2011/04/02 - 2011/04/06
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kojikojiさん
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地球の歩き方にはほとんど紹介されていませんがプラハ城の下に広がる斜面には美しいイタリア式の6つの庭園(大フュルステンベルグ庭園・小フュルステンベルグ庭園・コロヴラード庭園・大パルフィー庭園・小パルフィー庭園・レデプール庭園)があります。そして通りを挟んだ反対側にはヴァルトシュテイン宮殿、宮殿は議事堂なので一部しか見学できませんが(土曜日の午後のみでした。)庭園は自由に無料で散策できました。更に少し離れたミラクーシュ教会の近く(トルジシュテ通りとカルメリツカーの角。)にあるヴルトボフスカー庭園はペトシーンの丘の傾斜を利用したプラハで一番美しいバロック式の庭園だと思います。あまりに素晴らしく係りの女性(ここも年配の女性でした。)に「素晴らしい庭園で感動しました。」と伝えると本当に嬉しそうに誇りを持った微笑を返してくれました。ヴルトボフスカー庭園はわざと入口が分からないようにしていると思えるほど分かりにくいです。(行かれる方は写真を参考にしてください。)これらの庭園が地球の歩き方には紹介されていないにも関わらず同じ地球の歩き方gem stoneシリーズに詳しく紹介されています。このシリーズはとても良く出来ているので好きなのですが、ガイドブックにももう少し紹介してもいいと思いました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
プラハ城から登ってきた坂道では無く城の下に廻り込む様な階段を下るとすぐに迷子になりました。三叉路の公園で子供をあやしていたお母さんにガイドブックの写真を見せると「ああ、そこはこの道を下って・・・。」と道案内をしてくれました。途中右手にヴァルトシュテイン宮殿が見えたのでその後はすぐに分かりました。レストランの脇の小道を入るとそこが庭園の入口でした。
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庭園はプラハ城下の斜面に対し横並びになった6つのお屋敷の裏側になります。つまり庭園の一番上から隣の庭に入って下ってという事を繰り返して見学します。
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ちょうどプラハ城の東門を出た広場の半円形になった高台の真下辺りが庭園です。
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小フュルステンベルグ庭園の一番上です。ここまではブドウ畑が段々に続いていますがまだ芽吹いていませんでした。レマン湖の北側のローザンヌ付近のイヴェルドンとかエペスとかサンサフランの小さな村の段々畑を思い出させる景色です。
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各庭園の最上段からの眺めは素晴らしいです。プラハ城のテラスからだと手前に大きな木があるので一段下がった庭園からの方は眺めが良いような気がします。
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階段を延々と登り、景色を眺めては横の庭園に移動します。この庭はストレートの階段ですが、ジグザグに登る庭園もあります。
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この門を出るとプラハ城の東側の門のすぐ傍に出ますので、ここから見学を始めても良いと思います。この塔みたいな建物が目印で、ここから見学をスタートさせると1回登るのが少なくなると思います。
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上に見えるのがプラハ城の建物です。
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マラー・ストラナの赤い瓦屋根が見渡せます。目線の高さに広がるのでその美しさが強調されるような気がします。
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レデプール庭園に降りてくると典型的なイタリア式のバロック庭園だということが分かります。
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薔薇のツルが見えましたので季節になれば美しい花が咲き乱れるのだろうと想像できます。プラハ城から見れば南側の斜面ですが、まだこの庭園には春がやって来ていないようです。
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庭園以外の建物はポーランド大使館になっているので入れる建物はこの東屋だけでした。
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内部はお約束のようにフレスコ画で覆われています。
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天井の一部がグロッタ(洞窟)になっているのでマジョーレ湖のストレーザのイゾラ・ベッラ島の宮殿を思い出しました。そして澁澤龍彦はプラハの滞在中にこの辺りの庭園を見ることが出来たのだろうかと思いました。
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グロッタ好きの澁澤龍彦ですが、「ヨーロッパの乳房」の「今と昔のプラハ」の項にはこの辺りの庭園や宮殿についての記述はありませんでした。
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この庭園の階段はトンネル状になっていました。
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次の庭園に向かうためにトンネルの階段を延々と登ります。昔はこのトンネルもフレスコ画で覆われていたのかもしれません。
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登り切った庭園には薄いピンク色の桜が満開でした。ここで花見が出来るとは思いませんでした。
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全ての庭園を廻って最後に元の入口に戻ります。本当にもう2週間遅く来ていたら草木も芽生えて綺麗だったのではないかと思いました。
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6つの庭園の見学を終えてヴァルトシュテイン宮殿に向かいました。古い石畳をクラシックなオープンカーが駆け抜けていきます。
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6つの庭園から歩いて5分程でヴァルトシュテイン宮殿に到着しました。ここは現役の議事堂なので警備員が立っていますが庭園には自由に入ることが出来ます。さらに土曜日の午後は一部の部屋の見学もできるようです。手摺につかまって沢山階段を上り下りしたので手を洗いましょう。面白い壁付きの井戸でした。
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広大な宮殿はプラハにおける初期バロック様式の傑作といわれる建物です。 当時チェコで最も富と権力を持っていたヴァルトシュテインのアルブレヒトがビーラー・ホラの戦い後に、26の家と6の庭園と2つの煉瓦工場を取り壊して造りました。 今日ではチェコ共和国の上院議会が置かれています。回廊の天井と壁面にはトロイ戦争を題材にしたフレスコ画が描かれています。
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プラハ城から市内を見渡すと街中に異様に黒い壁が見えました。何だろうと思っていたらこの宮殿の中庭だったことが分かりました。
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建物の外壁は鍾乳石のような造作が施されています。一部は巨大な鳥籠になっていて中にはフクロウがいましたが、議事堂の庭にしては不思議な空間です。
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そして巨大な人造鍾乳石の壁が続久野を眺めると澁澤龍彦のことを思い出します。グロテスクな庭園好きな彼の足跡を辿って、ローマ郊外のボマルツッオやシチリア島のバゲリアやミラノのきたのマジョーレ湖に浮かぶイゾラ・ベッラなどのイタリアの庭園を巡ったことを思い出します。
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これらの鍾乳石は人造なので、一度粘土で造り上げた壁を野焼きして陶器のように焼しめたのではないでしょうか。そんなことを想像しながら散歩します。
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グロテスクな部分ばかりでは無く、こんな立派な庭園が広がっていました。ここの庭も春に向けて庭の草花の植え替え工事が行われていてちょっと閑散としています。この庭園は映画「アマデウス」の撮影にも使われたことで知られています。
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中庭に広がる池は中央にネプチューンの像を配した小さな池が設けてあります。この日はとても暑い日だったので噴水と池は一服の清涼剤でした。
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ヴァルトシュテインは30年戦争において、皇帝側に援軍を送り皇帝軍の総司令官に任命されました。その後も英雄的な活躍で富と力を手に入れますが反逆者と目され皇帝に暗殺されましまいます。この宮殿の豪華さは権力の絶頂にいたヴァルトシュテインの最盛期を今に伝える物です。
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庭園の通路の脇には石像が並んでいますが、三十年戦争の際にプラハを攻撃したスウェーデン軍がこの石像のあまりの美しさに本国に持ち去ってしまったそうです。
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同じようにルドルフ2世のコレクションの多くがスウェーデンの美術館に収められているのは同じ理由からです。
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東京よりプラハの方が春が進んでいます。そう言えば昨年西安に行った時に兵馬俑博物館の入口に満開の木蓮があったのを思い出しました。
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温室の奥には孔雀が放し飼いになっていました。オスは求愛の体制ですがメスはソッポを向いています。
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発情した姿は美しいですが、何となく寂しい感じがします。
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裏側は間抜けです。オマケにこの後ウンチをしました。
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でもオスの孔雀のお尻を見る機会はなかなかないので写真に撮っておきました。
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裏面に比べて表面の美しさは際立っていると思います。
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前日の市民会館のガイドツアーで入った市長のホールのムハ(ミュシャ)のデザインしたカーテンの孔雀のことを思い出しました。
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翌日は小雨の中を歩いて、聖ミラクーシュ教会を拝観した後にヴルトボフスカー庭園に向かいました。入口は非常に分かりにくいので行かれようと思う方はこの門を覚えておいてください。我々が行った時は真ん中の門も閉まっていました。
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本当にここで良いの?と思いながら進むとこんな門があります。この庭園は人に見せる気があるのだろうかと思いますが、正直プラハで見た庭園の中では一番美しいと言っても過言ではないでしょう。
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そして表に出るとこのイタリア風テラス式庭園が広がります。
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幾何学的な刈り込みをした美しい庭が広がります。
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我々以外に訪問者はありません。
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シンメトリーの美しさを感じます。
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この写真が一番のお気に入りでしょうか。
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ここからはペトシーンの丘に向かって上へ上へと庭園は続きます。
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美しい螺旋階段と所々に石の彫刻が配置されています。
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上の庭に上がりました。プラハ城下の庭園よりは斜面の傾斜がゆるいので庭としての広がりが感じられます。
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一番上にはニッチを左右に配した建物があります。
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と言っても階段で展望台に出られるだけですが。
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このニッチも良い趣味をしています。飾り漆喰のニンフと鍾乳石に貝殻なんてたまりません。
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マジョーレ湖のイゾラ・ベッラのボルメオ家の宮殿の一番湖面に近いグロッタの部屋を思い出します。あの水中にいるような錯覚を起こすあの部屋にもう一度行ってみたいものです。
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左側はニッチですが右側は階段になっています。エッシャーのトロンプ・ルイユ(だまし絵)の中を歩いているような気分になります。階段を上っている妻が左上から降りてくるような…。
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一番上からプラハ城と聖ミラクーシュ教会を望みます。
振り返るとフェンス越しにアメリカ大使館の建物が見えます。 -
プラハ城側から眺めるよりこちらからの景色の方が気に入りました。
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聖ミラクーシュ教会の尖塔から鐘の音が流れてきました。
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各テラスを結ぶ階段は彫刻で縁取られていますが、これは有名なバロック彫刻家マティアーシュ・ベルナルド・ブラウンの作品です
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登っていくより下ってくる時にこの庭園の美しさが感じられると思います。
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とても素晴らしい庭園を二人で満喫できたので受付のおばあさんに「素晴らしい庭でした。ありがとうございました。」と伝えるととても嬉しそうにそして誇らしげに微笑を返してくれました。
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小雨が上がったタイミングも良かったと思います。人もいなくしっとりとしたプラハの違った一面を見ることが出来たと思います。
もしプラハでどこか一つ庭園をと思ったらこの庭をお薦めします。 -
ここは一部はホテルにもなっているようですが庭園だけが開放されています。上品なおばあさんが受付をしていますが、見学中他の訪問者はありませんでした。チケット売場を抜けるといきなりフレスコで飾られたサラ・テレーナ(地階のテラス状ホール)は、バロック時代オリジナルのフレスコ画で飾られ、飼鳥園も設けられています。
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よく見ると一部のモールディングが鍾乳石のようになっています。こういった細かい所がたまりません。
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庭園の看板です。
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