2011/04/06 - 2011/04/11
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kojikojiさん
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MQ(ミュージアム・クォーター)の「レオポルド美術館」の後はブルク公園を抜けて「アルベルティーナ美術館」に向かいました。ブルク公園では有名なモーツアルト像がありますが、いろいろな媒体で紹介されている音符形の植え込みの赤い花は黄色い花が植えられていました。赤い花と青い芝生の風景を想像していたので、ちょっとがっかりでした。ブルク公園は市民の人が思い思いに日光浴をしたり、家族連れが寛いで楽しそうでした。確かに王宮周辺や美術史美術館周辺やMQ辺りには芝生に寝っ転がれるような場所は無いので、必然的にここへ集まるのでしょう。また公園の奥には「パルメンハウス」という名のレストランがあり、名前の通り温室を改造したレストランです。天気が良く表のテラス席はずっと満席だったので先に「アルベルティーナ美術館」を見学した後遅めの昼食をここでとりました。余談ですが妻はかなり重症の花粉症なのですが、東京での花粉症のピークが済んだ後の旅行でしたが、ウィーンの街中の公園はどこも杉の木ばかりでした。黄色い花粉で色の変わった杉の木をみて悲鳴を上げていました。この後春先のヨーロッパ旅行にマスクや花粉症の薬は必須になりました。ただしオーストリアは屋外でマスクをするのは法律で禁止されています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ブルク公園に入るのは今回が初めてでした。ガイドブックなどで必ず紹介される赤い音符の花の奥にモーツァルト像が観たいと思っていたのですが。植えてあるのは黄色いパンジー!多分季節によって植え替えいるのだと思いますが、ちょっと残念でした。
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ブルクガルテンは1819年に皇帝フランツ1世が整備させた庭園で、かつては皇室専用でしたが、現在は市民に開放されています。緑豊かな庭園内にはモーツァルト像やフランツ・ヨーゼフ1世像があり、記念撮影スポットとして人気が高い場所です。
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ザルツブルクで生まれたモーツァルトですが、ザルツブルグにある記念像よりもブルク公園の方が有名です。この像はヴィクトール・ティルグナーという有名な彫刻家によるもので、 19世紀終わりに造られました。 もともとこの像はオペラ座裏のアルベルティーナ広場に建てられていたのですが、戦争で被害を受けた後に修復されて現在のように王宮庭園に移されました。
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台座の部分はよく見るとピアノのようで鍵盤も見えます。台座の壁面にはモーツァルトのオペラの場面がレリーフになっています。黒っぽく見えるのはいろいろな種類の楽器の彫刻です。
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この公園は保育園のお散歩コースになっているようですが、この辺に保育園なんてあるのでしょうか?
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ウィーン市内の中心とは思えないような緑どり濃い公園です。
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公園の奥は芝生になり巨大な温室が広がっています。
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温室の中央部分はレストランに改装され、左右は温室のまま残っています。シューンブルン宮殿にも巨大な温室が幾つも残っているので、皇帝一家は温室が好きだったのですね。
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中央部は「パルメンハウス」と言うレストランになっています。アルファベットの綴りを見て気付きましたが、パルメン=椰子、椰子の木の家だったのですね。
お昼のテラス席は満席ですが、まだお腹は空いていないので先に「アルベルティーナ美術館」に向かいます。 -
鉄骨造の温室は温度調整のために入り口は2重扉になっています。無骨な鉄骨で造られた建物ですが、細かいディティールを見ると繊細なデザインを見つけることができます。
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「シューンブルン宮殿」の敷地内にある鉄骨で組まれた温室よりは柔らかさを感じます。
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公園を東側に抜けるとすぐに「アルベルティーな美術館」が見えてきました。
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モネからシャガール、ロシア・アヴァンギャルド、メル・ラモスとロイ・リキテンシュタインの特別展が開催されていました。ちょっとあまり好きな傾向ではありません。
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ホーフブルグ王宮に繋がった立派な建物は、豪奢な旧ハプスブルク家邸宅だったものです。収蔵品はフランス印象派から現代美術に至る約150年の美術史上もっとも興味深い常設展と、100万点に及ぶ素描コレクションは、世界最大かつ重要な素描コレクションとして有名です。
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「アルベルティーナ美術館」には2003年にハンス・ホラインが構築したフライング・ルーフという建物とは独立した巨大なキャノピーが設けられています。オペラ座の裏側からはエスカレーターで上がれるようになっていました。
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この当時は残念ながら収蔵品を含め館内は一切撮影禁止でした。宮殿の内装を残しながら昔の美術品を陳列しているエリアと、内装を変えて現代アートを展示しているエリアの対比が素晴らしい美術館でした。
あまり好きではない現代アートですが、日本では今後も見に行かないと思うので、メル・ラモスとロイ・リキテンシュタインもしっかり見学しておきました。
個人的にはデューラーの「野兎」に感激したのと、シーレやクリムトがここにもあるのかと驚ろきました。写真はミュージアムショップで購入した絵葉書です。 -
「芝草」アルブレヒト・デューラー
アルベルティーナ美術館のデューラー・コレクションは世界有数の規模で、その中核はデューラーの愛好家だったハプスブルク家のルドルフ2世の収集品で占められています。 -
「野兎」アルブレヒト・デューラー
この作品を見るためにアルベルティーナ美術館に来たと言っても過言ではありません。デューラーは最初に自然研究に取り組んだ画家のうちの1人です。透明水彩の上に不透明なガッシュでハイライトが加えられています。小さい作品なので、デューラーのADのモノグラムが大きく見えます。 -
「メランコリア1」
デューラーは1513年と1514年の2年間は木版画の制作を停止して銅版画に集中しました。この期間に銅版画の傑作「三大銅版画」と呼ばれる「騎士と死と悪魔」(1513年)と「メランコリア 1」(1514年)と「書斎のヒエロニムス」(1514年)が制作されました。三大銅版画の中でも最も有名なのが「メランコリア 1」で、翼のある人物は物思いにふける様子で手にコンパスを持っています。周囲には球体や幾何学体、木工道具、天秤、砂時計、キューピットなどが描かれています。 -
有翼の人物を取り巻く物は「幾何学(ゲオメトリア)」を表しており、人物はその擬人像と思われます。中世において幾何学は学芸の基礎であり、すべての技術の基本でしたので、絵画表現に科学的な基盤を置いていたデューラーは、幾何学を擬人化した画家を描きました。タイトルであるメランコリーは人間の憂鬱質を表しており、憂鬱質の人は神的インスピレーションを得ることができるとされていました。メランコリーは芸術家の気質、つまりデューラー自身の気質を表しています。
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「祈る手」
この絵には1つの物語があります。ニュールンベルグの町にデューラーとハンスと
いう若者がいましたが、2人とも画家を目指していましたが、貧しいことから2人は版画を彫る親方の元で見習いとして働いていましたが、毎日忙しいだけで絵の勉強ができません。ある時ハンスがデューラーに提案しました。「このままでは2人とも画家になる夢を捨てなくてはいけない。2人が一緒に勉強はできないので交代で勉強して、1人が働いてもう1人のためにお金を稼いで助けよう。」先に勉強に出たデューラーはヴェネツィアで数年学び、高い評価を受けます。残ったハンスはお金の稼げる鉄工所でハンマーを叩きます。 -
故郷に戻ったデューラーはハンスと再会し「次は君が勉強する番だ。」と手を取ります。ところがハンスの両手は長い間の力仕事でごつごつになり、絵筆がもてない手に変わってしまっていた。自分の成功が友達の犠牲の上に成り立っていたことを知り罪悪感に襲われます。デューラーがハンスの家に行くと、デューラーがこれ以上悩まないように神に祈りをささげる姿を目にします。そしてデューラーはハンスの祈りの手を描かせてもらいました。
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「サンゴのネックレスをかけたニコラ・ルーベンス」ピーテル・パウル・ルーベンス
ルーベンスの息子のニコラの幼い姿を描いた作品で、首にかけた紅色サンゴの首飾りはその美しい色で好まれていたものです。また、キリストの血を象徴するものとされています。ニコラはルーベンスとイサベラ・ブラントの次男で、穏やかな表情の子供をルーベンスは少なくも3度描いています。 -
ボスは生涯において3点の大きな三連祭壇画を制作しています。どの祭壇画もそれぞれのパネルに描かれた題材が重なり合い、全体として1つの意味が表現される構成になっています。これら3点の祭壇画に共通して言えることは、どれも特定の歴史や信仰に直接関連するテーマを扱ったものではないということです。当時の三連祭壇画は左翼、中央パネル、右翼へと物語が流れていき、両翼にはエデンと最後の審判が描かれ、中央パネルには何らかの寓意を秘めた作品が多いのですが、「快楽の園」が教会のために制作されたのかどうかははっきりとしていません。描かれている極端な内容からすると教会や修道院で使用されていたとは考えにくく、一般信徒の依頼されたものと思われます。この「Tree Man」はプラド美術館に収蔵されている「快楽の園」の右翼に描かれたものの素描です。
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「大きな魚は小さな魚を食う」ピーテル・ブリューゲル
魚をたくさん食べすぎた巨大な魚が小さい人間にお腹を切られているのは、「権力を振り回しすぎると最後には立場が逆転する」という寓話で、
「いくら大きくても知恵があるものには敵わない」という意味にも解釈できます。
この絵をよく見ると、大きなえらを翼のように空を飛ぶ魚や、魚をくわえて歩いてる足のある魚など奇想天外なモチーフが見つかります。小舟の近くにはラテン語で「ほら、ご覧」を意味する「ECCE」の文字があります。この絵を初めて見たのは中学生の頃に見た日曜美術館で、その時の衝撃は今でも覚えています。 -
「怠惰」ピーテル・ブリューゲル
眠る人やゆっくりと動く動物、かたつむりやサソリやナメクジに悪魔、そしてキメラ( 眠りの象徴)絵の中心にはロバの上に横たわる女性がいて彼女の下には「怠惰」の文字があります。女性のための枕はオランダの諺で「ナマケモノ ? 悪魔の枕」を象徴する悪魔によって支えられています。時計の針は人の腕になりその近くには、水車をトイレとして使っている巨人が描かれています。 -
「画家と画商」ピーテル・ブリューゲル
美術史美術館の油彩の大作も素晴らしいですが、版画にも魅力のあるブリューゲルの作品です。この時の旅の後にベルギーとオランダを旅するきっかけになったと思います。 -
「理性の眠りは怪物を生む」フランシス・ゴヤ
「 ロス・カプリーチョス(気まぐれ)」の風刺の一連作を作り上げている80のエッチングの第43番目の作品です。画中の真ん中で眠っているのがゴヤ自身です。彼の理性は無気力状態でぼんやりとし、暗闇の中でさまよう者どもにより酷く苦しめられています。この作品は愚かさのシンボルであろうフクロウ達と無知を象徴するこうもりを描いています。ゴヤの悪夢はスペイン社会への彼の印象を表しています。ロス・カプリーチョスの中でゴヤはスペイン社会を発狂し腐敗しあざけりの最盛として描写しています。 -
「義姉アデル・ハームスの肖像」エゴン・シーレ
アルベルティーナ美術館にもシーレの作品がたくさんありました。さすがに午前中にレオポルド美術館で世界一のコレクションを観てきた後なので食傷気味です。さらにこの後にベルヴェデーレ美術館の下の宮殿でもたくさん見ることになりました。 -
「オレンジの衣装を着た自画像」エゴン・シーレ
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「まぶたを下げた自画像」エゴン・シーレ
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「女性のカップル」エゴン・シーレ
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「4分の3の横顔のケープと帽子をかぶった女性の肖像画」グスタフ・クリムト
油彩の作品の華やかさも素晴らしいですが、クリムトの素描も画力の強さを感じさせます。 -
「街灯のある風景」ポール・デルヴォー
ポール・デルヴォーの描くマニエリスムを感じさせるような女性や、独自の夢とノスタルジーの世界が好きです。作品の中では無表情で大きな目を見開いた裸の女性たちや駅舎を描いた「夜の汽車」に惹かれます。ベルギー旅行では彼の生まれた家にも行きたかったのですが、これも叶いませんでした。 -
前日の「美術史美術館」の見学で観たルーカス・クラーナハの「女性の肖像画」をパブロ・ピカソがリノカットという版画の技術で制作したものです。まさかこの美術館に収蔵されているとは知りませんでした。
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「緑色の帽子をかぶる女」パブロ・ピカソ
1947年の制作なので陶芸の作品を造り始めたヴェロリス期の作品です。シンプルな構成で色数も少ないので好感が持てる作品です。個人的には親友のカサヘマスが自殺した後の青の時代など初期の作品が好きです。 -
「魅惑のスポット」ルネ・マグリッド
難解なマグリッドの作品ですが、数年後の2015年に日本で開催された展覧会にも行き、ブリュッセルのマグリッド美術館へも行くきっかけになりました。1週間滞在したブリュッセルでしたが、時間が無くて自宅を訪ねることが出来なかったのが残念でした。 -
テラスから見たアルベルティーナ広場はウィーンの繁華街であるテゲトフ通りです。すぐ裏には静かなブルク公園が広がっていますので不思議な感じがします。右の建物はホテル・ザッハーの建物で、左側はホテル・アストリアです。
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フィアカーは上から見ても絵になりますね。テレビで見る王室か皇室のパレードみたいです。
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美術館の前にアルベルト公の騎馬像が置かれてあります。マリア・テレジアの娘婿(マリア・クリスティーナ)にあたる人物で、彼の名前からアルベルティーナ美術館という名前がついています。
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お腹が空いたのでブルク公園のパルメンハウスに戻ることにしました。
自由に入れる公園の入り口にこんな門がついているのですから羨ましいものです。 -
ようやくやってきた春の陽射しを求めて表のテラス席は相変わらず満員です。我々は別に日光浴を求めていないので、店中の席に案内してもらいます。
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この旅の後の2013年に公開されたジュゼッペ・トルナトーレ監督の「鑑定士と顔のない依頼人」という映画を見ているとこのレストランが出てきて、舞台がウィーンなのだと分かりました。それ以外にはクレアの邸宅の近くのバーの壁にゲッサービールのプレート以外オーストリアを感じさせるものはありませんでした。
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店内は元々の温室の内装のままのようです。そして店名のパンメルハウスの通りにパンメル(椰子の木)が植えてあります。
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オープンキッチンのは美味しそうな料理が作られています。スタッフの方のきびきびした動きが気持ちよいです。
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中にいるお客さんは周辺の会社のお金持ちサラリーマンか、有閑マダム風の人ばかりでした。表のテラスも店内の席も観光客より地元の人が多いようでした。
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朝ご飯はホテルで食べてきましたが、さすがに美術館を2か所観てきた後なのでお腹は減っています。
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料理が来る前に無言でパンをほおばりました。
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プラハからウィーンまで毎日ビール漬けの日々です。この店の生ビールはシュレムサー Schremserという初めて飲む銘柄ですが、その歴史は15世紀まで遡り今も家族経営の醸造所で造られているそうです。
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昼と夜は必ず乾杯から食事が始まります。
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日差しは強いけれど気温はあまり高くないのでスープを頂きました。
シュトースッペ という 生クリームとサワークリームを使ったポテトスープのようで
歩き疲れた体に沁みます。 -
隣に座っていたおばさんは図書館帰りのようで、古い本をたくさん抱えていました。
本を置いたままどこかへ行ってしまいました。 -
メニューにはイタリアンも多かったのでカルパッチョを注文してみました。オーストリアお牛肉は美味しいですからね。
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イカのマリネも美味しかったです。ウィーンはさすがに首都なので、海の無いオーストリアでも新鮮なシーフードが揃っています。
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自分で注文しておきながら、人の料理のお皿を見るのはやめなさい。
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もちろん途中でお皿を取り換えてシェアしていただきました。1プレートが大きいのでこれでお腹がいっぱいになりました。
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木々が茂り、本当に温室で食事をしている気分になれます。プラハから来たばかりの我々にはウィーンの物価に慣れていないので、少々高く感じました。生ビールにスープにパンに1プレートの料理にコーヒーで2,000円くらいなので、今考えるとそんなに高くはありませんでした。
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温室の前の芝生には日光浴の人が増えてきました。日本では芝生に入れない公園が多いですが、ヨーロッパの公園は自由でいいですね。
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レストランに向かって右側の温室は解放していないようでした。
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左側の温室はバタフライ・パークになっていました。特にちょうちょが好きでもないので中に入ることはありませんが、きっと温室の中を蝶が舞っているのでしょう。
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子供の頃に新宿御苑の温室とか伊東のシャボテン公園の温室に行った事が懐かしく思い出されました。新宿御苑の温室は現在建て替え中だそうです。
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隣はホフブルグ王宮の厳めしい建物です。この公園が皇帝専用だったことが感じられます。
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王宮関連の美術館などの入り口は反対側なので、ひっそりと静まり返っています。
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ブルク公園からもう一度「アルベルティーナ美術館」側に戻って、大きく廻り込んで散歩を続けます。テラスの下のこの部分は建物の一部なのでしょうか?
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ウィーンは自転車が良く似合う街です。
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お客を乗せたフィアカーが通り過ぎていきます。プラハと言いウィーンと言い馬車が似合う町です。
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ドロテウムに通りかかったので中を見てみます。昔西武美術館で「世紀末ウィーン展」を開催したときに店内の催事でドロテウムが紹介されていました。
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元々は国営の質屋として開設されました。そして、現在の豪華な建物が完成した後は質屋の機能と共にオークションハウスになっています。1979年には民営化されてサザビーやクリスティーズなどに次ぐ世界第4のオークションハウスになっています。
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1階には数件のアンティークショップがあり、オークションに参加しなくても販売しています。周辺の値札の無いアンティーク店に入るより気軽に入れます。家具で欲しい物があったけれど、輸送についてとか税関についてなど聞くのが億劫だったので尋ねませんでしたが。
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宝物館の裏のトンネルを抜けるとミヒャエル広場に出ます。トンネルの中を馬車を引く馬の蹄の音が響き渡ります。
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ホーフブルク王宮のミヒャエル宮殿の正面を飾る彫刻群はオーストリア南部のエッゲンブルク近くで切り出された25トンの大理石をもとに作られています。題材はヘラクレスの偉業で「怪物ヒュドラーを退治するヘラクレス像」などが有名です。
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円形のミヒャエル広場の中央には紀元1世紀頃の古代ローマの遺跡があります。この遺跡はウィーンの前身である古代ローマ軍の駐屯地であるウィンドボナに関連するものです。正面にはウィーン建築史上最大の問題作であるロースハウスがみえます。名前の通り建築家アドルフ・ロースが設計した建物で、1907年に建設が開始されましたが、壮麗な装飾を誇る王宮のミヒャエル門の真向かいに、白い漆喰だけで装飾のない窓が並ぶだけの建物が建てられようとしたため、世間から非難をあびて建造は一時中止されます。窓の上には庇すらないことから眉のない建物などと陰口を叩かれ、結局ロースは窓の真下にプランターを取りつけることで譲歩し、この問題に決着がつきます。
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