Antonioさんのクチコミ全24件

関西発の焼き餃子チェーンの２強として君臨しているのは、「餃子の王将」と「眠眠」でしょう。京都の四条大宮の一号店に由来がある「餃子の王将」は、暖簾分けしてから競合関係にあり、裁判沙汰になって分離した「大阪王将」も存在し、ビジネス上の存在感があるのは「眠眠」より「餃子の王将」と感じる人は多いでしょう。

元々は関西を中心に展開していた「餃子の王将」ですが、今は全国各地で営業している一大飲食チェーンに成長し、餃子の本場である中華圏（大連、台北）にも進出しています。「餃子の王将」に関しては、味は各店で統一しているのが一つの特徴と言え、効率化を重視して価格を低く抑えているのは昔から変わっていないように感じ、個人営業のお店で楽しめる手作り感は求められなく、コスパ重視の人向けです。

同じくチェーンである「眠眠」は、味に関しては、「餃子の王将」と哲学が異なっています。チェーンでありながら、各店で一から料理を作る点をこだわりとして挙げており、必ず10年以上の経験を積んだプロの料理人が厨房に立ち、料理を作ります。「眠眠」の直営店の一つである桃山店をはじめて利用した時に感心したのは、注文毎に厨房内のシェフが一から料理を調理している点で、歩いて10分離れた場所にある「餃子の王将 大手筋店」との決定的な違いが味に反映されていました。

「眠眠　桃山店」のジンギスカン炒めは、「餃子の王将」の炒め物とはワンランク上の味と感じ、感心しました。ただ、どこで食べても一定のレベルが保っているかについては定かでなく、「眠眠 八重洲店」で食べた時は大箱の料理店で提供される味のように感じ、がっかりしたこともよく覚えています。この日の「眠眠　桃山店」の味は一定のレベルが維持されているように感じ、近くに寄った際の食事には利用をお勧めできます。

食べログで最上位にランクされるお店の特徴として、利用するためのハードルが高く、値段もそれなりの場合が多いですが、味に関してはたしかに美味しいが他を超越する美味しさかと言われれば、そうでもないことがよくあります。これは食べログに限らず、ミシュラン３つ星店に関しても同様なことが言えますが、それでも味が他店よりも頭一つ抜けていると感じるお店に遭遇した場合は、食べ歩きをして個人的に一番充実感が得られる時です。

静岡県島田市にある「藪蕎麦 宮本」は、訪問した2023年6月上旬時点で食べログの全国蕎麦店の第2位にランクしている名店ですが、食べログに限らず、dancyuや日本蕎麦保存会も蕎麦店で最上位のお店として推しているのでかなり期待をもっての訪問でしたが、期待を裏切られることはありませんでした。自分が今まで食べてきた蕎麦の中では、国分寺の「きぬたや」と双璧の味と感じました。

静岡に「藪蕎麦 宮本」を開業して４０年超になる店主は今年で8２歳になり、お店がオープンしているのは月曜日以外の日のお昼（午前１１時半～午後２時）です。静岡市中心部からは少し離れた島田市に位置するため、県外の人はアクセスが容易ではないです。最寄りの電車の駅からは徒歩６０分位の場所に位置しており、バスの本数は少なく、あまり使い勝手がよくありません。自分が訪問した際は、駐車場に止まっていた車のナンバーは、皆静岡県でした。ただこのハードルを乗り越えると、素晴らしい蕎麦に出会えるのは間違いないと思います。

最近蕎麦店でおつまみをたくさん用意し、酒肴の方が蕎麦よりも充実していて、蕎麦自体の存在感が薄くなっているお店がありますが、同店は蕎麦を軸に置いていて、蕎麦重視で蕎麦店を利用する人にお勧めしたいお店です。

ざるそば、手挽きそば、にしんそばを注文して食べました。手挽きそばは、他店では味わえない唯一無二の味のように感じ、おかわりしました。同店の蕎麦はポーションが少なく、平均的なお店の一人前の三分の一、二分の一位の量かもしれません。お客からは量が少ないと言われることはあったようですが、店主はこのボリュームが一番美味しく味わえる量と考え、迎合することなく、自分がベストと考える方針を貫いてきました。

ボリュームも含め、コスパが大事な人には不向きなお店だと思いますが、店主の蕎麦職人としての技量が味に反映されているので、手間暇かけた蕎麦の味を楽しめる人にはもってこいのお店です。

なお、店内の写真はNGなので、料理の写真をSNSでマストの人には不向きのお店です。

JR・東急大井町駅付近を歩いたことがある人は、あまり見かけないチェーン系っぽい牛丼店があるのに気づいた人は多いかもしれません。大井町でもう二十年以上営業している「牛八」は、かつて存在した牛丼・カレーチェーン店「牛友」の生き残りです。マッチやギャル曽根も利用したことがある同店は、とんねるずのきたなシュランで星１つを獲得した実績があります。

味の方ですが、好みによって評価はわかれそうです。最近の牛丼やカレーの味に慣れている人は既存チェーンの味を好むと思いますが、昔ながらの牛丼やカレーに愛着がある人は同店の味を好む人が多そうに感じました。

結構ボリュームがあるので、注文する際は注意した方がよいでしょう。

２０１５年に国内１号店を神宮外苑にオープンした「シェイクシャック」は、ニューヨークでグラマシー・タバン等の有名レストランを経営しているダニー・メイヤーが２００４年にマディソン・スクエア公園に１号店をオープンしたのがはじまりとされています。１号店の成功を受け、マンハッタン内の各地、米国内と拡大を続け、米国外でも出店をするようになりましたが、日本では神宮外苑での出店後も少しずつ店舗数を増やし、２０２１年現在で関東・関西で計12店を運営しています。

価格はマックよりも割高であるにも関わらず、少なくともマンハッタンでは、マックよりも明らかにお客を惹きつけており、アメリカではマックキラーと称されています。ホルモン剤フリーのアンガスビーフのパティや業界最高品質のシェイク等の品質面でのアピールと、スターバックスのようなゆったりした雰囲気づくりが日本の若い層にも支持されており、物価高のマンハッタンよりも更にコスパに敏感な日本の市場でも一定の評価を得るのに成功しているように思えます。

個人的な感想ですが、たしかにおいしいとは感じました。ただし、東京で食べたときはニューヨークで食べたほどおいしいとは感じなく、コスパを考えると少し微妙かなと感じました。絶対的な価格はニューヨークと大きな違いはないように思いますが、東京では他のものが相対的に安いと思いますし、マックもニューヨークと比べると断然清潔感があり、サービスもてきぱきしているので、マックに対する印象は日本の方がよいというのもありますね。

食べたことがない人は、一度食べてみる価値はあると思いますので、ぜひ試してください。

東京でテイクアウトのお寿司を買ったことがある人ならば、「ちよだ鮨」を知っている人は多いかもしれません。商店街やデバートに出店していることが多いように思いますが、回転寿司や立ち食い寿司の形態でも数店舗営業しています。過去にニューヨークでレストランや弁当事業を行っていた時期もありましたが、ニューヨークで食べたお弁当やレストランでのお寿司が美味しかったのを今でも覚えています。

築地に「築地 すし兆 」として立ち食い寿司の店舗がありますが、コスパ的には回転寿司と変わらないため、旧店名（「立食いすし処ちよだ鮨」）の頃からよく利用しています。利用者が多いときは、記帳して入店できるまで待たされることがありますが、テンポよく握ってくれるため、使い勝手のよいお店だと思います。最初にセット（10貫）を注文してから、1貫ずつ注文して食べることが多いです。

香港情勢の悪化に伴い人が流れてきているのか、あるいは単に日本での認知が高まってきたからかはわかりませんが、以前は少なかった広東料理の定番として知られている焼物を提供するお店が東京でも増えているように思います。

大学生の多い街として知られている神保町で焼物に特化している「粤港美食 二号店」を見つけた時は少し目を疑いました。同店では、香港でB級グルメとして日常的に食べられている焼豚、焼鴨、醤油鶏をメインに打ち出しています。前菜的な、脇役的な位置づけだった焼物をメインに打ち出すのは、香港や海外の中華街では見られても日本には今までなかったように思うので、新しい動向かもしれません。

感想ですが、日本で同じものを他店で食べた場合と比較すると、コスパはかなりよいように思います。ただし、味は価格相応だと感じたので、香港ではスタンダードな味を期待して利用すると、想定しているレベルではないかもしれませんので、割り切りは必要ですね。もちろん、日本で気軽に食べられる点は、素晴らしいです。こういったお店は増えてほしいですね。

高級店から低価格店まで回転寿司のジャンルには様々な種類がありますが、大阪に本社を置き、１９５８年に開業した「元禄寿司」（東京では「平禄寿司」）が回転寿司の元祖と言われています。庶民的な価格で手頃に食べられるのが「元禄寿司」のセールスポイントだと思いますが、更に庶民的と感じるのが新橋にある「一番回転寿司」です。「一番回転寿司」は全皿一律１５０円の価格を今でも維持している最近では珍しくなってきた業態です。

最近の傾向として、回転とは名前だけで、実際には注文を受けてから握っている回転寿司店の方が多いように感じますが、「一番回転寿司」では店員が握ったお寿司が実際に回転コンペアで回っているので、本来の意味での回転寿司と感じます。高級なネタはもちろん使用していませんが、個人的には、ロボット化やタッチパネルの使用を進めている某大手チェーンより人間味のあるこちらの方を好みますね。

吉野家では、数年前に大ヒットした「牛すき鍋膳」が冬の定番としてすっかり定着しました。普段、吉野家は利用していませんが、冬になるとこの「牛すき鍋膳」は１、２回食べています。吉野家の競争相手に当たるすき家や松屋でも類似するものを提供していて、以前にそれぞれ試したことがありますが、味の方は吉野家に軍杯が上がると感じました。

吉野家は、去年120周年を記念して、数量限定で「牛すき鍋膳」の姉妹版にあたりそうな「特選　すきやき重」を販売しました。「牛すき鍋膳」では、通常の牛丼で使用しているのと同じ米国産の牛バラ肉を使っているようですが、「特選　すきやき重」では米国産のサーロイン肉を使ってすきやきにしています。

「特選　すきやき重」は、牛肉の質が通常のものよりも上で、味わい深い点をセールスポイントにしていましたが、個人的には、強調されていたほどお肉の質が通常のものを凌駕しているようには感じられず、少し肩透かしでした。冬限定の「牛すき鍋膳」と異なり、すきやきの具材はたまねぎが少し入っている位で、他の具材は使っておらず、すきやき感があまり感じられませんでした。話題性としては良いかもしれませんが、他人に勧めるなら、「牛すき鍋膳」の方になりますね。

銀座のソニービルで1977年に創業した「あるでん亭」は、日本におけるパスタ専門店の先駆け的なお店です。パスタ好きだったソニー創業者の盛田昭夫氏が開業に関与したとも言われている同店ですが、2017年3月のソニービル閉館と共に閉店を余儀なくされました。ただし、再オープンを願う声が強く、同年の8月には銀座ファィブで復活しました。ちなみに銀座店以外では、新宿店もお昼時は行列が出来る人気店として知られています。

ソニービル時代は良く利用する機会があり、注文を受けてから、一品一品調理するのを見ていて、チェーン店よりもワンランク上の味にいつも感心していました。また、店内に貼ってあったたくさんの写真には、本国からの来訪者の姿もたくさん見受けられ、同店の実力を示すバロメーターのように感じていました。

同店では、トマトソース系、塩味系のものを食べますが、何を食べても外れることはなく、美味しく味わえるのではと思います。パスタ好きには、ぜひお勧めしたいお店です。

ハーバード卒の外国人タレントで一番有名なのは、パックン（パトリック・ハーラン）かも知れないですが、元祖ハーバード卒のタレントと言えるのは、近年頭角を現し、テレビでよく見るようになったモーリーさん（モーリー・ロバートソン）です。そのモーリーさんの好物は、週3回は食べると言う、カプリチョーザの「トマトとニンニクのスパゲッティ」です。

テレビ朝日のスタジオに近いからか、モーリーさんが常連として利用していたのは、六本木ヒルズにあるカプリカフェでしたが、2020年5月時点では閉店しています。カプリチョーザは現在都内で11店舗営業していますが、この口コミで紹介しているのは、新宿ワシントンホテル店です。

モーリーさんの好物を食べた感想ですが、チェーン店にしては中々美味しいと感じました。40年以上に渡って営業している老舗だけあり、看板メニューの「トマトとニンニクのスパゲッティ」については、トマトとニンニクのソースとスパゲッティの相性がよく、長年に渡ってお客さんに支持されるのも納得の味でした。パスタ好きにはぜひ一度は試してほしい一品です。

大手スーパーのダイエーのフードコートでドムドムハンバーガーを見たことがあるのを覚えている人はまだ多いのではと思います。日本初のハンバーガーチェーンとして知られているドムドムハンバーガーは、全盛期に400店舗近くを全国展開していましたが、母体元であったダイエーの状態が振るわなくなかったことから、今では全国に30店舗位しか残っていなく、東京都内には3店舗あります。

ネット情報でドムドムが期間限定で販売しているソフトシェルバーガーが大ヒットしていると知り、ブックマークしていました。10月に販売が開始されて、当初は一か月限定のキャンペーン商品だったのが、2019年11月末現在でもまだ販売されていました。ポテトとドリンクが付くMセットにすると、昔のドムドムを知る人間としては、破格の1300円の請求だったので、少しびっくりでした。味の方ですが、普通においしいかったです。注文してから、数分かけて調理するだけあり、手抜き感は感じられなかったです。

ひとつだけだとお腹がすくと思い、ビッグドムチーズと呼ばれているダブルチーズバーガーも注文しました。こちらの方はサイズといい、味といい、日本でまだまだ料理としてのハンバーガーが未成熟だった時代にタイムスリップしたかのような心境に陥りました。よくよく考えてみたら、ドムドムでハンバーガーを食べること自体30年振りだったかもしれません。

ハンバーガーのパティは、薄っぺらく、合いびき肉のような感じで、この味だとグルメバーガー全盛の今の時代では、ターゲットの客層がかなり限定されるのではと思いを巡らせながら、完食しました。ただし、この味に慣れ親しんでいる30代後半以上の人は、ノスタルジーに惹かれて、このバーガーを求める人も多いのかもしれません。いろいろと新メニューを毎月打ち出しているのに、パティの味は変えていないようなので、このパティにこそドムドムのアイデンティがあるのだと再認識しました。

昔は「すかいらーく」として知られていたファミレス大手の「ガスト」は、ファミレス業界の中では低価格の商品をメニューに揃えていることで知られているのではないでしょうか。価格帯からして、同業界での「ガスト」の競争相手は「ジョナサン」や「デニーズ」になるのではと思われます。

このクラスのファミレスの客層は、場所によっても変わってくるかと思いますが、それでも印象としては女性の方が男性よりも多いように見受けられます。メニューもデザート類は確実に女性顧客の趣向を念頭に置いて開発したのは否定できないように感じられます。

さて、たまにしか利用しないファミレスを今回利用したのは、ネット情報で「ガスト」が限定期間中、復刻販売しているグルメバーガーがファミレス離れする味で、某有名洋食店のシェフのコメントを含め、複数のメディアで取り上げられ、自分で確かめたくなったからです。

実際に食べた後の感想ですが、ある程度予測していたとおりで、ファミレスの期待値は超えるものの、グルメバーガー専門店のハンバーガーと比べると、価格相応という感じでした。プレゼンテーションはよく、バンズも工夫しているように見受けましたが、一番大事なお肉のパティについては、インパクトが欠けるように感じました。ビーフ100％であってもつなぎの味がお肉本来の旨味を阻害しているようでした。個人的には、同じサイズだったら、数年前に日本のマクドナルドのメニューからは消えたクオーターパウンダーチーズの方がお肉を食べている感があります。

まあ、座ってからオーダーをして食事をする満足感は、ファーストフードでは得られないので、この点については、こちらの方に軍配が上がります。

ニューヨークでエクレアと言えば、一昔前まではアメリカンやイタリアンのベーカリーではよく見るお菓子で、起源はフランスと自覚して食べていた人は少なかったのではと思います。近年ニューヨークに本格的なフランス菓子のお店が出現するようになってからは、フランスを代表するスイーツのひとつとして認識されるようになったと言えます。

フランス菓子のお店をマンハッタンの至所で見かけるような時世になっても、エクレアに関しては本当においしいと感じるものに遭遇するのは簡単なように見えて、結構難しかったです。その理由ですが、エクレアのフィリングはおいしくても、うまい具合に生地を仕上げるのはなかなか難しいようで、焼きあがってから冷してしまうと、生地がおいしくなくなるのが一般的です。

いろいろなお店でエクレアを試してみましたが、イマイチ満足できないものが多かったのを覚えています。そのような中、他を凌駕する味と感じたのは、マンハッタンのミッドタウンイーストにあるエクレア専門店のエクレアベーカリーです。

エクレアベーカリーはフランス人がパティシエ兼オーナーのお店ですが、本場仕込みのエクレアの味はおいしいエクレアの何たるかを心得ているようで、初めてここのエクレアを食べた時はようやく本当の味に辿りつけたような心境で、感激したのを覚えています。

ニューヨークのスイーツだと、チーズケーキ、ドーナッツやカップケーキに人気があると思いますが、欧州仕込みの繊細なスイーツを食べたくなったら、迷わずここのエクレアをお勧めしたいですね。

オバマ前米国大統領が大統領時代に利用したことで、一躍有名になったおしゃれなレストランです。オバマ氏が食べたのは、お店の看板メニューのひとつとして知られているチーズバーガーです。

このチーズバーガーはカリフォルニアスタイルとのことですが、アボガドが入っているところがそうなのでしょう。お肉のパティはよくある肉厚のものが一枚入っているのではなく、二枚のどちらかというと薄目のパティが使われています。カリフォルニアの人気バーガーチェーン、インナアウトバーガーもダブルバーガーだったので、このあたりもカリフォルニアスタイルを特徴づけるのかもしれません。

肝心なバーガーですが、食欲をそそり、インスタ映えしますが、この時はたまたまだったのか、あるいは、このお店をよく利用する若い客層が好みそうな濃い味付けがこのお店のスタンダードなのかはわかりませんが、必要以上に調味料で味を濃くしているように感じられ、素材重視の自分の好みには合わず残念でした。たくさんのお店でハンバーガーを食べてきたので、この点ははっきりしているように感じました。

お店自体はトレンディーで、いかにもニューヨークで受け入れられそうな雰囲気のお店です。グルメとして知られているオバマ氏は、このお店をすごく気に入っているようで、大統領を退任後もよく利用していることで知られています。

日本で利用すると居酒屋のような店舗が多い牛角ですが、ニューヨークの一等地タイムズスクエアだと、スペースのあるテーブルを利用して、食事をするかたちになります。

夜の利用はある程度の出費を覚悟する必要がありますが、平日ランチだとランチメニューが用意されていて、お得感があります。たまに食べるとすごくおいしく感じられ、長期滞在する日本人にはオアシスのようなレストランではないでしょうか。

訪問時に注文したのは、コンポの3品セットです。焼肉3種にスープ、サラダ、ライスがつきます。

現地を意識したメニューはもちろんありますが、基本的なところでは味は同じように思え、大きく変わらないように思います。旅行者にも現地の食事に飽きてきた頃に利用する日本食店としてお勧めできます。

ニューヨークを代表する食べ物の一つにベーグルがあります。アメリカでベーグルを食べた人ならわかるかと思いますが、ニューヨーク以外でベーグルを食べると、ニューヨークのベーグルの特徴であるもちもち感に欠けるベーグルに遭遇するのが一般的です。お水、小麦粉、製法等、いろいろな理由があるかと思いますが、ニューヨークのベーグルは一味違いますので、ニューヨークにきたら、ぜひ食べてほしい食べ物の一つです。

多数あるニューヨークのベーグル専門店の中でも、一番認知度があり、日本人の間でもよく知られているのがエッサ・ベーグルです。バブルの時期以降、たくさんの日本人女性がニューヨークを訪問したと推察しましたが、エッサ・ベーグルは人気スポットの一つだったのは間違いないのではと思います。最近は減ってきているのではと思いますが、一時期、日本人女性の訪問が多かったため、今でもエッサ・ベーグルの店員で、片言の日本語を話す人がいます。

このお店のベーグルの味に憧れ、お店の人に志願して、数か月見習いとして働き、ベーグルの作り方を習得した後に、日本でニューヨーク・スタイルのベーグル店（高輪のマルイチベーグル）を開業された方もいます。

エッサ・ベーグルは、一時期東京駅の大丸で営業していたこともありましたが、残念ながら、数年前に閉店しました。価格が少し高めだったのもあったと思いますが、個人的にはニューヨークのオリジナルの味を完全に再現できていなかったのが痛手だったのではと思います。

さて、エピソードに富むエッサ・ベーグルですが、週末の朝ともなれば、写真のような長蛇の列ができます。列に並んで、注文ができるまで、20分から30分は待ったと思います。そこそこ待たなければいけない理由ですが、ニューヨークのベーグル店のスタイルとして、サンドイッチ等を作り置きしていなく、あくまでもお客さんの好みに合わせて、ベーグルを調理します。トーストの有無、バターかクリームチーズ、BLTサンド、クラシック（スモークサーモンにクリームチーズ）等、店員に自分の希望を伝えます。お寿司屋さんでもそうだと思いますが、お魚を一切れ、一切れ、目の前で切って握ってもらった方が、作り置きのお寿司よりもおいしいと思いますが、ベーグルも同じで、作り置きでない方がおいしいです。

ベーグルを食べるなら、やはり朝にお店に行って食べるのが一番だと思います。ベーグル店では、大抵朝の早い時間からベーグルを焼いているので、焼きあがってから時間が経っていない方がより旨味があります。

写真ですが、シナモンレーズンベーグルにバターを塗ってもらいました。エッサのベーグルは久しぶりでしたが、おいしかったです。日本からの撤退は残念ですね。

カリフォルニア州のロスアンゼルス近郊のジョンウェイン空港に足止めとなり、時間を少し持て余したため、東海岸にはお店がない人気のバーガー店であるインナアウトバーガーが近くにないか、検索したところ、サンタアナにあることを確認でき、食べてきました。

まずびっくりしたのは、ドライブスルーと店内の行列です。昼食時ということもあったかと思いますが、東海岸のシェイクシャックのようにすごい人気があることを目のあたりにし、期待感を持たせてくれました。

また、お店のデザイン、調理の仕方、簡素なメニュー等、インナアウトバーガーは、マクドナルドが全米で大規模展開を行う前の原型の姿と以前に読んだのを思い出したのですが、たしかにそうかもしれません。

さて、肝心の味の方ですが、ポテトは今まで食べたことがない食感でおいしかったです。ハンバーガーについては、普通においしいのですが、びっくりするようなおいしさではなかったです。ただ、コストパフォーマンスはすごくよいと思います。また、サービス面ですが、レジで対応する人は、マクドナルドよりもきっちり教育されているのはたしかですごく好感を持てました。

総括ですが、なぜインナアウトバーガーが西海岸で人気ファーストフード店であるのかが納得できました。

ハリウッドの映画スターが日本に来日した際に利用することで知られている勝どきにあるお寿司の名店です。

普通のお寿司に比べると、ネタが分厚いので、なぜハリウッド・スターに受けるのか納得します。

ネタは分厚い方がいいのか、薄い方がいいのかは、好みがわかれるところですが、味自体はすごくおいしいお寿司だと思います。

最近は、このお店の大将の息子さんが開店したシンガポール店がシンガポールで注目のレストランのひとつとしてあげられ、ミシュランの星を１つ獲得したようです。

2015年の2月と7月に食事をした時の写真です。

京都の広島風お好み焼きは、ベタ焼きといいます。東京に住んでいると、なかなか食べるチャンスがないので、関西でベタ焼きを食べると、味がおいしくて、ほっとします。

ここのお店は、テレビでも取り上げられたりして、人気店です。

三十三間堂の近くに立地しているということもあり、観光客や修学旅行による利用も多いと聞きました。

ウォルドルフ・アストリアと言えば、ひと昔前まではニューヨークマンハッタンにある最上級ホテルとして知っている人は多かったのではと思います。近くで勤務していた時期があり、20年ほど前にここのトイレを利用したことがありますが、ここ最近では考えられないような独特なハイソな雰囲気が漂っていたのを覚えています。ホテルを利用している人は正装の人が圧倒的に多かったです。

マンハッタンの49丁目と50丁目のパークアベニュー沿いの一ブロックはこのホテルだけで占められていて、立地的にはすごく贅沢な場所の使いかたをしています。巨大なアールデコ建築のビルは、存在感を醸し出し、各界の著名人の社交場として利用されていました。5つ星ホテルでありながら、1400もの客室があるマンモスホテルです。

ただし、米国において一番有名なホテルとも言われていたウォルドフも時代の波には勝てなかったようで、2014年に中国の保険会社に売却されました。売却が合意された条件の一つにホテルの大幅な改修の実施が含まれていたようです。また、ホテルの客室は300ほどに減らし、残りはコンドとして利用されるようです。マンハッタンでは、同じく有名なプラザホテルが10年ほど前にホテルの客室を減らし、高級コンドに変更しました。

今週の水曜日（3月1日）からウォルドルフは大幅改修のために一時閉業となりました。ネットでニュースをたまたま目にしたため、運よく、一時閉業となる前にその雄姿を写真に残すことができました。写真を撮っていて気づきましたが、すごくレトロな内装となっていて、昔のウォルドルフを知っている人からすると、心情的なものもあり、改修を実行するのもなかなか難しかったのではと思いました。