2022/01/29 - 2022/01/29
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yayoさん
昨年2月11日に芦ノ湖から箱根峠まで歩きましたが(https://4travel.jp/travelogue/11676796)、今回はその続き、箱根登山電車箱根板橋駅から芦ノ湖目指し、箱根の山登りに挑戦です!
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
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午前8時35分、箱根板橋駅スタート。
年末の東海道歩き大磯小田原間はここでゴールしたので、今回のスタートはここからです。
生憎の曇り空でした。箱根板橋駅 駅
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午前9時15分、三枚橋を左折。
旧東海道に入ります。
ここから箱根峠までを箱根路東坂というようです。
麓から箱根の山々が見えますが、これからあんな高い所まで辿り着けるか不安になりました。 -
三枚橋を左折せず、そのまま真っすぐ行くのは箱根駅伝コース。
遠くに見える白い橋、見覚えがあります。 -
箱根・ルッカの森
ここのバームクーヘンが美味しいと聞いたので、立ち寄って行こうと思います。
開店は午前9時30分。
少し早く到着してしまったので、外で待っていました。箱根・ルッカの森 グルメ・レストラン
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バームクーヘン専門店かと思いきや、和菓子屋さんのようです。
定番の湘南ゴールドバウムを購入しましたが、甘さ控えめでしっとりしていてとても美味しかったです!
店員さんは、口コミにあるように少し塩対応かもしれません。 -
格式高そうな旅館です。
この辺りは三枚橋からずっと上り坂です。箱根湯本温泉 箱根 花紋 宿・ホテル
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町営の共同浴場。
入ってみたかったけど、時間がないのでまたの機会に。
この辺りは硫黄の匂いがプンプンたちこめていました。
旧東海道沿いの箱根湯本は静かで落ち着いた雰囲気だったので、改めて来てみたいと思いました。弥坂湯 温泉
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最初の石畳に入ります。
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さるはしを渡る。
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滑りやすいので足元注意。
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間もなく石畳終了。
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天山湯治郷
そいうえば以前パワースポット巡りにハマっていた頃、箱根神社参拝と一緒にここに来た記憶があります。天山湯治郷 温泉
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須雲川橋を渡ります。
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大天狗山神社
真っ赤な鳥居が遠くから目立っていました。
立ち寄ってはいませんが、歴史ある霊験あらたかな神社ではなく、新興宗教の施設のようです。
ここがちょうどヘアピンカーブの急勾配で、真っすぐ歩けず前傾姿勢になってしまい、やっとの思いで登りました。箱根大天狗山神社 寺・神社・教会
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女転し坂
旅の女性が落馬して亡くなったことから名づけられたそう。 -
登ってきた坂がそうなのかな?と思いきや、その急坂は関東大震災で崩壊したそうです。南無阿弥陀仏。
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再び怪しげな鳥居発見。
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割石坂という2つめの石畳に入ります。
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ちょうど反対側から東海道ウォーカー?山登り?ハイキング?の男性が降りてきたところでした。
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これより江戸時代の石畳
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歩きやすいですが、滑りやすいので足元に注意しながら歩きます。
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石畳終了。
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接待茶屋跡
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しばらくして大澤坂という3つめの石畳に入ります。
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転がり落ちそうなくらい急な下り坂!
しかも滑りやすいので要注意。 -
石畳は滑りやすいと聞いたので、箱根路は乾燥している冬に登ろうと思っていたのですが少し誤算でした。
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三島箱根間より、冬にもかかわらずじめっとしています。
日当たりが悪いせいでしょうか。
苔が生えていて滑りやすいです。
私は普段履いているスニーカーで来てしまいましたが、出来ればトレッキングシューズの方が安全かもしれません(そもそもトレッキングシューズを持っていないのですが)。冬でこれだけ滑りやすいと、梅雨の季節は想像に絶します。 -
木の橋を渡ります。
川のせせらぎの音が心地よく、マイナスイオンで溢れていました。
もちろん川の水も奇麗です。 -
曲がりくねった枝(笑)
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上り坂です。
少し足元が悪いかもしれません。 -
この道で合っているのか不安でしたが、このような看板を見つけると安心できますね。
石畳の構造についての説明書きですが、「小石と石を突き固めた地面の上に、石と石とを組み合わせて並べており、さらに石畳の横に排水路を持っている」とありました。 -
大澤坂の説明書きによると「苔むした石畳が、当時の石畳道を一番よく残している」とありました。本当にその通りですね。
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もうすぐ石畳の出口です!
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畑宿までやってきました。
畑宿は、小田原と箱根の間の宿だったようです。
寄木細工のお店には東海道53の宿場町の名前がありました。
これを見ながら、ここまでなんとか東海道の半分以上歩いて来ることが出来たと我ながら少し感心。 -
一里塚があるようです。
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畑宿の一里塚の説明書きがありました。
両塚ともに復元されたものだそうです。 -
西海子坂という4つめの石畳に入ります。
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私の少し先を男性が歩いていました。
東海道ウォーカーでしょうか?
割としっかり装備した格好だったのでハイキングかもわかりませんが、この人の後をついていけば道に迷わないだろうと勝手に思いました。 -
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枯れた紅葉。
紅葉の季節に来たら絶対に奇麗だろうと思いました。 -
西海子坂の説明書きによると「石畳道に改修する前は、雨や雪のあとは大変な悪路になり、旅人は膝まで没する泥道を歩かねばならないため竹を敷いていましたが、毎年竹を調達するのに大変な労力と費用がかかっていました。」とありました。こわっ!
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一般道に出て、今度は七曲がりの試練が。。
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石段を登ります。
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続いて橿木坂の石段です。
これが噂の最難関の石段でしょうか。 -
私の前を歩いていた男性はここで一休みされていたので、先を越してしまいました。
これから目印になる人はいませんから自分で判断しなければなりません。 -
確かに急だ。
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まだまだ続きます。
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息が切れそうです。
マスクは苦しいので外しました。 -
やっと見晴橋の標識のところまで辿り着きました。
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続いては猿滑坂という自然道を進んでいきます。
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山根橋を渡る。
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とても見晴らしのよい景色に癒されました。
随分登ってきたんだなぁと思いました。 -
いい景色に癒されたのもつかの間でした。
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人一人が通るのがやっとの獣道がしばらく続きます。
冬なのに暑くて少し汗をかいてしまいました。 -
甘酒橋を通過。
元箱根まで2.7キロ。 -
やっと県道に出るようだ。
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今歩いてきた「猿滑坂」は、猿でも簡単に登れないことから名づけられたとか。
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歩いてきた道を振り返って撮影してみました。
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県道の横断歩道を渡って再び階段。。。。
いや、もう本当に疲れました。
東海道を歩いていると自転車走行の人たちをよく見かけるのですが、今回の箱根路も結構いました。この辺りの坂は自転車でも相当キツイようで、必死にペダルをこぐ姿に思わず頑張って!と応援したくなりました。太腿を鍛えるには良さそうです。 -
しばらく県道を歩いていると、「追込坂」という旅人にとってふざけた感じの名前の坂が現れました。
もう勘弁してほしいな。。 -
追込坂の案内の解説によると「新編相模国風土記稿のふりがな(万葉かな)をみると、フッコミ坂といったのかもしれません」とありました。今はそんな事はどうでもいいくらい余裕ないです。さらに「甘酒茶屋までのゆるい坂道の名前です」とありました。ゆるいならいいや。目的地まであと少し。
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甘酒茶屋
ようやく目的地に到着。
こちらで少し休憩しましょう。
江戸時代から続いているお店のようです。甘酒茶屋 グルメ・レストラン
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草葺の造りが、丸子宿にあるとろろ汁の丁子屋と似ているように思いました。
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入口で会計を先に済ませるスタイルでした。
コロナ禍のためか相席は出来なかったので、結構席は埋まっていました。 -
薄暗く雰囲気ある内装。
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甘酒とサービスのほうじ茶。
甘酒がとても美味しく疲れ切った身体に染み入りました。
江戸時代の甘酒と変わっていないようです。 -
名物「力餅」をいただきます。
磯辺とうぐいすの2種類から選べました。
磯辺とうぐいすがそれそれ入ったものがあったらよかったのですが、ないようなのでうぐいすを選びました。
これがまためちゃくちゃ美味しかった!!
お餅が柔らかくて伸びる伸びる!!
疲れが吹き飛びました。
江戸時代の旅人もきっと同じ気持ちだったでしょう、と想像してみる。 -
お店の裏手が旧東海道なので、再び裏手に戻りウォーキング再開です。
「猪が出没しますので注意してください」の標識が。。
こわっ!! -
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歩きづらい道がしばらく続きます。
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道路を渡って再び石畳へ。
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結構登っているし、疲労が溜まっているせいか長く感じました。
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巨大な岩を発見。
この辺りは天ケ石坂と呼ばれているようで、この岩は雨蛙に似ていることから「あまが石」と言われているそう。 -
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馬子唄碑
「箱根八里は馬でも越すがこすに越されぬ大井川」
そのように習いましたが、実際歩いてみると、富士川や天竜川も大変だったように思いました。 -
そろそろ出口のようです。
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石畳終了。
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江戸時代、江戸の奉公先から伊豆の実家に逃げ帰る際、関所通行手形がないため、関所破りをし処刑されたお玉という10代の少女を供養しているという。
奉公先では色々辛いことがあったのでしょう。お玉ヶ池 自然・景勝地
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まだ石畳が続くようです(苦笑)。
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この急坂は「権現坂」というようです。
説明書きによると「小田原から箱根路をのぼる旅人が、いくつかの急所難所をあえいで辿り着き、一息つくのがこの場所です」とありました。 -
この坂、めちゃくちゃ急で危ない。
スマホ撮影していたら、危うく足を滑らせ転ぶところでした。
バランスをうまく取りながら、下りることだけに集中した方が良さそうです。 -
下りも滑って危ないけど、これを登るのもかなりきついと思います。
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木の間から芦ノ湖が見えました。
ゴールは間もなくですね。
広重の箱根の浮世絵もこの辺りを描いたようですね。
箱根の山が大袈裟に描かれていますが、旅人にとってはそれくらい大変な山だったというのが実際歩いてみて感じました。 -
危険な石畳も間もなく終了。
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この案内図を見て、こんなに山を登ってきたんだと自分で自分を褒めてしまいました。
特に畑宿あたりからが大変でしたね。 -
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ケンペル・バーニー碑
ドイツの博物学者ケンペルは、江戸時代、オランダ通商使節として箱根の美しさを世界に紹介した人物で、イギリスの貿易商バーニーは箱根に別荘を構え、箱根の自然保護を呼び掛けた人物なんだそう。ケンペル バーニーの碑 名所・史跡
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芦ノ湖の赤い鳥居。
午後12時37分ゴールです! -
芦ノ湖にあるベーカリー&テーブル箱根でパンを買って帰ることにしました。
お値段は少し高めでしたが美味しかったです。特にあんぱんがあんこぎっしりで美味しいです。今のところ小田原の柳屋ベーカリーのあんぱんとこちらのあんぱんが、私の中のあんぱんツートップです。ベーカリー&テーブル 箱根 グルメ・レストラン
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今日は富士山は見えないけど、穏やかでいい日でした。
早くコロナが収束してくれたらいいのに。 -
遊覧船も運航していました。
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帰りは元箱根から三島駅行きのバスで帰ることにしました。
待ち時間があったので、箱根湯本のルッカの森で購入した焼きモンブランを食べてみました。皮がパリパリして美味しい。ちょっと粉砂糖が飛び散ってしまったけど(笑)
東海道五十三次を歩く旅、最も難所と言われる箱根路を制して達成感でいっぱいでした。あとは西の難所の鈴鹿峠を制すれば、東海道の難所は全てクリアです。
それにしても箱根駅伝の山登りランナーってすごいなぁ、と思わざるを得ませんでした。
小田原宿→箱根宿 約14キロ
東海道約500キロのうち、295キロ制覇しました。
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