きゅういとせろりさんのクチコミ(56ページ)全6,077件

昔の地震の地滑りで湖底に沈んだ木の化石、とのこと。箱根園の水族館で、アザラシ館に行く途中にも水に沈んだ状態でそのようなものがありました。
面白い「けけら木」という名称は「目代木」と書いて「けけらき」と読むのだそうで、これもまた意味はわかりにくいです。
さて案内板のある場所からはその現物はどこにあるか一瞬わからず、池の向こう側に屋根のついた状態で展示されていました。台風で浮いてきたものを展示してあるとのこと。まだまだ湖底にいっぱいあるのでしょう。

九頭龍神社の本宮は芦ノ湖湖畔の歩道をかなり北にいったところ。ちょっと行きにくいですが、この新宮は有名な箱根神社のお隣。簡単にお参りできます。規模も本宮よりかなり大きいです。
訪問時は箱根神社共々工事中でシートに覆われていました。全体像がみえないのは残念でした。
それよりこの神社の見所は手水。水の出口が九頭龍、ここのつの首をもつ龍になってます。でひとも正面から入りましょう。

箱根神社の中にあるいくつかの小さなお社のひとつ。参道の長い階段のちょうど真ん中くらいの脇にあるので一休みにもちょうどいい場所。なので参拝の方も多かったです。
鎌倉時代の仇討ちで有名な曽我兄弟の神社です。昔は別の名だったが江戸時代にこの曾我神社という名前になったとのこと。正式に祭るにははばかられる事情がいろいろあったのだな、といろいろ考えてしまいます。

十国峠のケーブルカー駅に併設のレストハウス。売店ちとレストランがあります。このレストハウスのあたりでもまあ、西と北の方の眺めはいいのですが、ぜひともケーブルカーで上に登ってみましょう。その待ち時間やバスとの接続待ちのときにはこの売店をめぐってみましょう。かなり広く、ゆったりしてます。ここは箱根ではなく静岡なのでわさびやお茶も目立ってました。

箱根のお土産として寄木細工は有名。けれど案外専門店は少ないなあ、と思っていたところ、港の目の前にありました。
前面は全面ガラス張りで入りやすい雰囲気。高級品かと思ったのですが小物などは案外安価でした。大規模なお土産物屋さんの片隅で選ぶより品物も豊富ですし、寄木細工のテイストが気に入っている場合は寄ってみると視点が広がっていいと思います。

十の国が見えるから、という名称どおり、見晴らしは素晴らしいです。伊豆から箱根に続く尾根道にある峠ですが、ケーブルカーで少し昇ります。姫の沢公園の方から歩いてくることもできるようですが一般的ではないようです。
はるかに伊豆七島が見えるので感激していたら、なんととうきょうスカイツリーもうっすら見えました。
また、麓の小田原方面や三島駅のあたりも案外近くに見えるのに驚きです。
ドッグランがあって犬を連れた人が多いのがちょっと不思議な雰囲気です。

熱海と箱根を結ぶバスの途中。見晴らしのいい広場から尾根に昇る短いケーブルカー。でも見晴らしは素晴らしいです。周囲が木のない草原なのもあって開放感に溢れてます。そして車両自体もクラシックで、窓の押さえゴムや窓の開閉の金具など見所もいっぱいです。頂上の駅舎も円形のクラシックなもの。バスは１時間おきくらいなのでその間に往復できます。箱根旅助け、というフリー切符だと無料で乗車できるのでおすすめです。

昔、ここにあった箱根の迎賓館のうちの西洋館の雰囲気で作られた建物。普通に無料で入れてバルコニーにも出られます。
湖の眺めもよく、人も少なくて箱根の穴場のような施設です。休憩に利用しました。
館内には昔の建物の資料展示もあり、隣にあったという和風の日本館は、建物内の一部に雰囲気として作られています。

小田急系の海賊船も西武系の箱根遊覧船も芦ノ湖の南岸に２つ港があり、その間に小高い丘の半島があります。なので船だとこの半島をぐるりと回ります。この半島全体が恩賜公園です。なので船に乗るだけでも恩賜公園を見た感じにはあなるのですが、やはり歩いてみましょう。箱根関所のあたりから湖畔の小道を行くと展望台へ。そして尾根の林を抜けて湖畔展望館へ。そして二百階段を降りて、半島の付け根の橋を渡って国道を渡って箱根旧街道杉並木へ。これだけでいい運動の散歩道です。箱根の観光のゴールデンルートからちょっと外れるだけで静かな一帯で、しかも自然がめいっぱい味わえます。

駅伝は正月の風物詩。感動のシーンの記憶がどう展示されているか気になるファンならば訪問必至。軽いファンならば外観と駅伝の記念碑とミュージアムショップだけでもいいかもしれません。あまり大きな建物ではありません。
ショップの奥にカウンターがあってそこから有料です。入場料はHPにアプリの割引券があったり、フリーパス類で割引になったりするので事前調査は必要です。

海賊船と小田原・湯本へのバスの結節点、箱根町港の建物は小さいですが、国道までの間にターミナルビルとして建っているのがこの建物。通り抜け通路に面してのお土産物屋がメインで、他にも単独店やレストランも。大きいです。そして、外から見るとまるで高級旅館のような立派な建物。国道側から来るとまさかここが港だとは思いませんでした。建物の港側の外では野菜販売もあったりして、ここでの時間の過ごし方がいろいろ考えられている印象でした。

芦ノ湖の箱根町港が箱根駅伝の往路の終点。それを記念するものがここにはいろいろありますが、一番有名なのが箱根駅伝ミュージアムとこの駅伝の碑でしょう。苦しそうに走っている像のとなりに駅伝を称える碑という石碑があります。
見ただけで数々のドラマが目に浮かびます。ただ石碑の「春が」「春が」と繰り返し描かれている文章、箱根駅伝は正月なのにちょっと違和感。そこまで読む人も珍しいでしょうけど。

小田急系の箱根の回遊ルート、ロープウェイと海賊船の乗換駅。また、新宿からの箱根高速バスの終点（一部は箱根園方面なで行きますが）でもあり、芦ノ湖北端の交通の結節点です。
港のビルは大きく広く大勢の人が船やロープウェイの待ち、買い物にもいそしんでいて賑やかです。
海賊船はすぐに折り返していくので姿を見ることはあまりないのが残念です。

姥子からの遊歩道は２方面。湖尻へと大涌谷へ。両方合わせて「大涌谷湖尻自然探勝歩道」というのが正式な名称のようです。箱根地区の遊歩道は起点と終点の名前で表すのが普通のようで、湖尻方面は「姥子湖尻」、大涌谷方面は「姥子大涌谷」ということもあるようです。「箱根ナビ」などの観光のメインのHPや神奈川県のHPでもけっこういろんな名称で呼ばれています。さて、姥子から大涌谷は、石仏群があったり大涌谷の噴煙が眺められたりなかなか変化に富んだルートだったし、駐車場渋滞に巻き込まれる大涌谷行きバスや待ち時間が長大なロープウェイを使わずとも大涌谷に簡単にアクセスできる便利なルートでもあったのですが、２０１５年の大涌谷の噴火以降、まだ通行止めのままです。右箱バス停の「通行止め」表示はもう読めないくらい退色してしまっていました。
いつの日か再開されるまでゆっくり待とうと思います。

姥子はロープウェイの駅があり、また大涌谷を通る伊豆箱根バスのバス停もあります。仙石原温泉との境界が曖昧なのですが、たぶん、箱根ロープウェイの尾根ではないかと思います。姥子温泉として昔からあるのは「秀明館」という旅館だけのようです。今回は四季倶楽部箱根スタイルという宿に宿泊。お湯は普通な感じでしたが大浴場も露天風呂も広く、開放的景色もあってのびのび過ごせました。箱根の中ではあまり有名な温泉ではなくアクセスも上記のとおり少ないので穴場だと思います。

湖尻から仙石原へ向かうあたりは芝生の公園やビジターセンターなどの公共の施設が多くあって、このあたりの中心区域であることがわかります。そのような地区を「集団施設地区」というのだそうです。
この周辺のほとんどは昭和１３年まで皇室の「箱根離宮」の土地だったそうで、公共の土地になってから整備されたのだそう。そのためこまごました施設がなく、のびやかな景観と雰囲気で、まさに国立公園の雰囲気があじわえます。

新宿から御殿場経由で箱根に行くバスですが、箱根の裏口から入る形になるので、行き先のメインは仙石原と桃源台。小田原から強羅・大涌谷・芦ノ湖のゴールデンルートに途中から入る形になります。
御殿場から先は普通の路線バスなので箱根観光で普通に利用できるのが嬉しいところです。
今回は桃源台までの末端の３停留所分だけ利用。このような短区間でもハイデッカーのバスだと嬉しいものです。
なお、意外にも乗車時の先払いだったので料金を聞いて初めて小銭を用意する、などあわててしまいました。

有名観光地の箱根の中では静かな地域といえるでしょう。メインルートからは外れてますし、どちらかというと裏口である御殿場からの方がアクセスがいいですし。なお、車の場合は、最近箱根金太郎ラインという道路ができたので大井松田インターから４５分で到着できます。
昔、ここは湖だったので箱根の外輪山の内側では珍しく平坦なエリアです。そのため別荘や小さなホテルが散在している印象。湿地保存地区がまんなかにあり、端っこには有名なすすき野原があり、その２つが全体の印象を牽引しています。
ゆったり過ごすならこのエリアも注目です。ただ、反面、メインの観光地に行くにはやや不便です。

早川は芦ノ湖から相模湾へ、仙石原、宮ノ下、湯本を通って流れる箱根火山を半周する川です。上流の仙石原あたりは小川です。昔、ここは湖だったので蛇行してます。俵山あたりから深い谷をつくって湯本まで続きます。
やはり早川といえば渓谷美、というのがメインですので遊歩道も仙石原よりは下流の方がきれいで有名です。
でもたまに早川を渡る橋があったら小田原で海に注ぐときの大河と頭の中で比較してみると箱根火山の大きさが理解できます。

数年前に早川上流沿い、仙石原としてはかなり北の方に宿泊したのですが、今回はかなり東の方の早川の下流の方に宿泊。
ホテルや会社の保養所、リゾートマンションのようなものが散在しているのは同じですが、かなり高低差と坂道のある一帯でした。
お湯は前回は透明だったのですが、今回は白濁したお湯で、場所によってずいぶん違うのかもしれません。
湯本などに比べると静かで落ち着いた印象の一帯です。最近、外輪山をぶちぬき、北からの道路ができたので便利になったので、今後はもっと発展していくのかもしれません。