さいたまさんのクチコミ(88ページ)全2,813件

人形供養は、清水観音堂の人形供養碑に供えられた人形に対して、毎年、法要が行われます。
平成２８年は、９月２５日午後に執り行われました。
清水観音堂の人形供養は元来、本堂右壇に安置された子育て観音様に「子授け」「安産」
「子育」を祈願した人々が、心願成就のお礼として、子供の身代わりを奉納し、供養したことに始まります。
今日では、心の安らぎを得たり、愛情を注いできた人形を報恩供養するようにもなりました。
清水観音堂にある脇尊の子育観音に祈願し、子どもを授かった人たちが、お礼に人形を納めたことに始まります。
全国から奉納された人形は、観音堂下の人形供養碑前に積まれ、法要が行われます。
今回、人形供養碑を訪れた時期は、法要が終わった直後でしたので、供えられた人形は、かたずけられていたため、人形供養碑のみ見ることができました。
立派な石碑で、子供を思う親の気持ちが偲ばれる石碑でした。
上野公園に行く機会がありましたら、ぜひ、見る価値があります。

上野の森さくらテラスは、上野公園に直結したレストランを主とした商業施設です。
もちろんＪＲ上野駅や京成電鉄、地下鉄からもアクセスが容易です。
もともとは、上野松竹デパートの跡地を、再開発して、地上３階、地下１階に、１９店舗のレストランを中心とした施設になりました。
半世紀に渡り親しまれてきた上野松竹デパートの昭和の面影を残す建物として、名残を惜しむ人も、全面ガラス張りのモダンな施設に生まれ変わった姿に、親しんでいるようです。
上野公園の西郷さんの銅像等に近く、利用しやすい点も人気を呼んでいます。
しかし、朝早くから上野公園の利用する者にとっては、開店が遅く、待たなくてはならない点が欠点として挙げられているようです。
ガラス張りの建物であり、明るく、若者たちに人気があるようです。
上野公園利用者ばかりでなく、鉄道・地下鉄利用者にとっても人気があるようで、上野における楽しみが増えたようです。

寛永寺の南西側に、寛永寺坂及び寛永寺陸橋があります。鶯谷駅に通じています。
上野の山の一帯は、元来、寛永寺の境内でした。
そのため、鶯谷から上野の山に登る際の坂を寛永寺坂と呼んでいました。
現在は、ＪＲ鶯谷駅から言問い通りとして登っている部分に、寛永寺坂という名称が残っています。
また、京浜東北線等の鉄道が敷かれた際にできた陸橋にも、寛永寺陸橋との名称がつけられています。
京成電鉄の駅が設置された折にも、寛永寺坂駅と名づけられました。
現在の寛永寺坂は、寛永寺陸橋を渡ると、急な昇り坂になっています。
寛永寺の付近までは、寛永寺坂としての急な坂が続いています。
寛永寺の威光が多くの場面に行き届いていて、寛永寺坂とともに、寛永寺の名前がそこかしこに残っています。
寛永寺坂の名称に、歴史の変転を見ることができます。
地名こそ歴史の生き証人と感じた寛永寺巡りでした。

下谷の真源寺は、法華宗本門流のお寺で、仏立山と号していますが、入谷鬼子母神の名称が有名です。
真源寺は、光長寺第２０世高運院日融上人が開山となり、万治２年に創建されたとのことです。
入谷鬼子母神として有名なほか、毎年７月の七夕には、昭和通り交差点で、朝顔市が行われます。
また、下谷七福神のひとつの福禄寿が祀られています。雑司ヶ谷鬼子母神堂、中山法華経寺とともに江戸三大鬼子母神として多くの崇敬を集めています。
下谷鬼子母神には、夕方、訪れましたが、夕刻が過ぎて暗くなっても、近くの商店街の人とか家路への途中の通勤者等がひっきりなしに訪れます。
まさに、生活の一部としてのお参りの光景が続いています。
地元の住民の生活に密着したお寺の姿を垣間見た思いがしました。
認識を新たにさせられた下谷鬼子母神参りでした。

正洞院は、曹洞宗のお寺で、天州呑虎により出羽の国秋田に開山、創建され、その後、下谷に移転されました。
正洞院は、佐竹修理太夫が開基で、娘正洞院明室珠光尼のため、天州呑虎に開山させたと伝えられていますが、新編武蔵風土記稿によると、開基は佐竹右太夫義宣室那須壱岐守政資の女とされています。法名正洞院明室珠光尼とあります。
廣澤山と号していますが、廣澤はこの周辺の名称で、山号としたそうです。
現在の正洞院は、立派な山門と広い境内、そして端正な本堂があり、静かなな環境にあるお寺です。
開基として経済的な基盤を担ったのは、秋田の佐竹家の女のようであり、天州呑虎を開山させた経緯が窺えます。
正洞院の歴史を見ると、創建に伴ういろいろな経緯があったようです。
歴史も生きている人々により、生々しく創られていくとの感想を持ちました。
歴史に関連する人間らしさ、生き様に興味が湧いてきた正洞院訪問でした。

鶯谷の下谷にある感應寺は、号を宝塔山といい、日純が開山となり、小田原に創建され、その後、下谷に移転しました。
感應寺の門柱に大黒天の表札が掲げられているとおり、境内に大黒堂があります。
大黒天は、シバ神の化身として戦闘を司る神で、元々の形相は忿怒相だったようです。
一方、インドでは寺院の台所に食べ物の神として祀られたといい、その風潮が日本にも伝わり、鎌倉時代後半から次第に福の神としての性格を強めていき、やがて神仏習合思想によって大国主神と同一視されて庶民の信仰を集めました。
大黒天については、名前だけしか聞いていなかったため、感應寺の大黒天の由来を聞くことができ、とても有意義でした。
特に、日本において、大国主命との関連で、福の神として信仰を集めたとのことは、特筆されるべき経緯と認識できました。大変、勉強になりました。

英信寺には、下谷七福神の一つである三面大黒天が祀られています。
英信寺は、浄土宗のお寺で、山号を紫雲山と号します。
英信寺は、慶長年間の開山で、下谷七福神のひとつ三面大黒天が祀られていることで知られています。
慶長年間以来、安置されている弘法大師御作と伝えられる、三面大黒天尊は福を与え、出世、開運、商売繁昌の御利益の尊像と伝えられいて、古来より多数の信徒がいたとされています。
特に、明治１２年、東都、新橋、柳橋等に、三面大黒天講ができて以来、日参する信徒も多く、特に、甲子の縁日には、多数の御参詣で賑わっているそうです。
現在、下谷七福神の一つに数えられ、正月には多数の参詣者で賑わうと言われています。
三面大黒天は、ご尊体の右に弁財天、左に毘沙門天の三ツの顔を持った大黒さまです。
英信寺の三面大黒天を見て、初めて三面の大黒天の意味合いを知ることができました。
金運の面で縁起の良い三つの神様を一つにしてお祀りしている縁起の良さを痛感することができました。

泰寿院は　行春院道屋微心の妹の則泰壽院等が開基で、誉圑龍が開山とされています。
新編武蔵風土記稿によると、泰寿院は、浄土宗の寺院で、山号が行春山、寺号が大円寺と号します。
山号と院号がそれぞれ開基の親族の法名となっています。
正保４年に創建されたと言われています。
開基が女性であったため、開山が専誉圑龍となり、専誉圑龍は延宝年間に没しています。
開基として経済的な基盤を女性が整備したようです。開山として住職の職務は、男性が担ったようです。
このような形の由緒は、初めて目にしました。
とても珍しく感じています。
また、寺号もあるようですが、登録されていないようで、これも珍しい例かもしれません。
現在の泰寿院は、こじんまりした造りの建物ですが、墓地区画もあり、墓地の利用の案内を公示する等、それなりの活動を続けています。
華やかな感じはなく、落ち着いた感じの寺院であり、頼りがいのある寺院との印象があります。

法昌寺は、法華宗本門流に所属していて、山号を日照山と号しています。
法昌寺は、日照が開山となり、慶安元年、下谷の御切手町付近に創建されましたが、元文２年、当地へ移転したといわれています。
下谷七福神のひとつ毘沙門天が祀られている他、元プロボクサーのたこ八郎の菩提寺であったことから、たこ地蔵が傍らに祀られています。
法華宗本門流は、日蓮を宗祖とし、日隆を派祖としている日蓮門下の一派です。
日隆は、京都の妙顕寺の日霽を師として修学しましたが、法華経についての論争があり、八品正意論を提唱し、妙顕寺を出て京都の本能寺を建立し、日隆門流を興しました。
法昌寺は、現在は、法華宗の四つの大本山(光長寺、鷲山寺、本能寺及び本興寺)のうちの本能寺のもとに属しているとのことです。
法華宗が、四つの本山に分かれていることを、法昌寺を訪れ、初めて知ることができました。歴史を学ぶことの大切さを、感じ取った法昌寺訪問でした。

曹洞宗のお寺である宋慶寺は、とても親しみやすい感じがします。
曹洞宗の寺院の宗慶寺は、山号を喜翁山と号しています。
宗慶寺は、喜翁宗慶が開基として経済的な基盤等を司り、快州正悦が開山として初代の住職となって、慶安２年(1649)、上野の下谷の地に宋慶寺を創建したと伝えられてます。

最初、宋慶寺の門に入ったところ、宋慶寺の住職から暖かな声をかけられ、会話を始めたところ、優しく由緒等を説明して頂きました。
曹洞宗と言えば、厳しい戒律で有名なのですが、そのような感じは全くなく、優しい暖かさを感じました。
そのような第一印象から、宗慶寺には、親しみやすさと温かさを感じております。
人間も同じなのですが、第一印象が大事だとつくづく感じています。
宗慶寺には、いまも親しみを感じる想い出があります。

嶺照院は、小野照崎神社と縁が深く、表札には、小野照山との山号があります。
天台宗寺院の嶺照院は、小野山禅定寺と号します。嶺照院は、僧慶賢が、寛永６年、東叡山寛永寺から寺地を拝領して、禅定寺として創建したそうです。
延宝４年に、現在の名称に改めたとのことです。
もと小野照崎神社の別当寺だったそうです。
別当寺とは、専ら神仏習合が行われていた江戸時代以前に、神社を管理するために置かれた寺のことで、神前読経など神社の祭祀を仏式で行い、その主催者を別当と呼んだことから、別当の居る寺を別当寺と称したとのことです。
別当とは、すなわち「別に当たる」であり、本来の意味は、「別に本職にあるものが他の職をも兼務する」という意味だそうです。
別当寺は、本地垂迹説により、神社の祭神が仏の権現であるとされ、神社で最も権力があったのは別当であり、宮司はその下に置かれていたそうで、嶺照寺の由緒により、神仏一体と別当寺との関係を、初めて知りました。

ＡＲＬパヤタイ駅は、空港鉄道の終点なのですが、次駅がバンスー駅との表示がありました。
終点駅なのに、なぜ次の駅は、バンスー駅との標示が、ホームに設置されているのでしょうか？
なぜか解りません。

ご存知の方、お教えください。

いろいろ資料を探しましたが解りません。バンコクの友人にも聞きましたが、解りません。
私も、スワンナプーム空港へ出発する際、何の気なく、向かいのホームを見ていたら、スワンナプーム空港から到着するホームに、次の駅は、バンスー駅との標示を見てびっくりして写真を撮った次第です。
写真が、１枚しかなく、ややピンボケの気がします。

日本に帰ってきた今、考えてみると、バンスー駅方向に延びる線路が異様に長く、突然切れている点に、気が付きました。

また、バンスー駅方向の車止めは、簡単なものしかありません。
列車が、何かの事故で、スピードが落ちなかった場合は、現在の車止めを簡単に弾き飛ばして、地上に落ちてしまうのではないかと心配です。
日本であれば、しっかりした車止めを、２重、３重に設置するはずですが、ＡＲＬパヤタイ駅の車止めは、本当に簡単なものです。

ひょっとすると、簡単な車止めは、将来のバンスー駅までの延伸を念頭に置いて、工事を中途半端にしているのかもしれないとの推察をも、頭に浮かび上がっています。

出発間際でしたので、とりあえずの写真しか取れなかったのが、残念です。
どなたか、しっかりした写真を撮って頂きたいと願っています。

また、パヤタイ駅での折り返し運転に際し、上下の線路入れ替えが、１本しかない交差用レールがパヤタイ駅の空港側にあり、バンスー駅側にないのも不自然です。
ＡＲＬをバンスー駅まで延ばす計画があったとすれば、理解できるのですが。
解りません。

ＡＲＬ建設の最大の課題は、路線用地の確保でした。完成時期が遅れたのも、不法占拠住民の立ち退き問題でした。パヤタイ駅からバンスー駅までの延長区域には、タイ国鉄在来線の線路だけで、延長工事の用地確保には、支障ないものと思われます。

次の駅は、バンスー駅との標示の経緯をご存知の方、お教えください。

小野照崎神社は、平安時代前期の公卿で文人だった小野篁を慰霊するため建てられた神社です。
小野篁は、深く上野を愛し、当時の忍ケ岡(上野照崎)の風光を楽しんだそうです。
そのため、小野篁が亡くなったとき、彼の霊を奉祀したといいます。
その後、寛永２年、忍ケ岡に東叡山寛永寺を創建するにあたり、小野篁の上野照崎神社を遷座することとなり、坂本村の長左衛門稲荷社が鎮座していた根岸の地に移転したといいます。
反骨の参議小野篁を祀った小野照崎神社は、現在、下町八社巡りの一社です。
小野照崎神社にまつわる資料を紐解くと、波乱万丈の連続であったことがわかります。
小野照崎神社を訪れることにより、幼少の頃、公家でありながら弓馬に秀いで、長じて学問を修めるや、稀代の文人として名を馳せ、小倉百人一首では、参議篁として活躍した経歴を知ることができました。
神社や寺院には、よって来る由縁や由緒があります。それを知ることにより、より一層の興味が湧くことを体感しました。大いなる喜びを覚えました。

鶯谷の世尊寺は、平安時代の応安５年(1372)に創建された、伝統のあるお寺です。
世尊寺は、真言宗豊山派の寺院で、山号を鐡砂山と号します。
世尊寺は、豊島左近将監輝時が開基、賢栄が開山となり、応安５年(1372)に創建したという古寺です。
世尊寺の保管する紙本墨書御遺告は、平安時代初期に真言宗を開いた高僧空海の遺言書といわれているものです。
御遺告は、２５条の箇条書きとなっていて、第１条の空海略歴にはじまり、第２条より第２５条までは真言宗のさまざまな規約を記しているそうです。
世尊寺の御遺告は、多くの御遺告写本の中でも古い年代に写されたもののひとつで、きわめて貴重な宝物です。
世尊寺は、見かけによらない古寺で、かつ空海和尚の本墨書御遺告を保有しているとは、訪れて初めて知りました。
歴史の重みは、知って理解して初めて解るものだと痛感しました。
世尊寺の歴史を聴くことにより、今後、訪れる前の予習をしっかりすべきだと感じた次第です。

西念寺は、眼病を患う時には、地蔵夢想の薬で眼を洗うと治るとされていた地蔵のお寺です。
昔、新編武蔵風土記によれば、眼病に効用のある地蔵夢想の薬法があり、その薬で眼を洗うと眼病が快癒し、今日でも良施薬として伝えられているそうです。
西念寺は、浄土宗のお寺で、東国山中養院と号します。
西念寺は、誓誉的山上人が開山となり、寛永７年に創建されたと伝えられます。
現在の西念寺は、２階建ての建物となっていて、墓地区画が大きな割合を占めています。
お伺いした折は、夕方になってしまい、門が閉まっていましたので、中に入ることができませんでしたが、外観を確認することができました。
身代わり地蔵がありましたが、眼病の地蔵との関係を確認することができませんでした。
次にお邪魔する際は、暗くなる前、明るいうちに入れるようにしたいと思います。
お寺参りの鉄則と聞いていましたが、現実の中で、鉄則を理解することとなりました。
今後気を付けます。勉強になりました。

鶯谷根岸の西蔵院は、山号が圓明山、院号が西蔵院、そして寺号が宝福寺と号しています。
寺院は、一般的に、○○山△△院□□寺との名称だそうですが、三つの名称が揃っているのは、珍しいです。
因みに、上野の寛永寺は、東叡山圓頓院寛永寺が正式名称ですが、圓頓院との院号は、ほとんど使われていません。
西蔵院は、天正１９年(1591)の古文書に記載があることから、江戸幕府開府以前の創建と考えられています。
江戸時代には、この地域は、時雨岡と呼ばれ、西蔵院にあった不動堂は、時雨岡不動堂と称されていたそうで、根岸の三木といわれた御行の松が著名であったといいます。
細部の由来は、良く解っていません。
荒川辺八十八ヶ所霊場２番札所です。
寺院の宗派の流れも複雑ですが、寺院の名称もなかなか難しいものです。
神楽坂の安養寺で確認したのですが、やはり三つの名称を揃って使われている例は、少ないようです。
勉強になりました。

真言宗智山派寺院の西蔵院は、圓明山宝福寺と号します。天正19年（1591）の書類に記載があることから江戸幕府開府以前の創建と考えられます。江戸時代、当地周辺は時雨岡と呼ばれ、当寺にあった不動堂は時雨岡不動堂と称されていた他、根岸の三木といわれた御行の松が著名であったといいます。荒川辺八十八ヶ所霊場2番札所です。

鶯谷の根岸にある永稱寺は、浄土真宗本願寺派の寺院で、山号を長久山と号します。
永稱寺は、僧浄念が開基となり、創建したと伝えられています。
永稱寺には、三つで一組という三幅対という形式の絵が保存されています。
梅の図を描いたのが、酒井抱一だそうです。
伝統的な画題ながら、それぞれの画家の特徴を見出せる佳品と言われています。
文化・文政期の文人の作品としての価値が高いようです。
また、酒井抱一の俳句も保存されているようです。
私がびっくりしたのは、以前、築地の本願寺の境内で、酒井抱一の墓を訪れたことがあったのです。
酒井抱一は、姫路藩主酒井家の次男でしたが、文学・芸術を好み、３７才で出家して文人生活に入りました。光琳派の画家であり、俳人としても著名な人物です。
死去するまで下谷金杉大塚村(現根岸５丁目)に居住していたそうです。
酒井抱一は、近所の永稱寺は永称寺とは交際があったようです。本当に奇遇です。
築地と根岸が、酒井抱一を通じて、結びついたのです。
まさに歴史の面白さです。

千手院は、言問い通りから、約２００ｍほど北側に入った場所にある真言宗のお寺です。
言問い通りの要傳寺の角から入っていくと、左側にあります。
千手院は、真言宗の中でも豊山派と呼ばれる宗派の寺院で、山号を補陀洛山と号します。珍しい山号です。寺号が４文字である寺院は、時々目にすることがありますが、４文字の山号を見たのは、初めてです。
千手院は、文禄４年に、僧禅海が、開山の始祖となり、神田小柳町に創建されたそうです。
その後、元禄９年に、鶯谷の根岸に移転したようです。
荒川辺八十八ヶ所霊場８８番札所、根岸古寺めぐり６番札所となっています。
千手院は、緑の樹々が境内の至る所に植えられていて、心が落ち着く感じがします。
特に、鶯谷の雰囲気が下町的な活発な感じがしている中、樹々の枝葉が繁る境内は、別世界にいるような静けさに溢れています。
喧騒から離れ、静かな気持ちになれます。
また、訪れてみたいと思っています。お勧めのお寺です。

要傳寺は、言問通りの北側にある日蓮宗のお寺です。
要傳寺は、鶯谷駅の南口の坂を降り、言問通りを横切った場所にあります。
日蓮宗の寺院の要傳寺は、法住山と号します。
要傳寺は、日厳が開祖となり、寛文８年(1668年)に創建したといわれています。
根岸地区の古寺めぐり７番札所となっています。
天保の大火により、文書がほとんど焼失してしまったようでます。
その後も、安政大地震で死者が出るなどの被害に遭い、明治初年には、廃仏毀釈のため、一時廃寺となりますが、明治１５年再建されました。関東大震災・戦災には大過なく、創建以来、寺地の移動はありません。
約３５０年続いた要傳寺は、鬱蒼と繁った樹々、苔むした石、緑青の銅像等があり、さすがに古寺の雰囲気を感じることができます。
伝統のある寺院と言ってよいと思います。
静かな落ち着いた雰囲気に浸るためには、絶好の寺院かもしれません。
古寺巡りとしてふさわしいと思われます。
時間を見つけて、訪れてはいかがでしょうか。

元三島神社は、鶯谷の駅の傍にあります。地元の方々の圧倒的な応援で頑張っています。
三島神社が浅草に移転した後も、旧氏子の方々が、神社跡を元三島神社と名前を変えて、そのまま存続し続けています。
元三島神社は、台東区根岸にある神社です。
鶯谷の駅を通る京浜東北線や山手線の車窓から、元三島神社の看板が見えます。

元三島神社は、元寇の弘安の役の際に、参戦する河野通有が、伊予国大三島神社に必勝祈願した後、鶯谷の地に、分霊を勧請して創建したと伝えられます。
江戸時代になり、宝永７年(1710)、三島神社が、浅草小揚町へ、寿三島神社として遷座することになったものの、地元氏子の協議により、鶯谷にあった熊野社と合祀して、元三島社と称したといいます。
旧金杉村(現在の台東区根岸、東日暮里)の鎮守で、下谷七福神のひとつ寿老神が祀られています。

今回、三島神社が移転した後も、旧来の三島神社の跡地を活かし、元三島神社として存続させている心意気を知り、とても感激しました。
氏子の方々の信心・信頼の心が合一された底力を感じています。
素晴らし話を聞いた思いがします。一緒に応援したいと思います。
残念ながら、長い階段は、足の不自由な方には、大変かもしれません。