2021/01/09 - 2021/01/09
1172位(同エリア1743件中)
yayoさん
東海道53次を歩く旅、今回は蒲原宿から吉原宿を歩きました。
其の一 沼津宿→三島宿(令和2年9月20日)
https://4travel.jp/travelogue/11647168
其の二 興津宿→江尻宿(令和2年9月22日)
https://4travel.jp/travelogue/11647728
其の三 金谷宿→島田宿(令和2年9月27日)
https://4travel.jp/travelogue/11649087
其の四 江尻宿→府中宿(令和2年10月3日)
https://4travel.jp/travelogue/11650364
其の五 府中宿→丸子宿(令和2年10月24日)
https://4travel.jp/travelogue/11655254
其の六 蒲原宿→由比宿(令和2年11月1日)
https://4travel.jp/travelogue/11657170
其の七 浜松宿→見付宿(令和2年10月11日)
https://4travel.jp/travelogue/11652275
其の八 岡部宿→丸子宿(令和2年11月21日)
https://4travel.jp/travelogue/11661991
其の九 掛川宿→日坂宿(令和2年11月23日)
https://4travel.jp/travelogue/11662585
其の十 舞阪宿→浜松宿(令和2年12月6日)
https://4travel.jp/travelogue/11665577
其の十一 神奈川宿→保土ヶ谷宿(令和2年12月12日)
https://4travel.jp/travelogue/11666720
其の十二 平塚宿→藤沢宿(令和2年12月19日)
https://4travel.jp/travelogue/11667982
其の十三 鳴海宿→知立宿(令和2年12月27日)
https://4travel.jp/travelogue/11669280
其の十四 興津宿→由比宿(令和2年12月29日)
https://4travel.jp/travelogue/11669604
其の十五 鳴海宿→宮宿(令和3年1月3日)
https://4travel.jp/travelogue/11670794
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
-
午前9時5分、新蒲原駅スタート。
当初の予定では、この日は青春18きっぷの最後の1回を使用して大磯あたりでも歩こうかしら、と思っていました。
ところが神奈川県を含む1都3県に緊急事態宣言が発令され、予定変更を余儀なくされました。それなら三重県あたりがいいかな、と思いましたが、何だか再び県を跨ぐことが憚られてしまい、仕方ないので県内を歩くことにしました。
青春18きっぷを使う以上、なるべく遠方に行きたいところです。5回分のうち、4回分使用しました。計算してみたら、既に十分元は取れていました。なので最後の1回分はどこを歩いてもいいのですが、何だか富士山が奇麗に見える場所を歩きたくなって、蒲原と吉原の間を歩くことに決めたというわけです。新蒲原駅 駅
-
前回は、ここから京方面(西)に向かい由比宿を目指し歩きました。
その時は11月初めでまだそれほど寒くはなく、広重の蒲原宿の浮世絵に疑問を持ちました。
https://4travel.jp/travelogue/11657170
しかしこの日は列島寒波がやってきてとても寒い日でした。
昔は今よりもっと冬は寒かっただろうし、もしかしたら滅多に雪が降らない蒲原だけど、雪が降った日もあるかもしれない、きっとその時偶然広重がここにいたのかもしれない、とちょっと思ってみたり。ですがこの浮世絵はやはりちょっとやり過ぎなのかな。。 -
今回は江戸方面(東)を目指し、富士の吉原宿を目指します。
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駅には、富士山の絶景ポイント案内がありました。
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蒲原夜之雪記念碑
前回も見ました。蒲原夜之雪記念碑 名所・史跡
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旧商家「佐野屋」跡
なまこ壁と「塗り家造り」の家
前回も見ました。 -
蒲原名物「イルカすまし」
下調べの時に、色んな人のブログ等に出てきてたので気になっていました。
イルカの背びれをスライスして塩ゆでにしたもので、酒の肴にもいいとか。。
歩き始めたばかりだったということもあって、お店を覗いてみる勇気はなくスルーしてしまいましたが。。 -
渡邊家土蔵(静岡市指定文化財)
土蔵が敷地の奥に見えたのですが、子孫の?渡邊さん宅の庭の敷地のようで、写真を撮るのが憚られてしまいました。 -
個人が撮影した蒲原の名所、旧跡の写真が飾られていました。
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富士川第二発電所
巨大なパイプ!
電車からよく見えていたので気になっていました。 -
東木戸、常夜燈
江戸時代の宿場の入口には、見附や木戸と呼ばれるものがありました。
蒲原宿の入口には木戸が設置されており、東の入口のことを「東木戸」と呼んでいました。なお、木戸と木戸との間のことを「木戸内」といいます。
東木戸はわずかではありますが、桝形になっているとのことです。 -
蒲原宿の東木戸
確かになんとなく桝形のような。。 -
東海道案内
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蒲原の一里塚跡
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親切な東海道案内発見!
ここから上り坂になっていたのですが、結構きつく心臓破りの坂のように感じました。 -
富士市に入りました。
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富士山のビュースポットでした!
雪はないけど、こんなに近くに見ることが出来て感動です♪♪
下には東名高速道路が走っていました。 -
可愛らしいマンホールのデザイン♪
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親切な東海道案内。
富士市バージョン?! -
ツル家菓子店
今回のお目当てのお店一軒目。
こちらで、東海道の銘菓「栗の粉餅」を購入。
江戸時代、37里目の一里塚付近の茶店で売られていたようです。
あばれ富士川を舟で渡る人や、荷役で甲州と上り下りする人たちに、栗の粉餅はお菓子というより、力を与えてくれる、お守りのようなものであったとか。
はじめは、餅に栗の粉をかけていたと伝えられ、後には黄粉を用いたといわれ、大正時代まで売られていたようですが、東海道の推移や水運の衰退と共に消えてしまったそうです。そこで、こちらのお店が「栗の粉餅」を再現するため、各地の栗の粉を吟味、精選して現代風にアレンジしたようです。
餅にかかっていたのは栗の粉でしょうか。中の粒あん(だったかな?)に栗を刻んだものが入っていて、素朴な味でした。
洋菓子も売っていて、ドーナツを購入しましたが、餅よりドーナツの方が美味しかったです。ツル家菓子店 グルメ・レストラン
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時々、富士山を奇麗に見ることが出来ました。
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岩渕の一里塚
江戸時代はこの周辺で、先程購入した「栗の粉餅」のお店が軒を連ねていました。 -
小休本陣常盤邸
小休本陣なので、宿泊は出来ず休憩のみの本陣。
本陣なので、身分の高い大名しか使えませんが。
見学は出来ませんでした。コロナの影響でしょうか。小休本陣常盤邸 名所・史跡
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ここからも富士山がよく見える。
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桝形っぽいような。。
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この辺り、少しわかりにくかったので、案内があってわかりやすかったです。
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川が見えてきました。
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富士川橋
これから富士川を渡ります。 -
なんて素晴らしい眺めでしょう!!!
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新幹線や車からではこんなにじっくりとは絶対に味わえないと思います。
歩いてきて良かった♪ -
ところで、富士川とは長野県、山梨県及び静岡県を流れる河川。
一級水系富士川の本流である、日本三大急流の一つに数えられています(ウィキペディアより)。 -
この富士川を境に、静岡県の商用電源周波数が東側は50Hz(東京電力)、西側は60Hz(中部電力)となり周波数が異なります。
確かこの川を境に、東側はテレビ東京が見られるけど、西側は見ることが出来ないと思いました。 -
古くから富士川は急流で難所も多かったようですが、内陸の甲斐(山梨)と駿河(静岡)との交通路として水運が利用されていたようです。
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富士川に映る逆さ富士も素敵♪
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雪があったらなお良かったのですが、今シーズンの富士山はどうしてしまったのでしょうか。
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堤防に人がいるようですが。。。
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橋を渡りながら富士山の眺めに癒されていたのですが、実は川のゴォーゴォーと流れる凄い音がずっと聞こえていたのです。
右手に堰が見えました。 -
四ヶ郷頭首工
農業用水を取り入れている堰のようです。
ここ、めちゃくちゃ怖かったです。。
転落したら生きて帰っては来られないんじゃないかと思うくらいの怖さです。
富士川が日本三大急流の一つなのも納得しました。
そして昔から度々水害もあったようですし、江戸時代の旅人のこの川を渡ることの苦労が偲ばれます。
静岡県内の三大河川、天竜川、大井川、富士川を渡りましたが、この富士川が一番怖いように思いました。「越すに越されぬ大井川」だけではなく、この富士川も同じように大変だったのではないかと思いました。 -
水神社
富士川を渡り切ったところにありました。
こういう神社があるのは納得です。 -
富士川渡船場跡碑
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富士市のマンホール。
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札の辻跡
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ここからの富士山の眺めも良し。
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旧東海道跡地
実はこれ、道路の中央分離帯にあったもの。
信号機も歩道もなく私はここを突っ切ってしまいましたが、真似をしてはいけません。少し離れたところに信号機があるのでそこを迂回するのが正しい歩き方です(案内看板にもそのように書いてありました)。 -
佐野菓子店
富士市で人気の洋菓子店。
東海道沿いにあることがわかり、立ち寄ってみることにしました。
地図にある場所にはお店はないようだけど、道を間違えたのかな。
どう考えてもここなんだけど、、まさか閉店?と思ったら、建物の隅の一角にありました。入口がとてもわかりにくい。。佐野菓子店 グルメ・レストラン
-
出口は駐車場のある反対側でした。
これだと、こっちが入口だと思ってしまいますよね。
後から来たお客さんも、入口と出口を間違えていました。 -
美味しそうなケーキがズラリ。
購入したケーキは美味しかったのですが、甘さがもう少し控えめでもいいかな。
おまけでマカロンをいただきました。
接客は丁寧で親切でとても良かったと思います。 -
吉原宿・西木戸跡
-
吉原宿案内
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杉山フルーツ店
今回のお目当て3軒目。
吉原本町にある商店街にあるフルーツ屋。
ここのゼリーが有名で、ぜひ行ってみたかったのです。杉山フルーツ店 グルメ・レストラン
-
ゼリーの種類は豊富でどれも美味しそうなものばかりで迷います。
中には売り切れもありました。
いちごとキウイを購入してみました。
特にいちごのゼリーが美味しかったです。
ゼリーは他のゼリーと食感や味が違うと思ったら、アガーという海藻から抽出精製した植物性ものを使用しているそうです。アガーは甘味がほとんどなく、フルーツの果肉の味を邪魔していないように思いました。
また水は富士山麓100%で水質検査済みの地下水を使用、保存料、着色料、香料は一切使用していないこだわり。体にとてもいいゼリーです。
通販もなく、アクセスが不便なので、中々購入できませんが、また機会があれば他の種類も食べてみたいと思いました。
接客も親切丁寧でした。
ちなみに杉山フルーツ店の店主、フルーツアーティストの杉山清氏は、静岡県生まれでも育ちでもないようですが、なぜ、こんな寂れかかった辺鄙な商店街で商売をしているのか気になるところです。 -
アドニス
杉山フルーツ店の斜め前あたりにありました。
本日のランチはここで。COFFEE SHOP アドニス グルメ・レストラン
-
昭和の雰囲気な喫茶店ですが、ここは富士市のB級グルメ「つけナポリタン」が美味しいことで有名とあったので、こちらのお店に決めました。
元祖「つけナポリタン」のお店なんだそうです。
迷わず「つけナポリタン」(1200円)を注文しました。
つけナポリタンは以前食べたことがあると思うのですが、あまり記憶になくて。。 -
有名人もたくさん来店していたのでしょうか。
壁には色紙がずらっと。 -
つけナポリタンには食べ方があるようです。
①よくつけて食べるべし
②チーズをからめて食すべし
③半分食べたらレモンを麺にかけるべし
とても美味しかったです!
トマトとチーズなんて大好きな組み合わせ♪
トマトスープの具材は、蒸し鶏、味玉、青梗菜、麺には桜えびもかかっていました。
そういえばもう随分前ですが、東京にあるトマト麺のお店が好きで時々立ち寄っていました。トマトスープはそこのものに似たように思いました。
私は新宿のルミネにあるお店によく行っていたのですが、まだあるのかな。
あればまた行ってみたくなりました。 -
再び東海道歩き開始。
近くに旅籠鯛屋與三郎という宿泊所がありました。
創業天和2年(1682年)創業。
なんと山岡鉄舟や清水次郎長の定宿だったとか!
面白そうですね。
そばうどん屋もやっているようです。 -
吉原本町駅
岳南鉄道駅で、富士市内のJR吉原駅と岳南江尾駅の全長9.2キロを結ぶローカル線。
乗ったことがなかったので、これに乗ってJR吉原駅に向かおうかなぁと思いましたが、今日はまだまだ歩けそうだったので、徒歩でJR吉原駅に向かうことにしました。
つけナポリタンのお店で、JR吉原駅まで歩くとどれくらいかかるか聞いてみたところ、大体1時間弱くらいだと教えてくれました。この時ちょっと驚いた顔をされましたが(笑)、道はわかりますか?など気をつかっていただきありがたく思いました。 -
エリエールだったかな?製紙工場と富士山。
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「平家越え橋」
これは何か関係がありそう。 -
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やはり関係がありました。
治承4年(1180年)源氏と平家の雌雄を決める富士川の合戦が行われたと言われているのがこの周辺なんだそう。 -
左富士の立て札!
でも、左富士どころか富士山が全然見えませんが。。。 -
道路の反対側から見たら、確かに左に富士山!
でも、建物が邪魔ですね。。。 -
東海道の左富士といったら、前回の茅ケ崎(https://4travel.jp/travelogue/11667982)と、ここ吉原の2箇所が富士山が左に見えることで有名です。
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広重の吉原宿の浮世絵にも描かれています。
左富士 名所・史跡
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道路の反対側からだと左に富士山を眺めることが出来ます。
今は建物が邪魔して景観を損ねているけど、当時は奇麗に見えていたのでしょうね。 -
近くに「左富士神社」がありました。
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依田橋の一里塚
江戸日本橋より34里目 -
時々後ろを振り返ってみると、富士山が大きく見えました。
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ここからの眺めも◎
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この辺りは田子の浦の海が近いようです。
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トレジャーボートが停泊。
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午後1時35分、JR吉原駅到着。
今回の東海道歩きはここでおしまい。 -
この駅からの富士山の眺めは素晴らしいのです。
雪があればなお良かったのですが。吉原駅 駅
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電車で静岡駅まで来ました。
またここの喫茶店に立ち寄ってしまいました。喫茶ポプラ グルメ・レストラン
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季節の苺パフェに惹かれました。
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とてもボリューミーなパフェでした!
美味しかったのですが、今日はちょっと食べすぎたかな、、
今回の東海道歩きは富士山がとても大きく奇麗に見え、とても癒された旅となりました。昔の旅人も、ここを通ると富士山に癒されたのかもしれません。
蒲原宿から吉原宿 約12キロ
東海道約500キロのうち約148キロ制覇しました。
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