秋の花手水・厚別区大谷地。

2020/09/20 - 2020/09/20

今年は、新型コロナウイルスの影響で、各地の神社の大祭も中止になりました。そして、神社の手水場も使われなくなりました。使わないのならばと手水場を花で埋め尽くす「花手水」という企画が札幌とその近郊で行われました。７月には、９つの神社で花手水が行われましたが、９月には、それを上回る神社で「花手水」が見られました。

エリア 厚別・豊平・真駒内(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

７月に行われた「花手水」。「花手水」とは、神社の手水場に花を生けるというものです。新型コロナウイルスの影響で、手水場が使えなくなりました。使わないのであれば、そこに花を生けようというのです。すごく美しく神社巡りが趣味になりました。そんな「花手水」の企画が秋にも行われたのです。

札幌・厚別区にある大谷地神社です。地下鉄東西線・大谷地駅から歩いて５分ほどのところです。

周りには、大学や大きな公園やサイクリングロードがあります。自然に囲まれた静かな神社です。

この神社にも花手水があります。

夏の時期には行われていませんでしたが、秋には、大谷地神社も参加しましたね。

真上から見ると額縁に入った絵画のように美しいです。

ピンクやオレンジも花はガーベラでしょうか。そして小さなヒマワリと栗の実も飾られていて、夏から秋へと季節が移り替わることが表現されているようです。

花手水で季節の移り変わりを感じるなんて、素敵です。

大谷地神社は、大国魂大神、大名牟遲大神、少彦名大神の開拓三神と言われる神様がお祀りされています。北海道開拓を願って建てられたのですね。そしてこの神社には、もう一つご利益のあることが…。

２０１８年に北海道を襲った台風２１号で被害を受けた桜の木を切ったところ、現れたのはハートの形。

そのため縁結びの神様も加わりちょっとしたブームになっています。

神社に人が訪れることは良いことです。そこの土地の歴史や地元の人の思いを学び取れることができるからです。

台風で倒れても、人々にご利益を与えるなんて、まさに神社。

手水場に戻ると日が当たって輝いています。

太陽の光は、見る角度で様々な花をまんべんなく照らしています。

神様が花手水に美しさを演出されているかのようです。

見とれてしまいますね。

季節は夏から秋へ。

いつもの年ですと、もうすぐお祭りがあります。ちびっこ相撲も行われ、たくさんの人でにぎわいますが、今年はそれもありません。

早く、元の生活が戻りますように。

散歩に来ていたワンちゃんも見とれる花手水。

新型コロナウイルスが早く収束しますように。美しい花手水を見て願わずにはいられません。