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 京都には季節ごとに違った表情があり、これまで数え切れないほど来ていますが、やはり秋の紅葉の時期は格別です。今年は11月中旬になって気温がぐっと下がったため例年になく紅葉が美しいと聞き、平日を狙って京都に行きました。<br /><br /> 今回は紅葉に加えて、大好きなNHK番組「京都人の密かな愉しみ」ゆかりの場所を回ることを目的に、洛北エリアに的を絞りました。このエリアは華やかな東山に比べて鄙びた雰囲気があり、特に、御所の西側にあたる西陣や室町は、生粋の京都人が暮らす「ディープ京都」です。<br /><br /> 最初に京都国際会館にちょっと寄り道。会議場のある宝ヶ池公園はゆったりした敷地で紅葉、黄葉が盛り。特段のイベントがないのか周囲に人はほとんどいませんでした。<br /> 次の大原三千院は約10年ぶりで、紅葉を見たのは更に昔。今回の紅葉は記憶にある中で最高、特に青苔の上に散ったモミジの落葉は見事でした。早い時間なので混雑もなくゆっくり歩くことができ、周囲の勝林院と来迎院まで足を延ばしました。

錦秋の洛北を歩く 1.京都国際会館から大原三千院へ

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2019/11/21 - 2019/11/21

167位(同エリア2099件中)

万歩計

万歩計さん

この旅行記のスケジュール

2019/11/21

  • 9:00 烏丸線国際会館前からスタート

  • 9:44 大原到着

  • 11:35 八瀬へ向け大原出発

この旅行記スケジュールを元に

 京都には季節ごとに違った表情があり、これまで数え切れないほど来ていますが、やはり秋の紅葉の時期は格別です。今年は11月中旬になって気温がぐっと下がったため例年になく紅葉が美しいと聞き、平日を狙って京都に行きました。

 今回は紅葉に加えて、大好きなNHK番組「京都人の密かな愉しみ」ゆかりの場所を回ることを目的に、洛北エリアに的を絞りました。このエリアは華やかな東山に比べて鄙びた雰囲気があり、特に、御所の西側にあたる西陣や室町は、生粋の京都人が暮らす「ディープ京都」です。

 最初に京都国際会館にちょっと寄り道。会議場のある宝ヶ池公園はゆったりした敷地で紅葉、黄葉が盛り。特段のイベントがないのか周囲に人はほとんどいませんでした。
 次の大原三千院は約10年ぶりで、紅葉を見たのは更に昔。今回の紅葉は記憶にある中で最高、特に青苔の上に散ったモミジの落葉は見事でした。早い時間なので混雑もなくゆっくり歩くことができ、周囲の勝林院と来迎院まで足を延ばしました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  •  9:00 スタートは地下鉄烏丸線終点の国際会館前。

     9:00 スタートは地下鉄烏丸線終点の国際会館前。

    国際会館駅

  •  今日は地下鉄・バスの一日券をフル活用。900円で京都市の観光地をほぼカバーしてとてもお得。バス専用の500円券もありますが適用範囲がやや狭く、渋滞の多い京都では地下鉄利用が可能な900円カードが威力を発揮します。

     今日は地下鉄・バスの一日券をフル活用。900円で京都市の観光地をほぼカバーしてとてもお得。バス専用の500円券もありますが適用範囲がやや狭く、渋滞の多い京都では地下鉄利用が可能な900円カードが威力を発揮します。

  •  大原に行く前に京都国際会館にちょっと寄り道。1966年に日本最初の国立会議施設として開設されました。

     大原に行く前に京都国際会館にちょっと寄り道。1966年に日本最初の国立会議施設として開設されました。

    国立京都国際会館 名所・史跡

  •  設計は195件の応募から選ばれたそうです。寺や神社を思わせる造形が京都らしい。

     設計は195件の応募から選ばれたそうです。寺や神社を思わせる造形が京都らしい。

  •  周囲は広い宝ヶ池公園になっていて、今は紅葉、黄葉が盛り。

     周囲は広い宝ヶ池公園になっていて、今は紅葉、黄葉が盛り。

  •  今日は特段のイベントがないのか静かです。

     今日は特段のイベントがないのか静かです。

  •  この先にある宝ヶ池から見た国際会館は、比叡山を借景にして絵になります。

     この先にある宝ヶ池から見た国際会館は、比叡山を借景にして絵になります。

    宝が池公園 公園・植物園

  •  隣接して建つ丸い建物はグランドプリンスホテル京都。時間がないのでここでUターン、大原行のバス停に戻ります。

     隣接して建つ丸い建物はグランドプリンスホテル京都。時間がないのでここでUターン、大原行のバス停に戻ります。

  • 9:44 大原バスセンター着。紅葉の時期は快速の臨時便が増発され、国際会館前から20分足らずで到着。

    9:44 大原バスセンター着。紅葉の時期は快速の臨時便が増発され、国際会館前から20分足らずで到着。

  •  ここに来るのは約10年ぶり。

     ここに来るのは約10年ぶり。

  •  三千院に向かう道の途中に、名物の「しば漬け」のお店。

     三千院に向かう道の途中に、名物の「しば漬け」のお店。

  •  大原女としば漬け。

     大原女としば漬け。

  •  道に沿った小さなせせらぎは呂川(りょせん)。比叡の山並みを源に三千院の南を流れ、高野川に合流します。

     道に沿った小さなせせらぎは呂川(りょせん)。比叡の山並みを源に三千院の南を流れ、高野川に合流します。

  •  朝日の中を呂川沿いに三千院へ。

     朝日の中を呂川沿いに三千院へ。

  •  日陰のモミジはまだ青葉。

     日陰のモミジはまだ青葉。

  •  三千院入口に到着。皆ここで写真を撮っていました。

     三千院入口に到着。皆ここで写真を撮っていました。

  •  山門に至る参道には茶店や土産物屋が並び、紅葉も見事。

     山門に至る参道には茶店や土産物屋が並び、紅葉も見事。

  •  三千院の山門。入る前に参道をもう少し歩きます。

     三千院の山門。入る前に参道をもう少し歩きます。

    三千院 寺・神社・教会

  •  山門の前に千枚漬けのお店。聖護院大根を使った京漬物の代表です。

     山門の前に千枚漬けのお店。聖護院大根を使った京漬物の代表です。

  •  こちらは湯豆腐のお店。

     こちらは湯豆腐のお店。

  •  今年は11月半ばにぐっと気温が下がったので紅葉が鮮やか。何度もこの時期に来てますが、今年は最高に近い。

     今年は11月半ばにぐっと気温が下がったので紅葉が鮮やか。何度もこの時期に来てますが、今年は最高に近い。

  •  参道の突き当りは魚山大原寺勝林院。<br /> ここで法然上人が他の碩学とともに、一昼夜にわたって浄土の宗義について論議を交わしたそうです。世にいう「大原問答」です。

     参道の突き当りは魚山大原寺勝林院。
     ここで法然上人が他の碩学とともに、一昼夜にわたって浄土の宗義について論議を交わしたそうです。世にいう「大原問答」です。

    勝林院 寺・神社・教会

  •  問答では<br /> 「どうすれば迷いの境地より脱して悟りの境地に入ることができるか。」の問いに対して、法然上人は「成仏はむつかしいけれど、往生は易しい。仏の願力を強縁としてにより有知無知を論ぜず、持戒破戒を選ばず、迷いのままに往生できる。」と答えられました。<br /> また<br /> 「念仏を称えて往生をとぐべきことは理解できてもこの心が静まらないのは如何すれば。」の問いに対して、「煩悩は起これども本願力で往生を得る。人間ありのままのすがたで救わるる道が称名念仏である。」と答えられました。<br /><br /> ~勝林院HPより抜粋

     問答では
     「どうすれば迷いの境地より脱して悟りの境地に入ることができるか。」の問いに対して、法然上人は「成仏はむつかしいけれど、往生は易しい。仏の願力を強縁としてにより有知無知を論ぜず、持戒破戒を選ばず、迷いのままに往生できる。」と答えられました。
     また
     「念仏を称えて往生をとぐべきことは理解できてもこの心が静まらないのは如何すれば。」の問いに対して、「煩悩は起これども本願力で往生を得る。人間ありのままのすがたで救わるる道が称名念仏である。」と答えられました。

     ~勝林院HPより抜粋

  •  この辺りの紅葉は見事。

     この辺りの紅葉は見事。

  •  紅葉の中の緑もすがすがしい。朝日を浴びてきらきら。

     紅葉の中の緑もすがすがしい。朝日を浴びてきらきら。

  •  血天井がある宝泉院は勝林院の塔頭。

     血天井がある宝泉院は勝林院の塔頭。

    宝泉院 寺・神社・教会

  •  紅葉を見上げながらウロウロ。

     紅葉を見上げながらウロウロ。

  •  紅葉を見上げながらウロウロ。

     紅葉を見上げながらウロウロ。

  •  紅葉を見上げながらウロウロ。

     紅葉を見上げながらウロウロ。

  •  紅葉を見上げながらウロウロ。

     紅葉を見上げながらウロウロ。

  •  そろそろ三千院へ戻ります。<br />

     そろそろ三千院へ戻ります。

  •  三千院御殿門<br /> 三千院は延暦年間(782‐806)に伝教大師最澄が比叡山東塔南谷の山梨の大木の下に一宇を構えたことに始まります。その後、慈覚大師円仁に引き継がれ、平安後期以降、皇子皇族が住持する宮門跡とななっています。<br /><br /> ~三千院HPより抜粋

     三千院御殿門
     三千院は延暦年間(782‐806)に伝教大師最澄が比叡山東塔南谷の山梨の大木の下に一宇を構えたことに始まります。その後、慈覚大師円仁に引き継がれ、平安後期以降、皇子皇族が住持する宮門跡とななっています。

     ~三千院HPより抜粋

    三千院 寺・神社・教会

  •  客殿に行く渡り廊下に面した質素な庭園

     客殿に行く渡り廊下に面した質素な庭園

  •  客殿

     客殿

  •  客殿の前の庭園は聚碧園(しゅうへきえん)

    イチオシ

     客殿の前の庭園は聚碧園(しゅうへきえん)

  •  江戸時代の茶人・金森宗和による修築と伝えられています。

     江戸時代の茶人・金森宗和による修築と伝えられています。

  •  客殿から宸殿に至る廊下に般若心経

     客殿から宸殿に至る廊下に般若心経

  •  渡り廊下から見た客殿

     渡り廊下から見た客殿

  •  宸殿内。本尊は伝教大師作と伝わる薬師瑠璃光如来(後で撮影禁止に気づいた、ごめん)

     宸殿内。本尊は伝教大師作と伝わる薬師瑠璃光如来(後で撮影禁止に気づいた、ごめん)

    三千院 寺・神社・教会

  •  宸殿の前に広がるのが有清園(ゆうせいえん)。木々と足元の苔を覆う紅葉の美しさに息をのみました。

    イチオシ

    地図を見る

     宸殿の前に広がるのが有清園(ゆうせいえん)。木々と足元の苔を覆う紅葉の美しさに息をのみました。

    三千院 寺・神社・教会

  •  突き当りに見えるのは往生極楽院

    イチオシ

     突き当りに見えるのは往生極楽院

  •  こちらは深緑を主体にしたはちょっと渋めの庭。紅葉がいいアクセント。

     こちらは深緑を主体にしたはちょっと渋めの庭。紅葉がいいアクセント。

  •  有清園へは下りて歩くことができます。

     有清園へは下りて歩くことができます。

  •  有清園から見た宸殿

     有清園から見た宸殿

  •  渋めの庭はこの方向。

     渋めの庭はこの方向。

  •  青苔を覆う紅葉の落ち葉。向こうは客殿の屋根。

     青苔を覆う紅葉の落ち葉。向こうは客殿の屋根。

  •  苔と色あせた紅葉は、永遠の命と儚い命。

     苔と色あせた紅葉は、永遠の命と儚い命。

  •  まだ早いので観光客はそれほど多くない。あと1時間もすれば行列になるかも。

     まだ早いので観光客はそれほど多くない。あと1時間もすれば行列になるかも。

  •  モミジのほかに杉やヒノキも多い。初夏の緑の庭も素晴らしいです。

     モミジのほかに杉やヒノキも多い。初夏の緑の庭も素晴らしいです。

  •  往生極楽院。三千院の歴史の源とも言える簡素な御堂です。

     往生極楽院。三千院の歴史の源とも言える簡素な御堂です。

  •  建物は重要文化財、阿弥陀三尊像は国宝に指定されています。

     建物は重要文化財、阿弥陀三尊像は国宝に指定されています。

  •  内部の撮影は禁止だったので、外からズームを効かせて阿弥陀三尊像を撮影。

     内部の撮影は禁止だったので、外からズームを効かせて阿弥陀三尊像を撮影。

  •  往生極楽院南側は弁天池

     往生極楽院南側は弁天池

  •  弁天池脇の苔の中ににたたずむ小さなお地蔵さまたち。

    イチオシ

     弁天池脇の苔の中ににたたずむ小さなお地蔵さまたち。

  •  わらべ地蔵と呼ばれる人気の写真スポットです。

     わらべ地蔵と呼ばれる人気の写真スポットです。

  •  微笑ましいお姿。

     微笑ましいお姿。

  •  わらべ地蔵から緩い坂を紫陽花園に向かって上がっていきます。

     わらべ地蔵から緩い坂を紫陽花園に向かって上がっていきます。

  •  自然を生かした庭園。

     自然を生かした庭園。

  •  橋と東屋

     橋と東屋

  •  深山幽谷の趣

     深山幽谷の趣

  •  紫陽花園

     紫陽花園

    三千院 寺・神社・教会

  •  お地蔵様の頭に枯れた紅葉

     お地蔵様の頭に枯れた紅葉

  •  阿弥陀石仏(売炭翁石仏)は鎌倉時代の石仏

     阿弥陀石仏(売炭翁石仏)は鎌倉時代の石仏

  •  律川(りつせん)。三千院は南北を呂川と律川に挟まれています。声明の呂曲と律曲に因んで名づけられ、調子がはずれた「呂律(ろれつ)がまわらない」という言葉はここからきているそうです。

     律川(りつせん)。三千院は南北を呂川と律川に挟まれています。声明の呂曲と律曲に因んで名づけられ、調子がはずれた「呂律(ろれつ)がまわらない」という言葉はここからきているそうです。

  •  来た道を戻って、

     来た道を戻って、

  •  三千院を出ました。

    イチオシ

     三千院を出ました。

  •  これから三千院の南に沿って来迎院に行ってみます。

     これから三千院の南に沿って来迎院に行ってみます。

  •  来迎院は三千院の東奥にあたります。少し行くと音無しの滝、そのすぐ先は滋賀県です。

     来迎院は三千院の東奥にあたります。少し行くと音無しの滝、そのすぐ先は滋賀県です。

    来迎院 寺・神社・教会

  •  聖応大師良忍上人の建立で、大師は後に融通念仏宗を興されました。

     聖応大師良忍上人の建立で、大師は後に融通念仏宗を興されました。

  •  来迎院と良忍上人の徳を記した説明板

     来迎院と良忍上人の徳を記した説明板

  •  京都の寺の入場料は高い。せこいけど入口手前から写真だけ撮って、

     京都の寺の入場料は高い。せこいけど入口手前から写真だけ撮って、

  •  来迎院を後にしました。

     来迎院を後にしました。

  •  さすがにここまで来る人は少ない。

     さすがにここまで来る人は少ない。

  •  三千院の朱雀門の横を通り、

     三千院の朱雀門の横を通り、

  •  勅使門を横目に、

     勅使門を横目に、

  •  大原のバス停に向かいます。

     大原のバス停に向かいます。

  •  11:35 大原バス停。ここから瑠璃光院に向かいます。

     11:35 大原バス停。ここから瑠璃光院に向かいます。

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