2020/09/22 - 2020/09/22
659位(同エリア1008件中)
yayoさん
東海道を歩く旅シリーズ
2回目は興津から江尻(清水)と、ついでに世界文化遺産三保の松原まで足を延ばしてみました。
其の一(沼津→三島)
https://4travel.jp/travelogue/11647168
☆東海道を歩いてみようと思ったきっかけについて☆
コロナの影響で海外旅行は出来なくなり、国内旅行は行けないことはないけれど不安が残ります。
そこで、ここ最近は過去の旅行記を主に作成しておりましたが、そろそろネタも尽きてきました。
今の私に唯一出来るのは、国内にいるパンダに日帰りで会いにいくこと。
しかし、以前のように好きなだけというわけにもいかず、パンダのいる国内施設は近場ではないため頻繁には行けません。
簡単にしかもあまりお金をかけずに他に何か出来ることはないかと考えたところ思いついたのが、「東海道を歩く」ことでした。
東海道は生活圏で馴染みがあり、土地勘があるところもあります。今は飛行機、車、電車バスなど交通機関が発達したおかげでどこへでも気軽に行くことが出来ますが、昔は徒歩しかなかったのです。
昔の人のように、あえて旅の原点である「徒歩」で東海道を散策するのも面白いのではないかと思いました。
しかし、ただ歩くだけではつまらないので、途中色々寄り道もしたいと思います。コロナのため運動不足でなまってしまった体を鍛えることも目的の一つです。
一度に東海道を歩いてしまう強者もいるようですが、時間的余裕はないですし、そんな体力もないので、区切って行こうと思います。但し、歩く各宿場の順番はランダムで、思いついたところから歩きたいと思います。また、出来るだけ旧道(旧東海道)を歩きたいと思います。そして、出来るだけそこの名物名産を食べたり買ったりもしたいと思います。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 JRローカル 徒歩
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午前7時45分
興津駅スタート。興津駅 駅
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東海道17番目の宿場町「興津(おきつ)」。
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一日休息を置いて、今度は興津から江尻(清水)を歩いてみることにしました。一昨日の疲れも大分とれたと思います。
今の体力では連続で歩くのは無理。。 -
駅前の道を真っすぐ行くとすぐに旧道です。
向こうに見えるのは駿河湾。 -
左に行くと薩埵峠ですが、そちらはまたの機会に行くとして、今回は右方面に向かい江尻(清水)目指します。
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興津宿公園
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興津宿について。
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興津宿の案内板。
明治元年(1869年)、街道沿いにあったものが書かれています。 -
レトロな郵便ポスト。
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先に進みます。
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「興津宿東本陣址」
ここ、民家の敷地なのではないかと。
この址の一角だけ所有者が違うのか、それとも先ほどの案内図によると、ここは市川家が本陣を勤めていたようだから、今でも市川家の人が代々住んでいるのか、どうなんでしょう。 -
「興津宿西本陣址」
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「大正天皇在東宮海水浴御成道碑」
大正天皇が皇太子の時に、こちらに海水浴に来られたことを記念する碑。
当時はここまで海だったようです。大正天皇在東宮海水浴御成道碑 名所・史跡
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「清見寺」
興津宿の見どころスポット。
外観からとても立派なお寺です。清見寺 寺・神社・教会
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折角なので、中に入って見学しましょう。
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立派な庭園
と思ったら、国の名勝庭園に指定されていました。 -
こちらのお寺、創建は奈良時代だそうです。
室町幕府を開いた足利尊氏は深く清見寺を崇敬していて、室町幕府は清見寺を官寺と定め、日本を代表する寺の「全国十刹」の中に置き保護したとのこと。
また徳川家康が幼少時、今川氏の人質として駿府(静岡)にいた頃、このお寺の住職から教育を受けていたという縁があったことで、後に徳川家から葵の御紋(水戸黄門でおなじみの三葉葵)を許され、二百余石の朱印地も与えられたというのだから、とても歴史あるお寺なんですね。 -
庭園には臥龍梅も。
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これまた立派な鐘楼。
正和三年(1314年)鋳造。
県の指定文化財にもなっているとのこと。 -
眺望も素晴らしいです。
左に遠く伊豆半島の山々が見えるということですが、遠くに見えているのがそうなのかな。 -
右には日本平。
清水港も見えているようですが。 -
階段を降りて下からの眺めも良し。
中も見学したかったんですが、8時30分からということでまだ時間があり、先を急ぎたかったので、今回はやめておきます。 -
「清見ヶ関跡」
左にあるのは、朽ち果てた木の傍示杭。
本日の失敗①
この少し先に、西園寺公望の晩年の別荘「坐漁荘」があって、ここも興津宿の見どころの一つなので立ち寄ってみようと思っていたんですが、歩いている途中ではそのことはすっかり忘れていて、後から「しまった!」と気が付きました。
すっかり見逃していました。なんか立派な建物があるな~くらいには思っていて、写真を撮ろうかと思いましたが、結局辞めてしまった場所です。
時間的に中は見学は出来ませんでしたが、せめて外観は撮っておくべきでした。。 -
延命地蔵堂
この先、ここよりも小さいものを2か所程見つけました。
この辺りは既に江尻宿だと思います。
JR興津駅周辺の興津宿では、昔の宿場町の雰囲気を感じることが出来ました。 -
まだまだ真っすぐ歩きます。
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静岡市清水区横砂西町
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ここに「残りの松」がありました。
台風なんかの強風で倒れたりはしないのでしょうか。
ちょっと傾いてますよね。 -
地元の人も保存に力を入れているようです。
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静岡市清水区袖師ケ浦
さらに真っすぐ進みます。 -
ここで道路は二手に分かれる。
それっぽいものを発見。 -
「細井の松原」
昔は206本の松があったようです。
本日の失敗②
旧東海道はここを右手に入っていくのですが、そのまま真っすぐ進んでしまいました。
よく見ると看板に案内もあるではないですか。。
清水駅からそんなに遠くないので、次はここからやり直ししようかな。 -
午前9時15分頃、清水駅到着。
清水といったらちびまる子ちゃん。
可愛いマンホール発見。清水駅 駅
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清水駅西口。
ちびまる子ちゃん、清水エスパルス、日本平動物園のレッサーパンダ。
清水といえばというものが描かれています。 -
今回の東海道歩きはおしまい。
清水駅の反対側(東口)に回ります。 -
この後は三保の松原に行ってみようと思います。
行き方は、路線バスで行くか水上バス(ミニクルーズ船)で行く2つの方法があります。
水上バスですと三保の松原まで結構歩くということなので、その時の体調で決めようと思いました。
この時はまだ歩けそうだったので、水上バスで行くことにしました。 -
ここから乗ります。
何年か前にこれに乗った記憶があるんですが、その時もここまで迷い、今回も迷ってしまいました。
備忘録で行き方を記録しておきます。
清水魚市場のまぐろ館の裏手にあります。清水港水上バス 乗り物
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乗船券は事前に購入です。
券売機はまぐろ館1Fのエレベーター横にあります。
三保の松原まで片道400円。
路線バスは410円だったから、ほぼ一緒ですね。
一時間に一本、休日は2本運航する時間帯もあるようです。
この時、9時30分。
次の出航は10時15分なので、まだ時間があります。 -
まぐろ館2Fで少し休憩することに。
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ソフトクリームをいただきます。
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ミニクルーズ船到着。
これに乗って三保まで向かいます。 -
この日は台風の接近が近いこともあって、船内はかなり揺れて少し気分が悪くなりかけました。
三保に近づくにつれて、富士山が見えてきた!! -
夏の富士山は霞みかかってしまい、なかなか見ることは難しいというとこですが、ここ最近は、午前中であれば見えることがあるという説明でした。
なので午前中がチャンスです! -
約15分程度で三保に到着。
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ヨットや釣りを楽しんでいる人がたくさんいました。
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下船した場所は三保の松原とは反対方向だったので、適当に歩き(結構時間がかかった)、三保の松原側に辿り着きました。
この時、午前11時。
まだ富士山が見えている♪
駿河湾フェリーも見えました。 -
波打ち際まで行ってみることにしました。
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この日は台風が近づいていたせいか波が荒かったです。
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清水灯台
日本で最初に作られた鉄筋コンクリートの灯台とのこと。100年以上の歴史があるようです。清水灯台 (三保灯台) 名所・史跡
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現在地を確認してみる。
三保の松原はまだ先ですね。 -
少し歩いた先で、振り返って撮影してみました。
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海岸線に沿ってひたすら歩きます。
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再び後ろを振り返って撮影。
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下に降りて、砂浜を歩いてみることに。
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冬の空気が乾燥した晴れの日であれば、本当に奇麗に見えるのかもしれません。
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夏の富士山でも、ここまで見えれば上出来なのかな。
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ちょっと見えにくくなってきました。
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午前11時40分頃。
そろそろ限界か。。 -
波が本当に荒い。
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この日は連休最終日だったので、結構人がいました。
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しばらく海を眺めてボーっとする。
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新型コロナ以前は、静岡空港発着の中国便がたくさんあって、この三保の松原辺りも中国人ツアー客に人気だったと聞いています。
先ほど立ち寄った清水魚市場でも中国語表記を見かけたので、おそらくそのツアー客が立ち寄っていた場所なのでしょう。
それでも日本人客がだいぶ戻ってきた印象でしたが、新型コロナ以前は中国人はじめ外国人もわんさかいて、もっと人出があって賑わっていたんだろうなぁ。
景勝地をのんびり見ることが出来たのは、いいのか悪いのか。。 -
三保の松原到着。
この辺りで撮影している人がたくさんいました。
まだ辛うじて富士山が見えています。三保松原 自然・景勝地
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「羽車神社」
砂浜に小さな神社がありました。羽車神社 寺・神社・教会
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いい眺め♪
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「羽衣の松」
羽車神社の裏にありました。羽衣の松 自然・景勝地
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天女が羽衣をかけたとされる羽衣伝説で有名な松です。
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こちらの松は3代目とのこと。
初代の松は、永宝4年(1707年)の富士永宝山噴火の際に海中に没したとされ、2代目は樹齢650年を越えて衰弱が激しかったため、平成22年10月、現在の元気な三代目の松に世代交代をしたようです。 -
「エレーヌの碑」
能「羽衣」に魅せられ、三保松原に憧れつつこの地を訪れることなく35歳の若さで亡くなったフランスの舞踏家、エレーヌ・ジュグラリスを記念した碑。彼女の熱意に共感した地域住民により、1952年建てられたとのこと。 -
さて、お腹が空いてきたのでちょっと休憩。
3軒ほど同じようなお店が並んでいたんですが、「テレビで放映!」が目に入り、真ん中のお店の「松見屋」で名物みそおでんをいただくことにしました。松見屋 グルメ・レストラン
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黒はんぺん、こんにゃく、大根をいただく。
どれもとても美味しかったです♪
お店は昭和のままの雰囲気、おばちゃんたちの接客も良かったです。 -
この松の木、すごい曲がり方してる(笑)
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「神の道」
これは長さ500メートル程の木製の遊歩道で、先ほどの海岸にあった羽車神社から、この先にある御穂神社まで神様が通る道とされています。神の道 名所・史跡
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「御穂神社(みほじんじゃ)」
御穂神社 寺・神社・教会
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ちょっと古びたこじんまりとした神社でした。
古くから三保の地域を見守ってきた羽衣伝説ゆかりの神社で、羽衣の切れ端が所蔵されているとか。
時の朝廷や源氏、今川氏、武田氏、豊臣氏の武将に篤く崇敬されたいうのだから、歴史ある神社なんですね。 -
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神の道を再び反対方向から歩いてみます。
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この遊歩道、なかなかいい感じです。
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これ、倒れてこないように木を補修しているのかな笑??
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反対側からも確認。
今日のミッションは全て終えたので、帰りは清水駅までバスで行きます。
行きは水上バスで来たので、路線バスのバス停がどこにあるのかわかりませんでした。
駐車場係りの人に聞いてみたところ、御穂神社を左に曲がるとバスの駐車場があって、そこを右に曲がるとバス停があるが、一時間に1本しかないので、そこから大きな通りに出た方がバスが頻繁に出てるので、その方がいいと教えてくれました。
また御穂神社まで歩かないとなんですね。。
バスの駐車場を見つけたが、広い通りへどのように出ればいいかわからなかったので、再びバス駐車場の係りの人に聞いてみると、真っすぐ出れば広い通りに出るので、そこを右に曲がればバス停があるとのことでした。
教えてくれたとおり、広い通りに出て右に曲がったけど、バス停が見当たらない。反対側にはバス停があるからこちら側にもあるはずなんだけど。。
さらにずっと真っすぐ歩いたら、ようやくバス停発見!
ちょうどいいタイミングでバスがやってきました。
どうやら探していたバス停は、建物と一体化していたので気が付かなったようです。
そのため、一つ先のバス停まで歩いてしまいました。
水上バスだと三保の松原まで徒歩で40分くらい、路線バスだと15分くらい歩きますね。ここへは車で来るのが一番アクセスしやすいように思いました。
今回の交通費は、2080円。
本日の歩数は、23、166歩。
前回の沼津三島は23、366歩なのでほぼ一緒くらいでした。
前回より足は痛くなりませんでしたが、今回もだいぶ疲れました。
興津宿から江尻宿は約5キロ。
東海道500キロのうち、11キロ制覇。
まだまだ先は長いです。
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