2019/11/09 - 2019/11/10
206位(同エリア1106件中)
ぬいぬいさん
ここ数年、JALの「どこかにマイル」にはまっていて、3か月に一度のペースででチャレンジしています。
7月にハズレ秋田を楽しんでから、8月は夫婦でマレーシア、9月は仕事で広島・倉敷、10月も仕事で徳島・高知に行ったので4か月ほど間が空いてしまいました。
9度目の今回は車での移動が困難になる本格的に雪が降り出す前に、北海道へ行こうと思い、札幌、旭川、帯広、女満別のコースで申し込みました。
お目当ては、札幌、旭川、帯広でしたが、決まった先は女満別。
どうも、どこかにマイルはいつも外れる運命にあるようです。
4度目のチャレンジで女満別となって、昨年5月に知床方面を旅してきました。
だから今回はかぶらないように網走・北見方面と決めていたものの、めぼしい観光スポットはあまりなさそうです。
毎度のことですが、今回も全くのノープラン。
思いつくまま、気の向くままに車を走らせ、何かを見つけようと網走、サロマ、北見方面をドライブした1日目を紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
JALのどこかにマイル
9回目は再び女満別
昨年5月は、知床方面に行きましたが、今回は網走から西に向かって佐呂間まで行って北見に南下する予定です。 -
とりあえずホテルはコンフォートホテル北見を予約して、レンタカーも確保したものの、特にどこに行こうという明確な目的がありません。
とりあえず網走監獄を目指して空港からレンタカーをスタート。
メルヘンの丘はうっすら雪化粧
昨日今年の初雪が降ったそうです。 -
道東にはたくさんの湖がありますが、こちらの網走湖何にもありません。
駐車場に車を停めたものの、写真を一枚だけ撮っただけで、早々と退散。 -
最初に訪れたのは、博物館になっている網走監獄へ。
入館料は1100円ですが、事前にスマホでウェブサイトから割引クーポンをダウンロードしていたので10%オフの990円になりました。
JAFのカード提示も同じく10%引きで入れます。 -
網走監獄は7,8年前に仕事の関連団体の旅行で来た記憶がありますが、プライベートで来るのは初めて。
特に先を急ぐ必要もなく、きょうのメインの観光スポットになりそうなのでじっくり見学することに。 -
国の重要文化財になっている刑務所の管理棟の庁舎。
明治45年に完成した洋風の近代的な建物で、網走で最初に電灯が灯されたのがこの建物なんだとか。 -
内部はお土産物の売店とカフェがあり、網走刑務所に関する資料も展示されていました。
受刑者たちが作ったバッグや木彫りのニポポ人形、刑務所の畑で収穫したじゃがいもなどが売っていました。
ジャガイモがめちゃ安で10kgの箱入りでなんと800円
欲しかったのですが宅急便代のほうが高いので諦め、藍染め刺し子巾着袋を購入。
御朱印帳を入れるのにぴったりでした。 -
網走監獄はかなり広くて、一通りさっと見ても1時間かかるそうで、順番に見学していきます。
こちらは職員住宅 -
監獄に勤務する職員家族が暮らした官舎です。
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監獄歴史館では、映像で網走になぜ作られたかの理由を知ることができました。
もともと網走刑務所は、明治政府が富国強兵を目指して、ロシアにも対抗するべく蝦夷地の開拓を目的に、無期懲役の受刑者を労働力として使うために設置された宿泊所だったそうです。 -
最初は「網走囚徒宿泊所」と呼ばれ、釧路集治監からここに1400名ほどの無期懲役を中心とする重罪人を移動させたそうです。
その受刑者たちを現在の国道333号の建設などに従事させたそうです。
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こちらの小屋がその道路工事の際に 受刑者が寝泊まりした「休泊所」と呼ばれた建物を復元したもの。
寝台の枕は丸太で薄い布団を一枚だけ、寝心地めちゃめちゃ悪そうです。 -
いわゆるタコ部屋ですね。
作業は過酷を極めたそうで、大型の重機もない時代に、人力だけで160㎞のも及ぶ道を完成させたというから驚きです。
でも、200名を超える死者が出たそうですから、その過酷さが想像できますよね。
いくら重罪人とはいえ今では考えられない仕打ちですよね。 -
札幌農業伝習学校(現在の北海道大学農学部)卒業の技官を採用してアメリカの近代農業制度を取り入れ、受刑者に農作業をさせた網走刑務所。
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刑務所内の敷地内だけでなく、郊外の二見ヶ岡、湖畔、住吉などの地に農場の拡張していき、日本で唯一水田を持つ刑務所となって、大正時代の終わりのころには「農園設備特設刑務所」に指定されたそうです。
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イチオシ
こちらは国の重要文化財になっている明治45年に建てられた教誨堂
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教誨というのは、収容者対して行う精神的、倫理的、宗教的な強化指導のことで、僧侶や牧師さんが受刑者に人の道を説き、更生へと導くように尽くした場所。
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こちらの木組みの門は「網走囚徒外役所」と呼ばれていたころのもの
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煉瓦造りの小さな小屋は、明治時代の終わりに造られた独居房。
当時は規則違反者を窓の無い真っ暗な部屋に閉じこめ、食事を減らし、反省させるという厳しい罰則を科していたそうでこの壁の厚みはなんと40センチもあるそうです。 -
こちらは浴室棟
作業場ごとに15人ずつが、看守の号令のもと、脱衣に3分、第1槽入浴3分、洗身3分、あがり湯の第2槽入浴3分、着衣に3分というように、脱衣から着衣まで15分間で効率よく入浴させていたそうです。 -
1日に入浴できる人数は200人程度だったそうで、この時代は6月から9月まで月5回、それ以外の時期は月に1回しか入浴できなかったそうです。
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こちらは国の重要文化財になっている網走監獄のメインの建物の舎房と中央見張り所
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放射線状に広がる5棟の舎房。
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真ん中の1か所から舎房全体を見渡すことができるように八角形の見張り所が設置されています。
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独房と雑居房を合わせて226室あります。最大収容人数は700名
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クィーンポストトラスの小屋組と鉄筋の開き止めで補強された廊下の天井にはガラスの天窓がつけられています。
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この裸の囚人は脱獄しようとしているのか?
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こちらの雑居房はこんな感じ
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鉄扉に覗き穴
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独房は布団一枚敷くといっぱいです。
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反省させられているポーズかな?
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刑務所では、出入口や作業場などに哨舎という見張所を設けて、外部からの進入や受刑者達の行動を監視していました。
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高台にある櫓は高見張り
受刑者の逃走、暴行事件などの発生に備えたやぐら監視所です。 -
刑務所の中に神社?
二見刑務所のそばに五穀豊穣を祈り設置されていた湖畔神社の小さなお社を博物館園地内に再現したもの。 -
こちらは国の重要文化財になっている二見ヶ岡刑務所
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網走刑務所の農園作業時の施設として、明治29年に網走の西方丘陵地に「屈斜路外役所」として設置されていたそうです。
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入ってすぐ右手にある教誨堂
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長い廊下の左右に雑居房が並んでいます。
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雑居房の中に入ってみました。
この狭い中に4名が収監されていたそうです。 -
受刑者たちの食事の様子
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こちらは作業場
囚人たちに自給自足させるための農場で、作物の管理から収穫、調理まで収容者に行わせていたようです。 -
こちらは囚人たちが監獄内のレンガ工場で焼いたレンガを使った裏門
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こちらは筏がくぐれる刑務所の水門
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こちらの建物は新しく復元された釧路地方裁判所、網走支部
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法廷の様子が復元されています。
網走監獄内をこうして2時間たっぷり見学しました。
網走刑務所の成り立ちについて勉強もできて、見ごたえもありました。 -
次は車で20分ほど走って能取岬へ向かいます。
途中でどんよりと雲が立ち込め雪がちらついてきました。 -
ここは、2年前に嵐のJALのCMで紹介され話題になった、網走を代表する景勝地。
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オホーツク海に突き出た岬の先端には先には、100年前に建てられた灯台があって、行行き交う船の安全を見守っています。
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サンゴ草群生地の看板をたどっていってみると、そこには何もない湿地が
サンゴ草って見たことがないので想像できませんが、ここでは8月下旬から10月上旬は真紅のじゅうたんを敷き詰めたような景観を見ることのできる、日本一の群生地なんだそうです。 -
サロマ湖に行く途中、地元の人が行きそうな大衆味処たべものやというお店でランチ。
無難なところでサバの塩焼き定食を注文しました。
ここで会計の際におばちゃんに周辺のおすすめスポットを行くと、オリンピックで銅メダルを獲得したカーリング女子チームの本拠地のカーリングホールがすぐそばにあり、運が良ければ彼女たちに会えるとのことで、そちらへ向かいます。 -
こちらがオリンピックで銅メダルを取ったロコ・ソラーレ北見の本拠地のアドヴィックス常呂カーリングホールです。
入口で靴を脱いで見学できる2階へ -
北海道ではカーリングをみんな普通にやるのか、地元の人が練習しています
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イチオシ
しばらくすると地元の学生チームが練習を開始。
どうやら今日は平昌オリンピックの銅メダルメンバーたちはいないようです。 -
イチオシ
競技場の様子をしばらく眺めていて、何気に後ろを振り返ると、TVでおなじみの顔が・・・
なんと本橋選手がおにぎりを食べていました。 -
レギュラーメンバーたちは、中国で大会が行われていて遠征中でした。
第2子を妊娠中のお腹の大きな本橋選手だけが残っていたようです。
中国の大会は残念ながら4位だったようです。 -
日本で3番目に大きいサロマ湖
そこに行けば何か見どころがあるのでは、そう思ってドライブしてきましたが、湖をしばらく走っても何もないので、こちらの道の駅「サロマ湖」でUターン -
サロマ湖はオホーツク海につながる吃水湖でホタテや牡蠣しじみが取れるそうです。
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こうしてみるとどう見ても海ですね
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キムアネップ岬という気になる名前の案内看板を見つけ行ってみましたが、キャンプ場があるだけで何もありませんでした。
でも、ここはサロマ湖の夕陽の名所だそうで、あと2時間もするときれいな夕陽が見えるんでしょうね。
さすがに2時間は待てない。 -
国道に出る途中に草原の向こうに白鳥群れを発見
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しばしバードウォッチングを。
荷物になるので今日は三脚を持ってきませんでしたがうまく撮れるかな? -
鳥なので飛んでる姿でないと絵にならないですよね。
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目の前に北見ナンバーの軽自動車が停まっていておじいさんが同じように写真を撮っていたのでちょっと話をしてみます。
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ここは白鳥だけでなく、たまに鶴の姿も見ることができるそうです。
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森の木々も黄色く染まって北海道らしい景色になっています。
あと10日もすると後ろの山も雪で白く染まるのでしょうね。 -
イチオシ
暇なので30分ほど白鳥の様子をながめていました。
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サロマ湖はハズレでしたが、こうして白鳥の生態を観察することもできて満足です。
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イチオシ
ホテルにチェックインする前にピアソン記念館へ
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北見の街には古い洋館が2つあってその一つが、宣教師館だったこちらの館物と、歯客家も一つはハッカ記念館。
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4時半まで開館していることを確認して、ホテルに行く前に寄ってみました。
私は古い洋館が大好きで旅先で見かけると必ず立ち寄ります。 -
実は私、近江八幡を拠点に活躍した建築家、ウィイリアム・メレル・ヴォーリズが大好きで日本全国はもちろん、ソウルまで彼の遺構を見て回っているのですが、まったく予備知識がなかったのですが、ここは彼の設計した建物だったのです。
2階の一部屋はヴォーリズの記念室になっていました。 -
建物の設計図面も展示してありました。
なんかすごく得した気分です。 -
5時前に今夜の宿コンフォートホテル北見にチェックイン
こじんまりとした小ぶりな部屋でしたがゆったりとしダブルベッドでなかなか快適でした。 -
北見は焼肉の街といわれるほど焼肉屋さん多い町
ホテルで焼肉マップをもらい早めの夕食を取りに街に出ました。
一番人気の四条ホルモンに5時半に行くとすでに予約でいっぱい
何時になるかわからないといわれ、2番人気の味覚園へ。
ここも予約でいっぱい
何件電話してもどこもいっぱいで地元の人に聞いた精肉店直営のこちらのお店で食事をすることに。 -
イチオシ
ホテルのすぐそばにあった焼き肉レストランPATIO
ほかのお店は予約でいっぱいだったのにお客さんが一人もいない
大丈夫かなと心配しつつ、1300円のカルビランチをオーダー -
刺しの入った和牛カルビ
うまかった!
北見でおいしい焼肉を食べるには事前予約はマストのようです。
こうして一日目が終了
おとなしくホテルに帰って部屋飲みして早めに就寝しました。
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