porculsさんのクチコミ(8ページ)全392件

「フィガットセブン」と読むのだと思います。ロサンゼルスのダウンタウンのフィゲロア地区に80年代からある老舗のモールで、今どきのモールに比べると店舗数は少ないですが、路面店が多くてだだっ広くて車がないと買い物もできないLAでは貴重なモールだと思います（一番お勧めの買い物処はファーマーズ・マーケットですが）。1991年の暴動の数カ月後にLAに行った際、フィゲロアホテルに泊まっていて、ここで晩ご飯を食べようと歩きだしたものの、治安激悪で怖くてすぐ引き返したのがこのモール前だった、という怖い思い出が強かったのですが、2018年の昼間に行ったら、綺麗になっていて、安全でした（笑）。今どきのモールみたいに店舗数が多くはないですが、アメリカ行ったらお土産に買いたいバス＆ボディ・ワークスがあり、他にもセフォラやビクトリアズ・シークレット、ノードストロームの安い版？の店などが入っていて、飲食店も、安定のカリフォルニア・ピザ・キッチンや、アメリカの高級ステーキチェーンのモートンズ、スタバや、フードホールでもファイブガイズとか色々食べられて、休憩処としてもお勧めです。LAはとにかく路面店が多くて旅行者には不便なので、モールがあると、ほっとします。

関西有数のお金持ちが住む街・芦屋の、マダム文化の底力を見せつけられるような、ご自宅で焼いたクッキー、スコーン、シフォンケーキやチーズケーキなどを、毎週水曜日（夏場を除く）にご自宅で販売されているところです。ふわふわ・ほろほろの「ごあ」というシリーズのクッキーの上品な美味しさ、スコーンがまた絶品で、プレーン、くるみ、安納芋、黒糖、レーズン、抹茶チョコ、すだちなど種類が豊富で、どれも美味しくて甲乙つけ難く、行くたびに全種類買ってしまいます。あと、ビスコッティというコーヒーに浸して食べるクッキーがまた絶品…ケーキは、シフォンケーキは常に2種類ほど売っていて、パウンドケーキっぽいのやチーズケーキは、遅く行くとなくなっていたりします（予約もできるようです）。場所は阪神電車の打出という駅から徒歩5分の住宅地の中で、普通のご自宅の中で販売されています。階段を上ったところにお家があるので、バリアフリーではありません。ご自宅以外でも、一部のお店でも扱っているようです。販売は夏場を除く毎週水曜日なので、朝から行列ができますが、昼過ぎ頃に行った方が行列もしていないことが多く、お菓子も補充されるので（品切れになるものもありますが！）、意外と朝イチで行かない方がいいのでは？と思っています。ご自宅なので販売だけで、そこで飲食はできません。イングリッシュガーデンぽい、手がかかっているのに自然ぽく見える庭も素敵で、階段の踊り場や庭に飾られた盆栽や、お店の看板、パッケージなどもセンスのかたまりで、とても素敵です。庭で行列に並ぶ場合、道路を隔てた南側に前方後円墳「金津山古墳」の「前方」だけがちらりと見えるので、ついでに観光？もどうぞ。

今思えばもったいなかったですが、2017年晩夏に初スコットランド一人旅をした時は、スコッチ・ウィスキーの「ス」の字もわかっておらず、ただ、家族に熱烈スコッチ・ウィスキー愛好者がいたので「こういうのを買ってきてほしい」と細かく注文を受けて、スコッチ専門店で店のおじさんに詳しく教えてもらったりして、旅の間に少しだけ知識が増えた、とはいえド素人の状態で、旅の最後にグレンオード蒸留所を見学に行きました。ハイランド地方のインヴァネスに泊まっていたので、候補は色々あったものの、インヴァネスから列車1本で簡単に行ける（バスやタクシー使う必要もない）のが決め手となって、ここを選び、結果的にはめちゃめちゃ楽しかったです！蒸留所は「グレンオード」という名前ですが、主に生産しているのはシングルトンというウィスキーで、アジアへの出荷も多いようです。わりと大きな蒸留所なので、有料ツアーに参加しなくても、蒸留所の歴史やピートの見本や樽などの展示された無料見学コーナーだけでもそこそこ充実しているので、ふらっと訪れて、無料見学コーナーや、蒸留窯などを外から見て、売店でウィスキー買い込んで帰るだけでも良いと思います…が、有料ツアー、楽しかったです！何といっても色々試飲させてくれるのが楽しすぎ。アルコールになりたての蒸留窯に触らせてもらえたり（室内は撮影禁止）、熟成樽の部屋は、くらくらするようなウィスキーの匂いで満ちていて、ここで死ねたら酒飲みは本望みたいな部屋でした（笑）。そして試飲は、シングルトンの12年もの、15年もの、18年もの、見学した熟成室で自分で掬ってきたオーク樽とシェリー樽の熟成の違いを体験する2種類のシングルトンの計5種類ですが、わかったような感想をべらべら喋ったら、さらにタリスカーと、ここでしか売ってないシングルトンのアルティザンも試飲させてくれました！さらに、お土産にもらえるシングルトンのころんとしたかわいいグラスを、「弟がうらやましがるなー」と言ったら、「では弟さんにも」と、もう1つくれたり、至れり尽くせりでした。絶対25ポンドの元を取ったと思います（笑）。ショップも充実で、スコッチ・ウィスキーを好きな人は悶絶と思います。シングルトン以外にもカリラ、クラガンモア、ザ・カリー、タリスカー、ダルウィニーなど色々なウィスキーが売っていました。日本で買うより全然安かったです。ちなみにダルウィニーもインヴァネスから電車で行ける蒸留所で、地元の人に聞いたら「見学おすすめ」とのことでした。
アクセスは、インヴァネスから電車（スコッツ・レイル）で20分の「ミュアー・オブ・オード」駅下車、1本道をまっすぐ歩いて、1回だけ左に曲がる（蒸留所が見えてから曲がる）だけで徒歩10分と、わかりやすいです。駅前に地図はないけど、道路上に表示があるので、進行方向がわかるようになってます。途中の道も綺麗で歩くのは楽しかったですが、ミュアー・オブ・オードに他に見るものは特になく、飲食できる店も見当たりませんでした。

大型のコンベンションに2泊3日で参加した際に終日ここで過ごしましたが、広くてきれいで設備充実で、コンベンション自体のサポート体制も最高で（空港と会場を結ぶ無料シャトルサービスが1時間に1本ほどあり、交通費が全然かからなかった！→これはコンベンションの内容によるかもしれませんが…）、センタムという場所は釜山の中心から少し離れているのかもしれませんが（会場以外どこも行っていないので土地勘がいまだにない）、とはいえ幕張や大阪のインテックスほど不便な場所ではないと思います。会場内に飲食店やショップも色々あり、会場のすぐ近くのホテルに宿泊しましたが周辺にも飲食店、大型スーパーや百貨店などもあり、出張で行って過ごすのに何ら不足はありませんでした。コンベンションで使う機器なども充実していて、参加者全員に当然のように同時通訳の機器が貸し出され、一切不自由を感じることなく円滑に仕事ができました。

神戸の山手の北野と呼ばれる界隈は、明治時代に外国人がいち早く住んだ住居が「異人館」として公開されていたり、ハラールフードの専門店やモスクがあったり、ロシア料理やインド料理の老舗もたくさんある、国際色豊かな食が楽しめる地帯でもあり、アールティはその代表的なお店のひとつです。名前はよく聞いていたけど、先日、本店に初めて入ってランチを食べたら、美味しかった！サフランライスの両側に2種類のカレーをかけてもらえる「ダブルカレーランチ」を頼み、バターチキン・カレーと茄子とチーズのカレーを食べて（どちらも美味しかったけど、バターチキンは本当にお勧め！）、ラッシーを飲み、美味しくて、お腹いっぱいになりました。店内は高級すぎずカジュアルすぎず、居心地の良い空間でした。そんなに広いお店ではないです。
コロナ禍のずっと前から通販もされていたので、ネットでカレーなどを買うこともできて、支店もいくつかあるはずです。神戸のコープ（灘神戸生協）でレトルトカレーを売ってるのを見た記憶もあります。今はテイクアウトもしているそうです。本店（ハンター坂）の周辺は散策も楽しい場所なので、食べに行ったらついでに北野や中山手から下山手の方などを歩いて、腹ごなしするのもお勧めです。

ロンドン中心部は、いわゆる大型ショッピングモール的な施設があまりなくて、買い物するなら百貨店か路面店か、という感じで、意外と効率よく多くの店をチェックして回ることが難しいのと、服も本もCDも見たい、お土産にお菓子なども買いたい、時間はない、という時に、路面店をぶらぶら探すのは効率的ではないので、そんな時、やや郊外ですが、ここウェストフィールド・ショッピングセンターは便利でした。郊外と言っても、地下鉄サークル線かハマースミス線でパディントンから5駅目のウッドレーン駅で降りると目の前にあるので、アクセスは楽々です。館内は相当広くて、グッチやティファニーなどのハイブランドから、英国に来たら買いたい（けど意外と英国で買っても大して安くない）バーバリーやマルベリーなどのブランドショップから、ビクトリアズ・シークレットやスーパードライ（極度乾燥しなさい）やアバクロなどのカジュアルウェアのチェーン店、本屋のウォーターストーンズ、CDとDVDのHMV（激安コンピレーションCDが充実。ジブリコーナーもありました）、スイーツも安いのから高級まで色々、スポーツショップ、ボウリング場や映画館まであって、1日いても飽きないほど充実です。日本のショップ（ジャパン・センターの「イチバ」）もありました。セールの時期に行ったので、ビクトリアズ・シークレットで70％オフとか、お買い得満載でした。フードコートも充実で、ベトナム料理やレバノン料理（！）からヴィーガンの店までありました。
ロンドンは素敵なお店が多いけれども路面店が多いので、時間のない日本人観光客にとって、1か所でキュっと有名店がまとまっているモールはやっぱり便利です。地下鉄の１つ隣のシェファーズ・ブッシュ駅からも徒歩圏内なので、時間があればシェファーズ・ブッシュ・マーケットものぞいてくるのもありかもしれません。

関西で育った一部の男子にとって、文字通り「ソウル・フード」なのです、インデアンカレー。就職後ずっと東京住まいの私の家族も、時々無性に食べたくなるらしく、丸の内に支店が出来たときに狂喜していました。イメージとしては梅田の阪急三番街の、いつもずらりとおじさんたちが並んでいるカウンターだけの店の雰囲気が強いですが、芦屋店はさすが芦屋（関西の高級住宅地）だからか、カウンターとテーブルが配されて、わりとゆったりした店内で、座ってから普通にメニュー見て普通に席でオーダーして、席で支払もするという、私の中のインデアンカレーのイメージと違う、おっとりインデアンカレーです。味は、これも信者が多いので外様の私が語ることはあまりないですが、辛さが後から来る独特のルー。好みとしてはご飯が多くてルーが足りず、ルーダブルにすべきだった…と後から毎回思います。ピクルスが付いてきます。ピクルス大盛は追加70円。何とお子様セットというのもあるようなので、家族で行くことも可みたいです。カレー以外のスパゲティやハヤシライスも美味しいと聞きますが、たまにしか行かないと、やはりカレーですよね。
混雑度合いは、土日祝日のランチどきは並んでいるのを時々見ます。時間を外して行くと、並ばずのんびり食べられます。

国際線でロンドンには、ヒースロー空港に着くことが多く、ヒースロー空港からヒースロー・エクスプレスという空港快速1本・1駅で楽々到着するパディントン駅は、空港線、ナショナル・レイル（英国版国鉄）、地下鉄の、多くの路線が集中するロンドンのハブ駅の代表格です。そして、くまのパディントンゆかりの駅でもあり、映画「パディントン」のロケ地でもありますが、駅の構内のあちこちに、くまのパディントンがいるので、探すのも楽しいです。ブロンズ像、パディントンが描かれたベンチ、１Fホームから外にするりと出られる出入口あたりに立ってる「パディントン駅へようこそ」の小さな看板、隣接するヒルトンロビーにいる白いパディントンなど。くまのパディントン以外でもたくさんの映画やドラマに出てくる古い駅なので、現地で隅々まで歩いて目に焼き付けておくと、その後、映画やドラマで見ると相当嬉しくなります。特にナショナルレイルやヒースロー・エクスプレスの出る方のホームは、大変美しいです。屋根とか柱とか梁とかが。施設も充実です。ナショナルレイル側のホームからそのまま真っすぐ進むと飲食店や売店がたくさん。くまのパディントンのショップもあります。スタバもバーもメキシカンやイタリアンも、ドラッグストアも、大きなマークス＆スペンサーも構内にあり、わりと遅くまで開いていて便利です。荷物の一時預かり所もあります。タクシー乗り場はナショナルレイルのホームの階から１つ上に上がったところにあります。ヒルトンも構内からエスカレーターかエレベーターで１つ上がってそのまま直結しているので、スーツケース引いて行くのも余裕です。ナショナルレイルのホームは広くてホームが多くて一瞬わかりにくいですが、床面に「ヒースローエクスプレス」「タクシー」などと書いた矢印がずーっと続いていて、矢印をたどっていくと、目的地に着けるので、迷ったら落ち着いて床面を凝視してください。
ナショナル・レイルのパディントン駅は、ロンドンから西の方へ行く中長距離列車の発着駅です。オックスフォードとか、バースとか、コーンウォールなどに行く列車は、ここからです。
地下鉄の駅の方にも売店や飲食店が色々あります。雑誌なども買えます。地下鉄もディストリクト線とサークル線が通っていて、ロンドン中心部のどこに行くにも便利です。
また、タクシー乗り場の方から地下鉄ハマースミス線乗り場の方に向かって外に出ると、運河の綺麗なリトル・ベニスが徒歩すぐです。そこから船に乗ってカムデン・タウンの方まで行くこともできるし、リトル・ベニスの船の上でお茶や食事もできます。

ワシントンDCに行くときの国際空港・ダレス空港に近いヒルトンで、日本の人なら早朝便の前泊などで使うくらいでしょうか。アメリカ人はビジネス客で大賑わいでしたが、私は何と空港近くに住む友人（アメリカ人）の家に3日ほどつづけて遊びに行くのに、近くに泊まるためにこのヒルトンに連泊しました…が、連泊するホテルではなかったです。ヒルトンも新しいところは綺麗で快適ですが、ここは古い昔ながらのアメリカンなローカルなヒルトンで、設備も古いし壁も薄いのか、隣室の人が電話で大声で話している内容まで聞こえるほどで、音がつらかったです。空港までは地図で見ると歩ける？みたいな近さですが、歩けません。ホテルのシャトルサービスが頻繁に出ています。あと、近くにあるスミソニアン航空宇宙博物館別館のウドバーハジー・センターへも無料シャトルが出ていて、ここは大変見ごたえのある博物館なので（日本のゼロ戦がたくさん、スペースシャトル・ディスカバリーやライト兄弟の飛行機や、メッサーシュミットや、エノラ・ゲイまで展示してあり、無料！）、ここに泊まるなら是非足を延ばしてください。ホテル内の設備は、レストラン、売店、フィットネスセンター、でかい会議室たくさんなど、まあ一通り何でもあります。車でのアプローチがわかりにくく、空港からタクシーで行ったときも、友人が車で拾いに来てくれたときも、迷いました。ホテル自体はDCではなくヴァージニア州ハーンドンという街が住所になります。

四ツ谷で、食べることは好きなのに大食漢でもない友人と、大人二人で、美味しいものを食べたいけど量が多いのは困る、質にはこだわるが、自腹なのであまりに高いのも困る…という場合に二度、晩御飯をここで食べて、二度とも大満足でした。魚料理を中心とした和食で、コースもあるようですが、二度とも一品料理をあれこれ頼み、焼き魚とか、あぶった畳いわしとか、銀杏とか、何てことなさそうな料理から、春野菜の盛り合わせみたいな素材勝負のものから、南京饅頭鴨つくねみたいに素材も手も込んだものまで、どれも本当にしみじみ美味しくて、ゆったりお酒を飲みながら美味しいものを楽しみたい大人向けのお店だと思いました。JRと地下鉄の四ツ谷駅から徒歩すぐの便利な場所で、上質な和食の店と、いかにも高そうですが、そんなに高くなくてリーズナブルで、店内の雰囲気やお店の人の接客も敷居の高さゼロで、覚えておくと重宝するお店だと思います。

年末年始に台北のんびり滞在旅をして、日帰りで平渓線の1日乗車券で沿線をのんびり巡るつもり…の旅路で十份にも行きました。結論から言うと、1月2日という日程が悪かったのか、たまたま運が悪かったのか、いつもそうなのか不明ですが、平渓線の電車自体が十份までの間、超絶大混雑で、多くの人が十份で降りるのに、田舎の昔ながらの駅舎なので、大量の乗客をさばく容量がなく、駅から出るまでに10分ほどかかりました。広い駅だから、ではなく、全然前に進まないので時間がかかるというパターン。帰りはさらに悲惨で、1時間に1本の平渓線の電車が、十份駅に着いた時点で既に超満員で扉から表面張力みたいに乗客がはみ出している状態で、十份駅で待っていた大量の客の多くが積み残されてしまい、かといってあと1時間待って次の電車も同じ状態なので、駅で客を募っていた白タクみたいなので台北に戻りました。体調の悪い人や足腰の弱い人などは、到底この試練に耐えられるとは思えませんので、十份にはツアーなどでお越しになるのがお勧めです（季節によるかもしれませんが…）。
という愚痴はさておき、十份老街（駅前の商店街）の見どころとしては、①平渓線の線路ぎりぎりにぎっしり家や店が建っていて、空いてるところはぎっしり観光客が立っていて、そのぎりぎりを電車が走ってくるところ。皆が必死で写真を撮ろうとする様は、自分もその一人でしたが、笑えました（楽しい写真が撮れます）。②私はやらなかったのですが、やはりランタン上げ。色々なお店があるようなので、一通り歩いて見てから決めると良いのでは。③台湾グルメ。落ち着いて座って食べるレストランみたいな店ではなくて、屋台っぽい簡単な店が並んでいて、私は豚の角煮饅みたいなのを食べました。美味しかったです。さらに足を延ばすと、台湾のナイアガラ？と言われる十份瀑布が徒歩圏内です（歩くの面倒でなければ、お勧めです）。

かなり以前に一度家族で行ったことがあり、美味しくてホテル内ダイニングにしてはリーズナブルだった記憶があり、その後2017年に友人と香港に行った際、行こうと思った店がどこも入れず、ここを思い出して再訪したところ、いつのまにかミシュラン星付きの人気店になっていました（でも予約なしで入れました）。香港の九龍側の一番の繁華街である尖沙咀（チムサーチョイ）のフェリー乗り場前辺りから九龍公園の方へと長～く続くハーバー・シティという巨大ショッピングモールの中にあるマルコポーロ・ホテル（マルコポーロ・ゲートウェイ・ホテルという別のホテルも同じハーバーシティ内にあり、間違えないでください）の6階にある上海料理のレストランです。ハーバーシティの中からエレベーターで上がる場所が若干わかりにくいです。
上海料理と言われてもピンと来ないかもしれませんが（私も詳しくありませんが）、小籠包や豚の角煮や上海ガニなどの海鮮料理などが代表的なメニューかと思います。香港は広東料理の名店が多く、上海料理や四川料理の名店は、比べると少ないので、ここは貴重なお店です。ホテル内のダイニングなので、きれいで落ち着いた環境で、ゆったりと食事が楽しめます。サービスもちゃんとしています。せっかくなので上海ガニの季節に上海ガニを食べるといいと思いますが、私と友人は食べ疲れの遊び疲れのバテバテで訪れたため、まったりと燻製の卵（絶品）とか、キュウリの和え物とか、おこげの餡かけなどを楽しみました。どれも絶品でした。次に行くことがあれば、体調万全で食い倒れたいです！

コロナで外食しにくくなり、特に仕事で接待でお高い店に行く機会がなくなったため、カウンターで目の前で大将が握ってくれるような寿司屋に久しく行ってなくてどうしても食べたくなり、比較的空いていそうな平日の、遅めのランチ時にのぞいてみたら、他に2人組の客1組しかいなかったので、入店。握りのランチは白身から蛸やアナゴやマグロまで、一通り食べたいものが出てきて、はやりの江戸前の赤酢ではなくオーソドックスなシャリで、久々にちゃんとした鮨を食べて、気持ちとお腹は満足。追加でアナゴ頼んでも2500円だか2900円だかそれくらいだったので、ちゃんとした鮨屋で握りのランチとしては、とてもリーズナブルだと思います。唯一残念だったというか、怖かったというか、このご時世に無神経だなあと後から思ったのは、入店しておしぼりとお茶が出てきてオーダーしてから「？？」と思ったのは、カウンター10席くらいの店に、2人組の客1組しかいなかったのに、その2人組にべったりくっついて座らされたこと（もちろん食事中だから二人はマスクせずに会話している）、そして、握ってくれる大将も、その部下みたいな見習い男子みたいな店員も、マスクをしていなかったこと。完璧に店内を消毒しているとか言い訳はあると思うものの、初めてのお店だったので余計に怖くて、ここで食事後2週間は、どきどきしながら過ごしました。美味しくてリーズナブルだったので、この恐怖がなければ、いつか夜も行ってみたいと思えるような、雰囲気も外観も素敵な店だったのですが…気にし過ぎかなあ…

カリフォルニアの海岸の、ロサンゼルスとサンフランシスコの間辺りにあるサンシメオンという街の、海岸から少し内陸に入った山丸ごと（目視で確認した感じでは山2つ分くらい）を自宅として所有していた「新聞王ハースト」ことウィリアム・ランドルフ・ハーストの屋敷です。ハーストは、オーソン・ウェルズの映画「市民ケーン」のモデルとして有名な20世紀前半のメディア王で大富豪で、ハリウッド映画草創期のスタ―たちとの交流も深く、「ハースト・キャッスル（ハースト城）」という名の通りお城みたいな大豪邸に、チャップリンやクラーク・ゲーブル、グレタ・ガルボなど多数のハリウッドスターが毎日のように訪れて滞在していた「黄金期の聖林の夢のあと」ぶりが垣間見られて、背筋ぞくぞくです。山のふもとに入場券を買うところがあり、中に入るとカフェテリアやお土産屋が並び、そこからバスに乗って、山頂のお屋敷に向かいます。屋敷までは細い山道をくねくね上がっていくので、バスで15分ほどかかりました。かつては途中の山のところに動物園みたいに猛獣などが放し飼いにされていたそうです。お屋敷は当時としては珍しい女性建築家のジュリア・モーガンの作品ですが、たぶんハーストさんの趣味で、古代ローマや中世お城建築をそのまま移築したみたいな、多くのパーツをヨーロッパから取り寄せて、内装だけでも20年ほどかけて整えたというヨーロッパ趣味全開で、女性建築家の仕事！みたいな観点で見る感じではなかったです。たとえば屋外と室内２つあるプールはどちらも古代ローマ風で遺跡みたいだし、室内インテリアもヨーロッパのお城や教会みたいで、感心するよりアメリカ人のヨーロッパコンプレックスに悲しくなりました（多くの昔のアメリカのお金持ちの屋敷はどこも、ヨーロッパへの憧れ全開すぎて、いつも悲しくなります）。とはいえ、こんなにお金と手間暇をかけた、しかも山丸ごと2個分くらいの規模の屋敷は、今では絶対造れないので、わざわざ足を延ばして見る価値は十二分にあり、ここを訪れたハリウッドスターや政治家などセレブの面子を見ているだけでくらくらするほど華麗な世界です。映画ファンなら、「市民ケーン」への想像力と、オールド・ハリウッドへの憧れと、ダブル・ファンタジーでめまいがすると思います。建築好き、お城好き、歴史好き、観光好きな方にもお勧めです。
アクセスは車しか難しいと思います。運転できない私はＬＡから現地ツアーを利用しました。遠いので、丸1日かかるツアーになります（途中でサンタバーバラ、ソルバングと、トド？が大量に集まる海岸に立ち寄ります）。ショップも充実していて、特に書籍が多数揃っているので、ここの文化に興味があれば、買いあさることもお勧めです。

大阪のキタすなわち梅田界隈は、大阪の中心地のひとつのわりに、大阪駅や梅田駅周辺は、美味しくて居心地よくてアクセスが良くて…という店がありそうでなくて、チェーン店やおじさんだらけの店または若者向けの雰囲気重視で味イマイチみたいな店が多く、舌の肥えた中高年女性のランチ処が意外と見つかりにくく、難民になることがままあります。なので、時間がないときは迷わず最初からJR大阪駅隣接の梅田大丸のデパ地下（地下2階）に直行して、柿安のお肉やコロッケを売ってるコーナーの横にひっそりと入り口のある、イートインのカウンターに滑り込んで、カレーかすき焼き膳を食べます。カレーは「牛肉カレー」「牛肉ぜいたくカレー」「あぐー豚のカツカレー」など種類がありますが、私はいつも「牛肉ぜいたくカレー」を食べます。煮込んだ牛肉ではなく、カレーソースの上にグリルした香ばしい牛肉がどどんとたくさん載っていて、唯一無二の美味しさです。すき焼き膳は、柿安自慢の黒毛和牛がどっさりご飯の上に載った、ネギや糸こんにゃくやゴボウも味が染みて美味しい、幸せなご飯です。何度も行っているわりに、その2種類しか食べたことがなく、他のメニューのことはわかりません…。梅田大丸でご飯を食べようとするとき、生鮮食品とか売ってる地下2階はなかなか思いつきませんが、この柿安イートインの他にもたこ焼き（明石焼き）やお寿司やオムライスや、若い女性に人気のつるとんたんのカウンターの店があって、覚えておくと便利です。柿安は、全部で10席もない（５～６席程度の）小さなカウンターだけの店なので、長居して食事をゆったり楽しむという使い方ではなく、時間がないけど味は妥協したくない！という時に、場所の便利さも含め（駅を降りてすぐ店に着く）、お勧めです。

ロンドンに昔からある高級ホテルの代名詞で、高そうなので泊まろうと思ったことすらないただの憧れのホテルで、朝食をとったのと、劇場で芝居を見ただけの感想です（すみません）。アガサ・クリスティーのドラマに出てきたり（ポアロとヘイスティングスがここで食事していたり）、映画「ノッティングヒルの恋人」の最後のクライマックスのシーンのロケ地だったり、最近のドラマだと「ザ・クラウン」に出てきたり（実際に英国王室の人もご愛用）、メリル・ストリープが若い頃の映画「フランス軍中尉の女」など多くの映画やドラマのロケ地になっていて、本物の映画スターたちや有名作家などが多数宿泊してきた歴史もあり、誰だったか有名な昔の画家がここに宿泊してテムズ川の絵を描いたとか、華麗な歴史のあるホテルなので、泊まらなくても私みたいにちょっとだけ体験しに行くだけでもわくわくします。私はサヴォイ・グリルで朝食を食べてみたのと、劇場でミュージカルを観ました。エントランスを入ったロビーのところから特別な空間感でいっぱいですが、古くて重厚な、ではなく華麗な内装(たぶんアール・デコ）に、圧倒されます。1階の奥まったところにあるトイレまで超豪華でした（無駄に絵とか飾ってあり、くつろげない）。劇場はエントランスの右側に入り口があり、ロングランではなく、行くたびに違うミュージカルをやっています。私が見たのはシェリダン・スミス主演の「ファニー・ガール」（バーブラ・ストライサンドの出世作のリバイバル）で、前から2列目で見たら、最前列にずらりとシェリダン・スミスの追っかけ女子チームがお揃いのTシャツで陣取っていて驚きました。とても良い劇場でしたが、チケットを現地窓口受け取りで指定すると、開門前後の窓口周辺が大混雑で受け取りに苦労するので、自分でプリントアウトする方を選ぶといいと思います。
ストランド通りからエントランスの方へのアプローチを歩いていくと、「SAVOY」という大きな文字が銀色の屋根に書いてあるだけで、全ての歴史や映画やドラマで見た時の記憶がわーっと押し寄せて、私はいつも胸いっぱいになります。とても特別感のあるホテルです。いつか泊まってみたい…

ハワイ島の西海岸のリゾートホテルが集中する地帯・ワイコロアに泊まると、車ですぐのカイルア・コナが付近では一番大きな街なので、幾度となく繰り出して買い物や食事や観光することになりますが、カイルアコナの街を歩くと何度も前を通る、とても目立つ店構えなのが、ここスカンジナビアン・シェイブ・アイスのお店です。小さな店ですが、店の前のカラフルなシェイブ・アイス型の「顔ハメ看板」が目立つので、すぐにわかります。オーダーは意外に難しく（と言っても、これ以上ないほどわかりやすい「オーダー方法」が貼ってあるので、難しいのはフレイバーの選び方）、①サイズを選んで、②アイスクリームかフローズンヨーグルトを入れるか、氷だけかを選んで、③3種類のフレイバーを選ぶ、④トッピングの有無を決める…という手順でオーダーするわけですが、③の3種類のフレイバーを選ぶところで悩んでしまいます。全部で60種類くらいある中から選ぶのがそもそも悩むし、選択を誤ると、レインボーカラーになりません（うちの当時中学生の男子は選択を誤って、緑のグラデアイスになりました）。適宜、お店の人が「それとそれにすると青青になるよ」などと教えてくれますが、並んでたりすると焦るし。とはいえ楽しい悩みですが！店の前のシェイブアイス型顔ハメ看板は、結構人通りが多い場所なので恥ずかしいですが、恥ずかしさに耐えて写真を撮っておくと、後で見ると、とっても楽しい良い思い出になります。

日本に残る数少ないフランク・ロイド・ライトの建築のうち、ヨドコウ迎賓館（ライト本人の作品）と、ここ旧甲子園ホテル（ライトの直弟子・遠藤新の作品）が兵庫県に、というか阪神間にあって、簡単に見られることは、類まれな幸福だと思います。旧甲子園ホテルは、昭和初期（1930年代）に武庫川沿いの高級リゾートホテルとして建てられ、皇族や海外の王族など一流の客層でにぎわったのもつかの間、第二次大戦中は軍の病院になり、ホテルとしての寿命は大変短く終わってしまい、戦後は米軍に接収され…という苦難の歴史を経た後、武庫川女子大学が譲渡を受けて修復し、今も自腹でしっかりと保守をされているおかげで、建築史上の超一級の価値を損なうことなく、今、我々一般人が無料で見学できるのは（予約制）、本当にありがたいことです（普段は武庫女の建築学科の校舎として現役で稼働中です！）。リゾートホテルだった戦前のたたずまいを、一度でいいから見てみたかった…！と、悶絶の思いにとらわれます。ライトの弟子のデザインと言っても、ライトそのものの精神が隅々のディテールまで行き渡って、見学時間帯だけではとても全貌を把握することができないほど、めまいがするほど華麗で美しく、見どころだらけの大傑作建築です。正面の門から見たシンメトリー、打ち出の小槌の装飾、床面のモザイクのタイル、「FLW」の隠し文字、帝国ホテルなどでも見ることができるライト・シグネチャーの装飾がそこかしこで繰り返されるオーガニック建築の、ただただその美しさと技巧に圧倒されます。建築好きな方、建築を学んでいる方、阪神間モダニズムに関心のある方、必見です。大学の職員の方？が完璧なガイドとして豊富な知識とエピソードを繰り出して説明してくれて、知的興奮倍増です。お茶付き見学や、花見などのイベント時の見学もあります（コロナ下では見学を中止しているようです）。

毎年1月に「福男選び」のニュースで、早朝、開門と同時に多くの若い男子がわーっと走っていく映像を見たことがある方も多いと思いますが、その会場の神社です。と言っても関西人にとっては福男選びなんてどうでもよくて、商売の神様・えべっさんの総本社で、1月の10日えびすの頃には大変な人で賑わいます。広い境内に（コロナ下では自粛していましたが）たくさんの屋台が出て、お祭りムード満載で、商売繁盛笹持ってこい♪の掛け声で、その場にいるだけでパワーチャージされます。そんな商売の神様の顔以外にも、平安時代に出来たと言われる歴史の長い神社で、しかも大変広いので、境内には色々と見どころがあり、散策していて飽きません。境内にさらに小さな神社が10以上あったり、伊勢神宮までお参りに行けない人のために（たぶん昔の話）、伊勢神宮の方向にお参りするコーナーがあったり（今も行列になる。笑）、酒どころ西宮だけにお酒の神様の小さな神社があったり、お団子を食べられるお茶屋も境内にあって、なごみます。木々も多いので、都会の中の森林浴の場所としてもお勧めです。周辺に美味しいお店もたくさんあります。

ニューヨークの公園というとセントラル・パークが一番に思い浮かびますが、NYにはたくさんの公園があり、どこもそれぞれ個性的な顔があって、それぞれ本当に素敵です。ブライアント・パークは、まず場所が最高に便利で、観光客にとっては「観光のついでに足を延ばしやすさ」ではトップクラスの、タイムズ・スクエアから１ブロック（歩いてすぐ）、「ゴーストバスターズ」のロケ地で有名なNY公立図書館と隣接していて、グランドセントラル・ステーションからも徒歩すぐ（ついでに目の前に紀伊国屋書店と大きなホールフーズ）というロケーションで、公園の真ん前に地下鉄の駅が２つ（５路線分）、5分歩けばさらに大きな地下鉄の駅が２つ（一つは中長距離列車の駅を兼ねる）という、ほぼ最高に便利です。広さはセントラル・パークのような歩いて一周無理！みたいな広大さではない、いい感じにコンパクトで、いい感じに広く、真ん中にどどーんと緑地があり、冬にはスケートリンクが出来たり、有名なニューヨーク・ファッション・ウィーク（SATCの女子たちが見に行った）の会場になったりします。公園内で飲食できる売店と椅子やテーブルがあり、かわいいアンティークな感じの回転木馬や、誰とでも対戦できる卓球台やチェスコーナーがあったり、旅行者もちょっと座って休憩しながら、ニューヨーカーの活動を見たりできて楽しくて、ついつい長居しそうになって、時間のない旅行者には困った魅力のある公園です。周りにたくさんの美味しいベンダーも出ているので、買ってきてここに座って食べるのもいいです。