2015/01/03 - 2015/01/03
35位(同エリア1830件中)
ウェンディさん
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真冬のモスクワ。
寒い日には零下20℃にもなり、バナナが凍る世界。
きっと鼻水だって凍るのだろう。
そんな極寒のモスクワに行くことの出来る機会がやって来るなんて考えていなかった。
でも、チャンスは思わぬところに転がっていた!
旅程 2014/12/27〜2015/1/4
□12/27 成田13:10 - モスクワ(乗り継ぎ2時間) - ロンドン(LHR)20:15
□12/28 ロンドン
□12/29 ロンドン
□12/30 オクスフォード
□12/31 コッツウォルズ (レンタカー)
□1/1 コッツウォルズ (レンタカー)
バイブリー、カースル・クーム、ソールズベリ
□1/2 ソールズベリ(レンタカー)→ ロンドン(LHR)22:30 - モスクワへ
■1/3 モスクワ05:05/20:00 - 成田へ
□1/4 成田11:40
☆★☆★☆★☆★☆ 家族と歩く真冬の英国 旅行記☆★☆★☆★☆★☆
【1】 24年前の君へ http://4travel.jp/travelogue/10969164
【2】 アフタヌーン・ティは貴族の館で召し上がれ♪ http://4travel.jp/travelogue/10973030
【3】 チェシャ猫が浮かぶ街 http://4travel.jp/travelogue/10975423
【4】 双貌のコッツウォルズ・ドライブ http://4travel.jp/travelogue/10976918
【5】 鶸茶色の砂漠〜フットパス〜には危険が潜む!? http://4travel.jp/travelogue/10979485
【6】 石の囁きに耳を澄まして… http://4travel.jp/travelogue/10985237
【7】 古代遺跡の謎を解く http://4travel.jp/travelogue/10987777
【番外編 1】 バナナも凍る世界へ行こう! http://4travel.jp/travelogue/10995510
【番外編 2】 ロシアビザ取得ついでに最高峰登山 http://4travel.jp/travelogue/10958914
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2014年の年末年始に家族で英国へと旅立った。
冬の英国のイメージは、雨・寒い・陰鬱…とネガティブ・キャンペーンでも張っているのかと思う程ダークな印象。
だから旅の前は、冬のイギリス旅なので多くは望まずに行こう!と考えていた。
しかし、実際に英国で過ごした6日間は、イメージとはほぼ真逆。
コッツウォルズで半日の小雨にあった以外は、毎日が快晴の良いお天気。
期待値以上の英国旅となった。
そして、今回の英国旅にはもう一つオマケがついてきた。
そのオマケは航空券に付随するもの。
今回は、少しでも費用を安く上げるためにイギリスまでの飛行機に敢て評判の悪いアエロ・フロート・ロシア航空を選んでみた。(実際に乗った感想は、サービスも良く乗り心地も悪くない飛行機だったので、今まで食わず嫌いしていたのを後悔!)
アエロフロートは価格的には同時期の欧州系の航空会社に比べて1人当たり3万〜5万、中東系に比べて2万円程度安く、往路のトランジット時間も短く、成田を午後出発しその日の夜にはロンドンのホテルでくつろげる便の良さだ。
しかしその分、帰路についてはモスクワで15時間のトランジットタイムが必要となる。
そのトランジット時間は朝の5時から夜20時まで。シャーロック ホームズ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
このトランジット時間をラッキーととるか最悪とするかは捉え方次第だが、私にとってはラッキーな時間だ。
トランジットついでにモスクワを観光出来るなんてまたとないチャンス。
このチャンスを逃したら、次にモスクワの地を踏めるのはいつになるのか。
だから、英国旅ついでにモスクワ1日観光を企画した。
しかし、ロシアという国が日本人にとって敷居が高いのは事実で、入国し観光するにはビザが必要だ。
ロシアのビザは費用が高い上に招待状が必要等やたらと面倒くさい…という話を聞いていたので、取得に動くまでは腰が重かったのだが、調べてみたら何のことは無い。
特にトランジットでの観光の場合は招待状も必要なく、時期的に余裕を持って申請すればビザの発行料金は無料になる…と分かり、個人取得でトライしてみた。
ビザの申請は、インターネットで電子査証申請書(EVA)に記入し申請番号を取得する。
あとは写真や航空機のチケットのコピーを準備し、ロシア大使館や各地域の領事館に行って申請するだけ。
キチンと書類さえそろえれば、家族の分も代理申請で問題なく申請できた。
ただ、ひとつ問題なのは大使館のビザ発行窓口では日本語は勿論のこと通じないが、英語すら通じないこと。
でも書類が出来ていれば、言葉は必要ないので大丈夫。
そして、東京のロシア大使館の周辺には東京タワー、増上寺、芝公園…と見所も沢山。
ロシアビザ取得ついでに東京半日観光まで愉しむことが出来た。
イギリスへの旅はロシアの旅+東京観光までついてきた1粒で3度美味しい旅だった。
(ロシアビザ申請の口コミ:http://4travel.jp/overseas/area/europe/russia/tips/11477478/) -
イギリス最終日のヒースロー空港を飛行機が飛び立ったのは2015年1月2日の22:30。
ロンドン―モスクワは意外と近く4時間弱の飛行時間だ。
スーツケース等の荷物はそのまま成田まで行くので、手荷物にモスクワで必要となる防寒グッズをギュウギュウに詰め込み、機上へ。
そして、イギリス時間の深夜にモスクワに到着した。
モスクワ時間は2015年1月3日の朝5時。
まずはトイレへ行き、お着替えタイム。
ヒートテック下着の上下を洋服の下に着込み、さらにカイロをお腹と背中の両側へ。
この上にダウンのコートを着れば完璧なモスクワ仕様の格好だ。
(ただし、この格好は外ではちょうど良いが室内では汗ばむので注意)
そして、ロシア通貨ルーブルを入手する。
到着フロアの両替所へと向かい(写真上が到着フロアのレート)、両替をお願いする。
原油の下落によりルーブルの価値が下がっているとニュースになっていた割には、あまりその恩恵を感じられないレートだ。
でも時間もまだ早朝なので空港の銀行は営業時間外。
なので、ここで替えておかないと現地通貨ルーブルが手に入らず途方に暮れる可能性もある。
だから、仕方なく、英国での残りのポンドをルーブルに交換した。
でも、この選択は大きな間違いだった。
実は、到着フロアの両替商のレートは極悪非道といってもいいくらい最悪だったのだ。
両替後に電車に乗るために出発フロアを通った時の両替ルートが下の写真。
到着フロアでは1ポンド;57ルーブル、出発フロアでは78ルーブル。
実に21ルーブルの差;日本円に換算するとその差は歴然。
モスクワのカフェでの珈琲1杯が500円となるか700円となるか…位のレート差があった。シェレメーチエヴォ国際空港 (SVO) 空港
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シェレメチェヴォ国際空港からモスクワ市内へは、アエロエクスプレスと呼ばれる国鉄の高速鉄道を使えば1回の乗り継ぎで行く事が出来る。
アエロエクスプレス以外の交通手段にはバスもあるが、ロシア語が全く分からない我々にはまず無理だ。
タクシーも利用可能だが、タクシーは高い上に交通渋滞により時間が読めないという話なので、やはりこの赤の車体の高速鉄道が一番確実そうだ。
時間は朝の7時近いのだが、外はまだ夜が明ける気配もなく真っ暗。
そして、駅舎のホームは乾いているように見えるが、実は細かい氷が張っていてツルツルに滑る。
冬のモスクワの電車は、発車時間に余裕を持つ必要がありそうだ。
慌てて走って、ホームで転ぶ…なんてシャレにならない。アエロエクスプレス 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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高速鉄道アエロエクスプレスのチケットは自販機で買うことが出来る。
そして、自販機ではカードも使うことが出来る。
カードが使えれば何の問題も無いのだが、旅の前に読んだあるガイドブックには以下の一文があった。
【ロシアでは経済制裁のために他国発行のカードが突然使えなくなることがある。特に米国系のカードは要注意】
私のカードはまさにその米国系。
自販機で使ってカードが呑みこまれたまま出てこなくなる…なんて事態は避けたかったので、とりあえず窓口に行きカードでの乗車券購入を試みる。
ところが、英語が全く通じない。
空港駅の窓口なのに英語が通じないなんて…と若干ショックだったが、とりあえず身振り手振りで会話を試み、なんとかカード決済で3人分の乗車券を入手した。
でも、その価格が思ったよりも安い。
何故だろう…と思って、窓口の張り紙を見てみたら…Family券というモノがあり、どうやら娘が子供に見えて、このファミリー券扱いにしてくれたらしい。 -
30分程度の乗車で国鉄ベラルーシ駅に到着し、地下鉄のベラルースカヤ駅へと向かう。
この二駅は隣り合わせに建っているので乗り換えは簡単!という口コミで安心していたのだが、国鉄を出た出口が悪かったのか、なかなか地下鉄駅が見つからず駅の周りをクルクルと廻ってしまった。ベラルーシ駅 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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時間は朝8時近くにはなっているのだが、空の雰囲気はまだ夜。
道を聞こうにも、英語が通じなく難航しやっとのことで地下鉄の入口を見つけた。
そして、駅前で屋台を発見。
屋台料理を食べてみたかったが、昨晩の残りものかチキンだけしか入っていない。
チキンが1ピース40ルーブル;約120円。
屋台料理の値段はそんなに高くない。 -
モスクワの地下鉄はよその国の地下鉄と少し異なる。
その異なるところは、地下鉄が地下宮殿であり美術館であるという点。
地下鉄のホームはまるで美術館のように飾り立てられ、明るい照明がその中を照らしだす。
地下鉄が地下宮殿であると知ってはいたが、実際にその光景を目の当たりにして驚いた。 -
駅の中へ入ると、天井にはシャンデリアが施され天井装飾もかなり手が込んでいる。
右側の壁上部も美しい。
しかし、写真の左手には、外資系のサンドイッチ屋さんサブウェイの看板…、あまりにも雰囲気がミスマッチだ。 -
改札を通り長い高速エスカレーターを経てホームへと降りると、そこはドーム型の長細い美術館。
此処の部分だけ切り出したら、地下鉄のホームだとは思えない。 -
天井にはロシアの歴史を示す絵なのか、共産主義のシンボルである鎌と槌を刺繍する女性の姿。
それにしても、どうしてこんな地下深くの地下鉄駅にココまで豪華な美術館の様な設備を作ったのだろうか。
一説によると、国の宝は国民の宝…という事で全ての労働者が見ることのできる地下鉄を美術館風にしてしまった…という話もある。 -
また他の説では、この地下宮殿は非常時の緊急シェルターとして作られたとの話もある。
モスクワの地下鉄の駅はどの駅も地中の深く掘った場所にあり、階段で上り下りしようものならかなり息が切れそうな環境だ。
だから、どの駅にも長〜いエスカレーターがついている。
長いエスカレーターが必要なほど地下深い場所に駅を作った理由。
それは、核戦争が勃発した場合の避難シェルターとして。
モスクワの地下鉄はどのラインも必ず1回の乗り換えで政治の中心地であるクレムリンへとたどり着くようにできている。
そんな時に美しい絵でも見ながら歩けば心が和む…とか??(本当か?)
普通ならば、核シェルター説なんて笑い飛ばしてしまいたくなるが、昨今のロシアの言動を見ていると、必要となる日が来ないことを祈る…とでも言いたくなるかも。 -
イチオシ
地下鉄2号線(緑ライン)で3駅で目的地アホートヌイ・リャト駅に到着。
乗車時間は5分位だ。
目的地に向けて歩き出す。
本日最初の目的地は、モスクワで一番見てみたかったところ。
そこは、日中になると大勢の観光客が押し寄せゆっくりとは見られなくなる。
だから、暗い内でも構わないのでゆっくりと会っておきたかった。
道すがらに美しい色合いの教会を発見。
カザンの聖母聖堂だ。
ロシア正教ではマリアは、キリストの母である聖母というよりは生神女(せいぼ)であり第一の聖人としてあがめられている。カザンの聖母聖堂 寺院・教会
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だから、生神女マリアを祀る教会においては、キリストよりもマリアがクローズアップされて描かれているのかもしれない。
-
イチオシ
時刻は9時近くなり、ようやく空も白み始めてくる。
この場所はロシアの大型百貨店であるグム百貨店の通り。
百貨店のライトアップと木々の装飾はまるで夕方みたいな雰囲気。
ロシア正教においてクリスマスは1月7日。
だから、街の中はクリスマス気分で満載。
イギリスとロシアでのダブル・クリスマス。
イベント好きなわけではないが、クリスマス装飾はなんだか心がワクワクする色遣いだ。 -
空が一度白み始めるとあっという間に朝の光景だ。
私が一番モスクワで一番見てみたかったところへと到着した。
あと1時間早く到着していれば、闇の中にライトアップされた姿を見ることが出来たのだろうが…。
でも、明るくなってからの方が雰囲気は良くわかる。
これは、たまねぎ寺院として有名なワシリー寺院。
本当の名前はボクロフスキー聖堂だ。
この建物は9つの教会の複合体で、それぞれの玉ねぎ頭が一つの寺院だ。
この時間帯はまだ内部の見学はできなく、門も硬く閉ざされている。
敷地内では警備員さんがいったりきたり歩き回っている。
正確な気温は分からないが氷点下の寒空、そんな中で立ち止まってじっとしていたら凍ってしまうだろう。 -
聖堂の周りをゆっくり回って、その様子を観察する。
9つある玉ねぎ頭たちは、それぞれが異なる形。
とげとげのサボテン的なモノもあれば、カボチャを連想させるような物も。
今まで写真で何回も見てきたが、やはり自分の目で見るのは全然違う。
質感などは、写真からは想像できない。 -
玉ねぎ寺院をぐるっと見た後は、二つ目にみたかったモノのある場所へと急ぐ。
その場所は玉ねぎ寺院からは5分と離れていない橋の上。 -
見たかったのは川。
橋に登り、川を見下ろす。
川面は完全には氷結していないものの、氷がびっしりと覆いつくしている。
川の名前は、モスクワ川。 -
橋の真下を覗き込むと氷の様子がもっとよくわかる。
冷たそうだ。
この中にだけは落ちたくない。 -
1本向こうの橋の袂には白亜の宮殿に金色の玉ねぎ。
地図が示すその建物は救世主キリスト教会。
ロシア最大規模の大聖堂を持つ教会だ。救世主キリスト聖堂 モニュメント・記念碑
-
イチオシ
再び、玉ねぎ寺院の脇を通る。
玉ねぎ寺院は尖塔のタマネギだけを見ているとロシア正教の寺院そのものだが、建物の下部に目を移すとどこかアジア的な中東的な模様が広がる。
トルコの伝統模様になんとなく似ているのかも。 -
歩いて行くと目の前には煉瓦色というよりは赤に近い荘厳な建物である国立歴史博物館が見えた。
時刻は10時近くなり、広場にも観光客の姿が増えている。
実は、この写真を撮っている場所が有名な赤の広場。
モスクワ旅を計画する前は、赤の広場は地面の色が赤いのかとばかり思っていたが、実際はそうではない。
ロシア語の【赤】には古代スラヴ語の美しいという意味があり、赤の広場という名前は、もともとこの美しい広場というスラヴ語から来ているという事だ。
でも、クレムリンの壁もワシリー寺院(玉ねぎ寺院)もこの歴史博物館もその建屋の壁面は赤に近い煉瓦色。
これらの建物に囲まれているから、やはり赤の広場だ。赤の広場 広場・公園
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クレムリンの入場券売り場に向けて歩く。
赤いクレムリンの壁沿いに火が燃えている場所があった。
これは、ロシアの中でも一番尊敬を集める聖なる場所で、無名戦士の墓と呼ばれるところ。
戦争で亡くなった兵士の方の慰霊碑で、火が途切れたことは無いそうだ。
無名戦士の墓の傍には衛兵の詰所。
此処に立つことのできる兵士はエリート中のエリートだ。無名戦士の墓 モニュメント・記念碑
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その隣にはクレムリンの壁に沿って半円型に壁が内側にへこんでいる部分があり、人々が半円の上部に露出する岩に群がっている場所がある。
皆が一心不乱に壁の石の間に指を突っ込み、指先を横に動かしている。
そして、何かを見つけるとそれをつまみあげ、大事そうにしまう。
きっとこの石の破片を集めているのだと思うのだが、この岩にどんな意味があるのか分からなかった。
すぐ隣の無名戦士の墓と関係があるのかもしれない。 -
入場券売り場に並び、クレムリンの入場券を買う。
入場券売り場には3つ(クレムリン・武器庫・ダイアモンド庫)の窓口があるのだが、その列が入り乱れてどの列がどの窓口につながっているのかさっぱりわからない。
人員整理の係員もおらず、列はぐちゃぐちゃ。
ロシア人は列を作るのが苦手、または待つのが気にならないのかもしれない。
30分ほど並んでやっと入場券を入手し、クレムリンへの入場を果たす。
入場はクレムリンのトロツカヤ塔の門から。
先程あれだけの人が並んでいた割には、ヒトが少ないかも。トロイツカヤ塔 建造物
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赤い壁で囲まれたクレムリンの内側で最初に現れたのはクリーム色の壁とは似つかわしくない名前の建物;兵器庫。
観光客は道路を挟んだ歩道側を歩いているのだが、兵器庫側の道路には銃を抱えた兵士の姿。
道路を渡って兵器庫へと近づこうなんていう無謀な観光客はさすがにいない。 -
そして、クレムリンの中心部へと足を進める。
クレムリンというとロシアの政治の中心地という印象だが、ここは宗教の中心地でもある場所だ。
クレムリンの中心部にあるのはロシア正教の寺院や大聖堂たち。
この中には、皇帝の礼拝堂や代々のロシア皇帝の柩が安置してある聖堂もある。
金ぴかタマネギ頭と入口にフレスコ画を持つこの建物はウスベンスキー大聖堂で、歴代のロシア皇帝の戴冠式を行う場所であった大聖堂だ。聖堂広場 広場・公園
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ウスベンスキー大聖堂の入口のフレスコ画にはマリア様と使徒の姿。
17世紀に描かれた絵だ。
(ロシア)正教の絵画の特徴の一つには人物に描かれる後光がある。
このマリア様も頭の後ろには後光が描かれている。
しかし、この後光は描かれて人物自身が放っているものではない。
本当の後光を放っているのはキリスト。
マリア様の後光はキリストの後光の照り返しだそうだ。
キリスト自身の後光には後光の中に十字架が描かれている…という事なのだが、この壁のフレスコ画ではそこまでは分からなかった。
そして、この大聖堂の中には金300kgと銀5トンで作られた室内をキラキラと照らすシャンデリアがある。
それを見たかったのだが、この日は何故か大聖堂はクローズの日。
クローズどころか、黒服の強面の男たちが入口付近をガードしていた。ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会
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クレムリンには世界最大の鐘もある。
この鐘は鐘の皇帝と呼ばれ、その重さは200トン。
最後まで無事に作られていれば美しい鐘の音を響かせることが出来たであっただろうに、不幸にも鋳造をしている時に火災に巻き込まれ、水をかけられてしまった。
その為、本体にひびが入り鐘の一部が壊れてしまったそうだ。
美しい装飾が施してあるが、見るだけの鐘。
展示する価値があるのかは微妙かな。鐘の皇帝 モニュメント・記念碑
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教会が立ち並ぶ地域を抜けて大統領府の方へ向かう。
クレムリンといえば、映画;ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルで、トム・クルーズがロシア将校に化けて任務を遂行中にクレムリンの大爆発に巻き込まれて…の舞台になった場所。
あの映画を思い浮かべながら、クレムリンの中を歩く。
観光客は大統領府へは近づけない。
向かい側の歩道の所から望遠レンズで中を覗く位しか出来ない…のだが、こんなに簡単に覗けてしまって警備は大丈夫なのか…逆に心配になる。クレムリン 城・宮殿
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クレムリンの赤い壁の向こうは先ほど見下ろしたモスクワ川だ。
城壁と望楼 観光名所
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再び、聖堂が集まる聖堂広場へと戻ると、大勢の人々がクリスマスツリーを取り囲み円形を作っている。
どうやら何かが起こりそうだ。
そして、先ほど入れなかったウスベンスキー大聖堂の出口には絨毯が敷かれている。
クリスマスのミサでもあり、大司教がご挨拶でもするのだろうか。
しかし、それにしても警備の兵士の数が多い。
もしかして、視線で人を絡みとりその息の根を止めるとの異名を持つかの大統領のお出ましだろうか。イワン大帝の鐘楼 寺院・教会
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結局、今回のクレムリンでは一番行きたかった大聖堂へは入れなかったが、他の3カ所には入ることが出きた。
天井の天井画のキリスト像が印象的だったブラゴヴェチェンスキー聖堂、青銀色の丸いドームがイスラム建築の様なアルハンゲルスキー聖堂、木彫りのキリストの像のあったリザパラジェーニャ教会の3か所だ。
どの教会も中に一歩足を踏み入れると、目の前に現れる金色の洪水に圧倒された。
金色はロシア正教では神聖な色なので絵画に多用されているのだが、あまりに室内が金ぴかすぎて私と若干趣味が合わないかもしれない。アルハンゲルスキー聖堂 寺院・教会
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そして、建物の玉ねぎの先端に掲げれているロシア正教の十字架。
ロシア正教での十字架は、日本で一般的に知られているものとは若干異なる。
その形は八端十字架と呼ばれる形で、一般的な十字架の上下に2本の短い横棒を付けた形で2本の横棒にはそれぞれ意味がある。
一番下の短い横棒は足台、上の短い横棒はキリストが磔にされたときに罪状が書かれていた木板を表している。
同じキリスト教といえども、英国とロシアでは寺院の形から祀られている絵柄、そして十字架の形まで全く異なる。
聖堂の中の写真だが、写真禁止のマーク(ロシア語なので文字は理解できなかった)があったので撮影はしなかったのだが、他の観光客たちはバシバシ撮っていたので、もしかすると撮影OKだったのかもしれない。ブラゴヴェシチェンスキー聖堂 寺院・教会
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聖堂めぐりを終えて、聖堂広場に戻ると、群衆の集まりは3倍以上の規模に膨れ上がり、微妙に皆が興奮している様子。
これ以上ここに長居すると、帰り道まで封鎖されそうな雰囲気だったので、クレムリンの観光は此処までとする。
帰り際にクレムリンの中を振り返ると、今まで見てきたものとは違う形の玉ねぎ尖塔を見つけた。
多分、この玉ねぎの形にも何か意味があるのだろう。 -
帰り際に橋の上から入場券売り場を見下ろすと、更に列は長くなり外へと続いていた。
外は寒いので、長い時間待つのは大変! -
再び赤の広場へと戻る。
赤の広場には冬季限定の移動遊園地があり、賑やかな音楽が鳴り響き子供たちの声が聞こえてきた。
そして、クリスマス・マーケットもそろそろ営業開始の時間の様だ。
温かく甘い臭いに誘われる様に小さなお店を覗くと、そこはバームクーヘン屋さん。
ちょうど焼き立てのバームクーヘンを並べていた。
お昼時でお腹も空いてたいので、おやつタイム。
バームクーヘンの価格は屋台価格だが安くはない。
1個が400円程度。
朝、駅で見たチキンフライの価格から見たら、滅茶苦茶高い。 -
バームクーヘンを食べていたら、段々風が強くなってきて、みぞれ交じりの雨が落ちてきた。
そして、みぞれはあっという間に雪に変わり、体の上に降り積もる。
こんな時は、百貨店へ避難。 -
赤の広場に面したグム百貨店は海外のブランド品のお店が立ち並ぶ超高級店。
そんな高級百貨店なのだが、どのお店にもある張り紙がしてあった。
その内容は、ユーロ払いならば20%から30%Off。
ロシア通貨の下落の影響はやはり深刻のようだ。
グム百貨店へ来た理由は天候の悪化もあるが、トイレを借りるためでもある。
ロシアの屋外には公衆トイレが少なく、トイレの場所を探すのも大変だ。
だからそんな時は百貨店のトイレ利用が確実だ。
百貨店の高級商店街エリアは比較的空いていたのだが、トイレは長蛇の列で特に女性用は20分待ち。
それでも待って利用させてもらった。
そして、時刻も13時過ぎだったのでグム百貨店で昼食とする。
グム百貨店には高級料理のお店もあるが最上階には庶民的なカフェテリア方式のレストランもある。
そこは、欧州料理やロシア料理を扱っているという事で、ロシア料理を食べてみたかった私たちにはぴったり。
で、行ってみてびっくり。
ここも長蛇の行列だった。
よくTVで身にする社会主義国家の行列風景。
アレと似たような光景が目の前に広がっていた。グム百貨店 百貨店・デパート
-
行列に並んでいたのは40分位かな。
ヒトが多く並んでいる割には比較的順調に列は進んだのだが、その理由は自分たちの番が来て明らかになった。
カフェテリアなのでサービスには期待はしていなかったが、やはり微妙に雑な盛り付けや配膳方法で、食器の周りにクリームがついていても気にしない、キャベツが飛び出していても気にしない…と云う感じ。
そして、食事が終わってスプーンを置くと同時位に店内を歩いているウェイトレスが飛んできて食器を下げてくれる。
お客さんの回転の良さを最優先させた画期的なシステムだった。
私たちは、それぞれに好きなお料理をお皿に乗せて会計へ。
食後のお茶まで入れて3人で3000円弱。
庶民派のカフェテリアとはいえ、ロシアにしてはかなり高めの料金かもしれない。 -
イチオシ
食事を終えグム百貨店を出ると、待ちに待った青空が見えていた。
さあ、玉ねぎ寺院へ行って中を見学だ〜。
朝に見た玉ねぎ寺院も素敵だったが、やはり青空が背景の方がずっといい。
何処かイスラム的でもあるロシア正教の寺院、この建物の意匠のバランス感覚は凄いものがあると思う。
この玉ねぎ寺院(ワシリー寺院)を作らせたイワン雷帝も私と同じように感じたのだろう。
この寺院が大のお気に入りとなったイワン雷帝は、建築家に褒美を与え、それと同時に建築家の目をくりぬいてしまったという。くりぬいた理由は、二度とこのように美しい建物を建てることが出来ないように…と。
何でそのような発想になるのかな〜と思うが、やはり皇帝と云われる方々は、私たちとはどこかが異なっている様だ。聖ワシリイ大聖堂 寺院・教会
-
ワシリー寺院の玉ねぎの尖塔は全部で9つ。
全てそのデザインが異なる。 -
寺院の中に入るためには、また行列だが此処の行列は短くて20分位だった。
しかし、並んでいる最中に天候の急変で吹雪の様な雪になってしまい、寒い!
ヒートテックを着ていなかったら風邪を引いたかもしれない。 -
寺院の中へ入る。
ここも写真禁止のマークがある。
寺院内には何カ所か監視所のような場所があり、そこには監視員のヒトがいる。
片っ端から監視員の人に写真を撮ってもいいか質問するのだが、英語は分からない…の返事で要領を得ない。
やっと、唯一英語が話せるお兄さんに出会えて、教えてもらった。
その答えは、写真はとってもいいがフラッシュはダメ。
写真禁止の場所は写真禁止マークがあるので、そこだけはダメ!とのこと。
やっとシステムが呑みこめた。
聖堂の第1室目に入ると天井と壁一面のイコン。
イコンとは正教会で使われる単語で、宗教画の事をさす。
(英語ではICON;パソコン用語のアイコンと同じ意味)。
キリスト教国でタクシーを利用すると運転手さんたちがミラーにぶら下げているキリストやマリアの絵。
あれもイコンの一種だ。
クレムリンの正教会の中のイコンは金色がメインだったが、玉ねぎ寺院のイコンはちょっと雰囲気が異なる。
そして、イコンとイコンの間の壁の模様も、なんだかイスラムの要素が入っている感じだ。 -
廊下も天井・壁一面に装飾が施され、聖人のイコンが並んでいる。
-
この曲がり角の雰囲気はアラビックな紋様だ。
-
イチオシ
小さな教会同士を繋ぐ階段の壁は鮮やかな青。
ロシア正教のキンピカのイメージが一掃された。 -
寺院の2階の窓からは隣の尖塔が見える。
どうやら吹雪は止み、天候も回復傾向らしい。 -
イチオシ
この小さな尖塔の天井にはキリストのイコン。
-
キリストの後光の中には、「存在する者、ありてある者」という神の存在性を示す言葉である、「ο、ω、ν」のギリシア文字が見て取れる。
-
イチオシ
玉ねぎ寺院の中にこんな凄い世界が隠されていたなんて、知らなかった!
-
寺院の中は迷路の様であっちこっちに階段があり、自分がどこを歩いているのか分からなくなる。
-
寺院の内装を全て絵画で埋め尽くされた寺院。
こんな寺院は今回、初めて見た。 -
玉ねぎ寺院の中を探検するように1時間位見学して外に出ると、赤の広場には正装の兵士の皆の姿。
今度は何があるのだろう。
それにしても、モコモコの帽子があったかそうだ。 -
時刻は16時過ぎ。
西の空が赤く染まり、歴史博物館も夕陽の色で赤さが更に増している。ロシア国立歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
日が暮れる時に暗くなるのはあっという間。
遊園地の遊具が夕闇の中に浮かび上がり、赤の広場も大勢の観光客で賑わっている。
もっと此処に居てモスクワの休日の夜を味わいたかったが、もうそろそろ帰国便の待つ空港に向かう時間だ。 -
グム百貨店の前にはロシア正教のサンタさんがいて、子供たちにキャンディーを配っている。
そして、クリスマス・マーケットも賑わいを増している。 -
赤の広場にお別れを言う前に、ロシアで買い物をしたいものが一つだけあったので、お土産屋さんへと向かう。
私が欲しかったのは、伝統的なマトリョーシカ。
マトリョーシカは沢山売っていた。 -
でも…、そのお顔はというと…
何と形容していいのかは分からなかったが、インパクトのあるお顔のマトリョーシカ揃いで、購買意欲が一気にそがれ、結局は次回に買えばいいさ♪…という事に。
マトリョーシカの顔の絵って、いつからこんなテイストになってしまっているのだろう…。 -
マトリョーシカ・ショックがあまりにも大きかった私は、もう一度、夕闇せまる玉ねぎ寺院を振り返る。
これが、本当にロシアでの最後の1枚。
楽しかったイギリス・ロシアの旅もこれで終わり。
また、次の旅に向けてお仕事を頑張ろう!
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この旅行記へのコメント (8)
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- みかりさん 2015/04/05 02:03:55
- ロシアの建物って・・・
- ウェンディさん、こんばんは!
トランジットで立ち寄ったロシア。寒いロシアだけど建物は
ホントにカラフルで、冬のロシアと言うとちょっぴり暗いイメージも
あったんだけど、なんだかワクワクしてしまう色彩ですね〜。
昔・・・ロシアに滞在していた伯母がホントに綺麗な所なのに
モスクワって言うだけで、日本人は行きたくない国みたいな言い方を
するって悲しんでいましたけど(当時はソ連だったけど)確かにとても
綺麗で素敵な風景ですね・・・・。
それに外だけじゃなくて内部もとっても見応えがあってとても
カラフルなんですね。いつか行ってみたくなりました♪
桜は千鳥ヶ淵以外にも色々周られたんですね〜。ホントにお花見日和
だったからどこもとっても綺麗。六義園の桜も有名ですよね。
残念ながらまだ桜の時期は訪れた事が無いので、いつか見たいです。
みかり
- ウェンディさん からの返信 2015/04/05 17:16:45
- RE: ロシアの建物って・・・
- みかりさん こんにちは。
ロシアは初めてでしたが、短い時間ながら愉しんできました。
今回は冬だったので行動範囲も限られてしまいましたが、次回は是非花の時期にキジ島に行きたいかな〜と思っています。
今回の旅で火炎型の玉ねぎ寺院の形の美しさ(外観の色は遊園地の乗り物の様でハデハデですが)に魅せられてしまいました。
キジ島には木造のロシア正教の寺院があり、その形は非常に美しいとのこと。その姿を一目、見てみたいです。
ただ、ロシア旅の問題は言葉。
今回のたった15時間の滞在でさえ、言葉の壁には四苦八苦しました。
ロシアは英語が通じなさすぎる国でした。だから、次にロシアに行く時は最低限必要単語はマスターしなくてはいけないかもしれません。
いつになることやら…です。
桜巡りは、私も夜の部は目黒川まで足を伸ばすか六義園にするか悩みました。
もう少し元気だったら目黒川まで行っていたかも…でしたが、午前中の千鳥ヶ淵のお散歩と午後の所用で疲れ果て、近い方の六義園へ。
でも、六義園ではとっても綺麗な枝垂れ桜と会う事が出来、今年の桜を堪能できました。
みかりさんも、いつか六義園へ行ってみてくださいね♪
ウェンディ
-
- 備前屋ねこさん 2015/03/30 21:58:20
- バナナで釘は打てましたか?
- ウェンディさん、こんばんは♪
真冬のロシアは寒そうですねぇ。
凍ったバナナで釘は打てましたか?
あまりにも有名で、あまりにもインパクトのありすぎる外観の「たまねぎ寺院」。
行ってこられたんですね〜
あの色合いやデザインはすっごいですねぇ。
昔、初めてあの建物の写真を目にした時は正直悪趣味だと思ったのですが、何度も目にするうちに段々と味わいが・・・(笑)
ロシアの両替商は悪徳商人備前屋も真っ青の悪徳商法でしたね〜w
出発ロビーと到着ロビーでのレートの差が逆だったらいいのに思いっきり外国人旅行者から搾り取る気満々ですね^^;
ルーブルがかなり下落したと耳にしていたのでもっともっと物価が安く感じられるのかなと思っていたら、それ程までではないのですね〜
両替レートのせいもあるからかな。。。
コルネのように見える小さい手の平サイズのバームクーヘンが400円程もするんですねぇ。
極寒のロシアにも寄ってイギリスとはまた違った世界を見て一度で色々と楽しめる旅になりましたね♪
備前屋ねこ
- ウェンディさん からの返信 2015/03/31 00:40:00
- RE: バナナで釘は打てましたか?
- 備前屋ねこさん こんばんは
モスクワ、寒そうでしょ?
でも、実はそんなに寒くはなかったんです。
寒くはない…と云っても気温は零下だったと思うのですが、日本が誇る冬の救世主・ヒートテックのお蔭でそんなに寒さは感じませんでした。
ヒートテックは、モコモコに着ぶくれしなくても温かさを維持する画期的な下着で、旅行の時には便利ですね。
ロシアに行く前は、1時間も外に居たら帽子から出ている髪の毛が凍りつくぞ〜とか脅されていたのですが、そこまでの極寒の地ではなかったです。
お日様が顔をのぞかせれば温かいし、イメージしていたほどの寒さではありませんでした。
ただ、現地の方が着ているコートはやはりオール毛皮のフカフカのものが多かったです。
きっと一着のお値段も目を見張るような金額なのだと思いますが、本当に寒い日にはあれくらい(白熊の様に)体を覆っていないと、凍ってしまうのかもしれませんね。
バナナは売っていたら買っても良かったのですが、南国産の果物は北国ではメチャクチャ高いんです。だから手が出ませんでした…。
(↑ウソです。八百屋さんが赤の広場周辺にはなかっただけです)
ただ、買えたとしても、さすがにバナナで釘が打てる程の寒さではなかったですね。
でも、濡れタオル位だったら頑張って振り回したら凍るかも…。
物価は高いのか安いのか判断に困りましたが、観光物価という点は、やはり高かったです。
オマケのロシア旅でしたが、英国旅の終わりにお土産的な楽しみがあった…そんな旅でした。
ウェンディ
-
- 鼻毛マンさん 2015/03/30 20:40:34
- ふっふっふ…
- お〜♪
あのウエンディさんが言葉が通じなくて苦労してるー。
はっはっは。いい旅行記を読んだものです。
ぼくは言葉が通じないとこは得意ですよ〜
いいでしょ〜〜♪ うふふのふ。
風邪で頭が痛い鼻毛でした。
- ウェンディさん からの返信 2015/03/31 00:21:47
- RE: ふっふっふ…
- 鼻毛マンさん こんばんは
昔の私は、英語さえある程度できれば世界中どこだって大丈夫♪
そんな風に考えていたおバカさんでした。
でも、初めての南米パタゴニアで英語が全く通じない〜相手の言う事も分からなければ自分の言いたいことも伝えられない〜そんな体験をして、目が覚めました。
今は、旅する時は最低限のその国の挨拶の言葉や数字を覚えるようにしていますが、今回のロシアは滞在が1日未満。だから、挨拶程度を覚えれば大丈夫かな…と思っていましたが、やはり撃沈。
一人旅の場合は言葉が通じないのも旅の醍醐味で愉しんでしまいますが、家族連れの場合は彼らの身の安全もあるので、言葉通じないよ〜♪と笑ってはいられないのも事実。
今度ロシアを巡る時は、もう少し真面目に勉強します。
風邪、お大事にしてくださいね〜
花粉症でダウンしている白猫でした。
-
- aoitomoさん 2015/03/30 11:38:33
- 役立つ情報満載!
- ウェンディさん
ウェンディさんのストーンヘンジの写真が4トラで紹介されてましたね。
おめでとうございます。
『ロシアビザ申請』
ビザ申請の仕方は勉強になりました。
代行は高く付きますからね。
『極悪非道な両替商』
こちらも口コミも拝見しましたよ。
誰もが到着フロアーを使いがちですし、
恐らくウェンディさんと同じパターンでトランジット時間で観光する人も多いでしょうから、極悪非道な商売も成り立つのでしょうね。
貴重な情報をいただきました。
このようなパターンは他でもあるかも知れないし、両替場所の事前チェックはやはり必要と気付きました。
『ワシリー寺院』
モスクワといえばワシリー寺院ぐらいしか記憶が無いので、他の聖堂などの観光の様子は凄く参考になります。
私も機会があればウェンディさんの足跡を辿りたいと思います。
『モスクワ川』
モスクワ川の凍っているのは、この時期しか見れないので貴重な体験ですね。川のアップがリアルで良かった〜
『庶民的なカフェテリア方式のレストラン』
モスクワに行けても食事もどこも高すぎて、私も庶民的な場所を探しそうです。やはり観光客も集中するのでしょうね。
それでもいいお値段ですから驚きます。
『マトリョーシカ』
時代と共に顔も変わるのか?
昔ながらの顔の物もあるのか?
ウェンディさんの気持ちも分かります。
日本のクリスマスマーケットで売っていたりするのと同じ顔かも。
それなら日本で買った方が安い??
役立つ情報が沢山で楽しませていただきました〜
aoitomo
- ウェンディさん からの返信 2015/03/31 00:09:26
- RE: 役立つ情報満載!
- aoitomoさん こんばんは
アエロ・フロートにオマケとしてくっついていたモスクワ旅でしたが、真冬のモスクワの空気を思う存分味わってきました。
ビザの申請ついでに東京都23区内最高峰への登頂を成功!という偉業(?)を成し遂げ、そして厳寒のモスクワで凍った川を見る。という昔からの憧れであったことも実施でき、大満足の旅となりました。
ただ一つの心残りはマトリョーシカ。
どうして、あんなお顔のお人形ばっかりなのでしょうか。ソビエト時代の昔ながらの素朴なお人形さんたちは何処に…。
とっても残念です。
モスクワの空港の両替商は久々の【腹の中が真っ黒け】の場所でした。
到着ロビーと出発ロビーのお店は同じ系列のお店で、違うのはフロアーだけ。
それなのにあのレート差とは…ですが、アチラも商売ですので利用する側がしっかりと情報を事前に入手し、空港で両替する場合でも到着階の両替商は出来る限り利用しない・・等の対策は必要ですね。
ロシアは物価が安いのか高いのかよくわからない国でした。
例えば
空港からの高速鉄道30分;大人1200円。→少し高い。
地下鉄:改札を出なければどこまで乗っても大人120円→安いかな。
クレムリン入場料:大人1050円→あれだけ荘厳なキンピカ寺院の見学で1050円は安い!
ワシリー(玉ねぎ)寺院:大人700円→そんなに高くない。
外資系のカフェでのコーヒー(グム百貨店内):1杯500円前後→高い!
クリスマスマーケットの焼き菓子:1個400円→高いと思う!
今回は赤の広場周辺に絞り込んで観光しましたが、もし次にロシアに行くチャンスがあるならば夏にキジ島に行きたいですね。
ウェンディ
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