眼福の一言に尽きる。」

  •  「しかし文学ファンならやはりこの襖絵を見たいに違いない。ここは水上勉直木賞受賞作「雁の寺」の舞台になった事でも知られている。<br /> 福井の寺大工の次男に生まれた水上は、口減らしのために9歳でこの瑞春院の小僧に出されたが、余りの修行の厳しさに13歳で脱走した経歴を持っている。<br /> 「雁の寺」その時の経験をもとに書かれた耽美的なフィクションだが、…云々」

     「しかし文学ファンならやはりこの襖絵を見たいに違いない。ここは水上勉直木賞受賞作「雁の寺」の舞台になった事でも知られている。
     福井の寺大工の次男に生まれた水上は、口減らしのために9歳でこの瑞春院の小僧に出されたが、余りの修行の厳しさに13歳で脱走した経歴を持っている。
     「雁の寺」その時の経験をもとに書かれた耽美的なフィクションだが、…云々」

  •  「京都人の密かな愉しみ 秋」の中では、ここの庭で「洗い辻光」の父子(演:石渡凌、林遣都)が茶室洗いの見積りをしているところに、ヒースロー先生が現れます。<br /> <br /> 父「云々…。私で4代目になります。」<br /> ヒースロー先生「ひょっとしたら、こちらが5代目? …いい跡継ぎをお持ちで。」<br /> 父「まぁ、家業を継ぐとしたら、の話ですヮ」

    イチオシ

     「京都人の密かな愉しみ 秋」の中では、ここの庭で「洗い辻光」の父子(演:石渡凌、林遣都)が茶室洗いの見積りをしているところに、ヒースロー先生が現れます。
     
     父「云々…。私で4代目になります。」
     ヒースロー先生「ひょっとしたら、こちらが5代目? …いい跡継ぎをお持ちで。」
     父「まぁ、家業を継ぐとしたら、の話ですヮ」

  •  瑞春院から烏丸通りを越え一つ西の室町通りを北に行くと、白い郵便局の向こうに目的の建物があります。

     瑞春院から烏丸通りを越え一つ西の室町通りを北に行くと、白い郵便局の向こうに目的の建物があります。

  •  「京都人の密かな愉しみ」の主人公沢藤三八子(演:常盤貴子)が若女将を務める老舗和菓子屋「久楽屋晴信」に使われた町家店舗です。

     「京都人の密かな愉しみ」の主人公沢藤三八子(演:常盤貴子)が若女将を務める老舗和菓子屋「久楽屋晴信」に使われた町家店舗です。

    御菓子司 俵屋吉富 本店 グルメ・レストラン

    「京都人の密かな愉しみ」に登場する「久楽屋晴信」のモデル by 万歩計さん
  •  実際は「俵屋吉冨」という老舗和菓子屋。俵を描いた縦の暖簾だけは、ドラマでは「久楽屋晴信」に付け替えられていました。

     実際は「俵屋吉冨」という老舗和菓子屋。俵を描いた縦の暖簾だけは、ドラマでは「久楽屋晴信」に付け替えられていました。

  •  今日のロケ地巡りのメインの場所です。ここで記念撮影。

     今日のロケ地巡りのメインの場所です。ここで記念撮影。

  •  図々しいと思いながら暖簾の奥を一枚。この奥の土間に台所があり、和服姿の沢藤三八子が季節の料理を作るシーンが何度も出てきます。<br />

     図々しいと思いながら暖簾の奥を一枚。この奥の土間に台所があり、和服姿の沢藤三八子が季節の料理を作るシーンが何度も出てきます。

  •  衣棚通りには京都らしい町家が並んでいます。この辺りは2年前に歩いているので地理感があります。

     衣棚通りには京都らしい町家が並んでいます。この辺りは2年前に歩いているので地理感があります。

  •  持明院仙洞御所跡。<br /> 南北朝時代、北朝方の天皇はここを御所としたので、「持明院統」と呼ばれています。<br />

     持明院仙洞御所跡。
     南北朝時代、北朝方の天皇はここを御所としたので、「持明院統」と呼ばれています。

  •  日蓮宗妙顕寺。

     日蓮宗妙顕寺。

  •  秋の特別公開中でした。

     秋の特別公開中でした。

  •  その先が俵屋吉富 小川店。ドラマでは久楽屋春信 寺之内店です。

     その先が俵屋吉富 小川店。ドラマでは久楽屋春信 寺之内店です。

    俵屋吉富 小川店 グルメ・レストラン

  •  店の右側の小さな暖簾を入ると喫茶室「茶ろんたわらや」。「京都人の密かな愉しみ 秋」ではヒースロー先生が、栗善哉に間違えて塩昆布を入れてしまいました。<br /> ここで栗善哉を頂く予定でしたが時間がずれたのでパス。

    イチオシ

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     店の右側の小さな暖簾を入ると喫茶室「茶ろんたわらや」。「京都人の密かな愉しみ 秋」ではヒースロー先生が、栗善哉に間違えて塩昆布を入れてしまいました。
     ここで栗善哉を頂く予定でしたが時間がずれたのでパス。

    茶ろん たわらや グルメ・レストラン

  •  俵屋吉富 小川店の道向かいに大きな石がゴロリ。百々橋の遺構です。

     俵屋吉富 小川店の道向かいに大きな石がゴロリ。百々橋の遺構です。

    百々橋の礎石 名所・史跡

    大きな礎石がゴロリ by 万歩計さん
  •  かつて応仁の乱の激戦地だった場所で、西軍の総帥山名宗全邸跡はこの近くにありました。東軍の総帥細川勝元の屋敷とは、ほんの数百mしか離れていませんでした。

     かつて応仁の乱の激戦地だった場所で、西軍の総帥山名宗全邸跡はこの近くにありました。東軍の総帥細川勝元の屋敷とは、ほんの数百mしか離れていませんでした。

  •  俵屋吉冨から北に延びる通りには茶道表千家、裏千家の家元屋敷があります。

     俵屋吉冨から北に延びる通りには茶道表千家、裏千家の家元屋敷があります。

  •  表千家の不審菴(ふしんあん)。

     表千家の不審菴(ふしんあん)。

  •  千利休の養子少庵が利休ゆかりの場所に再建した茶室です。

     千利休の養子少庵が利休ゆかりの場所に再建した茶室です。

  •  裏千家の今日菴(こんにちあん)。

     裏千家の今日菴(こんにちあん)。

  •  茶室の構成を極限まで切り詰めた結果、たった2畳になったそうです。

     茶室の構成を極限まで切り詰めた結果、たった2畳になったそうです。

  •  今日庵の傍には裏千家の学校や寮までありました。

     今日庵の傍には裏千家の学校や寮までありました。

  •  とても風情のある通りで、高い建物や電柱・電線は見えません。着物をきりっと着た男性が歩いていました。

     とても風情のある通りで、高い建物や電柱・電線は見えません。着物をきりっと着た男性が歩いていました。

  •  今日庵の向かいは日蓮宗本山・本法寺。

     今日庵の向かいは日蓮宗本山・本法寺。

  •  静かな境内。ここもロケ地の一つです。

     静かな境内。ここもロケ地の一つです。

  •  本堂前の桜の大木。<br /> 「京都人の密かな愉しみ 桜散る」では、三八子が久楽屋晴信を辞めてパリへ旅立つ菓子職人の三上(演:石丸幹二)と別れ、10年後に再開するシーンに使われました。

     本堂前の桜の大木。
     「京都人の密かな愉しみ 桜散る」では、三八子が久楽屋晴信を辞めてパリへ旅立つ菓子職人の三上(演:石丸幹二)と別れ、10年後に再開するシーンに使われました。

  •  確かこんなアングルでした。ドラマの時は満開の桜でしたが、今は紅葉がわずかに枝に残るのみ。来春にもう一度来ないと。<br />

    イチオシ

     確かこんなアングルでした。ドラマの時は満開の桜でしたが、今は紅葉がわずかに枝に残るのみ。来春にもう一度来ないと。

  •  せっかく表千家、裏千家と見たので、残る武者小路千家にも行くことに。

     せっかく表千家、裏千家と見たので、残る武者小路千家にも行くことに。

  •  小川通りを南に歩くと「中村三之助」の看板。この先にドラマに登場する場所があります。

     小川通りを南に歩くと「中村三之助」の看板。この先にドラマに登場する場所があります。

  •  「京都人の密かな愉しみ 冬」では、京町家が続くこの先で三八子の母鶴子(演:銀粉蝶)とエミリーはんがすれ違い、京都人の虚々実々の挨拶が交わされます。<br />

     「京都人の密かな愉しみ 冬」では、京町家が続くこの先で三八子の母鶴子(演:銀粉蝶)とエミリーはんがすれ違い、京都人の虚々実々の挨拶が交わされます。

  • 鶴子「日本語がお上手どすなぁ」<br />エミリーはん (挨拶だけで済ませてはいけない)<br />鶴子「毎日寒おすなぁ」<br />エミリーはん「ほんまに、今朝なんか比叡のお山の上が白ぅなってましたなぁ。」(この手のどうでもいい話を必ず挟むのがルール)<br />鶴子「京ことばのお上手なことぉー」<br />エミリーはん (無理して京都弁を使うな、の意味だ)<br />鶴子「お出かけどすかぁ」<br />エミリーはん (どこに行くんだ、と聞いている) 「ちょっとそこまで。」(行先は曖昧に)<br />鶴子「あぁ、そうどすかぁ。そんあぁ、気ぃ付けてお行きやすぅ。」<br />エミリーはん 「おおきにぃ」(とりあえず最初の挨拶はこのくらいでいい) 

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    鶴子「日本語がお上手どすなぁ」
    エミリーはん (挨拶だけで済ませてはいけない)
    鶴子「毎日寒おすなぁ」
    エミリーはん「ほんまに、今朝なんか比叡のお山の上が白ぅなってましたなぁ。」(この手のどうでもいい話を必ず挟むのがルール)
    鶴子「京ことばのお上手なことぉー」
    エミリーはん (無理して京都弁を使うな、の意味だ)
    鶴子「お出かけどすかぁ」
    エミリーはん (どこに行くんだ、と聞いている) 「ちょっとそこまで。」(行先は曖昧に)
    鶴子「あぁ、そうどすかぁ。そんあぁ、気ぃ付けてお行きやすぅ。」
    エミリーはん 「おおきにぃ」(とりあえず最初の挨拶はこのくらいでいい) 

  •  といったドラマのシーンの話をしています。

     といったドラマのシーンの話をしています。

  •  さらに通りを行くと、

     さらに通りを行くと、

  •  銭湯や、

     銭湯や、

  •  屋根の庇が曲がった町家。京都庶民の飾らない生活が見えます。

     屋根の庇が曲がった町家。京都庶民の飾らない生活が見えます。

  •  武者小路千家(むしゃこうじせんけ)官休庵

     武者小路千家(むしゃこうじせんけ)官休庵

    武者小路千家官休庵 名所・史跡

    千利休の曾孫が起こした武者小路千家の茶室 by 万歩計さん
  •  千利休の孫、元伯宗旦(げんぱくそうたん)には四人の息子がいて、次男一翁宗守(いちおうそうしゅ)は武者小路千家として初祖利休以来の道統を継ぎました。

     千利休の孫、元伯宗旦(げんぱくそうたん)には四人の息子がいて、次男一翁宗守(いちおうそうしゅ)は武者小路千家として初祖利休以来の道統を継ぎました。

  •  折角ここまで来たので、近くの晴明神社に立ち寄ることに。

     折角ここまで来たので、近くの晴明神社に立ち寄ることに。

  •  堀川にかかる一条戻橋。平安時代からこの場所にあり、京都のミステリースポットの一つです。

     堀川にかかる一条戻橋。平安時代からこの場所にあり、京都のミステリースポットの一つです。

    一条戻橋 名所・史跡

    京都ミステリースポットの一つ by 万歩計さん
  •  ここは死者が蘇るなど「あの世とこの世の境界」とされ、数々の不思議な伝説があります。

     ここは死者が蘇るなど「あの世とこの世の境界」とされ、数々の不思議な伝説があります。

  •  伝説とは裏腹に、今は堀川のせせらぎを感じる癒しのスポット。

     伝説とは裏腹に、今は堀川のせせらぎを感じる癒しのスポット。

    堀川 自然・景勝地

  •  一条戻橋を渡って晴明神社に着いた時は夕日が輝いていました。

    イチオシ

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     一条戻橋を渡って晴明神社に着いた時は夕日が輝いていました。

    晴明神社 寺・神社・教会

    ミステリアスな赤い五芒星 by 万歩計さん
  •  ユダヤの六芒星を思わせるミステリアスな五角星の紋。

     ユダヤの六芒星を思わせるミステリアスな五角星の紋。

  •  安倍晴明は平安時代中期に実在した陰陽師。<br /> 陰陽師は陰陽道に基づき「吉凶の占い」や「吉日・吉時を上申」するのが仕事でしたが、彼には数々のエピソードがあります。<br /> 最近はフィギュアスケートの羽生結弦選手がバック音楽で取り上げて一層有名になりました。万歩計は安倍晴明を描いた夢枕獏の「陰陽師」シリーズのファンです。

     安倍晴明は平安時代中期に実在した陰陽師。
     陰陽師は陰陽道に基づき「吉凶の占い」や「吉日・吉時を上申」するのが仕事でしたが、彼には数々のエピソードがあります。
     最近はフィギュアスケートの羽生結弦選手がバック音楽で取り上げて一層有名になりました。万歩計は安倍晴明を描いた夢枕獏の「陰陽師」シリーズのファンです。

  •  境内の中にある旧一条戻橋と式神の像。<br /><br /> 安倍晴明は式神と呼ばれる妖怪を手足として使っていましたが、晴明の妻は式神の顔を怖がります。そのため、晴明は術を使わない間は式神を屋敷近くの一条戻り橋の下に隠しておき、必要となった時に呼び寄せていました。<br /> 

     境内の中にある旧一条戻橋と式神の像。

     安倍晴明は式神と呼ばれる妖怪を手足として使っていましたが、晴明の妻は式神の顔を怖がります。そのため、晴明は術を使わない間は式神を屋敷近くの一条戻り橋の下に隠しておき、必要となった時に呼び寄せていました。
     

  •  夕暮れで一層神秘的に。参拝者は何故か若い女性が多い。

     夕暮れで一層神秘的に。参拝者は何故か若い女性が多い。

  •  今日のロケ地巡りもいよいよ大詰め。最後に雨宝院と三上家路地へ行きます。<br />。

     今日のロケ地巡りもいよいよ大詰め。最後に雨宝院と三上家路地へ行きます。

    Stay SAKURA 京都 西陣 宿・ホテル

  •  この辺りは西陣のど真ん中。今では機織りの音は聞こえませんが、それらしい雰囲気は残っています

     この辺りは西陣のど真ん中。今では機織りの音は聞こえませんが、それらしい雰囲気は残っています

  •  首途八幡宮(かどではちまんぐう)。鞍馬山から脱出して洛中に潜んでいた牛若丸が、金売り吉次の手引きで奥州藤原氏のもとに旅立った場所です。<br /> つい先日吉川英治の「新平家物語」16巻を読み終えたばかりで、その場面が頭に浮かびます。

     首途八幡宮(かどではちまんぐう)。鞍馬山から脱出して洛中に潜んでいた牛若丸が、金売り吉次の手引きで奥州藤原氏のもとに旅立った場所です。
     つい先日吉川英治の「新平家物語」16巻を読み終えたばかりで、その場面が頭に浮かびます。

    首途八幡宮 寺・神社・教会

  •  雨宝院へは本隆寺の長い塀に沿って歩きます。この塀は瓦を練り込んだ重厚なものです。

     雨宝院へは本隆寺の長い塀に沿って歩きます。この塀は瓦を練り込んだ重厚なものです。

  •  雨宝院に到着。しかし17:00を過ぎ閉門の準備中でした。

     雨宝院に到着。しかし17:00を過ぎ閉門の準備中でした。

    雨宝院 寺・神社・教会

    「京都人の密かな愉しみ」のロケ地 by 万歩計さん
  •  お願いして写真を1枚撮らせていただきました。「京都人の密かな愉しみ 秋」では、お参りを終えたヒースロー先生がこの場所まで来ると、日傘をさした三八子が軽く会釈しながら右から左に通り過ぎます。

     お願いして写真を1枚撮らせていただきました。「京都人の密かな愉しみ 秋」では、お参りを終えたヒースロー先生がこの場所まで来ると、日傘をさした三八子が軽く会釈しながら右から左に通り過ぎます。

  •  写真を撮り終えたらすぐ閉門。

     写真を撮り終えたらすぐ閉門。

  •  雨宝院は別名「西陣聖天宮」。弘法大師を開基とし、かっては東寺とともに皇城鎮護の大伽藍でした。しかし応仁の乱以降は荒廃し、現在は僅かな堂宇が残るだけ。<br />

     雨宝院は別名「西陣聖天宮」。弘法大師を開基とし、かっては東寺とともに皇城鎮護の大伽藍でした。しかし応仁の乱以降は荒廃し、現在は僅かな堂宇が残るだけ。

  •  最後の目的地、三上家路地はここから数分。このカメラは夜景撮影が苦手で、既に映像がぼやけています。

     最後の目的地、三上家路地はここから数分。このカメラは夜景撮影が苦手で、既に映像がぼやけています。

  •  三上家路地。<br /> 宮中に織物を納める蔵元・三上家が開いた路地で、西陣織の職人を住ませていました。現在は芸術家や養蜂家が住み、独特の雰囲気からさまざまなシーンでロケ地に使われています。

     三上家路地。
     宮中に織物を納める蔵元・三上家が開いた路地で、西陣織の職人を住ませていました。現在は芸術家や養蜂家が住み、独特の雰囲気からさまざまなシーンでロケ地に使われています。

  •  「京都人の密かな愉しみ Blue 修行中 送る夏」では、パン職人見習いの葉菜がここに住む一人暮らしのお婆さんにパンを届けるシーンに出てきます。<br /> しかしこのピンボケの酷さ!ついにカメラを買い替えることにしました。

     「京都人の密かな愉しみ Blue 修行中 送る夏」では、パン職人見習いの葉菜がここに住む一人暮らしのお婆さんにパンを届けるシーンに出てきます。
     しかしこのピンボケの酷さ!ついにカメラを買い替えることにしました。

  •  今日のロケ地巡りはこれで終了。恒例の懇親会はコロナのため中止して京都駅で解散しました。<br /> 雨宝院と三上家路地は写真が不本意なので、新しいカメラで再訪します。

     今日のロケ地巡りはこれで終了。恒例の懇親会はコロナのため中止して京都駅で解散しました。
     雨宝院と三上家路地は写真が不本意なので、新しいカメラで再訪します。

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  • j-ryuさん 2022/01/25 04:44:48
    複雑な心持
    万歩計さん、おはようございます。

    昨夜はご来訪&いいね&コメント、ありがとうございました。

    京都は写真にはまる前3度しか訪れたことがありませんが、
    いつかはトライしてみたい街です。
    でも目移りしそうなので目的を絞る必要がありそうです。
    ただ私は人混みが苦手なので中々チャンスが訪れません。
    おそらく今は観光客が激減し、ある意味では撮影のチャンスかもしれませが
    批判を覚悟してまで訪れる図々しさは無いし・・・(^-^;。
    でも観光関連のお仕事の方は来て欲しいし、
    感染は防ぎたい複雑な心持でしょうね。
    とりあえずはこの感染爆発を止めなくては・・・・


    j-ryu

    万歩計

    万歩計さん からの返信 2022/01/25 09:43:48
    Re: 複雑な心持
     j-ryuさん、おはようございます。
     こちらこそ、何時もありがとうございます。

     京都に行くのは比較的簡単なので、これまで数えきれないくらい来ています。これまではや有名な景勝地や寺社仏閣が多かったのですが、「京都人の密かな愉しみ」を知って、観光客には見えない京都人の奥深い生活習慣に興味と憧れを持つようになりました。

     そうなると訪れる対象が自然に旅行記に書いたような場所に替わりました。その中でも特に興味があるのは古い京町家がひしめく路地です。ここに書いた三上路地や六波羅のあじき路地等、何とも言えない風情があります。住民の生活空間なので不躾に写真は撮れませんが(実際は撮りましたが(;^_^A)、路地だけで立派な写真集が出来ると思います。

     自然派写真家のj-ryuさんが京都に来たら、どんな写真を撮られるかとても興味があります。

       万歩計

     追)雪の山形秘湯行が10日後に迫りましたが、行くかどうか未だに迷っています。雪に埋もれた肘折温泉、墨絵のような山寺、蔵王のモンスター…、最高に憧れています。
     人も少ないだろうし湯巡り&ウォーク中心なら大丈夫かな?それとも2/20が3回目のワクチン接種だから、その後にしようかな。それまで雪は残ってるかな?

万歩計さんのトラベラーページ

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