TTukomiさんのクチコミ(73ページ)全2,291件

ナローゲージ（軌間762mm）の電車は、一人掛けのクロスシートが対面に並んでいるマッチ箱のような可愛い狭い車内だった。

日永駅～西日野駅の2駅、1.3kmの短い路線。
電車は全て四日市駅発。
八王子線の電車は、車両にブルーのラインを入れ「なろうブルー」と呼ばれている。

以前、伊勢八王子駅まで運行していた名残で八王子線と呼ぶらしい。
西日野駅前には、かって伊勢八王子駅まで運行していた廃線跡の案内板があった。
豪雨で線路が流されて廃線になった、との説明書きがあった。

せっかくの乗り鉄。伊勢八王子駅まで廃線跡を歩く。駅跡毎に駅名の板が張られ、名残を楽しむ事が出来た。
往復30分もあれば歩けるのんびり風景の短い川沿いの廃線跡だった。

城跡の石垣の積み方の起源を求めて日吉神社に向かう。
日吉神社の参道を登るに連れて苔むしった歴史の重みを感じる石垣が目につき始めた。
大中小の石垣がパズルのように組み込まれていた。戦国期の城跡の石垣と同じものを見せてくれた。

湖西線の比叡山坂本駅を下車し坂本城跡を捜す。北国街道沿いの東南寺付近に坂本城址碑が建っていた。駅より徒歩20分程要す。
ここより琵琶湖湖岸を目指すと、国道161号線の琵琶湖湖岸に坂本城跡公園がある。この公園にも坂本城跡碑が建っている。
公園の坂本城跡説明板の縄張り図を見ると、公園は城外に当たり、北国街道沿いの碑は城内に当たる二ノ丸跡に建っているようだ。
事前に調べていたので状況把握ができたが、予備知識が無ければ、公園の碑になんの疑いもいだかなかっただろう。

明智光秀の坂本城跡と、日吉神社の野良積みの穴太衆の石垣を見に行く目的で下車。

駅は高架駅で、西に比叡山の山並み、東に琵琶湖を望む。駅を遮るものがないの風が吹きさらしになる。電車を待つ数分間寒さに耐えきれない。

阪急塚口駅の北側一帯は、正玄寺を中心に塚口城跡（塚口御坊跡）である。
塚口城跡の探索で付近をブラリと歩く。
城内跡と思われるこの一帯は、住宅街を道幅の狭い道路が縦横無尽に通り、方向感覚を失いながら歩いていると、鳥居の建つ広場に出た。
この場所は塚口神社、須佐男命を祀る由緒ある神社だった。
神社というより、安堵感を感じる空間だった。
再び訪問する時、塚口駅から迷わず一直線に行けるかと疑問視する、複雑な街中にあった。

塚口城（塚口御坊）の城跡内、僅かに残る土塁跡の上に祠が建つ清水門跡のそばに尼崎藩領界碑はある。
かったの城跡だったためか、城跡内は細い道が複雑に迷路のように走り、この区画だけ都市整備がなされていないような感じがする場所にあった。
混み合った住宅街で碑を見た時は、何故だか懐かしさを感じる歴史的建造物だった。

安城文化のさと内にあり、大乗寺は安祥城の本丸跡に建てられている。
遠方から見ると、大乗寺は小高い丘の上にあり、かっては城跡だったと想像できる。
境内には本多忠高の墓があり、墓地は曲輪跡のような地形になっていた。
本堂から墓地に行く山門は、城門があったように思えるような場所にあった。

安城文化のさと内にあり、大乗寺が安祥城跡の本丸。段差を挟んで隣の八幡宮は曲輪跡。
遺構は曲輪跡・堀跡。

大乗寺を南側から見ると、大乗寺と八幡宮の地形はこんもりとした丘で、その間が谷間。城跡らしさがわかり、曲輪跡と堀跡だったと確認できる。

鍮石門をくぐると公園の広場の様に見える二ノ丸跡に出た。
城跡を模して造られた公園の様に感じた西尾城址の中で、西尾城の二ノ丸の表門であった鍮石門は、重圧感・威圧感や歴史観を感じ、城跡だと実感させられる復元再建された門であった。

西尾城跡の本丸跡に社殿がある。
承久の乱で戦功のあった足利義氏が、三河国守護に命じられた時、西尾城の築城に当たり、本丸に移築したものらしい。
近代、城跡の整備により建てられたものだと思ったが、西尾城址では一番古く由緒ある建物だった。

歴史ある街づくりの一環として、西尾城跡を歴史公園として整備された公園であった。
公園内には、本丸丑寅櫓・二ノ丸鍮石門が再建され、旧近衛邸が解体移築されている。
西尾市資料館が併設され、ぱっとしないイメージしか持ってない西尾市、西尾市の観光の象徴的な場所として整備されている様に思われる。

西尾城の城内跡、二ノ丸跡に建てられ、存在自体に違和感を感じる建物だ。
京都ゆかりの人物の建物が西尾城跡に建てられている事に不思議さや疑問を感じる。
京都にあった取り壊しになる予定の旧近衛邸を、西尾市が解体移築し存在するものであった。

土塁の上に石垣を積み上げた本丸丑寅櫓は西尾城跡の象徴的な建築物であった。
丑寅櫓は復元されたものだった。
天守閣だと思っていたが、物見櫓の役割をする建物だった。
天守閣は二ノ丸に建てられいた珍しい城跡だった。

西尾城二ノ丸跡の北西の隅に、櫓跡の石垣と思われる石垣が発掘・復元されたいた。
隅櫓の石垣ではなく、天守台となっていた石垣だった。
本丸が中心ではなく、二ノ丸に天守閣が築かれ藩務の中心となっていた。
二ノ丸に天守閣が築かれている城跡は珍しいと思う。

姫路駅ホームのB級グルメの「えきそば」を堪能する。
和風のだしに中華ソバ。ミスマッチのような組み合わせだが、アッサリとしていて太い中華が絡み良く合う。

14時～17時の間は、タイムサービス。360円の天ぷらえきそばを320円で購入する。

電車到着毎に店内は混み合う。食べ終わるすぐに出で行くので店舗の回転率は良い。

安上がりで美味しいB級グルメが堪能できる。

波静かな坂越湾に浮かぶ、原生林で覆われている「生島」は国の天然記念物に指定されている。古来、大避神社の神地として簡単に立ち入ることは出来ない。
それ故に、緑に覆われた小さな島は、坂越湾の景色の美しさを引き立る役目を果たしたいた。
瀬戸内海を象徴するような風景だ。

坂越の町の高台にある大避神社からの眺望は素晴らしい。
快晴の空の下、青々とした瀬戸内海、坂越湾に浮かぶ木々の緑の生島、レトロな町並みの色合いのコントラストが良い、綺麗な眺めだった。

パワースポットに興味のある方、大避神社は『12』という数字が絡むパワースポットらしい。

大避神社に上る途中の左手にある展望広場は、
坂越浦城跡であり、のちに番所跡であった場合。素晴らしい風景を見せてくれる。

メイン道路の大道の先、瀬戸内海に面した坂越湾を望む坂越の中心部のような場所にあった。
赤穂藩の支所だった坂越浦会所は、町並みに溶け込み、別格な役所だったとは思えない建築だった。

入館料：無料
入館時間：10:00～16:00
休館日：火曜日

残念ながら、訪問当日は休館日だった。
藩主専用の部屋観海楼からの眺めは、素晴らしいらしい。

坂越駅より千種川を渡り、坂越の町並みに入る手前の緩やかスロープを上がって行くと木戸門跡がある。駅から徒歩15分程だった。
町に入る・町を守る為の門は、今は何も残って無いが、変わらず町に入る目印となっていた。
ここから先は坂越の町並み。落ちた町並みの世界に浸る事ができた。

坂越駅から坂越の町並みに向かう途中で千曲川を渡る。
坂越橋からの千曲川の眺めは、周囲の低い山並みが広大な空間を演出し、山並みの間を流れ瀬戸内海に注ぐ緩やか川の流れに、安らぎのひとときを与えてくれる風景だった。