コトルさんのクチコミ(160ページ)全4,752件

シルミオーネ旧市街の北部にある高級ホテル「Villa Cortine Palace」に宿泊しました。
昼間はたくさんの観光客で大変な賑やかさでしたが、
スリに合うような雰囲気はありませんでした。
夜になると波が引くようにいなくなりますが、
危険な雰囲気はなく、治安は良好でした。
夜景が素晴らしいのでのんびりと夜景を楽しみながら歩けました。

シルミオーネのホテルは「Villa Cortine Palace」。
シルミオーネで最高級のホテルで貴族の館を改修したもの。
さらに広大な庭園が広がるという貴族の世界が広がる。
予約を入れたのはわずか２か月前。
部屋がとれるか心配であったが、
デラックスルームを抑えることができたもの。
案内された部屋は３階のデラックスルーム。
広くはないものの狭さは感じられず、
優雅な雰囲気。
バスルームは広く、
バスタブと独立したシャワールームが完備して、
アメニティはエトロ。
バルコニーがあり、
シルミオーネの豊かな森林やガルダ湖を見渡せ、素晴らしい♪

朝食は朝食専用ルームおよび屋外テラスで頂ける。
豪華なブッフェでシャンパンもある。

屋外プールは完備。
また、広大な庭園が広がり、
ガルダ湖のビーチも有している。

隣接する温泉「アクアリア」は宿泊者特選の割引で入場できる。

メインダイニングは評判が良い。
旅の最後にディナーを利用した。
体験談は次の通り。

「いよいよ最後のディナー。
最後なのでホテルから出たくない。
ディナーはここのホテルのメインダイニングで。
晴れ上がったので、
なんと！テラスでディナーに。
テラスのテーブルへ案内される。
黄昏のガルダ湖を見渡せ、素晴らしい。
さて、ランチはたくさん食べたのでディナーは軽く。
＠アミューズ：サーモンとイタリアカブのマリネ
＠前菜：冷たいガスパッチョの魚介風
＠パスタ：カボチャのラビオリとソテーしたカニを添えて
＠デザート：ジェラートの盛合せ
＠小菓子
ガスパッチョはスペイン風かと思ったら大間違い。
ガスパッチョにアスパラやアサリやイカやムール貝が入った冷たいスープで、
ガスパッチョの具たくさんは珍しい。
濃厚なトマトとガーリックが利いて食べ応えがある。
カボチャのラビオリはとっても甘く、びっくり。
これにソテーしたカニの身と合わせるとけっこうイケる。
最後の夜に満足。
カメリエーレも素晴らしく、楽しい思い出になった♪」

宿泊して問題点はなく、気持ちの良いホテルであった。

シルミオーネ最北端にある古代ローマ遺跡。
高級ホテル「Villa Cortine Palace」から徒歩１０分にある。
入場して古代ローマ遺跡を見学。
かなり廃墟してしまい、
原形を留めないほどで、
もとは何だったのか想像できないほど。
古代ファンならば魅力かもしれないが、
そこまでのオタクではないので、
ちょっと興味がなく、拍子抜け。
それよりも周囲のガルダ湖の風景は素晴らしい。
遠くにバルド山やペスキエーラ・デル・ガルダの街並みなどが見える。

遺跡よりも景観をおススメします。

シルミオーネのスカラ城は要塞の意味合いが強く、
CastelloではなくRoccaと呼んでいる。
なのでスカラ城ではなくスカラ要塞と呼ぶのが正解。
でも見た目は城なのでスカラ城としてもいいと思う。
１６世紀に建てられたものであるが、
保存状態は良好で
前日見たバレッジョ・スル・ミンチョの廃墟と化したスカラ城とは全く違う。
入城すると中世時代の雰囲気がたっぷり。
雨でぬれた城壁や塔を見ると、
今にも兵士が出てきそうな感じ。
城壁から珍しい城壁内の港を見渡せる。

なお、シルミオーネに宿泊した場合は、
ライトアップされる夜景をおススメしたい。
闇に浮かび上がるスカラ城はおとぎのような世界です。

トイレは完備しています。

デセンツァーノ・デル・ガルダはシルミオーネから高速船で日帰りに行きました。
訪れた当日はガルダ湖で最大規模の市場で大変な賑やかさでしたが、
スリなどの危険な感じは全くなく、
治安は良好でした。
また、昼間時間帯だったので、
のびやかな雰囲気でした。

デセンツァーノ・デル・ガルダはガルダ湖の主要な港。
最北端のリーバ・デル・ガルダと結んでおり、
たくさんの町を寄港しながら進みますので、
その所要時間は優に４時間を超えます。
この長距離タイプのフェリーは車を乗せられるカーフェリータイプで、
レストランも完備しています。
その他、シルミオーネとデセンツァーノ・デル・ガルダは１時間に１本結んでおり、
双方に宿泊した場合は気軽に訪れることができます。

シルミオーネから高速船でデセンツァーノ・デル・ガルダへ行きました。
その高速船からデセンツァーノ城が良く見えます。
ただ、お城というよりは教会の附属についているような印象に見え、
お世辞にも素敵なお城とは言えないです。
このため、当初、城へ行ってみようと決めていたのでしたが、
船上から見て断念しました。

バルド山へのロープウェイ乗り場は旧市街の離れたところにあり、
宿泊する「Castello Lake Front」から近い。
徒歩５分でロープウェイ乗り場に到着。
標高差１８００メートルも達する長大なもので
途中乗り換えていきます。
最大５０人も乗れる大型のゴンドラでしかも回転します。
ゴンドラに乗ると一気に急斜面を上っていく。
マルチェジーネは眼下に、青いガルダ湖が広がる。
美しい眺めに目が釘付けになります。
対岸にレモン産地として有名なその名も通りにリモーネ・スル・ガルダが見えます。
素晴らしい眺望に酔いしれます。
約２０分で山頂に到着します。

乗車は３０分に１回程度運行。
切符はマルチェジーネのスカラ城の入場を含んだものがお得でおススメ。
この切符を買った場合は無くさないでください。
下山したら、当日中にスカラ城へ行ってください。
マルチェジーネのロープウェイ乗り場からスカラ城へ徒歩１０分ほどです。

デセンツァーノ・デル・ガルダで唯一のミシュラン２星レストラン「Esplanade」。

体験談は次の通り♪

旧市街から徒歩１０分にある。
湖岸に立つモダンな建物。
店内はホワイトを基調とした、とてもエレガントな雰囲気。
窓いっぱいにガルダ湖を見渡せ、素晴らしい。
ミシュラン星を頂くのは、今回の旅では最後。
明日は帰国なので、シェフおすすめのランチコースを。

＠アミューズ：冷製トマトを旬のグリーンアスパラとリコッタチーズを詰め込んで
＠前菜：旬のアーティーチョークムースにクリームスープ　温泉卵を添えて
＠パスタ：イカ墨のラザニアとグリルしたイカを添えて
＠メイン：ヴェネト州産ポークの炭火焼
＠デザート：フレッシュフルーツとカスタードクリーム
＠小菓子

本当に美味しく素晴らしい。
一番美味しかったのはイカ墨のラザニア。
クリーミーなチーズを重ねてオーブン焼きなので
北イタリアらしい味わい。
最後にオーナーシェフと楽しく談話して、
記念写真してもらいました♪

予約は必要。
カードはすべて使えます。
料理のスピードは問題なし。
撮影はOK。
ドレスコードは必要なしだが、
エレガンスカジュアルが望ましい。
来店される客はドレスアップしているため。

「La Rucola」はシルミオーネでは唯一のミシュラン２星。

体験談は次の通り♪

シルミオーネのホテル「Villa Cortine Palace」から予約しているレストランへ。
レストランはミシュラン星「La Rucola」。
旧市街のスカラ城の近く。
こじんまりとした店構えは白色でまとめられ、
センスがいい。
店内は、重厚なインテリアでエレガントな雰囲気。
今日のランチはまともに食べていないので、
久しぶりにシェフのおススメコースをお願いする。
コースに出される一皿ごとにシェフお任せの飲み物もお願いして。

＠アミューズ：卵と旬のアスパラのスフレ　
＠アミューズ：フォアグラをピスタチオのムース包み
＠前菜：クルマエビのタルタルにキャビアをのせて　卵黄クリーム添えて
＠前菜：魚介の軽く塩焼き　ガルダ産オリーブオイルを添えて
＠前菜：サーモンとイクラのヴェネト州産クリームチーズあえて
＠魚料理：ホタテのグリル　ジャガイモポタージュクリーム
＠パスタ：カラスミの自家製パスタにマタイのポワレをのせて
＠肉料理：トレンティーノ・アルト・アディジェ州産ポークのベリー風味グリル
＠デザート：バニラとストロベリーのジェラートにカスターとクリーム添えて
＠小菓子

たくさん出てきたがすべて完食♪
とっても美味しく、それぞれのグラスワインやビールとのマリアージュは素晴らしい。
最後にシェフと記念に撮影。
シェフは気さくで、会話が楽しかった♪

シルミオーネに宿泊している方におススメします。
予約は必要。
カードはすべて使えます。
料理のスピードは遅め。
撮影はOK。
ドレスコードは特に必要なしですが、
センスのいいエレガンスカジュアルが望ましい。
なぜならば地元の人はドレスアップして来店されるため。

シルミオーネ旧市街にある「Villa Cortine Palace」に宿泊しました。

旧市街はとても小さく、大変趣があります。
城門およびスカラ城が中世時代の雰囲気を盛り上げてくれる重要な役割。
古い教会や尖塔もシルミオーネらしい景観の一つ。
もうひとつ、周囲はガルダ湖に囲まれ、どこ見ても美しい風景です。
最北端は古代ローマ遺跡で
そこへ行く小さな電動車が観光客を乗せて移動しています。
また、北部には温泉「アクアリア」があり、
温泉を楽しめます。
旧市街内はジェラテリア・カフェ・レストランが多く、
深夜までに賑わいます。
ショップも多く、お土産のほかにセンスのいいファッションも買えます。

夜景は美しいです。
特に城門やスカラ城のライトアップは素晴らしいです。
夜景を見ながら楽しく散策できます。

デセンツァーノ・デル・ガルダはガルダ湖の西岸にあるサロに次ぐ２番目の規模。
ベローナとブレーシャを結ぶ幹線道路や鉄道が通っているため、
ガルダ湖の玄関口であるが、
それは近代になってから発展したもの。
それまでは一つの小さな城下町に過ぎず、
旧市街はとても小さい。
メインストリートは湖岸に並行する街中の通りで、
パステルカラーの建物が並び、かなり美しい。
かつての漁港は、現在は公園となっており、
それを取り囲む建物は重厚で素晴らしい。
昔の市庁舎、宮殿、貴族の館、商館が並び、
優雅な雰囲気がある。
また、ショップが多く、ショッピングを楽しめる。

その他、ガルダ湖で最大の市場が開かれます。
訪れた２０１４年５月時点では毎週火曜日でした。
湖岸沿いの通りをすべて屋台で埋め尽くされます。
トレント、マルチェジーネの市場をはるかに上回る最大規模です。
買いそびれたお土産を買う絶好のチャンス。
ポルチーニ乾燥はたっぷりの５００ｇでたったの５ユーロという爆安もあり、
まとめ買い。
調味料やハーブをいろいろと買う。
２時間かけて市場を回り、ショッピングを楽しめました。

鉄道が通っているため、ベローナあるいはブレーシャからのアクセスは良好。
また、シルミオーネからも高速船で２０分ですのでアクセス良好です。

シルミオーネは温泉町。
温泉はシルミオーネでは最大規模の「Aquaria」。
入場すると硫黄の香りが漂い、
一瞬、ここは日本？と思ってしまうほど。
入場料を払い、水着に着替えて温泉へ。
大小の温泉がいっぱい。
屋内は源泉をそのまま流れている濃度の濃い温泉で、
ねっとりとした湯触りと強い硫黄の香り。
屋外は源泉を薄めたものでガルダ湖を見渡せるパノラマが素晴らしい。
足湯、歩行湯、打たせ湯、ジャグジーといろいろある。
サウナもスチームもいっぱい。
ゆったりと温泉に浸かり、ガルダ湖を眺める贅沢。
予約しておいたエステの時間になると呼ばれてくる。
エステは１時間の全身のリラクゼーションマッサージで、
深いリラクゼーション♪
再び温泉に入り、
夜になるまでにゆったりと楽しめました。

「Villa Cortine Palace」に宿泊した場合は特選割引を受けられます。
カードはすべて使えます。
エステは予約制ですが、
人気が高いため、
早めの予約をおススメします。
カフェやレストランは完備しています。
屋外でのサンオイルおよび日焼け止めクリームなどの使用は不可です。

ペスキエーラ・デル・ガルダはガルダ湖からの出口であるミンチョ川にあります。
周囲はガルダ湖やミンチョ川に囲まれています。

昔からの重要な交通の要塞の町として栄えたもの。
ペスキエーラ・デル・ガルダは五角形の美しい城塞の町で、その中が旧市街。
城壁の上に立つと周囲がガルダ湖とミンチョ川に囲まれていることがよく分かります。
また、城塞の中でも水路が走り、
ガルダ湖のベネチアとも呼ばれています。

鉄道が通っており、
ベローナからのアクセスは便利です。

カステッラロ・ラグゼッロはイタリア美しき村に選ばれています。
城壁と塔と城門に囲まれた村。
かつて、この城壁内に城があったがすでに失われ、
その城壁内に村として使われています。

起源は１１４５年、当時のベローナ領主がここに及び、
美しい村を作り上げる。
このときに、池は当初からあったものではなく、
ガルダ湖から流れる川を引水して人工的に作られたと言われている。
１４４１年、スカラ家がここを拠点にマントヴァ方面への領地拡大を図るために城と城壁を作り上げる。
このときの城壁と塔と城門が現在に至る。
その後、１７世紀に入るとヴェネチア共和国支配下に入り、
城は壊される。
そして最も有名な出来事は１８７０～１８７７年、
フランスからのナポレオンがここを支配して、
ナポレオンが一時的に滞在したこと。
このように中世時代はベローナの歴史よりも密度の高い出来事があったという伝説に彩られている。

体験談は次の通り♪
伝説の話はこの城壁を管理する老婦人から。
実は、通常、城壁や塔や修道院は一般解放されていない。
行ってみると閉鎖されており、
がっくりしたところ、ドライバーが親切にも村の住人に訊きまわり、
城壁を見させてくれる情報をゲットでき、
その城壁を管理している老婦人の家へ行き、
交渉して、見ることができたもの。
一般の観光客はお断りの貴重な見学ができ、
ものすごく感激。
老婦人からこの村のまつわる伝説を聞きながら、
城壁の門を開ける。
そこを抜けると、
池に抱かれた素晴らしい風景が広がる。
村を囲む美しい城壁と塔、
周囲の麦畑と池。
黄昏のオレンジ色の日が当たり、
幻想的な光景。
池から村を囲む美しい城壁と塔を眺めたら、
さらにサプライズ！
管理人の老婦人は城壁へ案内してくれるという。
修道院の中庭を抜けて、
城壁へ。
城壁のぼり、城壁の上は通路になっている。
そこからの眺めは素晴らしい。
村の周囲は池や麦畑が広がり、美しい。
ゴッホではないけど、そんな絵になるような風景。
昔から変わらないと言われているその景色、
とっても不思議。

カステラッロ・ラグセッロへ行くにはタクシーかレンタカーのみ。
一番近い観光拠点はシルミオーネかデセンツァーノ・デル・ガルダかペスキエーラ・デル・ガルダ。
そこからタクシーでの日帰りが十分に可能です。
なお、上記のように閉鎖されていますので、
事前に十分に情報を集めておくこと。
祭りやイベントの時に解放されると聞いていますので、
その時期に訪れることをおススメします。

ボルゲットはミンチョ川の上にかかる集落。
枝分かれした水流を集落の下に流れて
いくつもの水車が回るイタリアでも唯一の水車村。
ヨーロッパでも稀有な村として、
現在、世界遺産に登録中だとか。
そんな魅力的な集落へ。
ここでもスカラ家の影響を偲ばせるユリ型の城壁や塔が残り、
ガルダ湖への交通の要であることがよく分かる。
６００年も健在の水車が元気よく回る姿に、
感動します。
村は本当に小さく３０分、いえ、１０分あれば十分という小さな集落。
それでも趣があり、散策が楽しいです。
訪れた５月はそれでも賑やかですが、
７・８月はライトアップされ、
深夜までに大変な賑やかさとのこと。
３軒ほどホテルがあります。
店はセンスのいいアロマショップがあったりと楽しいです。

バレッジョ・スル・ミンチョの隣にあります。
ここへの交通手段はバスかタクシーのみ。
カフェやレストランがあり、
休憩やランチに使えます。

バレッジョ・スル・ミンチョの「Parco Sigurta Giardino」。
北イタリアでは最大規模を誇る庭園です。

体験談は次の通り♪

徒歩では一日回り切れないくらいの広大。
３時間滞在の予定なので徒歩ではなく、自転車で。
園内は電動列車が走行しているが、
限定されたコースしか走行しないのですべて見ることはできない。
なので自由に行きたいところへ効率よく回るとしたらやっぱり自転車。
自転車を借りて入場。
ゆったりと自転車を走り、
美しい庭園を見学。
まずは、エントランスから北へ。
広大な美しい芝生が広がり、
新緑の美しい木々。
見頃を迎えたアザレアやバラ。
あまりの感激で、自転車がなかなか進まない。
さらに進むと美しい池が。
池の周囲の植物の配置やバランスが美しい。
さらに進むと丘の上に立つ可愛らしい教会「Eremo」と周囲の池。
その風景は素晴らしい。
池にはスイレンの花が咲き、幻想的。
また、パピルスが生えている。
次は西の方向へ。
広大な芝生が広がり緩やかな起伏が素晴らしい。
木々の配置が絶妙。
バラの一角があり、香水の原料となるバラが咲き乱れ、
むせ返るほどの濃厚な香りが漂う。
さらに進むと庭園で最も高い丘の上に。
そこは池があり、コイが泳いでいる。
そこからの眺めは素晴らしい。
次は南へ。
バラが咲き誇る道が美しい。
さらに素晴らしい風景に驚愕。
バラの道の向こうにそびえるスカラ城。
先ほど見たバレッジョ・スル・ミンチョのスカラ城がそれ。
まさに絵になる風景に感動。
スカラ城を望むバラが咲き誇る道からさらに南へ。
そこは広大なスイレンの池が広がり、
素晴らしい風景。
池に浮かぶカラフルなスイレンの花が美しい。
ゆらゆらと揺らめくスイレンの花を眺めて。
広大なスイレンの池の隣へ。
広大な迷路の植え込みで、
アリスの世界の気分になれる。
挑戦してみるが、かなり複雑で
中心部のゴールに時間がかかる。
そこは迷路を見渡せる展望台で美しい模様を眺めることができる。
そして西の方向へ行き、
庭園の果ては断崖となっている。
そこからの眺めは素晴らしい。
ガルダ湖から流れるミンチョ川。
川と果てしなく広がるブドウ畑や麦畑が広がり、
遠くに町の教会や城が見える。
広大なスイレンの池や迷路から南のほうへ行くと
一段低くなった斜面にハーブの庭園が広がる。
イタリア料理に使われるハーブがすべてそろっており、
日本ではお目にかかれないものもある。
代表的なラベンダーやバジルのほかに、
セージ、ミント、チャビル、オレガノなどいろいろ。
触れると豊かな香りがして、日本よりは濃厚な感じ。
これで、広大な庭園をくまなく見たことになる。
エントランスへゆったりと向かい、
観光終了。

広大な庭園ですので時間の余裕を持ってください。
最低３時間以上は必要です。
自転車を借りることをおススメします。
なお、借りる場合は身分証になるものを必ず掲示すること（パスポート可）。
トイレは完備しています。
カフェは各所にあり、休憩は問題なし。
レストランもあります。

バレッジョ・スル・ミンチョのスカラ城は
スカラ家が１６世紀に造られたもので、
ミンチョ川にかかるスカラ橋とともに壮大な城塞でした。
現在は廃墟化していますが、
それでもスカラ家の特徴である塔を残しており、
風情たっぷりです。
高台にあるため、
ほぼ３６０度のパノラマが素晴らしいです。
ミンチョ川や広大なブドウ畑や農耕地帯。
遠くに隣町であるモンツァンバーノのスカラ城が見えます。
ミンチョ川にかかる可愛らしい小さな村ボルゲット（Borghetto）や、
バレッジョ・スル・ミンチョのもうひとつの名所である広大な庭園が見えます。

入場は無料です。
ここへ行くにはタクシーが良いかも。

「Isola di Garda」はサロの沖合に浮かぶガルダ湖の島。

サロから高速船で３０分ほどでIsola di Gardaに到着。
Isola di Gardaは個人が所有する貴族の島で、
１２世紀から代々受け継がれているCavazza家。
起源はイタリアのどこかの王家の流れを汲んでいると言われている。
１５世紀のベローナのスカラ家全盛時代ではスカラ家とライバル関係で熾烈な敵対関係だった。
現在でも健在で一部は別荘として使われている。
また、オリーブオイル事業が成功して
ブレーシャのオリーブオイルのブランドとして確立している。
このためにCavazza家は名門だけでなく、
イタリアを代表する富豪の一つとして成り上がっている。
そんな夢のような貴族の暮らしぶりを見ることができる貴重な場所。
高速船が到着する港で
ガイド付きツアーが始まる。
英語・ドイツ語・イタリア語の三つのグループに分けられる。
港から館へ歩く。
これだけでも優雅な雰囲気が流れるのはさすがにすごい。
館を見渡せる場所へ。
館は１９世紀に建てられたネオクラッシク・ベネチアンスタイル。
白亜の建物は美しく、
優雅な雰囲気。
ゆったりと美しい庭園を歩く。
庭園はバラの見頃を迎えて、素晴らしい。
バラと豪華な館を眺めたら、
端のほうへ行くと以前からあった城壁の一部や城塞が残っている。
それが本当のCavazza城の一部で、
その当時の姿は説明板の絵から偲ばれる。
湖岸に立つ姿は先日に訪れたマルチェジーネのスカラ城に似た雰囲気であったと言われている。
そこからガルダ湖を見渡せる。
今度は館のほうへ歩く。
豪華な建物で素晴らしい。
１９世紀と言っても１７０年以上前だから、
現在でも通用する建築は驚く。
バルコニーから幻想的なガルダ湖を見渡せる。
優雅な貴族の暮らしぶりを偲ばれる。
館の裏へ回ると
テントがあり、そこでワインが振る舞われる。
ロゼワインが美味しい。
ワインを頂いたら、
断崖からガルダ湖の北方を見渡せる。
そして外れにある水没した森林へ。
ガルダ湖面から木々が立ち、
新緑が美しい。
ゆったりと幻想的な風景を眺めて。
これでIsola di Gardaの観光は終了。

このツアーはサロから出発します。
予約制ではないので
飛び入り参加もOKです。
入場料はイゾラ・ディ・ガルダに着いた時に支払います。
一人２５ユーロ。
イタリア語・英語・ドイツ語の三つのガイドツアーに振り分けられます。
個人での自由見学は不可です。
途中、ワインとソフトドリンクが振る舞われます。
観光時間は２時間ほどです。

午前と午後の２回あります。
午前の場合は９時３０分にサロの港で集合。
１０時～１２時がイゾラ・ディ・ガルダ観光。
１２時３０分にサロで解散。

サロはガルダ湖のロンバルディア州ではデセンツァーノ・デル・ガルダと並ぶ賑やかな城下町。
デセンツァーノ・デル・ガルダとは違って鉄道や高速道路が通っていないため、
高速船の発着が主要で、ガルダ湖の交通の便はいいようです。
また、沖合に浮かぶイゾラ・ディ・ガルダへの交通の発着でもあります。

高級別荘地「ガルドーネ・リビエラ」を隣にあるので
センスのいいショップが多いことが特徴。
多くは高級ブティックやブランドがあり、
セレブたちのショッピングに訪れることが多いため。

その他、ホテルも多く、
ガルドーネ・リビエラほどの最高級クラスではないので
ここを拠点に観光するのもいいかもしれません。