さいたまさんのクチコミ(84ページ)全2,813件

インド料理の店ムンバイ九段店は、インド大使館のすぐ北隣です。
九段坂を昇りきった九段坂沿いの道路の南側の角にあります。
九段坂を挟んで北側には、靖国神社、東側には、千鳥ヶ淵の緑道があり、人通りが絶えることはありません。
心なしか、若い年齢層が多いような感じがします。
インド大使館が隣にあるためかと推測しています。
店内は、あまり広くありませんが、気持ちがゆったりできる雰囲気です。
テーブルと椅子の配置にも気を配っている様子で、ゆとりが感じられます。
店内の高さは、周りの道路よりもやや高い感じがして、静かな雰囲気になっています。
料理は、伝統的なインド風の料理ですが、インド料理特有のくせが感じられず、日本人に食べ易い味付けになっています。
料理の量的には、ほどほどですが、場所的にそんなものかなあと思っています。
次回には、友人を誘って、昼過ぎか夕刻前に利用してみたいと考えています。

約１年半前、千鳥ヶ淵の戦没者霊苑参拝に引き続き、礫川公園の東京都戦没者霊苑を訪れ、戦没者の霊に想いを致しました。

今般、南十字星のもとの島に赴く機会を得て、思いを新たにいたしました。
帰国後、靖国の杜とともに、濠北戦没者慰霊碑を訪れ、御霊に額づきました。
その後、再び千鳥ヶ淵の戦没者霊苑を訪れることができました。
志半ばにして戦地にて没し、無名のまま葬られた御霊を祀った六角の堂に向かい、新たな気持ちにて、頭を垂れました。
千鳥ヶ淵の戦没者霊苑は、静寂の中、変わらぬ慰霊の静けさに満ちていました。
時あたかも立春の候を前にして、縁のある方々が、集い語らう場としての千鳥ヶ淵戦没者霊苑の立ち位置を目にすることができました。
現在の気持ちを忘れることなく、また訪れたいと思っています。

大村 益次郎は、幕末期における長州藩の医師であり、西洋学者でもあったが、主として兵学者として評価されています。
明治維新における偉人十傑のうちの一人に数えられています。

大村益次郎は、長州藩出身でありましたが、宇和島藩の藩士となり村田蔵六として活躍しました。
その後、長州藩士となり、奇兵隊の創設に参画するとともに大村益次郎と改名しました。明治維新前後の長州征討の幕軍との戦い及び戊辰戦争で、長州藩兵を指揮し、勝利の立役者となりました。
明治維新後、太政官制において軍務を統括する兵部省における初代の大輔(次官)を務め、事実上の日本陸軍の創始者、あるいは陸軍建設の祖と見なされる働きをしました。
靖国神社の参道中央に、大村益次郎の銅像がある理由もこのためであるとされています。

東西に長い靖国神社において、東側の正門に、ひときわ高く大きい鳥居が立てられています。
第一鳥居で、別名、大鳥居と呼ばれています。
大鳥居の説明文によりますと、高さ２５ｍ、幅３４ｍもあるようです。
写真に撮る際には、角度によっては、画角に入らない大きさです。
西に立てられている大村益次郎の銅像とともに、写真撮影時には、苦労します。

靖国神社は、明治２年に東京招魂社として創建されましたが、創設５０年を記念して、大鳥居が建設されました。
その後、戦時中の金属拠出で撤去されましたが、昭和４９年に再建されました。
大鳥居は、靖国神社に入る際、最初に目にするものであり、その高さには、大方の参拝者の印象に残るものです。
大鳥居から本社殿に至る長い距離とともに、想い出の一つになるものと感じています。

靖国神社正面の常夜灯として、明治４年(１８７１年)に建設されたそうです。
迷える死者の霊に、方角を示し、成仏を願うために建設されたと言われております。
靖国神社(当時は東京招魂社)に祭られた霊のために建てられたといわれています。
正式な名称としては、高燈篭と呼ばれていますが、常燈明台ともいわれています。
当時、九段坂の上からは、遠く筑波山や房州の山々まで見渡すことができ、品川沖を行きかう船にとっては大変良い目印として、灯台の役目も果たしました。
当初は、靖国通りをはさんだ反対側の千鳥が淵緑道付近に建てられていましたが、道路の改修に伴い、昭和５年(１９３０年)に、現在地に移転しました。
田安門を出て、靖国神社に向かう道路の西側に、ひときわ目につく高燈篭は、迷える霊のみならず、現世の人々にも光を与え、将来への道筋を示してくれているような感じがします。

田安門橋は、田安門と靖国通りの九段坂を繋ぐ土橋です。
皇居の御門とそれぞれの道路を繋ぐ橋には、濠を埋め立てた土橋と石製や木製の橋があります。
田安門橋は、土橋の区分に属していますが、現在は、立派に舗装されていて、歩き易くなっています。
靖国通りの九段坂からは、２方向から二股状に道路が延びていて、中央に北の丸公園の大きな案内板が設置されています。
九段坂公園や靖国神社とも連接されていて、往来する人たちも多く。靖国通りとともに皇居周辺の名所になっています。
千鳥ヶ淵のサクラとともに、開花の時期には、サクラを愛でる人たちで賑わいます。

九段坂公園は、靖国通りの南側に接していて、田安門と千鳥ヶ淵の間にある、小さな公園です。
九段坂公園には、大山巌元帥の銅像、品川弥二郎子爵の銅像そして高燈篭の塔が置かれていて、公園の広場としては、中間付近に小さな広場があるだけです。
銅像や塔に付随する植え込みが多くの面積を占めています。
極端に言えば、九段坂公園は、二つの銅像と高燈篭のためにあるような感じです。
加えて、千鳥ヶ淵沿いの道路と九段坂沿いの歩道が、九段坂公園の南側及び北側の部分を構成しています。
小さい広場ですが、広場の北側に案内板が設置されています。
案内板には、九段坂公園の歴史等が記載されていて、九段坂公園の概要を知ることができます。

日本武道館は、北の丸公園の中にある大きな建物です。

訪れた時は、施設の改修を実施していて、内部に入れませんでした。
日本の武道に関係する各種団体が、武道館を活用しています。
その他、各種のイベントにも利用されており、日本武道館の名前は、一般的な名称として有名になっています。。
本来は、日本伝統の武道を普及奨励し、心身錬磨の大道場としての役割を担うことを設立の趣旨としています。
日本武道協議会に加盟している団体による活用を、主にしていますが、武道以外の屋内競技場、多目的ホールとしても利用されるようになっています。
管理運営者は、公益財団法人日本武道館となっています。
地下鉄の九段下駅が近いため、各種の活動に便利な施設となっています。

１８７４年(明治７年)、近衛歩兵第２連隊は、第３大隊と第４大隊を基幹に編成され、同年１月２３日には、帝国陸軍では初めての軍旗が、近衛歩兵第１連隊及び近衛歩兵第２連隊に親授されました。
当時、近衛連隊には、一般各連隊に示されていた連隊区がなく、全国の徴兵検査の中から、心身健康な者から選抜された優秀な要員から兵士が集まっており、近衛兵となっていました。
近衛歩兵第２連隊は、西南戦争で田原坂の戦い等に参加するとともに、日清戦争では台湾平定に当たり、日露戦争では、奉天会戦等に参加しています。
昭和１５年９月に、北部仏印進駐の印度支那派遣軍の基幹部隊として、ハイフォン港に進駐する等の戦歴を有゜しています。
これら近衛部隊の将兵は、所属する近衛部隊所属となったことを誇りに感じ、それぞれの連隊跡の記念碑を設立しています。
その記念碑が、北の丸公園に置かれています。

旧日本陸軍の近衛部隊は、西郷隆盛が率いた御親兵が母体となっています。
明治維新後、明治政府は、独自の軍事組織を有していなかったため、薩長諸藩の兵士を基に、御親兵として、維新改革を断行しました。
１８７４年(明治７年)、近衛歩兵大隊を基幹として近衛歩兵連隊(第１大隊と第２大隊を基幹に近衛歩兵第１連隊を、第３大隊と第４大隊を基幹に近衛歩兵第２連隊）が編成され、同年１月２３日には、帝国陸軍では初めて軍旗が、近衛歩兵第１連隊及び近衛歩兵第２連隊に親授されました。
当時、近衛連隊には、一般各連隊に示されていた連隊区がなく、全国の徴兵検査の中から、心身健康な者から選抜された優秀な要員から兵士が集まっており、近衛兵となっていました。
これら近衛部隊の将兵は、所属する近衛部隊所属となったことを誇りに感じ、それぞれの連隊跡の記念碑を設立しています。

旧近衛師団司令部庁舎は、現在、北の丸公園内にあり、東京国立近代美術館の別館としての工芸館になっています。
明治４３年(１９１０年)３月、陸軍技師田村鎮の設計により、近衛師団司令部庁舎として建築されました。
２階建煉瓦造で、正面中央の玄関部に小さな八角形の塔屋をのせ、両翼部に張り出しがある簡素なゴシック様式の建物です。
官庁建築の形態をよく残しており、日本人技術者が設計した現存する数少ない遺構として重要な文化財となっています。
昭和４７年１０月に外壁、玄関および階段ホールが重要文化財に指定されました。
翌年から保存活用工事が行われ、内側に新たに鉄筋コンクリートの構造体を設け、煉瓦壁体はあたかも外装タイルのように扱っています。
屋根は震災後の桟瓦葺から建設当初のスレート葺きに復元されました。
中央の階段回りとホールの部分は、当時の姿を残しているといわれています。

北白川宮能久親王は、伏見宮邦家親王の第８王子として生まれ、仁孝天皇の猶子になったため、孝明天皇の義弟、明治天皇の義理の叔父に当たる立場でした。
親王家の子として生まれながらも、幼くして都を遠く離れた江戸の地で、寛永寺貫主・日光輪王寺門跡を継承し、僧侶として過ごしました。
戊辰戦争に際し、一時は「朝敵」の盟主となって奥州の地を転々とし、後には陸軍軍人として従軍し、台湾平定の英雄とされるも、異国の地で不運の死をとげたことで、日本武尊にたとえられていました。
台湾平定時は、近衛師団長として従軍しましたが、台湾全土平定直前に台南にて逝去し、秘匿されたまま遺体は日本に運ばれ、陸軍大将に昇進が発表された後に、国葬に付されました。
皇族としては、初めての外地における殉職者となったため、豊島岡墓地に葬られた経緯があります。
近衛師団長であったことから、近衛師団司令部跡の横に、銅像が建てられたものと思われます。

江戸時代の北桔橋は、名前の通り跳ね上げる仕掛けになっていたそうです。
通常は、上げられた状態だったようですが、有事の際には外部に逃げたり、交通を遮断できるようになっていたそうです。
北桔橋は、現在は、両側の濠を渡るための土橋になっています。
土橋とは、城に設けられる橋で、上下する橋ではなく、堀をめぐらす中、出入りのための通路を、土手として残したものを土橋と呼んでいました。
この北桔橋に設けられたのが、北桔橋門です。
江戸城の門の中で、高さ(海抜高)が最も高い門の一つです。
北桔門を出ると、北の丸に続いています。
北桔門は、枡形の複郭の門だったようですが、現在は、枡形の門と渡櫓門は撤去されているので、現在は、入口だった高麗門のみになっています。
北桔門を出ると、北の丸に続いています。

平川濠については、いろいろな歴史的な変遷があるせいか、各種の資料や配置図があり、なかなか理解が難しいのですが、現場の実情を見るのが、現実でしょう。
環境省の皇居外苑濠の濠別管理方針に記載された平川濠と平川橋の位置が、現状と異なるため、理解が難しいかったため、航空写真や皇居の案内図を参考にすることにより、理解が促進されました。
結論的には、平川門から竹橋御門に向かって延びる帯曲輪の渡り提によって、平川濠が、平川橋と離れていることになります。
つまり、平川濠は、同じ平川という名前が冠された平川橋と直接、接していないのです。
これを契機に、平川濠に関して、平川門、平川橋の歴史的変遷を含めて理解が図られました。
大変、勉強になりました。
現実的な現状をしっかり把握することが重要と再認識しました。

平川門は、江戸城の三の丸、そして本丸に通じている複郭式の櫓門です。
内堀を越えて、竹橋方面に至る平川橋に連接しています。
平川橋とは、直角に２度、屈曲するように設計されており、江戸城警備の配慮がされています。
平川門通過後も、道路は、石垣によって屈曲するとともに、天神濠及び平川濠により直進できないようになっており、加えて、坂道になっていて、防衛の観点からの配置になっています。
大手門が、江戸城の表門とするならば、平川門は、東側の側腹面に位置する通用門的な位置関係にあります。
江戸城の本丸から見ると、東方には、清水濠、平川濠そして天神濠が配置されていて、帯曲輪の守りもあり、二重、三重の備えになっています。

徳川幕府が江戸に開府した頃は、集落は平川村のみで、平川という河川に橋と門のあった程度だったそうです。
この地に、枡形櫓門と番所が構築され、平川橋が架けられ、竹橋から侵入する敵を撃退する狙いがありました。
平川門は、当時は江戸城三の丸の正門で、徳川御三卿の田安・一橋・清水の各徳川家の登城口であったそうです。
また、奥女中の通用門としてのお局御門、死者や罪人をここから運び出したことから不浄門の別名がありました。
現在の平川橋は、檜材が使われ、橋脚と橋台は石造り、脚桁には鉄骨が使われています。
平川橋の奥は、平川門に連接されています。
現在、皇居東御苑は一般公開されています。
平川橋は、地下鉄東西線竹橋駅や一ツ橋に近い位置にあります。

江戸開府時代、江戸城の北側に、日本橋川が流れていて、日本橋川に架かっていた橋の一つが、一ツ橋でした。
江戸時代初期１６０６年(慶長１１年)に、一ツ橋の南に、江戸城の外郭門として一橋御門が造成されました。
８代将軍徳川吉宗は、子の宗尹に一橋御門内に屋敷を与えて一橋家を創設、のちの御三卿の一つとしました。
橋としての地名が「一ツ橋」と表記されるのに対し、御三卿の家名や屋敷は、一般に「一橋」と別記されています。
その後、日本橋川の一部は、埋め立てられ、一橋御門は、廃止されましたが、一ツ橋及び周辺の河川い域部は残り、現在は、首都高速５号池袋線と都心環状線が上部を走っています。
一ツ橋の南側には、徳川吉宗が創設した徳川一橋家屋敷跡があるとのことですが、工事中のため確認できませんでした。

地下鉄の駅で、九段坂下という駅があります。
半蔵門線と東西線の乗換駅であり、かつ靖国通り、早稲田通り内堀通り等の幹線道路が交差している場所で、交通の要衝とも言えるでしょう。
幹線道路が交差している付近は、東から西側に昇り坂になっています。
登り切った付近は、ちょうど靖国神社になります。
その付近を、九段坂と言うのでしょう。
片道３車線、合計６車線の広い道路です。
皇居の北の丸公園の田安門の向かい当たりの傾斜が、最もきつくなっているかもしれません。

道路幅が広く、かつ交通量が多く、九段坂を渡るには、横断歩道を渡るか、地下鉄の通路を使うのが適当でしょう。
周辺には、北の丸公園や九段坂公園、そして各種の銅像、燈籠があり、いろいろな勉強になる区域でしょう。
再度、訪れたい場所です。

戊辰戦争、西南戦争、日清戦争そして日露戦争と、いろいろな作戦に参加した大山巌元帥の銅像が、九段坂公園の西側に、設置されています。
白色の台座の上に、青銅色の大きな乗馬姿の銅像です。
この銅像は、北の丸公園の中に建てられていたのですが、いつの日か、この場所に移設されたようです。
終戦後、占領軍により多くの軍人の銅像が撤去させられた中で、この銅像は、残されたと言われています。

銅像は、周囲の樹々に囲まれて、静かな環境の下、時を刻んているようです。
乗馬姿の銅像は、北の丸公園や上野の山等にも、他にも多く見られ、作製当時の共通的な設計によるものではないかと推測しています。
いずれにしても、歴史の中の一時期を駆け抜けた軍人の姿を今日に、語り掛けているようです。

千鳥ヶ淵は、江戸開府後に、江戸城を拡張する際、従来から流れていた局沢川と呼ばれていた川を、半蔵門と田安門の土橋で、塞き止めて造られたお堀だそうです。
さらに、明治３３年(１９００年)に、代官通りの道路建設のため、南側半分を半蔵濠とした切り離されたそうです。
従って、現在の千鳥が淵は、田安門の西側から代官通りの北側となっています。
さくらの開花時期には、きれいな桜の名所として有名になっています。
皇居の緑のお堀と青い水面がとてもきれいで、心が洗われるようです。
今回は、さくらの季節には早かったため、次回は、ぜひともさくらの季節に再度お度ずれたいと思っています。