2017/09/08 - 2017/09/10
585位(同エリア1685件中)
ぬいぬいさん
9月から毎月のようにJALのマイルが失効になってしまう。台湾か香港にでも行こうか・・・
そう思って特典航空券の予約状況をチェックしてみると、なかなか休みの取れそうな日の予約が難しい状況。
それならば、前から試してみたかった6000マイルで行ける「どこかにマイル」にチャレンジすることに。
行先は宮崎、北九州、山口、岡山。気分はすっかり、宮崎の高千穂、山口の萩を散策しているイメージを描いていましたが、翌日決まった先は、一番行きたくなかった岡山。
ただ単に岡山に行くのはつまらない。どこか面白そうなところはないものか。色々調べた結果計画したプランがこちら。
まずは岡山から小豆島に渡りここで1泊。2日目は豊島から前から行ってみたかった犬島に渡り、岡山に行って、吉備津彦神社と吉備津神社めぐり、3日目はこれも前から行ってみたかった、日本のエーゲ海と呼ばれる牛窓へ。
そんなスケジュールで3日間楽しんできました。
こちらでは2日目のアートの島、犬島を紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船 JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
旅先で欠かすことのない習慣は朝の散歩
-
昨日の夕方干潮で天使の散歩道を歩くことができましたが、翌朝の6時前後も干潮なので、朝の散歩はエンジェルロードへ
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夕方のエンジェルロードは人で賑わっていましたが、朝のこの時間は人影もまばら
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約束の丘展望台の恋人たちの鐘も一人締め
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昨日港からオリーブ園に向かう途中気になっていた西光寺の朱塗りの三重塔
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『漂泊の俳人』と呼ばれた尾崎放哉記念館
誰・・・? -
朝の散歩を切り上げてホテルに戻り朝食を。
普段は朝食はパンなのですが旅先ではこんな朝ごはんのほうが食が進みます。 -
迷路の街並みを歩き忘れたために、ホテルの車で迷路の街並みまで送ってもらいましたが、ただ細い路地が続くだけでどこが迷路なのかよくわかりませんでした。
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土庄港にあった二十四の瞳のモニュメント
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港で見つけた小豆島で唯一見たアート
オリーブの葉を王冠を模した崔正化の作品 太陽の贈り物 -
きょうのメインの目的地である犬島に渡るには、こちらの宇野港行きのフェリーで、豊島の家浦港で乗り換えます。
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小豆島から隣りの豊島の家浦港までは50分の距離
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途中豊島の唐櫃港でフェリーから大型トラックがなかなかゲートを通り抜けすることができず10分ほど遅れて家浦港に到着
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ここから犬島へのビンは1日数本だけ
9時50分の便で犬島へ渡ります。 -
犬島に渡る船はこのサンダーバード
高速艇で25分ほどで犬島に到着しました。 -
港に到着して目に前のチケットセンターでチケットを購入
「家プロジェクト」とシーサイド犬島ギャラリーと共通券になりますが2,060円とかなり高いです。 -
犬島ってどこにあるの?
そう思われる方多いのでは。 -
私も瀬戸内海に浮かぶ島なので香川県のイメージを持っていたのですが、実はここ岡山県なのです。
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しかも岡山市の宝伝港の沖合わずか2.2キロの距離
船で8分足らずの距離にある政令指定都市岡山の東区にある島なんです。 -
イチオシ
この犬島には1909年に銅の製錬所が建設されましたがその後の銅価格の大暴落によってわずか10年で操業を終え、そのまま100年近く放置されていました。
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その廃墟をベネッセが買い取り銅製錬所の遺構を保存・再生して美術館をつくりました。
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そのコンセプトは「在るものを活かし、無いものを創る」
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イチオシ
だから廃墟になっていた道の精錬所の既存の煙突やカラミ煉瓦をいかして、太陽や地熱などの自然エネルギーを利用し環境に負荷を与えない事をコンセプトにした三分一博志が建築を担当。
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「近代化遺産、建築、アート、環境」による循環型社会を意識したプロジェクトなんですね。
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これが銅の製錬過程で発生する鉱滓からなるカラミ煉瓦
煉瓦から錆のようなものが出ています。 -
内部は撮影禁止なので写真がありませんが、HPより借りてきた写真がこれ
三島由紀夫をモチーフにした柳幸典氏の作品です。 -
まあ、こちらの美術館は作品を楽しむのではなく、100年を経過し再び蘇った精錬所の建物を楽しむようです。
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イチオシ
こちらは壁と煙突だけ残っている変電所跡
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とりあえずひととおり見ましたが、いずれも廃墟マニアに好まれそうな風景でした。
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精錬所美術館を後にして集落の方にある家プロジェクトへ
こちらは「F邸」
ベネッセのウェブサイトからの引用ですが「動物や植物を想起させる様々な形のオブジェや多様な物質の表面からなる彫刻など、複数の作品を「F邸」とその坪庭を含む建物全体の空間にダイナミックに展示しています」
ここも内部は写真撮影禁止のため、表からの写真だけ -
こちらは石職人の家跡
これははっきり言ってよくわからない作品でした。
「素材や場所そのものに蓄積された記憶に反応するように、描かれた動植物などの生命力あふれるモチーフが犬島の土地に根差し、さらには敷地を飛び出して集落内の路地にも展開していきます。」との説明書き -
すぐ隣には立派な民家が
個人的にはこちらの建物の方が興味ありました。 -
こちらは「S」邸
建物は無く円形の透明アクリルで囲ったこちらの作品が展示されてました。 -
イチオシ
荒神明香さんの作品で 「コンタクトレンズ」
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大きさや焦点が異なる無数の円形レンズを通して周りの景色の形や大きさが歪んで映し出され、見る人に目に見える世界の多様性を促している作品なんだそうです。
個人的にはこれ好きです。 -
「S」邸の先にはこちらの作品が。
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同じく円形の透明アクリルで囲われた「A」邸
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イチオシ
こちらも「S」邸同様、荒神明香 さんの作品「リフレクトゥ」
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荒神明香 さんって何者?
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そう思って調べてみると東京藝大出身の若手女性アーティストでした。
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作者の荒神さん曰く「深夜に(潮の満ち引きで)流れが止まった利根川を眺めた時、対岸の景色が水面に映り巨大な生物のように見えた」その時の情景を作品にしたそうです。
-
この作品も好きですねえ。
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こちらの苔むした石垣の右下の石よく見ると何やら模様が入っています。
よく見ると左巻き三つ巴の紋 -
徳川2代将軍秀忠によって大坂城が再建された時、工事の命を受けた西国大名たちが、自分の紋を石材に刻んで出荷したそうですが「定紋石」と呼ばれていますが
この石は大阪城築城の際の残り石のようです。 -
アートの島、犬島では休憩所もおしゃれ
それもそのはず、ここも立派な作品の一つなんです。
「中の谷東屋」のウサギの耳のデザインのラビットチェアに座って声や音を発すると、こだまのように美しく反響し、新鮮な体験ができるそうなんですが、そのことをしったのは、この旅行記を仕上げるために調べたときなので、残念ながら体験できませんでした。 -
色い住宅の角にでっかいわんこが
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こちらは犬島の島犬
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通称ホワイトハウスとよばれる、おかやま山陽高校所有の海の家をイヌ小屋に見立てて造形家・川埜龍三さんの作品「犬島ハウスプロジェクト」。5mを超える巨大ワンコは犬島の番犬になっているようです。
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こちらは家プロジェクトの「C」邸
下平千夏さんの 「エーテル」という作品です。 -
ここも内部撮影禁止のため外観の中に黄色い網のようなものが下がっていますが、ウエブサイトからの引用によると「建物の空間を縦横無尽に張り巡らされた水糸により現れた光の線は、空間内でのみ存在しながら互いにつながり、光の溜まりを創ります。
作品の一部は島民の手によって編まれ、島とアーティスト、そして鑑賞者をつないでいるそうです。」 -
最後の作品は「I」邸
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こちらはデンマーク出身のオラファー・エリアソンの作品で、建物の中に向かい合って3つの鏡を配して、2方向に開かれた窓からの風景を結びつけています。
作品の真ん中の鏡に、鏡の反射を利用したトンネルの中にいる自分を見つける事ができる不思議な作品でした。 -
道に子供がチョークで描いた落書きのようなものがありますが、これも立派なアート作品
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ディズニーランドの2倍にも満たない小さな島なのでこれでぐるり一周です。
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港に戻り岡山の宝伝港行きの船が出るまでまだ1時間以上あるので食事のできる場所を探すことに
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向こうののれんのかかったしもた家が見えてきました。
氷の旗が下がっています。
ランチはここでとることに。 -
まずはビールで喉を潤し生き返りました。
-
食事メニューはこれだけ
なかなか美味しいカレーでした。 -
裏側に回るとこんなテラス席もあり、じつはなかなかおしゃれな古民家カフェでした。
とりあえず犬島での観光はここまで。
これから対岸の岡山市の宝伝港まで向かいそこから電車に乗って吉備路へと向かいます。
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