2018/07/07 - 2018/07/08
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ぬいぬいさん
最近すっかりはまっているJALの『どこかにマイル』の旅
5度目は四国・九州の4ヶ所にチャレンジ
どこに決まってもそれなりに楽しめる先を選んで申し込みましたが、決まった先は大分でした
一度国東半島を磨崖仏や古刹を回って、日本一の温泉県で名湯めぐりもいいなあ
そう思っていたので楽しみにしていたのですが、6月終わりに西日本を襲った集中豪雨が再び週末に発生し悪天候の中での旅となりました。
過去4度の旅では雨にたたられたのは、前回の知床と3月の徳島の雪
でも今回は予報では2日間とも雨
広島や山口、福岡では大雨警報が出ていましたが、大分だけは外れていたので何とかなるかと軽く見ていましたが、大分空港に到着してレンタカーの窓口に行くと、高速道路は閉鎖しており、山間部は崖崩れの恐れがあるとのこと。
確かに国東半島の山の中を走ってみると、あちこちで道が川になっていて崖崩れで閉鎖された場所も・・・
でも、実際には天気は悪いものの大雨にたたられることもなく、今回を含め5回のどこかにマイルの旅で一番楽しむことができました。
こちらでは2日目の臼杵の街歩きと豊後の国の一宮巡りを紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昨日の夜から降り始めた雨は明け方一旦やんだものの、臼杵に着いた頃には、また降り始めました。
宿泊した大分のホテルからは、南に22キロほどのはずでしたが、カーナビに案内されたルートは細くくねくねと曲がった山越えの峠道でした。
こんな道でいいのかと思いつつ、走ること50分
ようやく臼杵に到着臼杵城跡(臼杵公園) 名所・史跡
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観光交流プラザの無料駐車場に車を停めてまずは臼杵城跡へ
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ここは戦国時代 臼杵湾に浮かぶ丹生島に大友宗麟が築いたお城。
今は周りが埋め立てられて、こんもりした山のようになっていました。
城壁だけで天守閣はありませんでした。 -
雨が強くなってきたので雨宿りもかねて開館するのを待って、臼杵藩の最後の藩主稲葉家の別邸へ
旧臼杵藩主稲葉家下屋敷 名所・史跡
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臼杵藩は戦国時代のキリシタン大名だった大友宗麟が最初に築城したものの、その後何度も藩主が変わり、最後の藩主となったのが稲葉家
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でも廃藩置県で臼杵城が廃城となってから、稲葉家は居を東京に移し、こちらの建物は臼杵に里帰りした時に使う別邸として明治の終りに建てられたもの。
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てっきり武家屋敷だと思っていましたが、そうではなかったのですね。
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雨が小降りになってきたので臼杵の城下町の風情を残す、二王座の歴史の道を散策
二王座界隈 (二王座歴史の道) 名所・史跡
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イチオシ
狭い石畳の坂道にお寺や武家屋敷が建ち並び往時の面影を味わうことのできる街並みが二王座の界隈。
かつて、この界隈では臼杵城下に侵入してきた薩摩の島津と大友家臣が剣を交えたり、西南戦争では薩摩軍と臼杵の軍勢が激戦を繰り広げた場所でもあるようです。 -
こちらは明石原人の人骨の発見者の考古学者 直良信夫さんの生家
記念館の看板が出ていましたが、展示されているものは大したものはなかったです。 -
立派な門のあるお寺
武家屋敷の街並みの間に由緒ありそうなお寺が並んでいます。 -
こちらの三重塔は龍源寺の太子堂とも呼ばれるこちらの塔は江戸の末期に建て等れた建物
龍原寺三重塔 名所・史跡
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先ほど稲葉家別邸で購入した共通券で入れる野上弥生子の文学記念館へと向かいます。
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手前にあった久屋の大蔵
150年前に建てられたこちらの建物は酒の貯蔵庫としてつくられました。 -
18年前にポルトガルで教会や宮殿の壁などに貼られる『アズレージョ』と呼ばれる絵の入った伝統的な鮮やかな青いタイルが貼られ観光文化施設として利用されています。
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表側は青いアズレージョのタイルを貼っていましたが、裏通り側の蔵の内部は広くこんさお
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風情ある家並みが続きます
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こちらが女流作家野上弥生子文学記念館
野上弥生子文学記念館 美術館・博物館
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野上さんの生家は蔵元で、今も営業する小手川酒造の建物一部で住まいだった部分を記念館として公開しています。
内部は撮影禁止なので外部の写真しかありませんが、手紙や生前の愛用品等を展示していました。 -
酒蔵大好きな私、隣の小手川酒造は無料で酒蔵見学ができるので見せてもらうことに。
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お店の人に声を変えると番頭さんらしい人が中を案内してくれました。
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こちらの酒蔵は安政2年、今から約150年前の江戸末期の創業。
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150年前に建てられた土壁の中で、11月中旬~3月上旬まで黒麹の麦焼酎を昔ながらの手造りで仕込んでいるそうです。
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蒸留用の杉樽
酒蔵見学につきものの利き酒は残念ながら車の運転があるためこの日はお預け -
酒屋さんの目の前にはフンドーキン醤油の製造元小手川商店。
小手川酒造と同じ名前で、親もとをたどれば同じ出で、途中で酒と醤油や味噌と
枝分かれしたようです。 -
こちらでは表に旗のでていた味噌ソフトクリームを注文。
味噌とアイスクリーム想像するとミスマッチなイメージがありましたが、これが意外にいけてました。 -
こちらは少し離れたところにあった吉丸一昌記念館(早春賦の館)
吉丸一昌さんも早春腑が何なのかわからない中での見学でしたが、中で流れていたメロディを聞くと、この唱歌の作詞家なんだと納得。
記念館は旧宅や生家ではなく奥さんの実家だった家だそうです。吉丸一昌記念館 早春賦の館 美術館・博物館
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イチオシ
そしてこの日のメインは車に乗って10分ほどのところにある臼杵石仏
国宝臼杵石仏 名所・史跡
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磨崖仏といえば国東半島のイメージが強かったのですが、臼杵石仏は、国内で唯一国宝に指定された60体余りの磨崖仏の遺跡群。
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この磨崖仏が造られたのは平安時代の終わりから鎌倉時代にかけてと推定されているようです。
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掲示されていた昔の写真を見ると、整備される前はアンコールワットの史跡群のように首のとれてしまったり、体がバラバラになっている石仏もたくさんあったようです。
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今は修復されてきれいになって屋根までかけられて整備されています。
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地蔵菩薩の両脇に十王像が並ぶ「地蔵十王像」
この石仏だけは他のものと違い、状態が良くて木彫りのような精巧さ。
1000年の時を超えて今なお美しさを見せてくれています。
彩色されているのは後からの補修なんでしょうね。 -
こちらは昨年国宝に追加が内定された「金剛力士立像」
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崖に彫られた磨崖仏ですが立派な屋根に覆われて保存されています。
2年前に補修工事が終わったばかりのようでここだけは特別にきれいでした。 -
イチオシ
一番奥にあった古園石仏群の真ん中に鎮座している、穏やかな表情の大日如来像
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隣りにある石仏公園では今日から月末まで蓮まつりが開催されています。
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今日が初日のようですが今が見頃なのかこれから見頃を迎えるのか、よくわからない状況でした。
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花びらにとまっているのは緑色のアマガエル
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雨が降り出してきたのでこの辺で大分市内に移動します。
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この後は一般道で大分市内に戻り、2つある豊後の国の一宮巡りを。
最初に訪れたのは西寒多神社。
立派な石のアーチ橋と樹齢400年を超える藤の古木がありました。西寒多神社 寺・神社・教会
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イチオシ
大分市内でこれだけは見たいと思っていた建物がこれ。
赤煉瓦のこの建物、どこかで見たような・・・・
そう思いませんか?大分銀行 赤レンガ館 名所・史跡
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そうです、あの東京駅の設計者辰野金吾の作品です。
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1913年(大正2年)に旧第二十三国立銀行本店として建てられたもので、大正3年竣工の東京駅よりも1年早く完成した建物なんです。
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銀行業務で使われなくなったこの建物をリニューアルして赤レンガ館としてオープンしたのは今年の3月
写真のように竣工当時の赤レンガを内装使ったり、戦後の改築時に建てられたコンクリートの柱や化粧梁を修復再現して蘇りました。 -
内部はカフェと地元の物産品などを扱うお店になっています。
ここでコーヒーかき氷で一休み。タウトナコーヒー 赤レンガ店 グルメ・レストラン
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大分のご当地グルメといえばこれ
とり天です。
実は私、鶏が嫌いで食べられなかったのですが、ここ数年食べられるようになって今では一番好きな肉になっています。
でも相変わらずブツブツの皮と内臓関係はNG和食 とよいち グルメ・レストラン
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お腹も満足したところでもう一つの豊後の国の一宮、パワースポットとしても人気の柞原八幡宮へ。
柞原八幡宮 寺・神社・教会
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御祭神は仲哀天皇 応神天皇 神功皇后
宇佐神宮の豊後国における分祀で約2万5000坪の広大な敷地の中の深い森の中に鎮座している神社です。 -
スピリチュアルなパワースポットというだけでなく文化的な面で見ても魅力が満載ですね。
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元々、大地のエネルギーが強いようで、どっしりとしたパワーを感じさせるます。
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イチオシ
中でも一番強くパワーを感じたのがこの樹齢3000年を超えるといわれる、ご神木の大楠
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パワースポットでパワーを充電した後は再び別府温泉へ
まずは別府駅のそばにある海門寺温泉
ここは昨日行ったレトロな竹瓦温泉と違ってシャワーを備えた洗い場の付いている温泉で快適でした。入口には無料で停めれる駐車場も3台分あります。
バリアフリーの改修もして高齢者にも優しいきれいな温泉。これで100円なら毎日来たいですね。海門寺温泉 温泉
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イチオシ
そしてもう一つ駅のそばの別府高等温泉
別府高等温泉館 宿・ホテル
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大正時代に建てられた洋館の温泉施設
温泉は男女ともぬる湯とあつ湯の2つに分かれて4つあり、入浴料は200円とリーズナブル。但しぬる湯とあつ湯は入口が別で繋がっていないので、両方入りたい場合は一度着替えないと入れないのが不便です。
私はぬる湯に入りましたが、湯船が二つあり一つは年季の入った桧のお風呂でした。 -
あまりきれいではありませんが2階は宿泊できる部屋もあり素泊まりでできるようで雑魚寝の大広間は1500円、3畳の個室は2600円と格安で泊まれます。
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こちらはタワー六兄弟の三男
通称「別府三太郎」の別府タワー
結局車で前を3度通り過ぎましたが車から眺めただけで終わってしまいました。別府タワー 名所・史跡
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青空が見えてきたので大分と別府の間にあった田の浦ビーチに寄り道を
田の浦海岸 ビーチ
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目の前の芝張りのこんもりとした人口の島はパームツリーやチャペル風の休憩所が設けられちょっとしたリゾート気分の味わえる『恋人の聖地』として人気も高いようです。
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私が行ったときはまだ海水浴シーズンには少し早い時期でしたがビーチには子連れのファミリーがいて海水浴を楽しんでいましたが、空調のきいたレストハウスも無料で利用できるので便利ですね。
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帰りの飛行機までに少し時間があったので別府温泉の地獄めぐりでもしようと思って来たものの、どこも営業時間は5時までで中に入れず。
しかたなく早めに空港へ行くことに。
5回目のどこかにマイルを使った旅はこれで終了
今回は天気には恵まれなかったものの、5度目にして一番満足できる旅になりました。次のチャレンジは11月 どこに行こうかな?
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