5か月ぶりのJALどこかにマイル　11回目の旅は松山　 道後温泉でのんびりほっこり編

2020/07/04 - 2020/07/05

コロナの影響で県外移動の規制が長く続いて、5か月間旅に出ることができませんでした。
そんな中、規制が解除になって、JALのどこかにマイルも受付が再開されたため、さっそく申し込んでみました。
今回は北海道に行きたいと思い、組み合わせを色々変えてみたのですが何度替えても北海道エリアが出ず、仕方なく南紀白浜・宇部山口・沖縄・松山の組み合わせでチャレンジ。
狙いは南紀白浜　　久しぶりに熊野古道、熊野三山歩きたい　
そう思っていたのですが・・・
決まった先は松山でした。
そうなると、まずは宿泊は道後温泉で決まり。
久しぶりの松山なので温泉でのんびりしたい。
内子での散策を早めに切り上げ、大正ロマン漂う晩翠荘を久しぶりに見た後、松山城は明日に行くことにして
早めのチェックイン
温泉街の散策を楽しみました。

エリア 道後温泉(愛媛)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JALグループ 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

松山城のすぐ下にある大正7年に建てられた萬翠荘は、松山藩主の子孫久松伯爵の別邸
アールヌーボー風の左右非対称の外観になっています。

萬翠荘 名所・史跡

隣の愛媛県庁と同じ木根七郎の設計によりに建築された洋館ですが当時30万円で建てられたそうです。

その７，８年後に建てられた愛媛県庁が約100万円で建設されたそうなので、それを考えると、どれだけ豪邸かよくわかりますよね。

大正浪漫漂うこちらの洋館は2度目で、10年振りに来ましたがやっぱり見応えある洋館でした。

階段の踊り場のステンドグラスに描かれて椅子のは描かれているのは波と帆船。
これは久松定謨が明治20年にフランスの陸軍士官学校に入校したときに渡った海原を表現しているそうです。

延床面積は268坪
地下1階、地上3階、愛媛県最古の鉄筋コンクリート造の建物。

マントルピースは部屋ごとに、ごだわりのある違うデザインになっていました。

ちなみにこの敷地は、松山藩の家老屋敷の跡地で夏目漱石が明治28年、松山中学の英語の教師として赴任した際に下宿をしていた、「愛松亭」のあったところ。

今は坊ちゃんカフェ「愛松亭」になっていておいしいコーヒーを飲むことができます。

道後温泉のホテルにチェックインする前に、すぐ近くにあった四国霊場51番札所の石手寺へ

石手寺 寺・神社・教会

まずは、1318年に建てられ国宝に指定されている仁王門をくぐって境内へ

とんでもなくバカでかいわらじがお出迎え

ミシュランガイドで１つ星に選定されていて、お遍路さんに以外にも多くの観光客が訪れる人気のお寺です。
1318年に建てられた二王門が国宝に指定されているほか、本堂、三重塔、鐘楼など国の重要文化財が6つもあります。また遍路の元祖と言われている衛門三郎ゆかりの寺としても有名。

三重塔の屋根の隙間には、山の上に建つ16ｍもある日本一の弘法大師像が見えています。

三重塔の足元には、四国88霊場の砂を入れた袋が並んでいて、これに触れれば八十八ヶ所回ったのと同じ功徳を得ることができるというありがたい「お砂踏み」がありました。

一段高いところにある本堂は仁王門と同じ年代に建てられた重要文化財になっている建物。
お遍路さんが途切れることなくお参りしていました。
ここまでが由緒正しいお寺の部分で、実はこの奥にめちゃくちゃディープで妖しいエリアがありました。

まずは三重塔の裏側にある門の上に鎮座する妖しい木彫り像
これっ何だろう？

そして本堂の裏山に掘られたマントラ洞窟
このトンネルの途中には踊り場のようになっている開けた場所が2ケ所あり、密教における金剛界と胎蔵界とされています。

160mほど続くトンネルを抜けると山の裏側に出ます。
その出口には妖しい形をした岩が入り口を塞ぐようにあります。

マントラ洞を抜けて道を渡って先にあるのが奥の院。

ここが摩訶不思議なゾーンで、こんな黄金の玉ねぎのような形をしたものが
マントラ塔
以前は内部も公開していたそうですが今は非公開

木彫りの羅漢像も怪しい雰囲気

ホテルに入る前にもう1か所寄り道
道後温泉本館の東側の山の上にある伊佐爾波神社

伊佐爾波神社 寺・神社・教会

国の重要文化財に指定されている八幡造りの立派な社殿のあるこの神社。
大分の宇佐神宮や京都の石原水八幡宮と共に、日本三大八幡造のひとつ。

道後温泉の本館の裏側に鳥居があって130段を超える石段が続いていて、登り切って後ろを振り返ると、目の前には道後温泉の風景が広がります。左手奥には松山城も見えて夕日のビュースポットとしても人気です。

道後温泉で選んだ宿はJR四国が運営する女性に人気のホテル「道後やや」
ここは温泉宿でありながら大浴場も部屋のお風呂もなく、シャワーのみしかありません。道後温泉本館や椿の湯、飛鳥の湯がすぐそばなので基本的に温泉は外湯で楽しむそんなコンセプトのホテルです。

道後 やや 宿・ホテル

その分いろんなこだわりがあってロビーには24時間利用できる、蛇口をひねると3種類のミカンジュースがでたり、温泉に行く際に10数種類の今治タオルのバスタオルが選べたり
特に朝食が人気で、自分で機械で絞るミカンジュースや小鉢や小皿に盛った種類豊富なおかずやサラダ、オーダー式のフレンチトーストや卵料理もあって食事はおいしかったです。

部屋はコンパクトでしたがなかなか快適に過ごせました。
また利用したいと思います。

ホテルのすぐそばにある道後温泉椿の湯
翌日朝ぶろで入りましたが、ここは3つある外湯のうち一番銭湯感だ漂っていて庶民的なお風呂でした。

道後温泉椿の湯 温泉

道後温泉のシンボルはやはり道後温泉本館。
昨年から7年かかる耐震改修工事をしています。
営業しながらの工事なので長い工期になっているようですが、7年もどんな工事をするのか、ゼネコンの営業マンの私には想像を絶する長さです。

道後温泉本館 温泉

裏側に回るとこんなラッピングシートで覆われていました。

営業しながらの工事ですが、今利用できるのは1階の神の湯のみで、メインの入口は閉鎖されていて、北側からの出入りとなります。

坊ちゃん列車はコロナの影響で現在運休中で、道後温泉駅前に停車したまま

こちらは道後温泉駅
レトロな感じに見えますが明治の駅舎を復元したもので、古い建物ではありません

道後温泉駅 駅

こちらは駅前の放生園にあるからくり時計
1時間ごとに坊ちゃんのキャラクターによりからくりが行われます。

放生園 公園・植物園

何を食べようか商店街をうろうろしていて見つけたお店がこちら瀬戸内料理の味蔵

味蔵 グルメ・レストラン

まずはとりあえずの生

注文したのはあなごめし
あなごはちょっと小ぶりでした。

前回来た時はまだなかった、道後温泉別館飛鳥乃湯

飛鳥乃湯泉 温泉

本館と同じ白鷺の乗った赤いギヤマンの窓のついた塔屋と、屋根の隅には鴟尾ものっていました。

道後温泉別館飛鳥乃湯と椿の湯の間の広場は、7月1日(水)～8月8日(土)まで七夕イベントが開催されています。
医療従事者への感謝の気持ちを込め、風鈴の回廊や笹飾りをブルーライトアップしていました。

七夕笹飾り

今夜は9時からZOOM飲み会があるので、先に温泉につかります。

コロナ対策は万全で入口の検温と、連絡先を記載して同時入浴20名の人数制限がされていました。

夜になると手塚治虫の火の鳥の光のインスタレーションが行われています。

「火の鳥・ネイキッドRe:LIGHT-再生への灯り-」
毎日18時～21時30分まで15分毎ごとに光のショーが行われています。

西側の唐破風と看板のある正面玄関は現在閉鎖され、明治の改築当時の玄関だった北面の「二の湯」の入口として使われていた玄関が復活しここからしかしばらくは入ることはできません。