porculsさんのクチコミ(6ページ)全392件

龍山寺に行ったついでに、ガイドブックに載っていたので足を延ばしましたが、レンガ造りの古い町並みが保存されていて、昔の生活の様子などが展示された部屋が少しあったり、古い映画の看板などが敢えてそのままレンガのところに残されていたりして、写真を撮るには良い場所なのですが、台北の他のリノベスポットみたいにショップや飲食店があるというわけではなく、ちょっと拍子抜けな感じです。まあ、地下鉄で龍山寺駅で降りたら、お寺に詣でて、駅に隣接の占いストリートで占ってもらって、美味しいもの食べて、ついでに剥皮寮でちょこっと写真撮って…という程度で十分な気がします。それにしても痛そうな名前です。わたしは中国語が全然わからなくて、台湾の地名や固有名詞も勝手に日本語読みで覚えるので、「むきかわりょう」と読んでいました（いまだに正しい読み方を知りません）。
駅から徒歩5分かかるかかからないかくらいの近さで、入場料などはかかりません。勝手に出入り可でした。

神戸の行きつけのイタリアンのシェフがキャンティ出身で、「バジリコのスパゲッティ」はよく食べるのですが、本家のキャンティに行ったことがなく、仕事で銀座を歩いているときに、松屋でランチでも、と思ったら、カフェ・キャンティがあり、スパゲッティ・バジリコがメニューにあったので、いそいそと食べてみました。1960年代の、今みたいに本場イタリアで修行した本格的なイタリアン、みたいな店がなかったころの、フレッシュ・バジルが日本で簡単に入手できなかった頃に大葉やパセリで工夫して作った、懐かしの日本式イタリアンのメニューです。パスタじゃなくてスパゲッティと言っていたのです。美味しかった。銀座の百貨店でランチをしようと思っても、レストラン街でない途中の階のカフェで、という発想がなかなかないけれど、嬉しい発見でした。

宿泊していなくて、朝食を食べただけのレビューです。初めてロンドンに、用が出来て急にバタバタと一人で行ったとき、泊まったホテルが最悪だったので、せめて英国らしい場所で朝食でも…と歩いていて、ふらりとこちらのホテル1階のローズ・ガーデンというレストランに入りました。イングリッシュ・ブレックファストが（その時は）7.5ポンドで、宿泊客はもう少し安く食べられると書いてあり、美味しかったし、レストランの雰囲気も、日本の紅茶専門店がこの感じならたちまち大人気になる！と思えるような、薄暗い照明、古風で素敵な壁紙、薔薇の柄の紙ナプキン、白い食器で供される朝食…と、初ロンドンで英国に恋をして、その後何度も通うことになったきっかけのひとつとなった思い出のホテルです。その後、英国に行くたびにイングリッシュ・ブレックファーストを食べても美味しいと思ったことがないのですが（変な味のソーセージや、くたっとしたキノコ、味のない煮豆などが嫌いだから）、この時は「美味しい！」と思ったのは、初英国旅で高揚していたからか、本当にここが美味しかったからか、ちょっと自信がありません。
その後、泊まってみようと調べていたものの、場所が超絶良いのに安いのですぐ予約で埋まってしまい、いまだに泊まったことがありません。場所は最高で、目の前がハイド・パークとケンジントン・ガーデンズ（つながっている）の境目あたりのイタリアン・ガーデンのところで、泊まっていたら、毎朝ハイド・パークやケンジントン・ガーデンズの散歩から始めることができます。ピーターパンの像や、ザハ・ハディードの個性的な建築サーペンタイン・サックラー・ギャラリーなども、ふらりと歩いていけます。パディントン駅も徒歩圏内なので、めちゃめちゃ便利です。

言わずと知れた、世界一有名な探偵シャーロック・ホームズの自宅がある設定になっている、あのベイカー街の地下鉄の駅です。実際に、駅を降りて歩いてすぐのベイカー街沿いにシャーロック・ホームズ博物館があり（いつも並んでいる！）、聖地なので、駅自体は普通の地下鉄の駅ですが、改札を出たところに、ひょろりと背の高いシャーロック・ホームズ像が立っていて、駅のホームにも、ホームズのシルエットが壁に描かれていたりするので、いつも人が多くて、のろのろ見学しにくいですが、負けずにじっくりとホームズを探すと楽しいと思います。ベネディクト・カンバーバッチ主演のBBCドラマ「シャーロック」のベイカー街221Bは、ベイカー街ではなく、駅で言うとユーストン・スクエア駅からすぐのノース・ガワー街沿いにあります（1階が「SPEEDY’S」というカフェの赤い屋根があるので、すぐわかる）ので、そちらのロケ地を見たい場合は、間違えてベイカー・ストリート駅で降りないでください。とはいえ「シャーロック」ファンも、本物のベイカー街を見ずに帰ってくるわけにはいかないので、やっぱり一度は行かなくちゃ。他に、欧米の観光客がいつも鬼のように並んでいるマダム・タッソーの蝋人形館も、この駅が最寄です。カンバーバッチお気に入り書店「Daunt Books」マリルボーン店（店内の雰囲気も、本の品ぞろえも、買った本を入れてくれるトートバッグも、全部素敵）も、この駅から徒歩圏内なので、ファンとしては聖地巡礼に行かなくちゃ！

仕事でちょっと「おつかれさま」的なご褒美ご飯で連れていってもらい、お店の名前も知らずに「美味しいねえ」「いい雰囲気の店」などと軽く言いながらfacebookに写真を上げたら、食べることが大好きな友人が「一凛行ったの！？」「よだれ鶏食べた！？」などと興奮して、「鎌倉にも支店がある」とか教えてくれました。有名店でした。全8品のコースをいただき、良い素材をちゃんと活かした、プレゼンにも工夫した見た目にも美しい料理が、多すぎない、いい感じの量で出てきて、どれも皆美味しくて、一見、繊細なフレンチみたいなお上品な料理に見えますが、コーンがどっさり入った揚げ春巻とか、いい感じにツボを突いてくるメニュー仕立てで、楽しく食事しました。麻婆豆腐やよだれ鶏など、お酒のほしくなるメニューも多いので、本当はゆったりとワインなど楽しみながら食事したいお店です。
場所は、東銀座からぶらぶら歩いて行きましたが、最寄り駅は新富町で、築地駅からも歩いてすぐです。銀座（駅）からも余裕で歩けます。

何十回も香港に遊びに行ったことがあるのに食事以外で行ったことがあまりなかった湾仔に、仕事で宿泊し、周辺を散策していて「利東街（レイトン・アベニュー）」に行きあたって、びっくり。湾仔は良くも悪くも香港ぽい、がちゃがちゃした下町っぽいパワーあふれる街ですが、利東街の一角だけ、きゅんと小ぎれいで、こじゃれていて、センスのいいお洒落なお店が並び、欧米の街みたいに石畳にお洒落なオブジェやフィギュアが立ち並び、私の中の湾仔のイメージが崩れました。買い物する店、食事やお茶する店ともにお洒落で小ぎれいでセンスの良い店がずらりと並ぶので、湾仔近くに行くことがあれば、歩いてみると楽しいと思います。特に女性におすすめです。あと、絵になる風景が多いので、写真もたくさん撮ってください。ぽっちゃりした男女の人形みたいなのがあちこちにいるので、写真を撮るとかわいいです。食事したカフェ風の中華のレストランも、美味しかったです。

三重県の湯の山温泉にある「アクアイグニス」という温泉のあるリゾート施設の中にある、おしゃれな美味しいイタリアンのレストランです。かなり山の中っぽいロケーションに、忽然と現われるおしゃれリゾートの「顔」みたいな存在のようでした。とても非日常感あふれる空間で、地産地消ということで地元食材を活かしたコースを、ゆったりと楽しめます。ディナー・コースはアミューズ、前菜、もう1品、フォカッチャ、魚、パスタ、肉、デザート、コーヒーで、とても多そうに見えますが、1品1品はお上品な量なので、女性でも余裕で完食できます。とても美味しかったし、食材もよかったし、雰囲気も素敵でしたが、訪れたとき、たまたま我々家族しか客がいなかったのに、シェフが挨拶に出てきてくれず、予約してお金を払った男子は非常にがっかりしていました。有名シェフのプロデュース店ですが、有名シェフ本人がここにいるわけではなく、別のシェフが作っているようです。でも挨拶に出てきてくれなかったのは残念でした。5人で結構食べて飲んで散財したのに。
食べ終わったあと、温泉に入ってのんびりしてから帰りました。宿泊もできるようです。

フレンチもイタリアンもスペイン料理も、個人的には古いタイプのお店のオーソドックスな料理が好きなのですが、今の流れはこちら「Takumi」みたいな、大きなおしゃれなお皿にこじんまりとお料理がアートみたいに乗って出てきて、仕掛けみたいな、料理のプレゼン方法に注力するようなタイプのお店が世界的に主流な気がして、その意味では今のど真ん中の最先端のお店なのかと思います。ミシュランで何年連続とかで星付きらしいし。コース料理を食べましたが、コースの一覧ではなく、１つ１つの料理の説明の紙がいちいち出て来たり、スパイスのビンがずらりと並んで出てきたり、デザートはジグゾーパズルみたいなお皿に11種類も出て来たりと、味よりプレゼンの方が記憶に残っています（個人的にはそういうお店が苦手ですが、今はそれが主流ですよね）。場所は、電車で行こうとすると若干不便で、メトロの六本木と広尾と乃木坂の真ん中あたり（改札からだと歩いて10分はかかる）ですが、こんな高級店に行くのに地下鉄乗って10分歩くのは私くらいでしょうから、タクシーで乗り付けるなら便利な場所です。個人的には何度も行きたくなるお店ではなく、一度経験したら十分ですが、グルメサイトとかで絶賛されているので、こういうお店が好きな方には、最高峰のお店の一つなのかもしれません。

台北のグルメ・ストリート永康街は、食べたいもの・行きたい店だらけで、短期の旅行期間中にはとても食べたいもの全てを制覇できないので、何度も旅しては何度も通うことになる魅惑の地帯ですが、その中に、永康街という通りから天津葱餅の行列のところを一筋西に入った麗水街沿いにある、おしゃれなカフェみたいな、かわいらしいお店が「二吉軒豆乳・麗水店」です。店の向かい側が小学校の校庭なので見通しがよく、離れたところからもわかりやすいお店です。台湾はとにかく暑いので、歩いているとのどが渇き、と言っても水分ばかり摂るのもバテそうだし…という時に！豆乳、おすすめです。かわいいボトルに入った多彩な豆乳（黒糖味、芋味、抹茶味、黒ゴマ味、烏龍茶味などたくさん！）や、豆乳アイス（店頭に大きなソフトクリームの模型が置いてあるので、暑いときはそそられます）、豆腐、豆腐プリンなど、魅惑のラインアップです。ボトルを買って持ち歩いてもいいし、お店で飲食することもできます。元お医者さんだった場所を改装したみたいで、白いタイル張りで、豆乳を飲む男の子のかわいいイラストが壁に書いてあって、センスのいい外観とインテリアです。豆乳好きな台湾の人に大人気で、行列にはならないけど、常に誰かが買っています。
場所は、MRT東門駅を降りて、信義路という広い通りの南側に出て、徒歩2～3分という便利なロケーションです。散策中にのど乾いたとき、ホテルに豆乳持って帰りたいときなどに、ぜひ。

神戸の王子公園は、パンダがいる動物園や、アメリカンフットボールの聖地というイメージですが（関西人にとっては）、その阪急王子公園駅を降りてすぐの目の前のところにある小さなこちらのお店は、関西に多数あるスパイスカレーの店の中でも別格の美味しさで、とてもちゃんとしたお店です。ちゃんとしたというのは、「雰囲気カレー」ではない、しっかりと現地で修行して、しっかりとスパイスの探求を経た上で出されたお店ということです。ランチのカレーを食べただけですが、大阪で複数店を展開する人気の某店でがっかりしたのと全然違うことがランチだけで歴然でした。ライスカレーで、ライスは日本米かスリランカの混ぜご飯かが選べて、カレーの種類は3種類ほどです。チキン、エビ、週替わりで魚か野菜。ご飯とカレーの周りにジャガイモ、お漬物みたいな野菜が2種類、パリパリの揚げせんべいみたいなのが乗っていて、別皿でカレーが出てきて、かけたり混ぜたりして味変しながら食べていくと、飽きることなく、あっという間に完食してしまいます。全然胃にもたれる重たさがなく、スパイスがさわやかで美味しいったらなかったです。椰子の蜂蜜？をかけたヨーグルトがデザートでついてきます。トッピングで揚げ卵や色々追加することも可。メニューは少ないですが、満足度はめちゃめちゃ高かったです。今は時節柄テイクアウトもしているようです。本当に美味しいので、王子動物園や兵庫県立美術館などに行かれた際には、ランチでぜひ。

超久々にシンガポールに行き、マリーナベイサンズでコンベンションみたいな仕事だったので、仕事の合間にショップをうろうろするのが楽しくて楽しくて…ショップ（ブランド物、服、アクセサリー、時計、食べ物、紅茶、お土産…何でも店がある）とレストラン（鼎泰豊やカリスマシェフのフレンチやシンガポールと言えば…のTWGのティールームなど、和洋中何でもあり、食べたい店だらけ。いくつか行った店も、全部美味しかった！）の、すごい数の店が揃っていて、広大なモール自体がテーマパークみたいに川が流れていて船に乗れたり、天井からごおおおっ！と水が降ってくる場所や、光の中で子供が遊べる場所など、歩いているだけでも楽しい楽しい…カジノもあります。ショップは、ブレゲやブランパンなどの超高級ブランドから、お土産をまとめ買いできるスーパーから、何でもあり、セールの時期には、日本ではセールしないブランドも店ごとまるごと50％オフとか、頭に血が上りまくりです。とにかく広くて店の数が多いので、時間に余裕を持って行くのがお勧めです（でないと、気持ちが焦って泣きそうになると思います）。風景としては、対岸から見るマリーナベイサンズの夜景がお勧めです。ここのモールからも、上の方の階にテラスがあって外に出て風景を楽しんだり、池に蓮がびっしりあって、くつろげるコーナーがありましたが、12月でも暑くて長居は無理でした。

仕事で初めてまたは珍しく大阪に来られるお客様をディナーにお連れするとき、多いのは「大阪らしいもの」＝なぜか庶民グルメや粉もんみたいなリクエストですが、大阪は商都として栄えた歴史で「安かろう旨かろう」より本当は「高かろう旨かろう」こそ真価ではないかと思っていて、場所柄も「大阪＝ミナミの道頓堀のグリコの橋」ぽいイメージを抱かれることが多いですが、水都大阪の歴史をひもとくと、中之島界隈は昼も夜も景色は素敵で中之島公会堂や中之島図書館や川沿いの景色は異国情緒すらあって素敵であることは、大阪以外の方にもっと知ってもらっても良いのでは…と常々思っていて、こちら「ボーン・グランデ・アリア」は東京から来た取引先のおしゃれな若者男子たちをご接待するのに、上司が調べて見つけてきたお店で、北浜の川沿いにあり、川に向かってテーブルが（テラス席も店内席も）並んでいて、川の向こうの中之島や天満の夜景を見ながら食事が楽しめる、大阪のもうひとつの（おしゃれな）顔を見せられることと、そしてこれがまたポイントが高いのが、おしゃれで高級ぽい店内の雰囲気や、無難に高レベルな美味しいイタリアンを楽しめるのに、ディナーのコースがなかなかリーズナブルで、そんなお値段に見えないので、接待や、ちょっと見栄張って彼女にご馳走するとかに、お勧めです。コースで色々食べられて、それぞれ量はそんなに多くないので、少食だしコースはちょっと…という方でもたぶん大丈夫です（年寄りの私でもぺろりでした）。場所は地下鉄堺筋線と京阪の北浜駅が最寄で、下車徒歩5分かからないくらいですが、淀屋橋からも徒歩圏内です。

南京復興駅近のホテルに泊まったとき、夜市を見に行ったものの人の多さに圧倒されてすごすご戻ってきて、ホテル近くの綺麗な店で晩御飯食べたい！…と歩いて見つけたこちらのお店は、中正紀念館の近くにある有名な「杭州小籠湯包」の、のれん分けした2号店のようです。本店は古くて食堂っぽいざわざわしたお店ですが（それはまた雰囲気ありますが）、こちら民生東路店は、マンションの1階みたいなところに店が入っていて、赤を基調とした外観もおしゃれで、店内もとてもきれいで、一瞬高級店！？みたいな雰囲気の中、庶民的なお値段で、小籠包（すごい種類が豊富）やスープやシーフードやチャーハンなど、豊富なメニューを楽しめます。私は一人だったので、プレーン小籠包と、サンラータンみたいな辛いスープと、塩コショウ味のイカ唐揚げ（絶品！）を食べて、大満足でした。小籠包は4個入りでも頼めるので、少人数で行っても色々食べられて便利です。日本語メニューもあります。台北で、夜市や屋台や現地の小汚いけど美味しい食堂とかに疲れたときや、子供連れなどで綺麗なお店で食事したいときなど、便利です。場所は、私はMRT南京復興駅（文湖線と松山新店線）から歩いていきましたが、同じ文湖線の次の「中山國中」駅からも歩けます（ちょうど真ん中あたりです）。

台湾旅行の楽しみのひとつは夜市で地元の美味しいものを食べることですが、大混雑で座る場所もなかなか見つからず、落ち着いて食べるのは難しい…中で、人気の寧夏路夜市の人気の牡蠣オムレツ（蚵仔煎）のお店ですが、食堂みたいに店内のテーブルと椅子の席で食べられるのが嬉しいお店です。売りの牡蠣オムレツは、餡がどろりとかかって存在感があり、牡蠣の存在感が薄めで、個人的にはあまり好きなタイプの味ではなかったですが（好みによると思います）、一緒に頼んだ蛤のスープは、蛤たっぷりで、滋味深いスープがしみじみ美味しくて、旅で疲れた身体に染み渡りました。（台湾で飲む蛤のスープなど、しみじみ系のスープは、本当に美味しいです。）チャーハンも食べたかったけど、それ以前に夜市で色々食べた後だったので、頼めずで心残りでした。
寧夏路夜市は、台北の夜市の中でも中心地に近くて有名店も多く出ていて、台北初心者にお勧めの夜市ですが、最寄りの地下鉄の駅がないのだけは不便で、中山駅の方から歩くか、迪化街の辺りから歩くか、という感じです。個人的には昼頃から迪化街を散策して、ランチやお茶や買い物や写真撮影で迪化街を堪能し尽くした後、夕方から寧夏路夜市に歩いて行き、あれこれ食べたあと、一旦ホテルに戻って荷物を置いて休憩後、クラフトビールを飲みに行って、また何か食べる、みたいなコースがお勧めです。

ナショナル・レイル（国鉄みたいな列車）の大きな駅でもあり、地下鉄ヴィクトリア線とノーザン線の駅でもあるユーストンは、大英図書館や、ドラマ「シャーロック」ロケ地（ベイカー街221Bとして使われているスピーディーズ・カフェのあるフラット）などが徒歩圏の便利な駅ですが、100年前には同じ１つの地下鉄会社ではなく、別々の、バラバラの地下鉄会社のユーストン駅が、それぞれ地下で少しずつ離れたところにあり、それらを結ぶ地下トンネルを見学するツアー「隠されたロンドン、失われたトンネルツアー」に参加したら、地下鉄同士の乗り換えチケットカウンター（真っ暗で、お化け屋敷みたい）や、トンネルに貼ったままになって暗闇に浮かび上がる映画「サイコ」のポスターや、「シャーロック」シーズン３の第1話に出てきた「地下鉄の廃墟駅」みたいで、ぞくぞくわくわく、めちゃめちゃ楽しかったです。現在のユーストン駅はモダンで小ぎれいで、100年前の錯綜したトンネルが地下にぐちゃぐちゃと残っていることなど、全然わかりませんが、昔の凱旋門みたいな駅の入り口の一部がバーみたいなお店になって残っていました。「失われたトンネルツアー」、お勧めです!
駅としては、ナショナルレイルの大きな駅なので、構内にレストラン、カフェ、売店、マークス＆スペンサー（スーパー）など何でもあって、電車に乗らなくてもちょっと買い物や、ちょっとお茶に立ち寄ることもできます。

記憶にある限りでも30年以上前から梅田の阪急3番街地下のレストラン街に店を構えていた、老舗の和食店です。いかにも高級そうですが、場所が阪急3番街なので、新地の和食屋などに比べれば敷居は低く、そしてランチは上質な内容に比すればリーズナブルで、手抜きなしに滋味深い出汁の味わいのお料理が色々と楽しめます。天ぷらランチを食べたら、タケノコや青菜や小芋などの煮物（美味しい…）、ごま豆腐、まめご飯に、超絶美味しい白みその味噌汁がついてきて、感動のあまり帰宅後自分でも白みその味噌汁を作ってしまったくらい（出汁が違うから全然違いました…）で、天ぷらも、エビ以外にも野菜がたくさんの種類出てきて、それぞれしっかり野菜の味が美味しくて、味わって食べているうちにお腹いっぱいになりました。まめご飯の入っていたお茶碗は、鳥獣戯画のような柄の素敵な食器でした。客層は高年齢というか、中高年の常連さんぽい人が多かったです。確かに舌が肥えていないと勿体ないかもしれません。真ん中の大きめのテーブルは、2席ごとにアクリル板が設置されていたり、お持ち帰りメニューもできていたりと、コロナの時節柄、老舗の和食店も大変そうでした。美味しい上質な和食をリーズナブルに体験するのに、まずはランチから、そして関西以外の方には是非、薄味と揶揄されがちな関西の出汁文化の和食の神髄を味わって頂きたいお店です。場所は、梅田の阪急3番街地下2階のレストラン街の、とんかつKYKと、うどんそばの家族亭の間で、南館の、東梅田に一番近い方の端っこです。インデアンカレーからわりと近くです。

大阪でフグ、といえば、ミナミの方で信じられないほど安く食べられる！みたいなイメージで、一方、梅田の北新地といえば、ひと昔前には自腹で行くなど考えられない接待向け社用族向けの高級店が軒を連ねる飲み屋街でしたが、そんな新地も昨今はリーズナブルな店も増えてきた流れに乗って、店構えや内装はとても高級で高そうなのに、しかもフグなのに、そこそこリーズナブルに食べられる、接待や、誰かにご馳走するときに使うと、実際より相当高く思ってくれるので（笑）、重宝するお店です。しかもここの売りは「焼きフグ」です。網で焼いた、香ばしいフグが楽しめます。もちろんコースには焼きフグ以外にもふぐ刺し、フグの唐揚げ、てっちりとその後の雑炊と、フルに楽しめます。場所は関西の人なら「新地の真ん中」でわかりますが、JR大阪駅または地下鉄と私鉄各線の梅田駅からも徒歩すぐの、最寄り駅はJRの北新地駅もある、新地のANAクラウンプラザホテルのはす向かいの辺りです。

車がないとどこにも行けないLAで、ここ「ザ・グローブ」と、隣接するオリジナル・ファーマーズ・マーケットは、食べるにも買うにも休憩するにも、とてもとても貴重な存在です。ハリウッド・スターなどのセレブが住む街LAは、流行最先端の店やレストランが多数あるにはあるけれど、地元の人が公共交通機関を使わない街なので、ようやくできた地下鉄も治安良くなさそうだし、歩いていても夕方から夜から朝までは怖そうな人がすぐ寄ってくるので（本当に！80年代のNYみたいでした）歩くのも不安で、ＮＹやシカゴみたいなコンパクトな街と違って、交通に関しては観光客にやさしくない街なので、買い物も、だだっ広いＬＡのあちこちに点在する店を見て回るのは効率悪いことこの上なく、そんな時！ザ・グローブとファーマーズ・マーケットに駆けこめば、食べたいもの、買いたいものが ひと通りそろっていて、救世主みたいな存在です。ショッピング・モールといってもLAなので屋外型で、噴水や池のある広場を囲んで映画館や大型書店（バーンズ＆ノーブル）やナイキショップやアバクロや、バーニーズやノードストロームといった百貨店などが、テーマパークみたいに並んでいて、歩くだけでもウキウキします。天気の良い日は写真も、どこで撮っても綺麗で絵になります。池の横のレストランで昼間から冷たいワイン飲んで ひと休み、なども楽しく。路面店では思うようにサクサクと買い物できないし、ハリウッド&ハイランドは意外と買うものないしで、旅行中軽くストレスを感じていた「お土産買い出し」も、ここと隣のファーマーズ・マーケットだけで完結します。むっちゃ便利です。アクセスは、公共交通機関だとバスだと思いますが、バスは苦手なので使っておらず、わかりません。タクシーかuberが便利です。英会話しなくてもアプリだけで完結するはずのuberも、結構しゃべる羽目になりますが（いきなり電話かかってきたりした）、でもLAでは便利でした。

ストーンヘンジを見に行くとき、ナショナル・レイルのソールズベリー駅で降りて、駅前から随時出ている駅とストーンヘンジとオールド・セイラムをくるくる回るループバスが便利で、ストーンヘンジの帰途、せっかくだからと立ち寄ると、意外に味わい深い数奇な歴史に彩られた遺跡でした。英国史の知識がほぼ皆無なダメな私でも楽しめたので、知識がある人は何倍も楽しいと思います。とはいえ、お城の外濠（水はない）に架かる橋を渡って遺跡の中心にたどり着くと、唖然とするほど何も残っていない、古代遺跡？みたいな、とても1000年前（平安時代）に立派な石造りのお城があったとは思えない残骸状態ですが、かえって「つわものどもが夢のあと」感があって、高台にあって風が気持ちの良い場所でもあり、じっとたたずんでいると、知識がなくても感慨深さに浸れました。お城のすぐ隣の大聖堂跡も、礎石の形だけ残っているのがナスカの地上絵みたいで、これまた残骸ぶりが味わい深かったです。現地の看板の説明によると、歴史は非常に長くて、最初は新石器時代（5000年くらい前）に宗教的な場所だったことから始まり、ケルト人の支配時代があり、ローマ人が支配した時代には軍事的な要塞の近くの交通の重要な基点となり、その後アングロサクソン人が支配し、その後バイキングが付近の街を焼き討ちしたときには人々がここに逃げ込み、1000年ほど前（日本の平安時代）にウィリアム征服王がここに立派なお城を建てようとして整備を始め、ヘンリー1世と2世がお城を建てて、1200年代には今のソールズベリーの街の方が中心になって（ニュー・セイラム）オールドな方のセイラムは廃れていき、最終的には1500年代（日本の戦国時代）にヘンリー8世がここのお城の石を別のところで使うために撤去して、廃墟になった…という、英国史がギュっと詰まった場所みたいです。残っているのはヘンリー1世2世の城壁の、ほんの残骸だけですが…　高台なので、少し離れたソールズベリー大聖堂が見えて、眺めも素晴らしく、天気がよければ風に吹かれながらたたずんでいるだけでも楽しかったです。
ソールズベリーの街自体も見どころたくさんあるので、ロンドンなどから日帰りで行く際は、ぜひ丸一日かけて、ソールズベリー、ストーンヘンジ、オールドセイラムのフルコースを堪能されることをお勧めします（私は夜にロンドンで観劇があって時間がなく、ソールズベリーを素通りせざるを得なくて大後悔したので）。

グルメな作家・田中康夫さんの本に、（文化レベルの高い）阪神間でもとりわけ好きな地域が夙川～芦屋～神戸市東灘区の間だと書いてあるのを読んだ記憶があり、本当に高レベル・グルメ地帯です。その中で、夙川から ひと駅北の苦楽園までの間は、パンとスイーツとレストランの激戦区で、夙川スイーツを代表する老舗が、ここエルベランと、並ばないと買えないクッキーで有名なミッシェルバッハの２つです（2つの店は、すぐ近くにあります）。エルベランの方は、行列しなくても買えるので、焦らずのんびり買いに行けます。オーソドックスにしみじみ美味しいクッキーは、パッケージがめちゃめちゃかわいいので、おつかい物に最適です。クッキーの詰め合わせの箱自体もかわいく、それを入れてくれる紙袋も、よく見ると非常に素敵なデザインです（サイド部分に注目）。おしゃれでハイセンスな阪神間マダム文化の底力を感じます。生ケーキも大変美味しく、有名なのはレモンパイですが、クリームがしみじみ美味しく、甘すぎず上品で、どれを食べても美味しいです。場所は、阪急・夙川駅を北側に出て、越木岩筋という道路沿いに徒歩5分もかかりません（越木岩筋は、美味しいお店やおしゃれなお店の宝庫なので、甘いものを食べる前後に1駅分てくてく歩くと、健康にも気分にも良いです）。お店の外観も素敵で、ちょっと外国のお店みたいです。コロナ禍では、お店に入る人と出る人の導線をきっちり分けてあり、消毒液の配置場所や、お金の払い方など、万全の対策をされていて、安心です。