鶯谷根岸の西蔵院は、山号が圓明山、院号が西蔵院、そして寺号を宝福寺と号しています。

3.5
旅行時期：2016/10（約9年前）

by さいたまさん（男性）

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鶯谷根岸の西蔵院は、山号が圓明山、院号が西蔵院、そして寺号が宝福寺と号しています。
寺院は、一般的に、○○山△△院□□寺との名称だそうですが、三つの名称が揃っているのは、珍しいです。
因みに、上野の寛永寺は、東叡山圓頓院寛永寺が正式名称ですが、圓頓院との院号は、ほとんど使われていません。
西蔵院は、天正１９年(1591)の古文書に記載があることから、江戸幕府開府以前の創建と考えられています。
江戸時代には、この地域は、時雨岡と呼ばれ、西蔵院にあった不動堂は、時雨岡不動堂と称されていたそうで、根岸の三木といわれた御行の松が著名であったといいます。
細部の由来は、良く解っていません。
荒川辺八十八ヶ所霊場２番札所です。
寺院の宗派の流れも複雑ですが、寺院の名称もなかなか難しいものです。
神楽坂の安養寺で確認したのですが、やはり三つの名称を揃って使われている例は、少ないようです。
勉強になりました。

真言宗智山派寺院の西蔵院は、圓明山宝福寺と号します。天正19年（1591）の書類に記載があることから江戸幕府開府以前の創建と考えられます。江戸時代、当地周辺は時雨岡と呼ばれ、当寺にあった不動堂は時雨岡不動堂と称されていた他、根岸の三木といわれた御行の松が著名であったといいます。荒川辺八十八ヶ所霊場2番札所です。