2018/11/17 - 2018/11/17
180位(同エリア1671件中)
万歩計さん
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万歩計は福岡県南部の片田舎の出身で、高等学校卒業まで同地で過ごしました。10年ほど前から関西在住のクラス仲間5~6名が年に数回京都に集まっては旧交を温めています。
今回は前半に伏見街歩きと酒蔵めぐり。万歩計にとっても十数年ぶりの伏見でしたが街の整備保存が進んだようで、とても風情のある街並みになっていました。黄桜カッパカントリーや月桂冠大倉記念館の展示も興味深く見学しました。
後半は伏見稲荷大社に足を延ばしました。ここは「外国人に人気の日本の観光スポット」で3年連続1位になっており、やはり外国人観光客が目立ちました。せっかく来たのでご神体の稲荷山を1周する「お山巡り」もやりました。
晩秋の1日、皆よく歩きました。お疲れ様!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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11:00 近鉄京都線の桃山御陵前駅から散策スタート。参加者は何時ものTさん、Sさん、Cさん、M君、万歩計の5人です。
桃山御陵前駅 駅
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今日の予定
伏見酒蔵巡り(黄桜カッパカントリー、月桂冠大倉記念館)→伏見街歩き(寺田屋、濠川沿い)→伏見稲荷大社→東福寺→京都(アサヒスーパードライ ルネサンス) -
駅から西へ向かって歩いたすぐの場所に古そうな和菓子屋さんがありました。「富英堂」さんです。
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明治28年創業の老舗京菓子屋とのことです。平成になって酒まんじゅうで有名になったそうです。
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酒まんじゅう以外もいろんな和菓子が並べられていました。
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さすが京都、和菓子の本場です。
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古くから使われてきた和菓子の型
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酒まんじゅうをお買い上げ。
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明和元(1764)年創業の老舗料亭の魚三楼(うおさぶろう)。但し食事に来たのではありません。
魚三楼 グルメ・レストラン
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目的はこれ!表の格子に残る鳥羽伏見の戦いの銃撃戦の弾痕痕です。
魚三楼前の京町通に布陣した新撰組が、銃砲で武装した薩摩藩軍へ白刃で斬り込んだといわれています。 -
黄桜カッパカントリーにやってきました。
キザクラカッパカントリー テーマパーク
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先ずはカッパ資料館を見学。
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ギャラリーの入口にお馴染みの絵。黄桜と言えばやっぱりこれ!「カッパッパ~♪、ルンパッパ~♪、カーッパキザクラカッパッパ~♪」
河童キャラクターの初代は清水崑さんのほのぼのカッパ、2代目は小島功さんのお色気カッパ。 -
ライブラリーコーナーでは歴代のCMビデオがありました。
これは初代のほのぼのカッパ。昭和30年代の白黒テレビの頃から黄桜CMソングとして使われはじめたものです。イヤー懐かしい。 -
2代目はお色気カッパ。漫画家の小島功さんは日本テレビの深夜番組「11PM」にもレギュラー出演していました。
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河童家族の紹介はここ。
http://kizakura.co.jp/gallery/index.html -
まだまだありました。初代貴乃花だから1970年代。
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「黄桜 呑!」。どれも印象に残ったCMで30分ほど見ていました。
伏見には1637年(寛永14年)創業の老舗「月桂冠大倉酒造」があります。黄桜が同じ伏見で大正14年に創業し短期間で月桂冠と肩を並べるまでに急成長したのは、テレビCM戦略の成功によるものと思われます。 -
資料館には河童に関する多くの展示がありました。
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一口に河童と言ってもいろんな呼び方があるようです。
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河童と言えばやはり頭のお皿。ここが干上がると死ぬ?
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こんな風に描かれた河童も。
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幼い頃、河童に引き込まれないお守りとして、小さな瓢箪を首に巻いて泳いだかすかな記憶があります。
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これがその瓢箪、60数年ぶりに見ました。水天宮の祭りで買ってもらった記憶があります。
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「水天宮にお参りに行ったよね~」と話しながら見てました。
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河童の祭りは全国にありますが、万歩計の出身である九州北部地方が多いようです。なかなか興味深い展示でした。
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資料館から酒蔵を使った記念館に行きます。
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酒造りに関する道具類が展示されていました。
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酒を絞るのに使われた木の槽
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ポスター
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黄桜に使われている伏水(ふしみず)。酒どころ伏見には10か所の名水があり、これらを巡るスタンプラリーが人気だそうです。
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建物にも風情がある。
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ゆっくり見学して黄桜記念館を出ました。
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イチオシ
通りも落ち着いて風情があります。しばらく街歩きです。
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伏見は過去に何度か来ていますが、今回は十数年ぶりです。この間にずいぶん整備保存が進んだようです。
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伏見夢百衆
月桂冠旧本店で近代化産業遺産に指定されています。洋風の意匠が随所に見られる大正期の建造物で、長年月桂冠本店として使用されていました。伏見夢百衆 グルメ・レストラン
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伏見消防署。消防車の車庫は酒蔵風。
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坂本龍馬ゆかりの寺田屋に来ました。
寺田屋 名所・史跡
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現在の建物は鳥羽伏見の戦いで被災し、その後に再建されたものだそうです。
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坂本龍馬と中岡慎太郎。二人は明治維新直前にこの近くの近江屋で暗殺されました。
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二階は往時のままの部屋が残っています。階段の上は長州藩の桂小五郎(後の木戸孝允)。
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寺田屋ゆかりの人々の写真
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正面の軸は龍馬の書
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寺田屋は現在も宿として営業してるそうです。歴史好きはたまらない宿でしょう。
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数々の騒動の舞台になった宿だけに、その痕跡が随所に残っています。ただ、これらの傷は再建後に付けられたという説もあります。
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龍馬がよく泊まった部屋
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寺田屋騒動の時の刀痕
【寺田屋騒動】
文久2年(1862年)に起きた薩摩藩士による同士討ちです。
江戸時代末期、薩摩藩では脱藩して志士として活動する若者が多く、そのことを快く思っていなかった薩摩藩主島津久光は、自藩の尊王攘夷派が京都の寺田屋に集結したことを聞いて刺客を送り、 何人かを殺し、何人かを送還しました。送還された若者の中には、のちの西郷従道や大山巌もいました。
~「京都観光街トップページ」より -
「寺田屋遭難」でおりょうさんが2階にいた龍馬に急を知らせるため、裸で駆け上がった階段。下には風呂が残っています。
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おりょうさんが入っていた風呂
【寺田屋遭難】
慶応2年(1866年)伏見奉行による坂本龍馬暗殺未遂事件です。
薩長連合を成し遂げた坂本龍馬は、行動を共にしていた長州藩士、三吉慎蔵とのちに妻となるおりょうを待たせている伏見の寺田屋へ向かいました。真夜中に到着し、龍馬と三吉慎蔵が飲み始めたところ、伏見奉行所の捕吏たちに取り囲まれてしまいました。龍馬と三吉慎蔵のために布団を敷いてから風呂に入ったおりょうは、窓から外を見てびっくり。裸のまま階段を駆け上がって、捕吏たちに囲まれたことを報せました。乱闘とはなったものの、おりょうの裸の報せのおかげもあって、龍馬と三吉慎蔵は窮地を脱しています。
~「京都観光街トップページ」より -
坂本龍馬は映画やTVで数多くドラマ化されており、龍馬を演じた俳優たちの写真が何枚もありました。
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寺田屋騒動で死んだ薩摩藩の九烈士
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庭には坂本龍馬など幕末に関係する碑がいくつも建っていました。
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寺田屋を出て、かつて伏見水運をになった濠川沿いを歩きます。
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京橋のたもとに立つ「伏見口の戦い激戦地跡」の碑
伏見口の戦い激戦地跡 名所・史跡
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イチオシ
かっては十石舟や三十石船がこの濠川を通って京大阪間を往来しました。今も当時の大きさの小舟を使った遊覧船が川を巡っています。
伏見みなと公園 公園・植物園
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イチオシ
濠川沿い。背景に月桂冠大倉酒造の酒蔵が見えていい雰囲気です。
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濠川を離れ月桂冠大倉記念館に向かっています。
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月桂冠大倉記念館入口。明治42年建造の酒蔵を活用しています。
月桂冠 大倉記念館 グルメ・レストラン
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伏流水を汲み上げる井戸。きれいで鉄分が少なく酒造りに適した水だそうです。
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展示室 I 用具類
木桶、酒樽、櫂など、「京都市有形民俗文化財」指定の酒造用具類を工程ごとに展示。往時の職人たちの手技を偲び、酒造りの伝承文化を感じる場となっています。 -
江戸時代の酒造りを表した展示品
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米を仕込む様子
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酒造り唄が流れていたような・・・。
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展示室 II 史料類
江戸期の酒器、明治・大正期の商品や広告物など歴史を物語る貴重な史料の数々を展示。月桂冠創業からの歩みを振り返ることができます。 -
猪口付きの一合瓶とワイン風のボトル。いずれも明治、大正期のもの。
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大正期に電車内に吊られた広告
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レトロなポスター類
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月桂冠も昔から宣伝には力を入れていたようです。
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見学を終えて利き酒処で試飲です。「レトロボトル吟醸酒」「玉の泉 大吟醸」「プラムワイン」の3種類を試飲させてくれました。
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下戸のM君も口をつけています。ここで奈良漬けを土産に買いました。
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13:00 月桂冠の旧酒蔵を使った「京の台所 月の蔵人」で遅めの昼食です。
月の蔵人 グルメ・レストラン
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最初に温かいざる豆腐が出てきましたが、これが美味かった。言われた通り3種類の塩で頂きました。
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食数限定のランチメニュー
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街歩きを終え、伏見大手筋商店街の中を歩いています。
伏見大手筋商店街 市場・商店街
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利き酒のスタンプラリーのようなイベントをやっていました。
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10名水のひとつ御香宮神社の前を歩いてJR桃山駅に向かっています。
御香宮神社 寺・神社・教会
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JR桃山駅から電車に乗って稲荷駅で下車しました。
稲荷駅 駅
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目の前が伏見稲荷大社の大鳥居です。多くの観光客、特に外国人が目立ちました。
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参道を行くと二番鳥居、その向こうに楼門が見えます。
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楼門。天正17年(1589年)豊臣秀吉の造営とされています。神社の楼門の規模としては最大級です。
伏見稲荷大社 寺・神社・教会
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楼門のキツネ
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とにかく人が多い。中には着物を着たカップルもいましたが、その殆どが外国人観光客でした。
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本殿前の外拝殿
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伏見稲荷大社 本殿
四方に豪華な高欄を巡らせた稲荷造という独特の造りをしています。現在の本殿は応仁の乱で焼失した後、1499年に人々の寄付によって再建されたものだそうです。伏見稲荷大社 寺・神社・教会
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神楽殿
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拝殿でお参りを済ませて
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有名な千本鳥居に向かって歩きます。
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千本鳥居の入口。行列とまではいかないが人は多いです。
伏見稲荷大社 寺・神社・教会
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「外国人に人気の日本の観光スポット」で3年連続1位になった最大の理由がこのミステリアスな千本鳥居の存在です。
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イチオシ
確かに異界への入口のようです。
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伏見稲荷大社は全国の稲荷神社の総本宮。言わずと知れた商売繁盛と金運の神様で、願いがかなったお礼に朱塗りの鳥居を寄進する習慣は既に江戸時代からあったそうです。
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現在立っているのは殆ど平成になってからのもの。古いものは順次撤去されているようです。
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本殿から30分、千本鳥居を越えた先の奥の院に当たる奥社奉拝所に来ました。
奉拝所の右側後に「おもかる石」と呼ばれる一対の石灯篭があります。この灯篭の前で願い事の成就可否を念じて石灯篭の空輪(頭)を持ち上げ、そのときに感じる重さが、自分が予想していたよりも軽ければ願い事が叶い、重ければ叶い難いそうです。 -
持ち上げてみたが重かった。と、いうことは…?!
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根上がりの松
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ここから上は稲荷山を1周する「お山巡り」になります。1周50分、せっかく来たので1周することにしました。
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ここからは人がぐんと少なくなりました。朱塗りの鳥居はまだ延々と続いています。千本どころか1万本くらいありそうです。
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イチオシ
熊鷹社
伏見稲荷大社 寺・神社・教会
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熊鷹社
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四ツ辻から時計回りに1周しました。
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一の峰(上社)
稲荷山山頂(233m)にある“お塚”。
ここでスマホのバッテリーが切れたので、以後の写真はありません。 -
この後二の峰、間の峰、三の峰と一周し稲荷駅に戻った時は17:00を過ぎていました。疲れたので東福寺の紅葉ライトアップを見るのをやめて、そのままJR京都駅に行きました。
何時もの「アサヒスーパードライ ルネサンス」に行くと本日貸切りとのこと。仕方なく駅ビルにある海鮮居酒屋で夕食をとり19:30に解散しました。今日はよく歩いたので皆疲れたようです。
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