2020/02/01 - 2020/02/02
160位(同エリア853件中)
ぬいぬいさん
令和2年最初のどこかにマイルの旅は、2月1日、2日で初めて宮古島が出てきた組み合わせでチャレンジ
4つの候補地は宮古島・熊本・松山・高松
さてどこになるのか・・・・・・
気分はすっかり宮古島でしたが決まった先は熊本
熊本といえば4年たった今も熊本地震の傷跡が深く残ったままのよう
それなら被害の大きかった熊本城のある熊本市内をあえて避けて、お隣の宮崎県の高千穂と肥後の國の一宮阿蘇神社へ参拝
そして世界遺産のある天草、同じく近代化産業遺産の世界遺産の三池炭鉱の万田坑へ行こう。
大まかにそんな計画を立てて熊本に入りました。
こちらでは2日目の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産の津崎集落と大江天主堂を紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝明るくなるのを待って恒例の朝の散歩開始
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宿から100mほど離れた三角港にあったこちらの巻貝のような建物は海のピラミッドと呼ばれる三角港の待合所
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イチオシ
まだ7時前なので入口の扉は閉まっているので外側に回るスロープから上に登ります。
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一番上はこんな感じ
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北側にはレトロな三角港の駅舎が見えています。
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ピラミッドのてっぺんからは360度のパノラマが楽しめます。海側の景色
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JR九州の三角線の終着駅の三角駅は天草への玄関口の駅となります。
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港には自衛隊や海上保安庁の船も停泊していました。
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こっちらの建物が宿泊したビジネスホテルみすみ
古い素泊まりだけの昔ながらのビジネスホテルですが、ちゃんとWi-Fiも使えて、2階の部屋でしたが海も見えて、部屋も広くて、なんといっても1泊2800円はサウナやカプセルホテル並みの安さ
泊まるだけなら十分でした。 -
今日の最初の目的地、崎津集落までは三角東港から80キロ弱あります。
有料の自動車専用道路は、わずか10キロほどしかなくて、一般道を2時間近く走りました。 -
9時過ぎに崎津に到着。
崎津教会を見学するには事前予約が必要とのことで、10時に予約してしていましたが、車を停めたガイダンスセンターで聞くと、10時まで待たなくても見せてもらえるとのことでとりあえず教会へ向かいます。 -
左手奥に見える集落に先に教会の尖塔が見えていますね。
残念ながら今年の3月まで改修工事が行われているようで外観はシートで覆われているようです。 -
2018年7月に世界遺産登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。その構成遺産のひとつ「崎津教会」は天草下島の崎津という小さな漁村の中にあります。
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こちらは昨年の8月にオープンしたばかりの休憩所、旧網元住宅「よらんかな」
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内部はかなり手を加えられていてきれいになっていましたが、無人で勝手に休憩できるようになっていました。
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山側のコンクリート擁壁に、蔦科の植物のようですが枝なのか根っこなのかよくわかりませんが、正面から見ると枝を広げた木のように見えますが、実物はコンクリート擁壁に苔のように張り付いている不思議な植物がありました。
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崎津の漁村も世界遺産になってからいろいろ観光整備されているようです。
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駐車場のあるガイダンスセンターから10分ほど歩いて教会に到着。
やはり足場とシートで覆われて外観を見ることができません。
事前予約制とありましたが、別に予約なしでも教会の手前にある案内所で名前を書けばよほど混んでいるときでない限り見ることはできるようです。 -
イチオシ
外壁の改修工事かと思ったらそうではなくて、ステンドグラスの木枠が痛んできたため、ステンドグラス自体でなく枠の交換工事をしているそうです。
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このゴシック様式の教会は、1934年にハルブ神父と信者の協力によって再建されたもので、施工は長崎の五島出身の鉄川与助が行いました。
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手前と奥で外壁の色が違うのは、手前はコンクリート造なのですが予算が厳しかったようで奥は木造なんです。
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ステンドグラスのないところも足場がかかっているので、そのほかの工事もやるのでしょうね。
工事は昨年1月に着工して今年の3月いっぱいかかるそうです。 -
鉄川与助は長崎や熊本を中心明治のに終わりから昭和30年代まで30か所以上の教会を手掛けた建築家というか大工の棟梁で、数多くのカトリック教会を手掛けながらも、本人は終生仏教徒だったそうです。
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内部は撮影禁止なので紹介できませんが、天主堂の内部は畳敷きになっていました。
私は教会が大好きなので全国各地いろんな教会を見ていますが、畳敷きの教会を見たのは初めてです。 -
教会を出てすぐ海側に曲がったところに崎津資料館「みなと屋」があります。
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潜伏キリシタンの信心具や、交易により栄えた昭和の初めの崎津集落がわかり易く展示される資料館で、入場無料です。
映像での説明もあったので、先にここで説明を受けてから崎津教会を見たほうがより分かりやすいと思います。 -
ここからは崎津港の漁村の風景を何枚か
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天草といえば確か人よりも猫のほうが多く住んでいるという湯島という島があるそうですが崎津も猫多いようです。
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昔の面影がそのまま残る漁村の町並みは、国の重要文化的景観に選ばれているそうです。
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海のマリア像は崎津教会から歩いて10分ほどの岬の先端にあります。
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海に向かって建っていて、港から沖に向かう漁船の漁師さんがお祈りできるような位置に建っているのですが、陸からのアクセスは全く無視
近くに行く道もなく防波堤の先端からチラ見できる程度でした。 -
崎津漁港は日本の渚百選に選ばれていてここから見える夕日は絶品なのだとか。
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津崎教会の目の前の道をまっすぐ50mほど進んだところにある南風屋では天草名物の杉ようかんを製造販売しています。
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杉ようかんというお菓子は、江戸時代、琉球王の使節団が嵐で天草に漂着した時に、住民に救助されお礼に伝承したというお菓子です。
下にある茶色い丸いものは煮卵でなく、餅の中にチャーシューを入れた饅頭 -
お餅で餡を包み、お餅の表面に縁起が良いとされるドラゴンフルーツで着色した赤い線が描かれていて、原料はすべて天然素材。そのお餅に表と裏側に杉の葉を張り付けてるのですが、杉の葉は防腐剤効果があるそうで、見た目はどうかなと思いましたが意外に美味しかったですよ。もちろん食べるときは杉の葉は外します。
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崎津の山側には崎津諏訪神社があります。
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先程の資料館にもありましたが「崎津諏訪神社」は禁教の中、密かに信者が祈りをささげていた場所。
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仏教徒を装いつつも参拝時に「あんめんりうす(アーメン、デウス)」と唱えていたと記録が残っているそうです。
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イチオシ
神社の鳥居からが覗く崎津教会。
これはまさに潜伏キリシタンの歴史を象徴している風景ですよね。 -
神社の下にある屋根に十字架が乗って聖母マリア像のあるこちらの民家は「木造崎津教会跡」。
現在のゴシック式の崎津教会できる前の教会です。 -
崎津は土地が狭く細い道に漁師の家が肩を寄せ合うように建っているため、漁具の手入れや、物干しなどに使われる作業場を確保するため「カケ」と呼ばれるテラスが海に突き出すように取り付けられています。
猫の日向ぼっこの場所にもなっています。 -
イチオシ
密集した家屋の間を通り抜ける「トーヤ」と呼ばれる細い小路があるのも崎津集落の特徴の一つ。
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イチオシ
丘の上に建つ白亜の美しい教会は大江天主堂
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キリスト教解禁後、天草で最も早く造られた教会で、この建物は昭和8年天草への伝道に生涯を捧げたフランス人宣教師ガルニエ神父が私財を投じて地元の信者と協力して建てたもの。
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崎津教会と同様設計と施工は鉄川与助が手掛けています。
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ここも内部は撮影禁止で紹介できなくて残念。
化粧直しの改修工事をしたばかりなので本当にきれいです -
崎津教会はゴシック様式でしたが、大江天主堂はロマネスク様式
同じ鉄川与助の設計ですが教会建築の父と呼ばれ30棟以上の教会をたてた人だけあってオールマイティなんですね。 -
大江天主堂のすぐ横に、この教会を私財をなげうって建てたという、フランス人宣教師のガルニエ神父の銅像があります。
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ガルニエ神父は質素な生活をしてお金を蓄え、天草が飢饉に陥った時にはそのお金で村人を救済して、最終的に天主堂の建て替え資金に充当し、生涯を天草の人々のために捧げた立派な神父さんだったそうです。
今は天主堂のすぐそばに眠っています。 -
こちらはダレのお墓かわかりませんがガルニエ神父のお墓の下に2基並んでいました。
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教会の下にはキリスト教の聖地フランスのルルドの聖母像とルルドの泉を模した洞窟が再現されています。
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正面に見えるのは津崎漁港
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道の駅リップルランドでトイレ休憩
アスレチックなどを併設した大きな道の駅でした。 -
道路を挟んだ海の前にタコが手を合わせたモニュメントが。
「有明五多幸」の像です。
タコが“多幸”を運んでくれるということで、5つの幸せをもたらしてくれるという縁起の良い五多幸像です。 -
その横にはサンタマリア館という建物がありましたが閉鎖されてしまったようで閉まっていました。
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天草には天草四郎やキリシタン関連のミュージアムがあちこちにありましたが、どこもあまり観光客の姿見かけませんでした。
この手の施設ってどこも営業を継続していくの苦労しているみたいですね。 -
有明町のこの辺りはタコ街道と呼ばれていてタコが名物のようです。
タコ料理食べて見たかったけど2日目はかなりの長距離移動ばかりなので今日は観光優先です。 -
このバカでかい天草四郎像は藍のあまくさ村という物産館にありました。
この後昨日泊まった三角港に戻り昨日閉まっていて見れなかった「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の世界遺産遺産を見学します。
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