石垣が往時を物語っているのみではあるが…。
- 5.0
- 旅行時期:2025/06(約6ヶ月前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
久米島 クチコミ:8件
旧仲里間切蔵元石牆(きゅうなかざとまぎりくらもとせきしょう)とは、第二尚氏王朝時代に久米島に置かれた琉球王府の役所跡である。木造の建物は既に残ってはおらず、乾隆28(1763)年に構築された石垣(石牆:せきしょう)のみが残っている。
多くの改革等を行い、近代琉球を文化大国へと導いた第13代尚敬王の治世、王府の地方行政機関として久米島真謝(まじゃ)集落に蔵元が設けられた。石牆の門の部分は石を四角に切った布積み、他の部分は自然の石の形を生かしたあいかた積みになっており、往時の〝石組み〟を現在に伝えている。
現在は石垣のみが残っており、久米島町立美崎小学校が隣接している他、石垣で囲まれた内側は現在広場となっており、地元住民の方々の憩いの場として利用されている。
訪れてみると確かに〝石垣に囲まれた広場〟だということが一目瞭然でわかるのだが、そんな歴史ある土地で娯楽を楽しめるとは何とも優雅なもののように思えてならない。そう多くの観光客が訪れる場所でもないために、タイミングを見計らって行ってみると、琉球王府400年の歴史をゆっくりと感じられる素晴らしい場所であった。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 久米島空港から車で25分程度。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 訪れた際には他に誰もいなかった。
- バリアフリー:
- 3.0
- 入口には段差がある。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 立派な石垣の造りが往時を偲ばせてくれる。
クチコミ投稿日:2025/11/08
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