2014/06/21 - 2014/06/21
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2014年6月21日:故郷青梅の名所【関東の古刹(こさつ)・塩船観音寺(しおぶねかんのんじ)・吹上菖蒲園(ふきあげしょうぶこうえん)】を訪れた。
昨年の7月に母が93歳で亡くなり、2014年の年は母が残した実家の遺品などの整理で時々、青梅を訪ねた。
この時も前日に一泊して、帰る前に二つの名所に立寄った。
写真は関東の古刹(こさつ)・塩船観音寺(しおぶねかんのんじ)の季節外れのツツジの群落をつつじ園山頂の塩船平和観音から俯瞰する。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
どちらの名所も、私共には名所というものではなく、
塩船観音寺はかつてものすごく鄙びたお寺であったし、友人がこの寺の板碑(いたび)について興味をもって、本を出版していたから、それらの事を思い出すぐらいのものだった。
しかも、故郷の名所と言いながらも、香港駐在(1992年~95年)から東京(1995年~96年)に、そして大阪(1996年~2001年)へと、単身生活が続いた時期に出来た吹上菖蒲公園(1998年開園)は、今までも一度も来たことがなかったのだ。
だから私共には、どちらも今回初めてと言って良い場所なのだ。
写真は青梅の観光名所:塩船観音寺・吹上菖蒲公園Map -
【関東の古刹(こさつ)、塩船観音寺(しおぶねかんのんじ)】
東京都青梅市塩船194
http://www.shiofunekannonji.or.jp/
樹齢千年を越えた杉木立に囲まれた塩船観音寺は青梅市塩船にある真言宗醍醐派の別格本山である。山号は大悲山と称し、関東八十八ヶ所霊場第七十二番札所になる。
友人(退職後に、彼が主宰する歴史好きが集まる同人誌に誘われ、6年間投稿させてもらった)の本は、表紙も中身もなかなか良くできていて、いまだに我が本箱にある。
それを引っ張り出して、スキャンしながら参考にした。
写真は塩船観音寺・武蔵書房:昭和45年5月刊:眷属二十八部衆の功徳天像の好ましい横顔 -
伝説によれば、大化年間(645年 - 650年)に、若狭国の八百比丘尼が、紫金の千手観音像を安置したことに始まるという。
また「塩船」の名は、天平年間(729年 - 749年)に行基がこの地を訪れた際、周囲が小丘に囲まれて船の形に似ているところから、仏が衆生を救おうとする大きな願いの船である「弘誓の舟(ぐぜいのふね)」になぞらえて、名付けられたものと伝えられている。
貞観年間(859年 - 877年)には、安然が12の坊舎を建てるなど、興隆を極めたという。
鎌倉時代には武蔵七党(むさししちとう:平安時代後期から鎌倉時代・室町時代にかけて、武蔵国を中心として下野、上野、相模といった近隣諸国にまで勢力を伸ばしていた同族的武士団の総称)の流れを汲む金子氏の庇護を受け、室町時代には青梅・奥多摩方面に勢力をもっていた三田氏(みたし・・・平将門の後裔と称し、現在の青梅市周辺の杣保(そまのほ)を本拠地とし、最盛期にはその周辺地域や高麗郡・入間郡方面まで支配していたと云われている)の帰依を得て栄えた。
写真は塩船観音寺・武蔵書房:仁王門(右)と本堂(左) -
室町時代後期に建てられた本堂、阿弥陀堂、仁王門は本堂内の厨子とともに国の重要文化財に指定されている。
本尊の十一面千手千眼観世音菩薩(千手観音)像、眷属の二十八部衆像も同じく国の重要文化財に指定されている。
また、ツツジが有名で、毎年春(特に5月)にはつつじ祭りが開催されている。
重要文化財の①仁王門は室町時代後期(1467年-1572年)の建立で、三間一戸八脚門、切妻造、茅葺である。
写真は関東の古刹・塩船観音寺:仁王門の前で・・・ツツジの時期を外れているので人も少ない。塩船観音寺 寺・神社・教会
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②阿弥陀堂は室町時代後期(1467年-1572年)の建立。
桁行四間、梁間三間、一重、寄棟造妻入、茅葺形銅板葺。桁行2間、梁行1間の身舎の周囲に庇をめぐらした形式になる。
アジサイの季節は6月中旬から7月中旬だそうだ。
写真は関東の古刹・塩船観音寺:阿弥陀堂前のアジサイと。 -
写真は関東の古刹・塩船観音寺:Map・・・右から左に登って行く感じだ。
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写真は関東の古刹・塩船観音寺:この時期はアジサイであるが、数は少ない。
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イチオシ
写真は関東の古刹・塩船観音寺:アジサイはやはり青が良い。
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写真は関東の古刹・塩船観音寺:アジサイ
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写真は関東の古刹・塩船観音寺:アジサイ
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写真は関東の古刹・塩船観音寺:アジサイ
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③塩船観音の大杉(夫婦杉、二本)は東京都天然記念物になっている。
右の大杉は幹囲6.6m、樹高が40m、
左の大杉は幹囲5.7m、樹高が43mと書いてある。
写真は関東の古刹・塩船観音寺:大杉の説明版 -
写真は関東の古刹・塩船観音寺:見上げるとさすがに大きい。
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写真は塩船観音寺・武蔵書房:大杉と火渡りの行事
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昔は青石塔婆(大板碑)で知られていたが?
写真は塩船観音寺・武蔵書房:阿弥陀三尊像(右)と永仁の大板碑(青石塔婆) -
④本堂(附:厨子)は室町時代後期(1467年-1572年)の建立で、仁王門、阿弥陀堂と同じ頃に建設された。
桁行五間、梁間五間、一重、寄棟造、茅葺の形式になっている。
田舎風の佇まいはなかなかである。
写真は関東の古刹・塩船観音寺:本堂(観音堂) -
写真は塩船観音寺・武蔵書房:本尊千手観音(右)、薬師如来(左)
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写真は塩船観音寺・武蔵書房:眷属二十八部衆、昆楼博叉、毘沙門天、阿弥陀三尊像
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2022年4月中旬~5月上旬がツツジの見ごろだと云う。今は花が終わった後の刈込中だ。
写真は関東の古刹(こさつ)・塩船観音寺(しおぶねかんのんじ)の季節外れのツツジの群落 -
イチオシ
塩船観音寺のツツジ園は、昭和40年にその構想が計画され、翌年からはつつじの植栽が始まった。
昭和42年には「第一回つつじまつり」が行われた。約五千坪のつつじ園の整備は年々進み、平成22年にはつつじ園山頂に塩船平和観音が落慶し、約2万本のつつじ園に新たな魅力が加わった。
写真は関東の古刹(こさつ)・塩船観音寺(しおぶねかんのんじ)の季節外れのツツジの群落をつつじ園山頂の塩船平和観音から俯瞰する。 -
写真は関東の古刹・塩船観音寺:ツツジ園に囲まれた平場に護摩堂などがある。
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写真は塩船観音寺:5月のツツジの盛りの時期はこのようになると云う。
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写真は関東の古刹・塩船観音寺:休憩所でお団子を食べたが、じょうしん粉の団子は御醤油味だけでさっぱりとして、美味しい。
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【吹上菖蒲公園】
東京都青梅市吹上425番地
「吹上花しょうぶまつり」・・・6月1日~30日
青梅市北東部に広がる霞丘陵の*谷戸地(やとち:丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形)で、勝沼城跡歴史環境保全地域に位置する。
開園は1998年(平成10年)というから、まだ十数年経っただけだ。
それでも、全体面積 約2.100ヘクタールの広さになった。
花菖蒲が開花する5月から6月にかけて毎年「吹上花しょうぶまつり」が開催される。開催時の入園料は有料だが、それ以外のときは入園無料。
土曜日、日曜日は休園だがまつり開催時は無休。
写真は青梅の観光名所:吹上菖蒲公園 -
吹上菖蒲公園は貴重な谷戸地(やとち)を保全するためにつくられた公園で200種超、10万本の花菖蒲が見られる。
花菖蒲(5月下旬~6月下旬)の他に、ホタルブクロをはじめとしてさまざまな花々も咲き、フジバカマ(9月中旬~10月中旬)や、彼岸花(9月上旬から中旬)も見ることができるそうだ。
写真は青梅吹上菖蒲公園:入場券、菖蒲の説明(パンフレット)・・・ハナショウブの種類と特徴など。ハナショウブとアヤメ、カキツバタといった近似種の区別は花に詳しくない私などは分かりにくいのだが。 -
イチオシ
*谷戸地(やとち):
多摩丘陵・三浦丘陵・狭山丘陵・房総丘陵・武蔵野台地・下総台地といった関東の丘陵地・台地の縁辺部が、長い時間をかけて浸食され形成された谷状の地形は、谷戸(やと)、谷津(やつ)、谷地(やち)などと呼ばれている。
これらの表記および読みは地域により分布に差が見られ、同様の地形を表す際にも、千葉県などでは「谷津」(やつ)を、神奈川県および東京都多摩地域では「谷戸」(やと)または「谷」(や)を、東北地方では「谷地」(やち)を使う場合が多いと云う。
写真は吹上菖蒲公園:初めて訪れた菖蒲公園にはすこし人出もあるかな!青梅の吹上菖蒲公園は、青梅生まれの私共が知らぬ間に、いつの間にか観光名所になっていた。 by jijidarumaさん吹上しょうぶ公園 公園・植物園
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写真は吹上菖蒲公園:「江戸系 潮来(いたこ)の夢」
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イチオシ
写真は吹上菖蒲公園:「米国 ブルーボンボン」
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写真は吹上菖蒲公園:谷戸地(やとち)の奥まった場所
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写真は吹上菖蒲公園:「長井古種 長井鷹の爪(たかのつめ)」
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写真は吹上菖蒲公園:「長井系 山野辺(やまのべ)」
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写真は吹上菖蒲公園:「江戸系 露曇(つゆくもり)」
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この広い吹上菖蒲公園の花めぐりは楽しい。
写真は吹上菖蒲公園:「江戸系 東鑑(あずまかがみ)」
・・・・・・・・・・
ゆっくり、のんびりと散策して、関東の古刹・塩船観音寺、吹上菖蒲公園が青梅の名所であることを再認識することとなった。
(2014.12.11.Wiki/Hp参考、編集・追記、2021.04.08.一部変更)
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