クレムリンの壁で彼らは何をしているのか?
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- 旅行時期:2015/01(約11年前)
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by ウェンディさん(女性)
モスクワ クチコミ:13件
クレムリンの壁沿いには無名戦士の墓と呼ばれる戦争で亡くなられた方の魂を祀る場所がある。
無名戦士の墓では昼夜を問わず火が焚かれ、ロシアの兵士が身じろぎもしない直立不動の姿勢で、その墓を守っている。
でも、ここで注目したいのは無名戦士の墓ではなく、墓に向かって右側にあるクレムリンの壁。
ここには、クレムリンの壁に沿って半円型に壁が内側にへこんでいる部分があり、人々は吸い込まれる様にその壁の中に入っていく。
そこには煉瓦積みの壁の上部に岩を埋め込んでいる場所があり、人々は岩の隙間に指を滑り込ませ、必死にホジホジ…と岩の隙間を探っている。
皆が一心不乱に壁の石の間に指を突っ込み、指先を横に動かしている。
そして、何かを見つけるとそれをつまみあげ、大事そうにしまう。
彼らがつまみ上げているモノは石のかけら。
そのかけらが何であるのかは分からなかったが、とても丁寧に扱っていたのでロシアの方々にとって何か意味のあるモノだろう。
ガイド本には記載のないこの不思議な空間。
ロシアの不思議…を見た気がした。
- 施設の満足度
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3.5
クチコミ投稿日:2015/04/06
いいね!:3票
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