久米島が誇る国指定天然記念物のリュウキュウマツの筈が…。
- 5.0
- 旅行時期:2025/06(約6ヶ月前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
久米島 クチコミ:8件
久米の五枝のマツ。国指定天然記念物として高さ6m・幹回り約4.3m・地面をおおう枝の面積250平方メートルの大きなリュウキュウマツが〝盆栽〟のように植っている。普通の松のように枝が上へは伸びずに地面を這うように波打って伸びているのが特徴であるこの五枝の松は樹齢250年と言われている。18世紀の初頭に農業の神を祭った時に植樹されたと記されており、その美しさは琉歌にも詠まれる程で天下随一と言われて久しい。故に現在では日本の名松百選にも選ばれている程である。長きに渡って久米島の〝顔〟とも言える存在感をキープしてきた名木の古木である。
しかしこの五枝のマツが僅かな期間で大きく変貌することになる。五枝の松が枯死していることが判明したのだ。僅か一ヶ月でそのようになるとは予想だにしていなかったことであるが、老木ということもあり復活は見込めないらしい。久米島町は既に〝国指定天然記念物の滅失届〟を提出し、天然記念物としての取り消しを受けた後、倒木の危険性も踏まえて文化庁立会いの下、五枝の松全体を伐採するとのことであった。
私が記録した令和7(2025)年6月25日には、一ヶ所茶色く変色している部分はあるものの、他は緑色を保っている。しかし一ヶ月後の写真を見ると全体が茶色に変色している。樹勢が失われている状況下では手の打ちようがないとの結論で、枯死と判断された五枝の松は、年内にも失われる可能性が濃厚となった。
長年久米島の顔として存在感をアピールしていた五枝の松が、まさかというのが本心である。勿論クローン等で二世対策はなされてはいるものの、やはり目の前にあった松の木がなくなってしまうのは悲しいものがある。老木ではありながらも人々の助けを受けながら今まで頑張って来た松の木に、お疲れさんと今は声を掛けたいと思えてならない。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 久米島空港から車で10分程度。
- 景観:
- 5.0
- 大きな盆栽の如く立派な姿であった。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 訪れている間に2人来訪者がいたようだ。
- バリアフリー:
- 3.0
- 松の根本付近は芝生敷きで凸凹がある。
クチコミ投稿日:2025/11/08
いいね!:3票
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