masa8982さんのクチコミ(39ページ)全1,142件

尾道に沢山あるお寺の中でも、寺領の広さでは１、２位を争うお寺です。山門に大きな草鞋が奉納されていて、写真をご覧になった方も多いと思います。尾道駅からは少々遠いので、バスを利用することをお勧めします。西国寺下バス停で居り、ちょっと東に行くと線路沿いに『大本山西国寺』と書かれた看板が建っています。その看板に従い、線路を潜って真っ直ぐ進みましょう。坂道を上っていくと山門が見えてきます。山陽本線や2号線からは少々奥まった場所にありますが、案内板がそこかしこにありますから迷うことは無いでしょう。
こちらは桜の名所としても有名で、山門から金堂までの参道の両脇に桜が植えられています。桜が満開の時期には桜のトンネルを通って参拝できます。境内の一番奥に三重塔がありますが、満開の桜越しに見る三重塔の美しさは素晴らしいです。是非桜の時期に訪れてみてください。

尾道にある時宗の古刹です。長江口交差点の東側なので、尾道駅からは1.5km程度あります。西国寺下バス停がが直ぐ近くにありますので、バスを利用するのも良いでしょう。
1309年の創建とのことなので、南北朝の頃のものですね。堂宇自体はもっと新しいようですが、それでも室町期や江戸前期に立てられたものばかりで、殆どが重要文化財に指定されています。実際、足利尊氏が七堂伽藍を建築したという話も残っているので、相当な寺格を有していたのでしょう。
こちらが面白いのは、山門と境内が国道と線路で分断されていることです。実際、室町時代に建築された山門が残っているのですが、山陽本線と国道2号線を渡った場所にあります。室町時代の山門が現代のビルに囲まれているので、時代の流れを感じるというか、シュールというか、何とも言えない雰囲気です。ついでに言えば、かつての寺領を国道と線路が横切ってしまっているわけで、やはり時代の流れを感じます。折角訪問されるなら、山門を潜って境内に入り、参拝すると良いでしょう。

尾道駅から東へ約1Km、長江口の交差点から直ぐの場所にあります。長江口の横断歩道を渡り、目の前のトンネルの潜ると左手にロープウェイ乗り場がありますが、ロープウェイ乗り場に向かって左手側に鳥居があります。そちらが艮神社になります。入口に千光亭というラーメン屋さんがあるので、そちらも目印になるかと思います。
尾道で一番古いと言われる神社で、806年の創建とのことです。境内の大楠は樹齢800年以上とのことで、御神木として崇められています。拝殿も大きく立派なもので、流石に歴史のある神社なんだな、と思わせます。唯一疑問なのが、神社の名前です。艮ということは鬼門（北東）から怪異が入ってこないように作ったのだと思いますが、ここから南西方向に歴史的な建造物がありません。お寺は幾つかありますが、大体南北朝の頃の創建なので、この神社が作られた頃には無かった筈です。厳島神社のように、海の上に何かの御神体があったのでしょうか。謎です。
歴史があって雰囲気の良い神社ですが、興醒めなのはロープウェイからの落下物を警戒して金網のネットが張られていることです。折角の歴史を感じさせる厳粛な雰囲気がぶち壊しです。何とかならなかったのでしょうか。

尾道七佛の1つです。尾道駅から線路沿いに東に歩いていくと看板が出ているので直ぐに判ると思います。尾道のお寺は線路の下を潜ったり、踏切を渡って入っていくところが多いので面白いですね。
こちらが有名なのは重要文化財の三重塔だと思います。三重塔の背後から、坂に立ち並ぶ町並みと尾道水道、向島を見通す眺めは尾道を代表するものだと思います。是非眺めてみてください。注意して欲しいのは、お寺の境内から三重塔に向かっても、そのような景色は見えないことです。三重塔と町並み、尾道水道を一緒に見るためには、千光寺道を上って行く必要があります。

尾道駅東側の商店街にあるラーメン屋さんです。尾道商店街は入口に林芙美子の銅像があり、そこからアーケートが続いていますが、アーケードを入った直ぐのところにあります。
こちらは尾道ラーメンの店ではなく、一般的なとんこつラーメンの店です。なので、尾道ラーメンが食べたい、という人にはお勧めしません。ただ、尾道ラーメンを出す店は閉店が早く、大体20時前には店じまいしてしまいます。こちらは深夜まで営業してくれているので、夜遅くに駅近辺で食事を取りたい場合、大変に重宝します。実際、私も20時過ぎに尾道駅についたので、大変に有難かったです。
店内はカウンターとテーブル席があったと記憶しています。メニューはとんこつがメインで、麺の固さが選べたり、替え玉があったりと、一般的なとんこつラーメン店と変わりません。味自体は飛びぬけて美味しいわけではありませんが、普通に安心して食べられるとんこつラーメンでした。夜遅くに尾道で食事を取りたい場合や、尾道ラーメンに飽きたので目先を変えたい、という場合にどうぞ。

尾道駅から西へ、徒歩5分程度の場所にあるホテルです。海沿いにあり、レンタサイクルの目の前にあります。
こちらのホテルが良いのは、直ぐ隣にローソンがあることと、佐川急便の『しまなみ海道手ぶらサイクリング』サービスが利用できることです。尾道は平地が少ない所為か、尾道駅近辺にコンビニがありません。ですので、コンビニが隣にあるこちらのホテルは非常に便利です。
ホテルの内装は少々古いですが、清潔ですし、駅からも遠くないので観光の拠点として最適です。価格もリーズナブルなのでお勧めです。

平和記念公園の北の端に置かれている時計塔で、60度ずつひねったの鉄柱の上に、球体の3方向を向いた時計が乗っています。デザイン的にどのような意味があるのかは判りませんが、中々面白い構造だと思います。こちらの時計は、原爆が投下された8時15分に鐘がなるようになっています。いつまでも忘れない、ということなんでしょうね。

平和記念公園のちょうど北の端にある鐘です。普通、この手の鐘は教会に置かれているような鐘だと思うんですが、こちらは梵鐘になっています。撞き木も付いているので、誰でも撞くことが出来ます。
この鐘が面白いのは、鐘の表面に世界地図が、撞き座に原子力マークが付けられていることです。原子力を打破し、世界平和を、という意味なのかも知れませんね。

平和記念公園内に設置されているモニュメントです。2歳の時に被爆し、12歳で亡くなった佐々木禎子さんの死をきっかけに、全国的な運動によって立てられた像です。佐々木禎子さんのみでなく、原爆で亡くなったすべての子供たちを象徴しています。周りには沢山の千羽鶴が飾られ、今でも世界中から届くそうです。

太田川と元安川に挟まれた中州に位置しています。最寄の駅は原爆ドーム前か袋町でしょうね。
敷地内には平和記念資料館の他、原爆犠牲者の慰霊碑、供養等、原爆の子の像、平和の鐘など、原爆に関するものが点在しています。その所為か、一般の公園と違って騒ぐ人は居ません。大勢の人が慰霊碑に祈りを捧げるために並び、静かに園内を歩いています。資料館もそうですが、見て周って楽しい、という施設ではありません。ですが、何かを感じて欲しい場所です。

原爆ドームの西側、平和記念公園の東側に沿った形で流れる川で、桜の名所として知られています。実際、桜の時期になると沢山の人が花見を楽しんでいます。路面電車の原爆ドーム前、本通、袋町などから歩いていくと良いでしょう。
今は美しい桜が目を楽しませてくれますが、原爆投下時は沢山の人がこの川に水を求めて来て、亡くなったそうです。今はそのようなことがあったことを全く感じさせず、美しい桜と川の流れが沢山の人を癒しています。何時までもこの美しい景色が続くことを願ってやみません。

負の世界遺産として、Tripadvisorの日本で行きたい観光地の１、２位を争うほど有名な施設です。路面電車に『原爆ドーム前』という駅がありますから、そちらで降りてください。降りて南を向けば、直ぐに目に入ります。
この施設がどんなものなのか、どういう意義があるのかについては今さら説明の必要は無いでしょう。ここに行ってどんなことを感じるかが重要なんだと思います。興味深いのは、外国人の方が熱心にガイドさんの説明を聞いたり、説明版を読んでいることですね。広島の方は日常になってしまっているのでしょうが、外国人の方にとっては物凄く衝撃を受ける建物なのでしょう。エルビス・コステロが原爆ドームの前で奥さんと抱き合って涙を流した、何ていうエピソードも残っています。
まだ行った事が無いのであれば、一度は訪れて欲しい場所です。

広島市内にある大名庭園で、広島藩主浅野家が築いた庭園です。路面電車の縮景園前駅で降り、東に向かって100mも歩けは着きます。
広島浅野家は結構な大藩だった筈ですが、庭園自体はそれほど広くありません。作庭を担当した上田宗箇の趣味だったのか、それとも予算上の問題だったのかは判りませんが。ただ、あまり大規模な庭園だと周るのに時間が掛かりますから、都会の中心で自然に親しむ、くらいの感覚で訪れるにはピッタリの場所と思います。
また、こちらは桜の名所として有名です。春は入口付近、売店付近、清風館裏、悠々亭の辺りなどに桜が咲き誇り、目を楽しませてくれます。

フジグラン広島ショッピングセンターの南の住宅街にある、地元の方が普通に利用しているお好み焼き屋さんです。一番近い路面電車の駅は比治山橋だと思いますが、そこからでも700～800m程度離れているので、観光目的の方が訪問するには少々不便だと思います。行かれるなら、比治山橋を降りたら橋を渡って真っ直ぐ進んでください。そのうち、セブンイレブンのある交差点に出ますので、そこを右手側（北側）に曲がってください。1つ目の十字路を越えると、左手側に見えてきます。
店内は小ぢんまりしていて、店主がお好み焼きを焼いている鉄板を囲む形のカウンターと、テーブルが2つだけです。個人的なおすすめは、焼いているのを間近で見られるカウンター席です。
こちらの店主は有名店の『ひらの』さんで修行されたそうで、『ひらの』同様に分厚い肉とそばライが特徴です。当然ボリュームも凄いです。その割には価格は有名店に比べればお安く、大変に良心的です。普段からお好み焼きを食べつけていないので味の良し悪しは論評できませんが、私自身は大変美味しく頂けました。
店主は大変気さくな方で、大変に居心地が良かったです。便の良い場所ではありませんが、是非行ってみて欲しいお店です。

平清盛の遺徳を偲び、没後770年を記念して創建された神社です。西松原の外れにポツンとあるので、参拝される方はほとんど居ないようです。また、神社といっても鳥居と小さなお社があるだけなので、見所はありません。平清盛の命日近辺には清盛神社祭りや、宮島清盛祭りが開かれ、平家一門の参拝行列が再現されるそうなので、こちらの神社を見に行くならその時期を狙って行った方が良いでしょう。

大元公園にある神社です。創建は厳島神社より古いとされていて、大三島の大山祇神社に残された縁起によれば、仲哀天皇・神宮皇后の時代に創建されたと伝えられているそうです。また、屋根の葺き方が「大元葺」というもので、この大元神社でしか見られない特殊な形式なのだそうです。中世の絵巻には描かれているものの、実物はここにしか無いとのことです。ですので、外見は何処にでもありそうな地元の小さな神社、という感じですが、国の重要文化財に指定されています。
建築好きな方なら一見の価値はあるのかも知れませんが、興味が無ければ本当にただの小さな神社です。大元公園の散策とセットで訪問されると良いと思います。

宮島水族館の先にある公園です。桜の名所なのですが、中心街からかなり外れているので、観光客はあまり居ません。ここを訪れるのは殆どが地元の方のようで、私が行ったときは地元の方がお花見を楽しんでいました。こちらには多宝塔からあせび歩道を歩いていっても着けますので、のんびりと散歩を楽しみながら行ってみても良いと思います。なお、こちらには弥山の登山道入口がありますから、歩いて弥山に登りたい方はこちらから登られては如何でしょうか。

宝物間の脇にある階段を上ったところにある建物です。厳島神社の裏手や大願寺の辺りからも見えるので、上り口さえわかれば簡単に行けます。
多宝塔自体は戦国の頃の創建で、元々は大内氏の勝山城があった場所なのだそうです。厳島合戦の際は陶軍がここに陣取り、毛利軍と闘ったという歴史があります。ですが、現在はそのような歴史の跡を感じさせるものは無く、美しい多宝塔が建っているだけです。
こちらは桜の名所としても有名で、私が行った際も結構な方が訪れていました。東屋もありますので、そちらでお弁当を食べても良いでしょうね。裏手に回ると眺望が開け、厳島神社や大鳥居を見ることが出来ます。行ったことが無い、という方は是非訪れてみてください。

五重塔の隣にある大きな建物です。秀吉が戦没者を慰霊するために建てたもので、元々は大願寺の本堂になる予定だったそうです。ですが、秀吉が病没してしまった為に未完成のまま残り、現在は厳島神社の末社になっています。
こちらの別名は千畳閣ですが、畳を敷くと800畳以上になることから呼ばれたようです。中に入ると判りますが、確かに物凄く広大です。また、時の権力者が建てただけあって、木材も非常に立派なものが使われています。完成していたら京都・奈良の古刹に匹敵するような大伽藍になったのだろうな、と思いました。
未完成の為に壁が無いので、こちらに居ると風が通り抜けていきます。冬場は寒いと思いますが、春・夏の間は非常に爽快です。禁止されていますが、寝っ転がりたい気分になります。

厳島神社の東側の高台に立つ五重塔です。独立した建物ではなく、となりの豊国神社（千畳
閣）と合せ、厳島神社の一部です。室町時代の創建とのことで、和様と禅宗様の組み合わさった朱塗りの美しい塔です。特に、町屋通りや誓真大徳碑からの眺めは見事です。宮島の町並みと合せて見ると、より一層美しさが引き立ちます。また、個人的には夕暮れ時景色が一番美しいと思います。