1994/07/09 - 1994/07/13
11位(同エリア594件中)
旅猫さん
【思い出の旅】第28弾は、31年前、職場の同期に勧められた最北の島々を巡る旅。
(2025.08.08投稿)
就職した頃、同期の女性から、学生時代に訪れたと言う最北の島利尻礼文の話を聞いた。彼女が再三勧めるので、1994年の夏、思い切って出かけてみることにした。宿の手配は、その彼女がやってくれた。旅程は、夜行列車での移動も含め、七泊八日とした。利尻と礼文を二泊ずつとし、夜行での移動も二泊とした。この旅で、北海道は七度目となった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
上野駅から、寝台特急『北斗星1号』に乗り、北海道を目指す。途中、早朝の4時過ぎに函館駅でしばらく停車する。ホームに降りてみると、少し肌寒かった。そして、終着の札幌駅には、9時前に着いた。
-
宿のある旭川駅に向かう前に、小樽に立ち寄ることにした。小樽を訪れるのは、六度目である。とりあえず、旧手宮線の線路跡を辿り、北の方へと歩いて行く。手宮線は、北海道最初の鉄道である官営幌内鉄道の一部であるが、今は廃線となっている。夏草に埋もれた線路は、とても旅情を掻き立てられる。
※現在、線路跡は綺麗に整備され、遊歩道化されています。旧手宮線跡 名所・史跡
-
小樽は、運河周辺が観光地化され賑わっているが、色内町の辺りまで来ると、古い建物が点在する落ち着いた佇まいとなっていた。
※現在、建て替えが進み、街並みは変わっています。 -
函館と同様に、洋風の建物も多い。
-
静かな街歩きが出来るのも、この界隈の魅力である。
-
近くの運河へ出てみる。この辺りは北運河と呼ばれ、道路拡張による埋め立てが行われなかったため、かつての小樽運河の風情が感じられる。漁船なども多く停泊し、港の風情も漂う。
-
小樽の街歩きを終え、17時過ぎの快速『マリンライナー』に乗車。札幌駅で、特急『ライラック』に乗り換え、宿のある旭川駅へと向かった。
※快速『マリンライナー』は、廃止されています。 -
北海道での二日目。旭川駅を8時49分に出る稚内行急行『礼文』に乗車。この列車で、一気に北海道の北辺へと向かう。
※急行『礼文』は、廃止されています。 -
稚内駅には、12時45分に到着。利尻島へ向かう船の時間までかなりあるので、北防波堤ドームまで行ってみることにする。しかし、外はいつしか雨が降り始め、かなり寒い。すぐにフェリー乗り場に向かい、そこで待つことにした。
稚内港北防波堤ドーム 名所・史跡
-
フェリーに乗船。利尻島までは、1時間40分の船旅である。出航からしばらくは甲板に出ていたが、風が冷たいので船内に退散した。そして、利尻島の鴛泊港に接岸。下船後、港からすぐの所にある宿『ヘラさんの家』に入った。通されたのは、何と屋根裏部屋であった。従業員用なので格安とのことである。
-
そして三日目。この日は、今回の旅の一番の目的である利尻山登山に挑戦する。宿の車で、三合目にある北麓野営場まで送ってもらい、そこから登山開始。しばらく歩くと、水場である甘露泉水に着いた。そこから、森の中の道を登って行く。五合目を過ぎると、ようやく景色が広がって来た。
-
第一見晴台と呼ばれる場所に出ると、ようやく視界が開けた。しかし、低い雲が島を覆い、景色はいまひとつである。
-
さらに登って行くと、高山植物が現れ始めた。まず目に付いたのは、イワギキョウの青い花であった。
-
第二見晴台まで来ると、前方に山頂のような山が見えてくるが、それは偽物で、長官山と呼ばれる山であった。下の方には、宿のある鴛泊港も見えている。かなり登って来たが、まだ先は長い。
-
長官山を越えると、ようやく利尻山の山頂が見えて来た。利尻富士と呼ばれるだけあり、美しい山容をしている。
利尻山(利尻富士) 自然・景勝地
-
さらに登り振り返ると、旅の後半で訪れる礼文島が見えていた。
-
登山道の脇に、赤紫の花が咲いている。エゾツツジのようだ。
-
利尻山は、北海道の北の外れにあるため、真夏でも雪が残っている。
-
雲が薄れ始め、鴛泊港が綺麗に見えている。
-
九合目からは、きつい急登となる。東斜面には、ボタンキンバイの大群落があった。シナノキンバイの近縁種で、利尻島の固有種でもある。
-
近くには、エゾノハクサンイチゲも咲いている。
-
山頂直下は、赤土のがれ場である。一歩踏み出せば、半歩ずり落ちる感じで、一向に前に進まない。利尻山の最難関である。
-
そこを一時間近くかけて登り切ると、ようやく山頂である。そこには、小さな祠があり、無事の登頂を報告する。
-
ひと休みした後、山頂からの眺めを堪能する。利尻山は、利尻島にある独立峰であるため、360度見渡すことが出来るのだ。
-
山頂では、ミヤマアズマギクも咲いていた。
-
礼文島も大きく見えている。
-
直下のお花畑は、エゾノハクサンイチゲの群落となっていた。
-
ボタンキンバイもたくさん咲いている。
-
ハクサンチドリも見つけた。
-
エゾノツガザクラが、可愛い花を咲かせている。
-
利尻山の山頂は狭く、岩場や崩落個所も多い。
-
そんな岩場の近くで、淡く黄色み掛かった花を見つけた。利尻島の固有種であるリシリゲンゲのようである。
-
山頂の南側に、もうひとつの山頂がある。標高1,721mの南峰である。祠がある山頂は1,719mなので、本来の山頂は南峰であるが、崩落が進み危険なため、一般的には祠のあるほうを山頂としているのだ。
-
南峰の方へ、行けるところまで歩いてみる。そして振り返ると、祠のある山頂が良く見えた。利尻山は崩落が進み、いつか、現在の山頂も無くなってしまいそうである。
※30年以上経った2025年現在、山頂直下のがれ場の浸食崩落が進み、登山道はかなり様相が変わっています。登山客の急増が原因だそうです。 -
そこから西側を見ると、ローソク岩と呼ばれる直立した大きな岩があった。利尻山は火山であり、このローソク岩は、約2万8,000年前噴火の際の火道と考えられているそうだ。
-
山頂付近は、脆い火山噴出物で出来ているため、崩れやすくなっている。狭い山頂から急に落ち込んでいるのだが、柵などは無いため、かなり怖い。それでも、眺めは素晴らしく、礼文島も一望のもとである。
-
西側には、もうひとつの港である沓形港も良く見える。
-
鴛泊港の見える北側の景色をもう一度眺めた後、下山することにする。
-
長官山の手前まで降りて振り返ると、凛とした姿の利尻山が聳えていた。利尻山、素晴らしい山であった。
-
下山後、麓に佇む姫沼を訪れることにする。深い森に囲まれた自然豊かな沼であるが、人工的に造られた沼だそうだ。とは言え、堰き止めることにより、自然にあった三つの沼をひとつにしたものだそうだ。風も無く、水面に利尻山と森が映り込み、とても美しい。しかも、独り占めである。
姫沼 自然・景勝地
-
夕方、鴛泊港を抱くぺシ岬に登ってみる。その途中からは、登って来たばかりの利尻山が良く見えた。
-
岬から夕陽を眺めていると、同年代の女性が登って来た。二人しかいないので、そのまま一緒に景色を眺める。彼女も一人旅が好きだと言うので、話が弾み、後日、東京で会うことになった。旅先での出会いは、思い出に残るものだ。
ペシ岬 ビーチ
-
四日目は、利尻島内をレンタルバイクで一周する。まず向かったのは、島の南側にあるオタトマリ沼。この日は天気が悪く、景色はいまひとつであった。利尻山も、雲の中である。
オタトマリ沼 自然・景勝地
-
しばらく走っていると、利尻山が姿を現した。しかし、この後、ついに雨が降って来たので、ほとんどどこにも寄らず、ただ一周するだけとなってしまった。そして、鴛泊港に戻り、フェリーで礼文島へと渡った。香深港に入ると、島の方がたくさん出迎えてくれた。その中でも異様に目立っていたのが、今宵の宿『桃岩荘』の面々。連行されるようにトラックの荷台に乗せられ、宿へと向かった。
-
五日目。早朝に起床。と言うか、『桃岩荘』では、独自の『桃岩時間』なるものがあり、普通より30分時間が早いのである。宿の前に出ると、海が荒れている。それにしても、昨夜のミーティングは凄かった。壁に貼られた歌詞を、フォークギターの演奏に合わせて歌い、そして踊りまくるのである。同期から聞いてはいたが、これは凄まじい。国内で最も特異なYHと言う名は伊達ではない。正直、疲れた。
-
礼文島と言えば、8時間コースである。『桃岩荘』でも、その起点であるスコトン岬まで送ってくれるので、挑戦してみることにした。しかし、着いてみると、強風が荒れ狂っている。吹き飛ばされそうで怖い。
スコトン岬 自然・景勝地
-
それでも、何とか歩き始める。参加者は8名ほどであった。8時間コースは、礼文島の西海岸を縦断するものだが、車道はほとんど無く、多くは海岸を歩いて行く。スコトン岬から二時間半ほどの場所に、一ヶ所だけ集落があり、そこを過ぎるともう逃げ場が無くなる過酷な道のりである。
-
しばらく歩くと海岸に出た。強風が容赦なく吹き付けてくる。海は荒れ、波が激しく打ち寄せて来る。
ゴロタ浜 自然・景勝地
-
二時間余りで、唯一の集落が見えて来た。ニシウヱントマリと言う集落である。心細くなっていたので、かなりほっとした。
-
この集落には、その美しさで知られる澄海岬がある。その名のとおり、澄み切った海が美しい場所なのだが、行ってみると、海は荒れ狂い、白波が立っている。轟くような波の音が響き、恐ろしいばかりであった。
澄海岬 自然・景勝地
-
集落に入ると、入り江に打ち寄せる波も激しい。すると、住人の方が近寄って来て、ここから先は通行禁止となったと告げられた。天候が悪化すると、8時間コースは通行止めとなるのだ。残念だが、この悪天候では諦めるしかない。
-
集落から続く車道を歩き、反対側へと抜ける。
-
迎えの車に乗り、桃岩荘に戻った。予定が無くなったので、桃岩荘でのんびり過ごす。しかし、天候が良くなりそうも無いので、旅程を切り上げ、帰ることにした。
桃岩荘ユースホステル 宿・ホテル
-
到着するフェリーに合わせ、桃岩荘の『ブルーサンダー号』で港まで送ってもらう。途中の桃岩トンネルを潜ると桃岩時間から標準時間へと戻る。そして、港でも、歌って踊る見送りを受け、こちらも甲板の上で踊らされた。もう、やけくそである。
※『ブルーサンダー号』は、廃車となっています。なお、『桃岩時間』とは、『桃岩荘』独自の時間で、標準時より30分早く、宿ではその時間で過ごすことになります。桃岩トンネルは廃道となり、現在、新たに造られた新桃岩トンネルを通ります。 -
フェリーで稚内港へ戻り、列車の時間まで市内で時間を潰す。そして、稚内駅を22時5分に出る急行『利尻』に乗車した。翌朝6時ちょうどに札幌駅に到着。6時48分発の特急『スパー北斗2号』に乗り換え、函館駅へと向かった。
※急行『利尻』、特急『スーパー北斗』は、現在運行されていません。 -
函館駅には、9時47分に到着。予定よりも一日早く戻って来たので、昼間の函館山に登ってみることにする。まずは、路面電車で十字街電停まで行く。やって来たのは、『ハイカラ号』であった。電車を降りると、函館山が見えた。
※現在、函館市企業局の建物が立ち、街並みや眺めが変わっています。 -
谷地頭へ向かう電車を見送る。この界隈にも、ビルが増えて来た。
※現在、街並みは大きく変わっています。電車後方に見えている『ホテルシエナ元町』は閉館となり、今は『ラ・ジョリー元町』となっています。 -
函館山ロープウェイの乗り場に向かって坂を登って行く。この辺りは、函館らしい建物が残り、風情がある。
現在、建て替えが進み、街並みは変わっています。 -
函館山に登るのは六度目であるが、昼間に来たのは初めてである。夜景も良いが、昼間の開放的な眺めも素晴らしい。函館が、渡島半島と函館山の間にできた砂州の上にあると言うことが良く分かる。
-
元町界隈を散策し、函館駅を15時31分に出る盛岡行の特急『はつかり26号』に乗り、北海道を離れた。終着の盛岡駅からは、20時5分発の『やまびこ58号』に乗り換え、今回の旅を終えた。初めて訪れた利尻島と礼文島。自然豊かで高山植物も多く、景色も素晴らしかったので、改めて訪れてみたいと思った。
※特急『はつかり』は、現在廃止されています。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
思い出の旅
-
【思い出の旅】春まだ浅き飛騨高山を旅する
1990/03/08~
飛騨高山・古川
-
【思い出の旅】秋の四国をぐるり列車旅
1990/10/30~
宇和島
-
【思い出の旅】夜行列車で輪島から金沢、越中おわら風の盆へ
1991/08/30~
八尾・大沢野
-
【思い出の旅】極寒の北の大地を巡る
1992/02/10~
摩周・弟子屈
-
【思い出の旅】錦秋に染まる八甲田と八幡平
1993/10/09~
湯瀬温泉・八幡平(秋田側)
-
【思い出の旅】最北の島々へ~利尻島と礼文島~
1994/07/09~
利尻島
-
【思い出の旅】初めての山陰を旅する
1994/11/03~
倉吉
-
【思い出の旅】草津白根の自然を歩く
1995/05/28~
草津温泉
-
【思い出の旅】夏の花咲く白馬三山を歩く
1996/07/17~
栂池・白馬乗鞍
-
【思い出の旅】レールバスとみちのくの桜に出会う旅
1997/04/26~
上北
-
【思い出の旅】夏の四国へ ~鳴門の渦潮と祖谷のかずら橋~
1998/07/03~
祖谷渓・かずら橋・大歩危
-
【思い出の旅】秋田の自然に出会う旅~男鹿半島から駒ヶ岳、そして八幡平へ~
1998/07/17~
湯瀬温泉・八幡平(秋田側)
-
【思い出の旅】夏の気配が残る丹後路へ
1998/09/12~
舞鶴
-
【思い出の旅】秋の南東北ぶらり旅
1999/10/15~
一関
-
【思い出の旅】早春の塩の道を歩く
2000/05/04~
小谷
-
【思い出の旅】本州最果ての地へ~下北半島の旅~
2000/10/20~
下北半島
-
【思い出の旅】蔦温泉沼巡りと酸ヶ湯の紅葉
2002/10/04~
八甲田・酸ヶ湯温泉
-
【思い出の旅】新春の南九州ぶらり旅
2004/01/08~
人吉
-
【思い出の旅】冬の信州、美酒と温泉三昧の旅
2004/01/31~
信州高山
-
【思い出の旅】真冬の北海道で兄や友人と出会う旅
2005/01/27~
旭川
-
【思い出の旅】嬬恋~新緑と花に癒された旅~
2005/05/28~
嬬恋・北軽井沢
-
【思い出の旅】潮来・鹿島神宮~あやめ祭りと古の社を訪ねる旅~
2005/06/25~
鹿島
-
【思い出の旅】江戸を行く~本所界隈~
2005/08/28~
亀戸
-
【思い出の旅】春まだ浅き北の大地へ
2006/03/17~
池田・浦幌
-
【思い出の旅】つつじ咲く根津神社へ
2006/04/16~
谷根千
-
【思い出の旅】仕事仲間と温泉旅 ~サントリー白州蒸溜所と諏訪大社~
2006/07/14~
長坂・白州
-
【思い出の旅】夏の魚沼で自然とワインを楽しむ旅
2006/08/06~
六日町・浦佐
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (14)
-
- ねもさん 2025/09/30 21:09:49
- いろいろ面白い(^^)
- 旅猫さん 大笑いしたり、さすが旅人も👍
まず利尻山に登頂とは素晴らしい! 私も若いうちに登れば良かったとちょっと後悔(-_-;)
何と桃岩荘ですか(゚-゚) 北海道の三大何とかYHですね(わが妻はうちひとつのえりも岬YHでアルバイトしてました、笑) ひょっとして、旅猫さんを桃岩荘に連れ込んだ彼女は、今も桃岩荘に通っています⁉️
私の山友達(女性)は、かなり濃いファンで、最近も泊まっているよう(゚o゚)/ また懇意にしている赤石岳避難小屋元管理人も今季泊まったと😅 この旅行記のころより、かなりおとなしくなったようです。
最近のいかにも旅人という旅行記も良いですが、お若いときのも別の味で面白い👌 どんどんアップしてください✌️
- 旅猫さん からの返信 2025/10/01 21:10:32
- RE: いろいろ面白い(^^)
- ねもさん、こんばんは。
書き込みありがとうございます!
いやぁ、こんな古い旅行記に喜んでいもらって、嬉しい限りです。
この当時は、まだまだ若く、利尻山を簡単に登っていました。
今から考えると、びっくりです(笑)
桃岩荘、ご存じでしたか!
同期の彼女は、いまどうしているのやら。。。
ねもさんの山友達さんは、今でも泊っていらっしゃる!
それは、かなり濃い方ですね(笑)
でも、桃岩荘は、少しはおとなしくなったのですね。
この当時は、爆発していました(^^;
若い頃は、写真が少なくて、なかなか旅行記になりません。
新しいのも登校しないといけないので。
でも、時間があれば、書いてみますね。
旅猫
-
- nimameさん 2025/09/02 08:51:15
- 利尻山(^^)
- 旅猫さん・おはようございます。
思い出の旅・利尻島と礼文島31年前と言うので興味深く読ませて貰いました。
nimameも利尻岳には登りましたがず~っとその後・
今から16年前です。
山仲間の一人が Kさんを登らせてあげたい・・
その時の Kさん72歳・時間タップリかかりました。
確か登りで6時間・その時でも頂上直下は登山道が掘れて
酷い道だな~と思ったものです。
きっとさらに酷い事になってるのでしょうね。
でも旅猫さんは遥か前に登っていたのですね。
そして礼文島では桃岩荘・nimameは知りませんでしたが・
今年のテレビで取り上げていて・独特のもてなし&お客様を巻き込んで盛り上げる。
帰りの見送り・甲板の上で踊るのにやけくそで踊った!
もう笑ってしまいました(ごめんなさい)
雰囲気としては旅猫さんは苦手ですね!
本当に独特ですね。
でも礼文島散策では波が荒くて途中でUターンでしたが・
今はもっと整備されているのでしょうね?
でも道中の小樽・函館などの古い建物・レトロですね。
昔は急行礼文なんてあったんだ!
そう思いました。
全てが懐かしい写真ばかりでした!(^^)!
nimame
- 旅猫さん からの返信 2025/09/02 09:45:20
- RE: 利尻山(^^)
- nimameさん、おはようございます。
書き込みありがとうございます。
利尻礼文は、この時が初めてで、数年後、友人たちともう一度訪れています。
利尻山は、この時に登ったきりですが、頂上からの眺めは忘れません。
当時はまだ若かったので、登り4時間ほどでした。
今では、登ることすらできません(笑)
あの山頂直下は、16年前にはすでに掘られていたのですね。
私が登った時は、まだ赤茶色の火山礫だらけの斜面でした。
登っても登ってもずり落ちて、まさに最後の難関でした。
礼文島と言えば、桃岩荘。。。
あの異空間が、まだ存在していると言うことに驚いています(笑)
私がこれまで泊まった宿で、一番印象に残っています。
70年代で時が止まったかのようです。
静かに過ごしたい人には、真逆の世界ですね(笑)
同期の女性が勝手に予約したので、まったく知らずに泊りました(^^;
そして西海岸コース。
8時間掛け、道なき道を歩くのですが、残念ながら悪天候で強制的に中止に。
ちなみに、今もほとんど変わっていません。
函館も小樽も、街並みが大きく変わってしまいました。。。
小樽の廃線跡は、今や観光名所と化し、ぴっかぴかです。
稚内行の列車は、当時、急行ばかりで『礼文』、『利尻』、『サロベツ』がありました。
旅情あふれるその頃が懐かしいです。
旅猫
-
- rinnmamaさん 2025/08/14 18:58:05
- 利尻富士登山
- 旅猫さん、こんばんは
何時も丁寧な語り口の説明文に、感心致しております。
何回かコメントしようと思う旅行記がありながら、スルーのみでしたが、今回はものすごく共感できた旅行記なので、一筆^^
私も利尻富士登山をしたことがあり、旅行記を見直しましたら「1972年6月15日」で
、旅猫さんより20年以上前でした。
私は当時、一人登山でデジカメも古く、数枚のみの写真記録しかないので、旅猫さんの旅行記を拝見させて頂いて記憶が蘇り、大変うれしく思いました。
私は祠で2人の女性の方にお会いできたので、写真を残せましたが、今思うと無謀な登山だったと反省しています。
本日、北海道の羅臼岳で、クマに連れ去られた模様のニュースを見ましたが、今は登山・ハイキングも熊が怖くて立ち入られませんね。
楽しませて頂き有難うございました。
rinnmama
- 旅猫さん からの返信 2025/08/14 21:47:17
- RE: 利尻富士登山
- rinnmamaさん、こんばんは。
書き込みありがとうございます!
4トラを始めた頃は、結構軽い口調で、今読み返すと恥ずかしい限りで(笑)
最近は、色々な紀行文を読み、少し穏やかになってきました。
私が登った時より20年も前ですか!
静かな登山だったのではないでしょうか。
この時は、フィルムカメラしかなく、この旅行記も、ネガフィルムをスキャンして作成しました。
一部、退色していて見苦しいのですが。。。
最近は、全国的に熊の出没が多く、怖いですよね。
おかげで、一人旅が基本の私は、自然豊かな場所に行くのを躊躇しています。
色々、昔に歩いておいて良かったです(笑)
旅猫
-
- 群青さん 2025/08/12 22:12:35
- 桃岩YH
- 旅猫さん こんばんは。
31年前の旅行記と写真の数々、とても興味深く拝見させていただきました。
写真に写り込む人々の服装や、街並みetc.
かつて訪れた場所を振り返りつつ、現在の様子を記してくださっているので、その比較がとても面白く感じます。
利尻富士の山頂が、人のせいで様相が変わってしまっている事には驚きました。
いろんなツールが発達し、以前よりも旅する人の裾野がグッと広がったことは良い事でもあり、また逆も然り。
ましてや昨今は「映えブーム」ですから、絶景を求めて際限なくあちこちに入り込んで行く人間によって、自然はドンドン破壊されているのだと思うと・・・
考えさせられます。
8/10(日)の深夜に、ドキュメント72時間の再放送が何本か特集で放映されていた中に、「北海道・礼文島 最果てのユースホステルで」という番組がありました。
NHK+をご利用でしたら、今週末までは視聴可能かと思われます。
自分もたまたま見ていたのですが、確かにヤバすぎるテンションで呆気にとられつつも、未だにこういう場所も残っているんだなぁ~!と感慨を覚えました。
群青
- 旅猫さん からの返信 2025/08/13 06:40:11
- RE: 桃岩YH
- 群青さん、おはようございます。
書き込みありがとうございます。
最近の夏は暑くて出掛ける気にもならないので、古い旅の記録を綴っています。
今回は、31年前に、同期に勧められて訪れた利尻礼文でした。
服装とか町並みとか、今とはかなり違うので、面白いですよね。
利尻山は、登山者が急増し、山頂直下の道が3mも削られてしまい、切通のようになってしまったそうです。
そこに、崩落止めの人工物も造られ、景観が悪くなってしまいました。
空港や新幹線の整備などで、簡単に旅が出来るようになり、かつては訪れるだけでも大変であった場所に多くの人が押し寄せるようになり、脆弱な自然が破壊されてしまっていますね。
最近では、SNSの普及で同じ場所に短期間にドッと人が押し寄せるのも一因ですね。
NHKは、桃岩荘を結構取り上げているのですね。
NHK+は登録しているので、観てみようと思います。
あのYHは強烈でしたから、楽しみです(笑)
旅猫
-
- TAKEおじさん 2025/08/11 22:05:00
- 礼文島の思い出
- 旅猫さん こんばんは。
礼文島、懐かしく拝見しました。
私は学生時代の終わりころ(1970年)、均一周遊券で2週間ほど、北海道一周をしました。その時、印象に残っているのが礼文島です。
やはり、桃岩ユースホステルに2泊しました。
1967年(昭和42年)に開設のまだ若いYHでしたが、当時からかなり変わったYHでした。ミーティングで、西海岸縦走を聞いて、すぐに参加を決めました。
山歩きは慣れていたので、楽しい縦走でした。
昨年9月に、NHKで桃岩YHの特集が放送されました。
ご覧に成りましたか。
いまでも、変わらずのYHでした。
旅行記にもしてありますので、宜しければご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11624676
TAKEおじさん
- 旅猫さん からの返信 2025/08/12 20:57:26
- RE: 礼文島の思い出
- TAKEおあじさんさん、こんばんは。
書き込みありがとうございます。
1970年に、桃岩荘に泊まられていたのですね!
当時からかなり変わっていたと言うのは驚きです(笑)
あのYHは凄い。。。
NHKで特集されていたのは見逃しました!
見たかった。。。
西海岸コースも踏破されて、羨ましい限りです。
当時の旅行記、先程拝見しました!
貴重な旅の記録ですね。
今は、新幹線ばかりで味気ないので、夜行列車が出てくるだけで感動です。
旅猫
-
- hot chocolateさん 2025/08/10 03:54:12
- 思い出の旅
- 旅猫さま
こんばんは。
ご無沙汰しております。
激しいめまいと、歩行困難も完治した後すぐに、
咳喘息にかかり、しばらくは体調不良でした。
初めて北海道に行ったのは、就職して間もない頃、
同期の仲間たち6人と、飛行機で函館へ。
初めての飛行機がプロペラ機で、これで空を飛ぶのか!
と不安に思いました。(ふふふ、明治ではないですよ!)
どこだったか、一か所YHに泊まりましたが、
皆さん静かに過ごしていましたよ。
夕食がカレーライスだったということははっきり覚えています。
札幌から釧路までは夜行列車で、阿寒湖、層雲峡など
北海道をざっと1周し、(利尻・礼文は除く)
宿がとれなかったので、旭川あたりで2組に分かれ、
飛行機で帰ってきました。
私たちが乗ったのは寝台車ではありませんでしたが、
昔は夜行列車があったのですよね。
東北旅行の際にも、寝台車に何回か乗りましたが、
旅情があってよかったなぁ。
旅猫さんがいらっしゃった30年前の7月、寒かったのですね。
最近では、7月の北海道も暑いですから。
利尻山は、利尻富士といわれるだけあって、美しい姿をしていますね。
山からの眺めはもちろんのこと、高山植物も可憐で美しいです。
桃岩荘は、かなり癖の強いYHですね。
当時、庭やロビーに集まって、みんなで歌うという事はあっても、
踊り狂う(!)まではないかと・・・(笑)
疲れるほどのミーティングだったのですね。
宿は、旅の疲れをいやす所でもあるので、静かに過ごしたいな。
ふふ、桃岩荘の「ブルーサンダー号」、なんだか護送車みたい。(笑)
礼文島の澄海岬、普段は澄み切った海が美しいのでしょうが、
白波の立つ荒れ狂った海は恐ろしいほどです。
思い返せば、懐かしい青春の旅ですね。
hot choco
- 旅猫さん からの返信 2025/08/10 08:47:00
- RE: 思い出の旅
- hot chocoさん、おはようございます。
書き込みありがとうございます。
体調不良で大変だったようですね。
やはり、健康が一番ですね。
hot chocoさんは、就職したての頃に初北海道でしたか。
私は、大学生の頃、友人と初渡道しました。
プロペラ機が幹線で使われていたと言うのが不思議な感じです。
普通、YHは静かなのですが、『桃岩荘』が異常なのです(^^;
同期に勧められるまま、知らずに泊ったので、衝撃的でした(笑)
最初の北海道では、ほとんど夜行列車で寝ていました。
その時も、稚内、層雲峡、網走、釧路、函館、小樽、札幌、洞爺湖など、ほぼ一周しました。
二週間近くいましたからね。
かつては夜行列車が多く、宿代や時間を節約できたのが懐かしいですね。
若い頃は、どこへ行くのも夜行列車でした。
ほんと、旅情があって良かったですよね。
今では北海道も平気で30度を超えるようになっていますが、この頃は、夏でも25度超えるのは札幌くらいで、他は朝夕寒いくらいでした。
利尻島は、利尻山が海上に突き出ているものなので、ほとんど利尻山です。
なので、登るとぐるりと海が見渡せ、他の山には無い景色が見られます。
そして、北の果てにあるので、平地でも高山植物が咲いています。
固有種も多いので、楽しいです。
桃岩荘は、日本一怪しいYHだと、行ってから知りました。
ある意味、新興宗教に儀式のようです(笑)
夜遅くまで騒ぎ、翌朝は5時半起き。
桃岩時間なので、実際には5時。
この宿は、疲れます。。。
宿の送迎で、トラックの荷台に乗せられたのも初めてでした(笑)
澄海岬、その名のとおり美しい場所なのですが、この時は恐ろしいくらいでした。
まあ、これも貴重な体験だったと思います。
今思い返せば、とても思い出に残る旅でした。
旅猫
-
- ポテのお散歩さん 2025/08/10 00:54:35
- 利尻山の雄姿
- 旅猫さん こんばんは。
寝台特急『北斗星』は、すでに運行されていないのですね。
青函トンネル開通と同時に運行を開始ししたそうなので、
この旅行をされた頃は人気があったでしょうね。
旅猫さんに利尻礼文の旅を薦められた方も、利尻山に登られたのですか?
きっと その方も素晴らしい体験をされたので、薦められたのでしょうね。
4トラ旅行記でも 利尻島と礼文島へ行かれた方の旅行記を拝見するのですが
なかなか その全容を拝見する事は無いです。
こんなに綺麗に その姿を見る事が出来て、良かったですね!
『桃岩荘』では旅猫さんも踊られたのですか? (´艸`*)
一度だけ熊本の水前寺YH(だったと記憶しています)に泊まりましたが
皆さん 大人しかったです(^^)
ニシウヱントマリと言う集落は、本当に『陸の孤島』ですね。
恐ろしいほどの海の荒れ方で、自然の厳しさを肌で感じるでしょうね。
小樽や函館も、映画で観たような風景のお写真が
とても懐かしいです。
今の景色ではなく、昔の景色を知っていて良かったと思います(*^-^*)
ポテ
- 旅猫さん からの返信 2025/08/10 08:25:15
- RE: 利尻山の雄姿
- ポテさん、おはようございます。
いつもありがとうございます。
『北斗星』は、北海道新幹線の工事が始まった時に廃止されました。
当時、三往復運転されていて、夏などは、五往復もありました。
それでも、寝台券を取るのは至難の業でした。
懐かしいです。
同期の女性は、山には登っていません。
最果ての島の景色がとても良かったので、やたらと進めて来たのです。
思い切って登ってみましたが、ロープウェイなども無いので、登山口からひたすら歩くしかなく、かなりきつかったです。
でも、山頂からの眺めは素晴らしかったです。
宿も、彼女が手配してくれたのですが、それが罠でした(^^;
利尻では屋根裏部屋、礼文では、日本一怪しいYHと。。。
おかげで、面白い旅となりましたが(笑)
『桃岩荘』は、問答無用で踊らされます(^^;
書きませんでしたが、実は、礼文を離れる際にも、宿の方が岸壁で踊りまくり、送られる方も、船の甲板で踊らないといけないのです。
まさに、見世物です(笑)。
恥ずかしかった。。。
ちなみに、普通、YHはおとなしいものです。
8時間コースは、道なき道を歩き通す礼文の名物です。
初めの2時間ほどの場所に、ニシウヱントマリと言う集落があるだけです。
よくあんな場所に人が住んでいるなぁと驚きます。
この時は、暴風雨で正直恐ろしかったですが、貴重な体験でした。
小樽や函館は、今は綺麗になってしまいましたから、かつての街並みを知っていることは、かなり良いことだと思います。
最近訪れている人は、今の街並みが小樽と函館の景色なのだと思うのでしょうが、異国情緒漂う街として人気が出た頃からは、大きく変わってしまい、残っているのはガイドブックに載るような建物ばかりになってしまったのを知らないのですからね。
旅猫
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
桃岩荘ユースホステル
3.28
利尻島(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 思い出の旅
14
60