2023/04/29 - 2023/04/30
101位(同エリア133件中)
ひな姫さん
久しぶりに車中泊の旅に出た。
と言ってもGWでどこも混雑しているので、あまり観光客が行かないような場所をチョイスした。
(伊勢志摩、なばなの里、ナガシマリゾートなどへ近付くのは危険)
・名阪関ドライブイン(昼食)
・関宿
・道の駅 立田ふれあいの里(車中泊)
・海津温泉
・六華苑
・諸戸氏庭園
・ノリタケの森
・コニカミノルタ プラネタリウム満天NAGOYA
走行距離 421km、運転時間 7時間57分(二日間の合計)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
お腹が空いたので、いつもは素通りする名阪関ドライブインへ初めて立ち寄った。
観光バスが止まり、団体さんがぞろぞろと降りて来たのを避けて奥へと進んで行くと、立派な門構えの料亭のようなお店があった。
ちょうど仲居さんが「営業中」の看板を出していたので、「一人ですが宜しいですか?」と尋ねると快く受け入れてくださった。
店内に案内されると、なんとすべて個室で、日本庭園を眺めながらゆっくりとお食事が出来るようになっていた。
しかも和室だけれど椅子とテーブルなので、足腰に負担が掛からない。
あいにく会席料理はすべて予約制とのことだったので、松阪牛のすき焼きと、単品で天ぷらを注文した。
クルマでなかったらビールを飲みたかったところだが、残念。
和食レストラン 関本陣 https://sekidora.com/gourmet/sekihonjin/名阪 関ドライブイン 道の駅
-
腹ごなしに近くの関宿をぶらぶら散策することにした。
街道の奥に観光客用の無料駐車場があり、足湯もあった。
旅籠資料館やら山車会館などを見学した。
流行した「お伊勢参り」へ行く人々が泊まったのだろうけれど、当時の交通手段は徒歩のみ。
浮世絵には風呂敷に包んだ着替え(?)を腰に巻き付けている旅人が描かれているが、そんな軽装でどれだけの距離を歩いたのかと思うと気が遠くなる。
クルマがある時代に生まれて良かった。
街道の真ん中あたりに桶屋さんがあり、職人さんが桶を作っている最中だった。
桶重 https://story.nakagawa-masashichi.jp/20258
職人さんが人懐っこい笑顔で話し掛けてくださったので、つぃつぃ話し込んでしまった。
「継ぎ目から水が漏れないなんて、すごい技術力ですね」
と感嘆すると、
「水が漏れたらそれは桶ではなくザルやないか」
と返されてしまった。・・・確かに。
桶を一つ作るのに2日半かかると言うが、それまでに30年間の経験が積み重なっている。
一つ8千円だけど日給で3千円程度? 時給換算したら・・・
ありゃりゃ、やってらんない。
「ネット通販したら?」と余計な口出しをすると、
「顔が見えない相手には売りたくない」と。
まぁ、注文が殺到しても作れる数には限度があるだろうけれど、それにしても、ねぇ・・・。関宿 名所・史跡
-
関宿でのんびりしすぎて夕方になってしまったので、目的の六華苑は翌日に行くことにした。
今夜は道の駅 立田ふれあいの里で車中泊をすることに。
周囲は田畑に囲まれており、カエルがゲコゲコ鳴いている。クルマはまばらに5割ぐらい止まっていた。
道の駅のお店で炊き込みご飯と夏みかん、おせんべいを買って夕飯にした。
18時にお店が閉まると同時に次々と車中泊仕様のワゴン車が入って来て、あっという間に駐車場は満車になった。
早めに到着して良かった~。
わたしの周囲は、大型犬3頭と50代ぐらいのご夫婦、小学生の子どもが居る家族連れ、カップルなど。
GWでホテルは高騰しているものね。
陽が沈むと同時に雨が降り始めたので、皆さんクルマの中で思い思いに過ごしている。わたしは19時に布団に潜り込んだ。
が、20時半に目が覚めた。
わたしの周囲はキャンピングカーやワゴン車に囲まれていて向こう側は見えないのだが、あちらの方から大きな声が聞こえる。
恐らく5~6人ぐらいの男女が談笑しているのだが、とてつもなく声が大きくて周囲に響き渡っている。
おまけにクルマのドアを何度も開け閉めするので、そのたびにバタン、バタンという音が響く。
うるさくて眠れない。
「静かにして頂けませんか」と言いに行こうかと思ったが、余計なトラブルに巻き込まれるのも面倒である。
結局、話し声は22時半になっても止まず、そのうちわたしは眠りに落ちた。
深夜1時に眼を覚ました時には静かになっていたが、一体、何時まで騒いでいたのだろう。
GWに仲間と旅をしてテンションが上ってしまったのだろうか。 -
雨は夜中じゅう、ずっと降り続いていた。
実はわたしのクルマは雨漏りをする。
自宅のガレージは屋根があるので気が付かなかったが、3年ほど前に台風の日に車中泊をしたとき、リアガラスの縁からポタン、ポタン、と雫が落ちてくることに気付いた。
どういうことーーー!
走っている時は雨粒が吹き飛ばされるのか、雨漏りすることはないのだが、止まると漏れて来る。
今では雨を受け止めるために使い古した毛布を積んでいる。(タオルではすぐにびしょびしょになってしまうのだ)
車中泊の朝は早い。周囲のクルマは朝6時頃になると次々と出発して行った。
わたしもごそごそと起き出す。こんな早くからどこへ行こうかな?
そうだ、せっかくだから名古屋モーニングとやらを食べてみよう。
ネットで検索して「英國屋」という喫茶店へ行ってみた。
昭和からあるようなザ・喫茶店という感じのお店で、朝から賑わっていた。
たまごサンド4切れ、サラダ、コーヒーで680円。
安いのかな? よく分からない。
それからお風呂へ入りに行った。
これもネットで検索をして「海津温泉」に決定。
近頃、スーパー銭湯のような大きな温泉は窃盗団が暗躍しているので行かないようにしている。
ロッカーの鍵を複製して開け、貴重品を盗んでいくのだ。
だから公共の銭湯や、地元の人ばかりの古ぼけた温泉に行くようにしている。
海津温泉 https://kaizuonsen.com/
元々は老人福祉施設だったらしく、建物は年季が入っている。
しかし鏡やドライヤーなど、設備は一新されていてきれいだった。
ただ、清掃状況はイマイチ。
朝イチで並んで開館と同時に入場したのに、洗い場の床には細かいホコリ?が無数に落ちており、シャワーヘッドには髪の毛がぶら下がっていた。
おまけに、私が脱衣している間に我れ先にと入って行ったオバサンたち、気持ち良さそうに湯船に浸かっている。
・・・え?身体、洗った??
どう考えても、掛け湯をしただけでドボンと湯船に入ったとしか思えない。
掛け湯だけではダメでしょ、ちゃんと洗ってから入らないと。
これだから温泉や銭湯は極力、入りたくないのだ。
他人の垢が浮いている風呂など入りたくもない。
まぁ尤も、お湯を年に2回しか取り替えていなかった、とかいう言語道断な温泉もあるから、客のマナーのみならず、って感じだけど。海津温泉 宙舟の湯 宿・ホテル
-
2日目の昼にして、ようやく目的の六華苑へ到着した。
なんてったって、わたしの推しである辰野金吾と片山東熊の師匠、ジョサイア・コンドルの設計である。
彼の建築物は東京や神奈川に多く、東海地方にあるのは珍しい。
なんでも発注者である所有者の諸戸清六(桑名の実業家)は岩崎家と付き合いがあり、それでコンドルを紹介してもらったらしい。なるほど。
素晴らしい・・・のかな?
わたしとしてはやっぱり、推しの辰野金吾の東京駅や大阪市中央公会堂、或いは片山東熊の迎賓館や京都国立博物館の方が素晴らしいと思うけれど。
まぁ、個人の邸宅なので迎賓館のようにこってりしていたら住みにくそうだけど、でも、この程度の(と言っては失礼だが)邸宅は当時のイギリスにはたくさんあったのでは?
やっぱりジョサイア・コンドルよりも片山東熊や辰野金吾のほうが好きだなー。
六華苑 https://www.rokkaen.com/六華苑 名所・史跡
-
ついでにお隣りの諸戸氏庭園も行ってみた。
こちらは六華苑の諸戸清六さんの生家、つまりお父さんの家。
(六華苑は清六さんが結婚した時に建てた家)
母屋はお寺の本堂のように立派な建物だった。(内部は非公開)
敷地の一角にはビリヤード専用のお家が建っていて、岩崎家と諸戸家にしか残存していないらしい。さすが大富豪。
敷地内に点在するいろいろな建物も素晴らしいのだが(どれもこれも重要文化財に指定されている)目を引いたのはなんといっても庭園である。作庭は小平義近。
つつじ、藤、菖蒲などさまざまな植物が植えられ、琵琶湖を模した池がある。
素晴らしいのは池の周りに配置された石組みである。
鳥羽や志摩から運んできたという巨石がいくつも置かれている。
重機などない時代にどうやって運んで来たのだろう。
わたしもいつかお金持ちになったら屋敷の庭に巨大な石を置こう!(一生、無理)
諸戸氏庭園 http://www.moroto.jp/index.html諸戸氏庭園 公園・植物園
-
帰るにはまだ少し早かったので、ついでに以前から気になっていたノリタケの森へ行ってみた。(自宅と反対方向だけど)
洋食器で有名なノリタケだが、名古屋が発祥の地だとは知らなかった。
そしてノリタケは人名ではなく地名だということも初めて知った。
ショップやウェルカムセンターを覗いてみたが、う~ん、こんな感じかぁ。ちょっと期待外れ。
後になって分かったのだが、わたしが行くべき場所はノリタケミュージアムだった。クラフトセンターの3階と4階にあるのだが、1階の入口がごちゃっと混んでいたので臆してしまい(人混み嫌い)立ち去ってしまった。残念無念。
ノリタケの森 https://www.noritake.co.jp/mori/ノリタケの森 美術館・博物館
-
ノリタケの森の敷地内(?)にイオンモールがあり、駐車場を無料にするために何か買わなくては、とブラブラしてみた。
するとプラネタリウムがあることを発見した。
系列が東京や横浜にあるらしいが、わたしの住む大阪には無いので見てみることにした。
コニカミノルタ プラネタリウム満天NAGOYA
https://planetarium.konicaminolta.jp/manten-nagoya/
上映時間は45分間(CMがあるので、実質30分ぐらい)
でも、学術的なプラネタリウムを想像していたのでちょっと期待外れだった。
プラネタリウムというより、ドーム型スクリーンで上映するアニメーション映像、という感じ。
コニカミノルタだけあって画像は美しかった。
日が暮れたので帰宅することにした。
名古屋から大阪までクルマをかっ飛ばして2時間ちょい。
大阪から旅に出るに、京都方面は渋滞している、和歌山方面は覆面パトが多い、淡路島も大渋滞、岡山方面は高速道路料金が高い。
なので、渋滞もせず、道路料金も安い(西名阪、名阪国道、東名阪)三重・愛知方面に来てしまうことが多い。
春になって鈴鹿スカイラインも開いたので、そろそろ鈴鹿セブンマウンテンにも行きたい。山が呼んでいる~。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
関(三重) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
8