東海道５３次を歩く旅、今回は初めて県を跨ぎ神奈川宿から保土ヶ谷宿を歩いてみました。<br /><br />其の一　沼津宿→三島宿（令和２年９月２０日）<br />https://4travel.jp/travelogue/11647168<br />其の二　興津宿→江尻宿（令和２年９月２２日）<br />https://4travel.jp/travelogue/11647728<br />其の三　金谷宿→島田宿（令和２年９月２７日）<br />https://4travel.jp/travelogue/11649087<br />其の四　江尻宿→府中宿（令和２年１０月３日）<br />https://4travel.jp/travelogue/11650364<br />其の五　府中宿→丸子宿（令和２年１０月２４日）<br />https://4travel.jp/travelogue/11655254<br />其の六　蒲原宿→由比宿（令和２年１１月１日）<br />https://4travel.jp/travelogue/11657170<br />其の七　浜松宿→見付宿（令和２年１０月１１日）<br />https://4travel.jp/travelogue/11652275<br />其の八　岡部宿→丸子宿（令和２年１１月２１日）<br />https://4travel.jp/travelogue/11661991<br />其の九　掛川宿→日坂宿（令和２年１１月２３日）<br />https://4travel.jp/travelogue/11662585<br />其の十　舞阪宿→浜松宿（令和２年１２月６日）<br />https://4travel.jp/travelogue/11665577<br />

東海道五十三次を歩く旅☆其の十一☆神奈川宿→保土ヶ谷宿☆ハマのアメ横松原商店街を散策

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2020/12/12 - 2020/12/12

209位(同エリア641件中)

エリア

東神奈川・保土ヶ谷・弘明寺(神奈川)

旅行の満足度: 3.5

同行者: 一人旅

交通手段: JRローカル徒歩

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午前１１時１３分
京急神奈川駅をスタート。
東京で用事を済ませた後、今回残りの時間は東海道歩きをしようと思いました。
歩くなら、東京か神奈川の区間。
散歩程度でと考えていたので、神奈川宿から保土ヶ谷宿の短い区間を歩くことに決めました。
今まで近場を歩いていたので問題はなかったのですが、そろそろ遠方区間も視野に入れる必要があり、となると気になるのは費用の問題。
お金をかけずに出来る旅ということで東海道歩きを始めましたが、私のようにチマチマ細切れに歩いていたら、逆に費用がかかるのでは？と今頃になって思い始めました。
そこで何気に見つけたのが、ＪＲ発行の「青春１８きっぷ」です。
青春１８きっぷを使って旅行している旅行記はよく見かけていましたが、青春１８きっぷって年齢制限はないのかなぁとぼんやり思っていました。
ところが、調べてみると年齢制限はないことが判明。もとは、学生の帰省時期に合わせて安く設定してあるようですが、大人でも使えるのです。
ということで、これを使わない手はありません。
ちょうど冬季の青春１８きっぷの販売が開始され、１２月１０日から利用できるということだったので早速購入し、今回から利用することにしました。
青春１８きっぷには安く使える分、色々制限はあります。
例えば、新幹線には乗車出来ません。青春１８きっぷの他に特急券を購入すれば新幹線に乗車できるわけではありません。普通に乗車券と特急券が必要です。
ちなみに青春１８きっぷは、１２０５０円で５日分使えます。５日は連続している必要はなく、期間内であればどの日でもＯＫ。全国のＪＲ各線で利用できますが、私鉄は利用できません。５日で１２０５０円ということは、１日あたり２４１０円ですから、それ以上かかるところを利用すれば元は取れます。
今回、私は行きの新幹線乗車区間は利用しませんでしたが、他は全て利用しました。普通に支払ったら３９７０円かかったところを、青春１８きっぷのおかげで１５６０円浮きました。
というわけで、青春１８きっぷが利用できる期間は、なるべく遠方の東海道歩きに使いたいと思います。

神奈川駅駅
神奈川駅を出たところに早速「神奈川宿歴史の道」案内がありました。
初めての県跨ぎの東海道歩き。
楽しみです♪
鳥居がありました。
ここの参道に一里塚があるとのこと。
見逃がしてしまいました。。
横浜のマンホール
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田中家
文久３年（１８６３年）創業の老舗料亭

割烹田中家グルメ・レストラン
こちらのお店、かつては高杉晋作やハリスなど歴史上の名だたる人物も訪れていたそうです。そして、坂本龍馬の妻「おりょう」がここで働いていたこともあるそうです。スケールが凄い！！
実は、この辺りは安藤広重の東海道五十三次の神奈川宿の浮世絵の舞台になっている場所。田中家は、浮世絵にある当時は「さくらや」が前身なんだそう。
って、目の前は海じゃないですか！！
これも広重が例によって誇張して描いたものなのだろうか、、と思ったら、江戸時代は本当に海だったようで、横浜駅周辺は埋立地が多いとのこと。
知らなかった！そうなんだ。埋立地ということは、地盤が緩いのでは？？大地震が来たら、大きな建物も多いから大惨事になってしまいそう。。
このお店、気になって事前に調べたら、格式高い料亭でお値段もランチから立派過ぎて断念。。でも東海道歩きをしているなら、行く価値は十分ありそうです。
所々に「神奈川宿歴史の道」案内板がありました。
この辺りは高台で坂が多く、ちょっと高級住宅街な感じがしました。
江戸時代は、ここから神奈川湊を見下ろす景勝地だったようです。

神奈川台関門跡
道路にはこんなものもありました。
横浜区間限定ですね。
旧東海道案内。
地図もあってとても親切。
東海道案内標識。
今回初めて神奈川県内を歩いていますが、静岡県にあった案内標識とは違いますね。神奈川県はこれなんだろうか。
道路にも埋め込んでありました。
親切でわかりやすい。
ここまで、これといって何もなかったのですが、旧東海道は大通りから奥に入っているせいか、車の通りが少なく静かな環境の中で歩くことができました。
何もないけど、なんとなく旧東海道という雰囲気はありました。
そしてこの辺りは菅総理のポスターをやたら目にしました。選挙活動区域になるのかな。
どうでもいいですが、パンダのデザインを見かけるとつい反応してしまう笑
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松原商店街
今回楽しみにしていました。
既に保土ヶ谷エリアに入っていますが、旧東海道にこんな商店街があるのです。

松原商店街市場・商店街
保土ヶ谷宿周辺散策案内図
松原商店街は、「ハマのアメ横」とも言われているようで、とても活気のある面白い商店街なんですって。
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オーワングリル
お洒落なハンバーガショップがありました。
キョロキョロしていたら店員さんに声を掛けられたので、今日のランチはここにしよう♪

オーワングリルグルメ・レストラン

 こだわりを感じるハンバーガー by yayoさん

「本当においしい肉を味わえるハンバーガー」の文字が真っ先に目に入ったので、当店イチオシというこちらのグリルバーガーのセットにしてみよう。
店内はとても狭いけど、アメリカンなお洒落な店内。
いただきます♪
噛みごたえのある粗びき肉！
和牛とプライムビーフを使っているとのこと。
お肉もさることながら、バンズもとても美味しい♪
これは相当こだわって作っているなぁと思いました。
久しぶりに美味しいハンバーガーを食べました。
接客も◎です。
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シャトレ・キムラヤ
事前の下調べで人気のパン屋さんということだったので、立ち寄ってみました。
やはり人気店ですね、狭い店内にお客さんがたくさん！ちょっと密状態だったような。。
種類はたくさんあって目移りしてしまいそうですが、購入したものの中で特に美味しかったものを記しておこうと思います。

☆横浜開港カレーぱん・・・翌日食べましたが、油っぽくなくサクサク食感。具もたっぷり入っていて美味しかった。
☆松原あんぱん・・・このお店の名物らしい。粒あんがたっぷり入っていてめちゃくちゃ美味しい♪銀座の木村屋のあんぱんより美味しいかも。
☆コーヒーあんぱん・・・これを買っている人が多かったので、私も買ってみることにしました。中にホイップクリームとコーヒー風味の餡子が入っていて、甘すぎず美味しい♪
☆極上食パン・・・６００円でしたから、いわゆる高級食パンなんでしょうか。
トーストするとカリッカリで美味しい♪

近くにあれば絶対通っていると思う。中々行くことは出来ないけど、また行きたいなぁ。

シャトレキムラヤグルメ・レストラン

 近くにあれば通いたい by yayoさん
八百屋さんがたくさんありました。
人出は多かったと思うのですが、コロナの影響がなければもっと多いのかもしれません。
商店街の中心。
よく見かける屋根にダンボールが積まれている八百屋さん。
この屋根に積まれているダンボールを見るためだけに、ここを訪れる人もいるとか、この商店街の象徴というか名物のようです。
積まれているダンボールをよく見てみると、思ったより整然と並べられているように思いました。
この角度から見るとぐちゃぐちゃに見えるような気がする。
魚屋さん

白菜まるごと！
ワイルドな売り方。
昭和な雰囲気の商店街
屋根にダンボールが積まれている八百屋さんの目の前のお店に、ちょっと立ち寄ってみようと思います。
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丸秀園
お茶屋さん。
ここにはお茶を使ったスイーツがあって、美味しいと聞いたので寄ってみることにしました。
お茶スイーツは地元で十分美味しいものが揃っているから、わざわざここで食べることもないのだけど。。

丸秀園松原商店街本店グルメ・レストラン
噂の抹茶ソフトクリームはこの日はありませんでした。
かわりに玄米茶のソフトクリームを。
中々美味しかったです。
冬季限定の抹茶焼きも美味しそうでしたが、冬に食べるアイスクリームが結構好きなんです。
思ったより規模の小さい商店街でしたが、シャッター通りになっている商店街が多い中、こういう活気ある商店街っていいなぁと思います。
相鉄線天王町駅前公園
ここにも保土ヶ谷宿周辺散策案内がありました。
保土ヶ谷は江戸から４番目の宿場町。
旧帷子橋
復元された橋で、昔はここを帷子川が流れていたそう。
今はこのように、天王町駅前公園の一部となっています。
現在の帷子橋は、松原商店街と天王町駅の中間辺りにありました。
ちなみに広重の保土ヶ谷宿の浮世絵は、この帷子橋を題材に描かれています。
ここから先が保土ヶ谷宿になるようです。
旧東海道保土ヶ谷宿歴史の道

小さくてわかりずらいですが、この保土ヶ谷宿街並み図は、１８６４年の東海道保土ヶ谷往還町並絵図などを参考に、地元の郷土史研究会（保土ヶ谷宿４００倶楽部）が制作したものだそうです。
保土ヶ谷は宿場町保存に力を入れているようですね。
旧中橋跡
当時は今井川が宿並を横切っていた。
保土ヶ谷駅前
箱根駅伝のデザインのマンホールを発見。
そういえば、この先は駅伝の難所「権太坂」があるんですよね。
京に向かう昔の旅人にとっても、最初の難所だったようです。
保土ヶ谷駅
午後１時１５分到着。
思ったより早く到着しました。
今回の東海道歩きはここでおしまい。
保土ヶ谷駅は東海道線は走っていないので、乗換アプリに従って大船まで向かいました。それから、特急踊り子号に乗り換えるとのこと。
あれ？特急は青春１８きっぷで乗れるんだっけ？？と思い調べたら、特急は新幹線と同じく、改めて乗車券と特急券が必要になるとのこと。
というわけで、特急踊り子号には乗車出来ず、次の普通列車に乗車しました。ちょうど平塚駅で快速アクティーの乗り換えがあったので、快速アクティーに乗り換えました。快速列車は青春１８きっぷで乗車ＯＫです。
東海道歩きの旅にスピードや快適さは求めていないので、これはこれで旅っぽくていいのかなと。

神奈川宿→保土ヶ谷宿　約５キロ
東海道約５００キロのうち、約８５キロ制覇しました。