2011/04/06 - 2011/04/11
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kojikojiさん
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プラハからウィーンまでは列車での移動でした。プラハの中央駅では列車に乗り遅れそうになりましたが予定通りのウィーン到着です。1週間後にブダペストへ移動だったので、駅で切符を買っておこうと思ったのですが、「自由席だし混んでいないから当日で大丈夫よ。」といわれ、そのまま地下鉄を乗り継いで市庁舎まで移動しました。ウィーン滞在の1週間はラートハウスパークというトレンドホテルチェーンで、名前の通りラートハウス(市庁舎)から1ブロック離れた近所にありました。隣にはウィーン大学がありましたが昼間も静かな所でした。リンクのトラムの停留所で1番近いのがブルク劇場前でしたので、毎日市庁舎を通り抜けていたのですが、市庁舎前の広大な広場はいろいろなイベントに利用されるようです。冬のクリスマス市などは有名ですが、滞在中も楽しいイベントがありました。まるで滞在にあわせたように4月7日から10日までシュタイヤマルク・フェストというシュタイヤマルク州の観光キャンペーンが開かれていました。これがありきたりのキャンペーンでは無くて、まるで現地の村をそのまま移設してきたようです。オーストリアのフェストにお酒はつきもののようで、ゲッサービールを初めローカルビールにワインが振舞われます。ウィーンに住んでいる人にバカンスはシュタインマルクへ来てねといった感じで連日連夜大賑わいです。現地から来た人達はまるでお祭り騒ぎで、伝統的な衣装を着ているので雰囲気も抜群です。レーダーホーゼンと呼ばれるサスペンダー付きの皮の半ズボンにチロリアンハットで、その格好のまま街中も歩いているので不思議な感じもしました。ホテルが会場に近い話は最初にしましたが、彼らも同じホテルに滞在していたので、朝食のレストランはまるでチロルの村のようです。昔はアルプスの少女ハイジだったおばさんたちに囲まれて食事は楽しかったです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
プラハの駅で買い物をしたりファントヴァ・カヴァールナというカフェでお茶を飲んでいたら危うく乗り遅れそうになりました。
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プラハ駅の駅員さんに助けてもらって何とか列車に飛び乗ることが出来ました。この後のウィーンからブダペストはレイルジェットでしたが、この旅のことはプラハとウィーン間はまだ開業していませんでした。EC75でプラハを8:39発でウィーンのメイドリンクに13:22着です。2人で1,010フォリントと座席予約が別に140フォリントで合計5,000円くらいです。
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ウィーンに行くのは2回目で、始めて来たのは1991年の夏の終わりなので20年経っていました。初めての長期の1人旅だったのですが、予約していた大韓航空は成田から金浦空港間は予約の便に乗れましたが、金浦空港からフランクフルト経由ウィーンの便はオーバーブッキングで乗れませんでした。提示されたパリ経由の便もオーバーシートという有様で、2度と乗りたくないなと思いました。
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その後イタリアとスイスを2か月旅して最後にウィーンに戻ると秋も終わりになっていました。今から思えばその時にプラハやブダペストにも行っておけばよかったとも思います。イタリアはその後何度行っても変わりはありませんが、90年初頭のプラハやブダペストはだいぶ違ったと思います。
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妻も大昔にウィーンに来たことがあるので再訪を楽しみにしています。
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この旅まであまり足を踏み入れなかった中欧でしたが、その後クリスマスマーケット巡りでウィーンとプラハとブダペストにも再訪することができました。ザルツブルグには2年連続で行ったり、グラーツやインスブルックへも行く機会に恵まれました。
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列車のスピードが遅くなるとウィーンの駅も近いようです。昔に比べて列車もカッコよくなったものです。ウィーン南駅から夜行列車でヴェネツィアへ向かい、チューリッヒから夜行列車でウィーンへ戻ったことなどを思い出します。そんな始発駅だったウィーンの南駅も無くなったと聞いています。
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こういった片側6人コンバートメントの車両に乗ると旅情を感じます。でも昔に比べて窓は開かなくなったり、風情は無くなった気がします。夜の駅で別れを惜しむ家族や恋人が最後に開けた窓で別れをする情景は無くなっていくのでしょうね。
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ウィーン中央駅(ウィーン ハウプトバーンホフ)から地下鉄を乗り継いでラートハウスまで移動しました。地下鉄は1人1.8ユーロでした。そこから荷物をガラガラ引きながら3ブロック歩いた先にホテルがありました。
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1ブロックがそのまま1つの建物という19世紀のお屋敷ホテルです。この当時1泊朝食付きで10,700円くらいでした。表通りに面した部屋ですが、通り自体が静かなので快適な滞在でした。
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部屋で一休みしてリンクまで出て、ラートハウス/ブルク劇場前からトラムに乗って美術史美術館を目指すことにします。
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1ブロック歩くとウィーン大学の建物の裏側にぶち当たりました。1365年創立のドイツ語圏最古で最大の大学です。この大学の名前を聞くとクリムトのウィーン大学大講堂天井画事件を思い出さずにはいられません。天井に「哲学」「医学」「法学」の3学部の絵画を描く依頼を受けますが、内容がエロチックということで前金の返金を迫られます。
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「医学」は王立オーストリア絵画館に渡り、「哲学」と「法学」は個人の手に渡ります。その後戦火を避けインメンドルフ城に移されますが、ナチスが火を放ち3枚とも焼失してしまいます。
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そんな話を思い出しながらウィーン大学から市庁舎あたりを歩きました。近いようでも大きな建物をいくつも越えていくので、ラートハウス/ブルク劇場前のトラムの停留所までは結構な時間がかかりました。
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市庁舎の脇の回廊から正面に出ると何やら工事中でした。この時はプラハの旧市街広場でも設営中だったイースターのマーケットかと思いました。
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ところが小屋のようなスタンドだけではなく、本格的なレストランのような建物まで出来ています。
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アスファルトの地面にはバークと呼ばれる木のチップが敷き詰められています。昔スイスのモントルーのクリスマスマーケットに行ったときに同じように敷き詰められたチップを見て感動したことがあります。日本では消防法の関係で絶対できない演出です。
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嵐の前の静けさと言った感じで、夕方ホテルに戻る際にここを通ったらすごい人の数になっていました。
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「シュタイヤマルク・フェスト」というシュタイヤマルク州の観光キャンペーンということでした。シュタイヤマルク州は州都がグラーツで、のちにクリスマスマーケットで訪れましたが非常にきれいな街でした。
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わらが積み上げられまるでどこかの村を再現しているようです。いつ完成するのかと思える状態ですが、夜になって返ってくる頃には未完成のまま宴会で盛り上がっていました。
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広場の一角には本物の鍛冶場も再現されています。屋外とはいえ溶鉱炉まで据え付けてあります。
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多分何百年も前から代々鍛冶屋をやっているようなお爺さんが赤く焼けた鉄くぎを叩いています。小さい蹄鉄のようなものが3ユーロで売っていました。
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シュタイヤマルク州のビールと言えばゲッサービールです。オーストリアで一番親しまれていると言うだけでは無く、1955年5月15日の第2次世界大戦後の米英仏ソ4ヶ国による分割統治を経てオーストリアが独立を回復した際にオーストリア最初の首相レオポルド・フィグルが歴史的なスピーチを行いました。それは「Österreich ist frei!"(オーストリアは自由になった!)」で、そして4ヶ国の代表と条約締結を祝う祝宴で飲まれたのがゲッサービールです。
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ゲッサーのラドラーというレモンビールは最高に美味しいで、日本でも絶対に売れると思うのですが、値段が高いので数年後にできてもあっという間になくなってしまいました。我が家では夏になると発泡酒とレモンジーナを同僚筒で割って飲みますがかなり近い味になります。
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広場の入口から俯瞰するとこんな感じでした。頭上には空気を入れた州のカラーである緑の風船のゲートがあったのですが、風に揺られて大丈夫かなと思いました。案の定で翌日には撤去されていましたが、クリスマスマーケットに比べるとシンプルな装飾でした。
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ホテルは19世紀のお屋敷なので設置されたエレベーターもクラシックなものでした。前の週滞在していたプラハの町にも世紀末の建築の中に同じようなエレベーターがありました。
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ラートハウスホテルの朝食は非常に質が高くて美味しかったです。ウィーンの朝ごはんと言えばカイザーゼンメルで、このパンの起源は判明していないが1750年頃には現在のような形状のパンが存在していたそうです。名前の起源には諸説有り、パン屋の同業組合が1789年に皇帝ヨーゼフ2世に代表を派遣し、18世紀当時ハプスブルク君主国の法律により定められていた販売価格の管理統制を撤廃するよう説得したする説と19世紀のフランツ・ヨーゼフ1世による食品や飲料に対する「カイザー」の名前の付与によるものであるとする説だそうです。
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オーストリア農林省により正式に認可された伝統的なオーストリア料理で、初めてウィーンのホテルに泊まった20年前のホテルの朝食の時、前のテーブルのおじいさんがナイフを使って上手に上下に切り分けるのを見て真似したことを思い出します。
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翌日のフェスティバル開催日の夕方は大賑わいした。ステージではバンドも入りみんな楽しそうです。
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どこのスタンドも超満員です。バックの市庁舎とバークを敷き詰められて再現された村の雰囲気とのアンバランスさが面白いです。
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ブルク劇場まで人で埋まっています。スタンドの数が少ない分集まった人の数は多そうです。
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途中から身動きが取れなくなりました。
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思い思いに座って楽しめるスペースもあります。我々も中に入ってくつろぎました。
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そのうちに伝統的な民族音楽の演奏が始まります。当然みんなお酒が入っていて、お客さんも州から来た人も同じように楽しんでいるのが分かります。
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レーダーホーゼン(Lederhosen)は男性用の半ズボンで、ひざ丈ほどの皮製のズボンです。サスペンダー付きの半ズボンという感じで、伝統的には山岳地方で働く農夫たちの作業服です。皮は布よりもずっと強くて重労働に適していて汚れにも強いとされます。昔父がどこからか買ってきたことがあったのを思い出しました。
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民族衣装としてはチロリアンハットと呼ばれる帽子と白シャツにタイにベルベットのベストにハイソックスの組み合わせです。足元は当然チロリアンシューズです。
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今年で15周年のシュタイヤマルクのフェストです。全員が州のカラーであるグリーンの意匠を着ていました。
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売店では州の名産品が沢山売られていますが、買い物をするなら朝が一番落ち着いています。
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翌朝の午前9時ころに通りがかるとお客さんは誰もいませんでした。
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日に日にディスプレイなどが変わっているような気がします。
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トラムの停留所前に置かれたフォトスポットには地元の若者がハートのベンチに座っていました。カメラを向けるとにっこり笑ってポーズをとってくれました。
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晩御飯を食べてほろ酔い気分でトラムに乗ってブルク劇場の前まで戻ってきました。夜おブルク劇場もライトアップしてきれいです。
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公演のない日の劇場は閑散としています。
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ところが通りを挟んだ市庁舎広場は夜遅く戻ってきてもこの調子です。
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午後10時を過ぎていても終わる気配はありません。まあ週末の金曜日ですからね。
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遅くなれば遅くなるほどにぎわっているような気がします。まあ、クリスマスマーケットほどではないですが。
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ライトアップした市庁舎も綺麗です。
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落ち着いてライトアップした市庁舎を見たい気もしましたが、毎晩一緒になって楽しんでしまいました。物販のスタンドの多いクリスマスと違ってほとんどが飲食の店です。
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なかなかホテルに帰りつけない日が数日続きましたが、日曜日の万でフェスティバルが終ると月曜日には跡形もなくなっていました。
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ようやくホテルにたどり着きました。
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部屋に戻ってLINEを確認すると末の弟に娘が生まれた連絡がありました。母子ともに元気ということで、妻と2人で祝杯をあげました。
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そして毎晩の見比べた瓶ビールの数々。剥がしたラベルは旅行中に日記を付けているスケッチブックに貼り込んで大切に保管してあります。
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シュタイヤマルク州から来ていた人たちは周辺のホテルに滞在していました。我々の宿泊したラートハウスホテルでも朝食会場にはディンドゥル(Dirndl)という女性用の民族衣装を着た人でいっぱいでした。皆さん民族衣装を着てご出勤です。この後にクリスマスマーケと巡りにはまって、4年目にオーストリア各地、5年目にウィーンのマーケットを訪ねる事が出来ました。
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