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【思い出の旅】第23弾は、秋田の自然に出会う旅。<br />(2022.07.21投稿)<br />1998年の夏、秋田の自然に出会う旅に出た。旅の始めは、やはり夜行列車である。乗車したのは、羽越本線経由で青森駅を目指す寝台特急『あけぼの』。秋田駅からは男鹿線に乗り換え、男鹿半島の玄関口である男鹿駅へと向かう。そして、まずは珍しく定期観光バスを利用しての旅となった。男鹿半島を巡った後、秋田駒ケ岳、八幡平を歩き、最後は玉川温泉にもに立ち寄る二泊三日の旅である。

【思い出の旅】秋田の自然に出会う旅~男鹿半島から駒ヶ岳、そして八幡平へ~

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1998/07/17 - 1998/07/20

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旅猫

旅猫さん

【思い出の旅】第23弾は、秋田の自然に出会う旅。
(2022.07.21投稿)
1998年の夏、秋田の自然に出会う旅に出た。旅の始めは、やはり夜行列車である。乗車したのは、羽越本線経由で青森駅を目指す寝台特急『あけぼの』。秋田駅からは男鹿線に乗り換え、男鹿半島の玄関口である男鹿駅へと向かう。そして、まずは珍しく定期観光バスを利用しての旅となった。男鹿半島を巡った後、秋田駒ケ岳、八幡平を歩き、最後は玉川温泉にもに立ち寄る二泊三日の旅である。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 観光バス 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 出発は、上野駅の地平ホーム。都心の主要駅で、最も旅情を感じられる場所である。その15番線に入った寝台特急『あけぼの』が、旅の案内役だ。<br />※『あけぼの』は、廃止されました。

    出発は、上野駅の地平ホーム。都心の主要駅で、最も旅情を感じられる場所である。その15番線に入った寝台特急『あけぼの』が、旅の案内役だ。
    ※『あけぼの』は、廃止されました。

  • 乗り込んだのは、個室B寝台ソロ。夜行列車の発車前のホームには、何とも言えない雰囲気がある。その雰囲気は、何度味わっても良いものだ。

    乗り込んだのは、個室B寝台ソロ。夜行列車の発車前のホームには、何とも言えない雰囲気がある。その雰囲気は、何度味わっても良いものだ。

  • 定刻に発車した『あけぼの』は、高崎線から上越線へと入り、日本海側へと走って行く。そして、日本海に沿って羽越本線を走り抜け、秋田駅には7時前に到着した。上野駅からは、約9時間の旅であった。秋田駅で、男鹿線の普通列車に乗り換え、終点の男鹿駅へと向かう。のんびり列車の旅を楽しみ、1時間ほどで男鹿半島の玄関口である男鹿駅に到着した。

    定刻に発車した『あけぼの』は、高崎線から上越線へと入り、日本海側へと走って行く。そして、日本海に沿って羽越本線を走り抜け、秋田駅には7時前に到着した。上野駅からは、約9時間の旅であった。秋田駅で、男鹿線の普通列車に乗り換え、終点の男鹿駅へと向かう。のんびり列車の旅を楽しみ、1時間ほどで男鹿半島の玄関口である男鹿駅に到着した。

  • 駅舎を出て振り返ると、想像していたよりも立派な建物であった。それでも、旅情を感じる佇まいである。<br />※男鹿駅は、現在建て替えられています。

    駅舎を出て振り返ると、想像していたよりも立派な建物であった。それでも、旅情を感じる佇まいである。
    ※男鹿駅は、現在建て替えられています。

  • 駅を出て右手にあるバス停へと向かう。いつも通り路線バスに乗ろうと思ったのだが、待合所の壁に貼ってあった『定期観光バス』の案内に目が留まった。すぐ来ると言うし、訪れたいところをほとんど回ってくれるので、利用することにした。やって来たのは、定期観光バス『なぎさ』号(秋田中央交通)である。<br />※2022年7月現在、男鹿半島を周遊する定期観光バスはありません。

    駅を出て右手にあるバス停へと向かう。いつも通り路線バスに乗ろうと思ったのだが、待合所の壁に貼ってあった『定期観光バス』の案内に目が留まった。すぐ来ると言うし、訪れたいところをほとんど回ってくれるので、利用することにした。やって来たのは、定期観光バス『なぎさ』号(秋田中央交通)である。
    ※2022年7月現在、男鹿半島を周遊する定期観光バスはありません。

  • バスは、すぐに男鹿の市街地を離れ、左手に海岸線を見ながら走っていく。そして着いたのが、半島西海岸を巡る観光船の発着所がある港町門前である。駐車場近くの広場では、地元の方たちが露店を出していた。<br />※現在、この場所は駐車場となり、露店はありません。

    バスは、すぐに男鹿の市街地を離れ、左手に海岸線を見ながら走っていく。そして着いたのが、半島西海岸を巡る観光船の発着所がある港町門前である。駐車場近くの広場では、地元の方たちが露店を出していた。
    ※現在、この場所は駐車場となり、露店はありません。

  • 門前の港からは、西海岸を辿りながら男鹿水族館へと向かう観光船に乗船するため、定期観光バスとはひとまず別れる。どの船だろうと歩いて行くと、防波堤に寄り添うように泊まっている小さな船だと言われ、少し不安になった。基本的に、船は苦手なのである。<br />※2022年7月現在、門前と男鹿水族館を直接結ぶ観光船はありません。

    門前の港からは、西海岸を辿りながら男鹿水族館へと向かう観光船に乗船するため、定期観光バスとはひとまず別れる。どの船だろうと歩いて行くと、防波堤に寄り添うように泊まっている小さな船だと言われ、少し不安になった。基本的に、船は苦手なのである。
    ※2022年7月現在、門前と男鹿水族館を直接結ぶ観光船はありません。

    【休業】男鹿海上遊覧船 乗り物

  • 防波堤からは、港の風景が望めた。港町らしい佇まいが気に入った。

    防波堤からは、港の風景が望めた。港町らしい佇まいが気に入った。

  • そして、反対側には美しい磯が広がっていた。とても透明度が高く、海底の岩が綺麗に見えていた。

    そして、反対側には美しい磯が広がっていた。とても透明度が高く、海底の岩が綺麗に見えていた。

  • 乗り込んだ観光船は、男鹿半島の美しい海岸線を進んでいく。どこか、北海道のような景色でもあるし、東北の日本海側らしいとも言える。

    乗り込んだ観光船は、男鹿半島の美しい海岸線を進んでいく。どこか、北海道のような景色でもあるし、東北の日本海側らしいとも言える。

  • 男鹿半島の西海岸は、山がそのまま海へと落ち込んでいる。その崖には、いく筋かの滝が流れ落ちていた。しばらくして見えて来たのは、門前大滝のようだ。

    男鹿半島の西海岸は、山がそのまま海へと落ち込んでいる。その崖には、いく筋かの滝が流れ落ちていた。しばらくして見えて来たのは、門前大滝のようだ。

  • そして、船は孔雀の窟と言う場所に着いた。海賊が隠れ家にしたと云われる洞窟で、船は入口近くまで接近する。辺りの海はとても澄んでいた。

    そして、船は孔雀の窟と言う場所に着いた。海賊が隠れ家にしたと云われる洞窟で、船は入口近くまで接近する。辺りの海はとても澄んでいた。

  • 吸い込まれそうなほど美しい海を進んで行く。景色だけ見ていると、南の島のようでもある。素晴らし景色を眺めながらの船旅を終え、約50分で男鹿水族館近くの桟橋に着岸した。

    吸い込まれそうなほど美しい海を進んで行く。景色だけ見ていると、南の島のようでもある。素晴らし景色を眺めながらの船旅を終え、約50分で男鹿水族館近くの桟橋に着岸した。

  • 桟橋からすぐの場所にある男鹿水族館が次の周遊地である。そこは、まさに地方の水族館と言った感じであった。それでも、水族館好きには、なかなか楽しめる。特に、キタイワトビペンギンは可愛らしかった。<br />※現在は改装され、『男鹿水族館GAO』となっています。

    桟橋からすぐの場所にある男鹿水族館が次の周遊地である。そこは、まさに地方の水族館と言った感じであった。それでも、水族館好きには、なかなか楽しめる。特に、キタイワトビペンギンは可愛らしかった。
    ※現在は改装され、『男鹿水族館GAO』となっています。

  • 時間が余ったので、水族館前に広がる海岸へと出てみる。そして、そのあまりにも澄んだ海に驚く。これほどまでに澄んだ海を観たのは、初めてかもしれない。

    時間が余ったので、水族館前に広がる海岸へと出てみる。そして、そのあまりにも澄んだ海に驚く。これほどまでに澄んだ海を観たのは、初めてかもしれない。

  • 迎えに来ていたバスに乗り込み、次に向かったのは、男鹿半島の先端にある入道崎である。広い草原のような岬で、芝生に寝転がって空を眺めると、とても気持ち良かった。

    迎えに来ていたバスに乗り込み、次に向かったのは、男鹿半島の先端にある入道崎である。広い草原のような岬で、芝生に寝転がって空を眺めると、とても気持ち良かった。

  • のんびり歩いていると、北緯40度線を示す石碑を見つけた。男鹿半島の先端を、北緯40度線が横切っているそうだ。<br />※平成2年(1990)に、新しい石碑が造られています。

    のんびり歩いていると、北緯40度線を示す石碑を見つけた。男鹿半島の先端を、北緯40度線が横切っているそうだ。
    ※平成2年(1990)に、新しい石碑が造られています。

  • その先からは、奇岩が続く海岸線が見渡せた。東北北部から北海道にかけての海岸線には、そこで観られるような荒涼とした風景が多く、どこか寂寥感が漂う。だが、それが旅情を掻き立てるのである。

    その先からは、奇岩が続く海岸線が見渡せた。東北北部から北海道にかけての海岸線には、そこで観られるような荒涼とした風景が多く、どこか寂寥感が漂う。だが、それが旅情を掻き立てるのである。

  • 岬では、所々で花が咲き、荒々しい海岸線と対照的な景色を見せている。入道崎周辺も海は美しく、海底探勝船もあるのだが、時間が無いので乗ることは出来なかった。

    岬では、所々で花が咲き、荒々しい海岸線と対照的な景色を見せている。入道崎周辺も海は美しく、海底探勝船もあるのだが、時間が無いので乗ることは出来なかった。

  • 発車時間まで、まだ少しあったので、路線バスの停留所へ行ってみる。そこには、旅心をくすぐる待合所がポツンと立っていた。いつか、路線バスに乗り、もう一度訪れてみたいものである。<br />※現在、路線バスは廃止され、乗り合いタクシーが発着しています。

    発車時間まで、まだ少しあったので、路線バスの停留所へ行ってみる。そこには、旅心をくすぐる待合所がポツンと立っていた。いつか、路線バスに乗り、もう一度訪れてみたいものである。
    ※現在、路線バスは廃止され、乗り合いタクシーが発着しています。

  • そして、バスが次に向かったのは『八望台』。八方すべて絶景が望めると言う意味で名付けられた景勝地である。そこからは、世界的にも珍しい『マール』と言う、噴火の後の爆裂火口に地下水が溜まって出来た火山湖を見ることが出来る。東側には、その一つである『一ノ目潟』が望めた。

    そして、バスが次に向かったのは『八望台』。八方すべて絶景が望めると言う意味で名付けられた景勝地である。そこからは、世界的にも珍しい『マール』と言う、噴火の後の爆裂火口に地下水が溜まって出来た火山湖を見ることが出来る。東側には、その一つである『一ノ目潟』が望めた。

    八望台展望台 名所・史跡

    マールが見られる景勝地 by 旅猫さん
  • 西側に目を転じれば、『二ノ目潟』と、その奥に戸賀湾も望めた。戸賀湾も爆裂火口の跡だが、火口壁が崩れて海と繋がってしまったそうだ。『四ノ目潟』という名も付いているらしい。しかし、戸賀湾はマール地形ではないそうだ。

    西側に目を転じれば、『二ノ目潟』と、その奥に戸賀湾も望めた。戸賀湾も爆裂火口の跡だが、火口壁が崩れて海と繋がってしまったそうだ。『四ノ目潟』という名も付いているらしい。しかし、戸賀湾はマール地形ではないそうだ。

  • 八望台からの景色を堪能した後、なまはげの実演を見ることができる『男鹿真山伝承館』に立ち寄った。初めて目の前で観たのだが、かなり迫力がある。子供にしてみたら、相当恐ろしいであろう。

    八望台からの景色を堪能した後、なまはげの実演を見ることができる『男鹿真山伝承館』に立ち寄った。初めて目の前で観たのだが、かなり迫力がある。子供にしてみたら、相当恐ろしいであろう。

  • 出発までの間、近くの真山神社を参拝。その境内には、御神木だと言う樹齢約1000年の榧の大木があった。なんでも、慈覚大師のお手植えだそうだ。その姿は、まさに精霊が宿っていそうな感じだった。

    出発までの間、近くの真山神社を参拝。その境内には、御神木だと言う樹齢約1000年の榧の大木があった。なんでも、慈覚大師のお手植えだそうだ。その姿は、まさに精霊が宿っていそうな感じだった。

    真山神社 寺・神社・教会

  • 『なぎさ号』が最後に立ち寄ったのは『寒風山』であった。そこは、男鹿半島の付け根に当たるため、その眺望は素晴らしい。半島の方を眺めれば、火口跡が眼下に望めた。

    『なぎさ号』が最後に立ち寄ったのは『寒風山』であった。そこは、男鹿半島の付け根に当たるため、その眺望は素晴らしい。半島の方を眺めれば、火口跡が眼下に望めた。

  • 寒風山には回転展望台もあり、天気が良ければ鳥海山も見えるそうなのだが、このときは霞んでいて観ることが出来なかった。それでも、八郎潟や秋田市街が微かに見えていた。

    寒風山には回転展望台もあり、天気が良ければ鳥海山も見えるそうなのだが、このときは霞んでいて観ることが出来なかった。それでも、八郎潟や秋田市街が微かに見えていた。

  • 寒風山を出たバスは、男鹿の街中へ戻り、男鹿駅前に到着。久しぶりに乗った定期観光バスだったが、その行程はなかなか良かった。お世話になった『なぎさ号』と別れ、列車の時間まで駅前を散策する。和洋折衷の外観を持つ旅館が印象的であった。

    寒風山を出たバスは、男鹿の街中へ戻り、男鹿駅前に到着。久しぶりに乗った定期観光バスだったが、その行程はなかなか良かった。お世話になった『なぎさ号』と別れ、列車の時間まで駅前を散策する。和洋折衷の外観を持つ旅館が印象的であった。

  • 男鹿駅からは、この日の宿がある秋田駅へと向かう。男鹿半島は、もう一度ゆっくりと訪れてみたいと思わせてくれた。その時には、男鹿温泉に泊まり、路線バスでのんびり巡ろうと思う。

    男鹿駅からは、この日の宿がある秋田駅へと向かう。男鹿半島は、もう一度ゆっくりと訪れてみたいと思わせてくれた。その時には、男鹿温泉に泊まり、路線バスでのんびり巡ろうと思う。

  • 翌朝も、天気は上々。秋田駅を7時43分に出る『こまち6号』に乗り、田沢湖駅を目指す。列車は奥羽本線を走り、大曲駅で方向を変え、田沢湖線へと入る。昔は在来線の特急が走っていたのだが、今は新幹線となり風情が無い。もう何度も乗っているのだが、未だに馴染めない。

    翌朝も、天気は上々。秋田駅を7時43分に出る『こまち6号』に乗り、田沢湖駅を目指す。列車は奥羽本線を走り、大曲駅で方向を変え、田沢湖線へと入る。昔は在来線の特急が走っていたのだが、今は新幹線となり風情が無い。もう何度も乗っているのだが、未だに馴染めない。

  • 田沢湖駅からは、駒ヶ岳八合目行のバスに乗り換えた。この日向かったのは、秋田駒ヶ岳。一度歩いてみたかった山だが、まずは夏に登っておこうと思ったのだ。一時間余りで着いた八合目は、夏山の季節らしく、登山客で溢れていた。

    田沢湖駅からは、駒ヶ岳八合目行のバスに乗り換えた。この日向かったのは、秋田駒ヶ岳。一度歩いてみたかった山だが、まずは夏に登っておこうと思ったのだ。一時間余りで着いた八合目は、夏山の季節らしく、登山客で溢れていた。

  • 八合目からは、すぐに急登が続く。息を切らせながら登って行くと、先ほどまでいた八合目は、もうかなり下の方に見えていた。遠くには、優し気な山並みが続いている。

    八合目からは、すぐに急登が続く。息を切らせながら登って行くと、先ほどまでいた八合目は、もうかなり下の方に見えていた。遠くには、優し気な山並みが続いている。

  • しばらく歩くと、片倉岳展望台に着いた。そこからは、遠く眼下に田沢湖が見えている。

    しばらく歩くと、片倉岳展望台に着いた。そこからは、遠く眼下に田沢湖が見えている。

  • 八合目から一時間余りで、阿弥陀池の畔に出た。周りを男女岳、男岳、横岳などに囲まれた池で、木道が敷かれていた。すぐ目の前には、最高峰の男女岳(1,637m)が聳えている。

    八合目から一時間余りで、阿弥陀池の畔に出た。周りを男女岳、男岳、横岳などに囲まれた池で、木道が敷かれていた。すぐ目の前には、最高峰の男女岳(1,637m)が聳えている。

  • 阿弥陀池で少し休憩した後、男岳を目指す。途中の稜線上からは、火口丘の女岳が眼下に見えた。女岳は、昭和45年(1970)に噴火をしたため、荒涼とした姿をしていた。

    阿弥陀池で少し休憩した後、男岳を目指す。途中の稜線上からは、火口丘の女岳が眼下に見えた。女岳は、昭和45年(1970)に噴火をしたため、荒涼とした姿をしていた。

  • 急な尾根を登り切り、本峰である男岳(1,623m)山頂に辿り着いた。眼下には、先ほどまでいた阿弥陀池が小さく見えている。左手には男女岳、右手には横岳が見え、遥か遠くには、秀麗な山容を見せる岩手山(2038m)も眺めることが出来た。

    急な尾根を登り切り、本峰である男岳(1,623m)山頂に辿り着いた。眼下には、先ほどまでいた阿弥陀池が小さく見えている。左手には男女岳、右手には横岳が見え、遥か遠くには、秀麗な山容を見せる岩手山(2038m)も眺めることが出来た。

  • 目を少し東に転じると、火口原にある駒池と小岳、黒い山肌が特徴である大焼砂が望め、小岳の右手には、女岳の黒い裾野が迫っている。ここから見ると、男岳、横岳が火口壁であり、それらに囲まれた火口原にある女岳、小岳が火口丘だということがよく分かる。

    目を少し東に転じると、火口原にある駒池と小岳、黒い山肌が特徴である大焼砂が望め、小岳の右手には、女岳の黒い裾野が迫っている。ここから見ると、男岳、横岳が火口壁であり、それらに囲まれた火口原にある女岳、小岳が火口丘だということがよく分かる。

  • さらに目を南西に転じれば、黒々とした岩の帯が見えてくる。それが、昭和45年(1970)に突然噴火した女岳の溶岩流の跡である。噴火から30年近く経っているが、樹の一本も生えていない。

    さらに目を南西に転じれば、黒々とした岩の帯が見えてくる。それが、昭和45年(1970)に突然噴火した女岳の溶岩流の跡である。噴火から30年近く経っているが、樹の一本も生えていない。

  • 男岳からの眺望を満喫した後、さらに稜線を進む。前方に、ギザギザとした岩の尾根が見えて来た。その荒々しい岩場が、『五百羅漢』と呼ばれているところである。

    男岳からの眺望を満喫した後、さらに稜線を進む。前方に、ギザギザとした岩の尾根が見えて来た。その荒々しい岩場が、『五百羅漢』と呼ばれているところである。

  • 五百羅漢は、中生保内口へと至る古くからの登山道の途中にある。切立った岩が五百羅漢に見えることから名付けられたらしい。そこで折り返し、男岳へ登り返す途中の分岐から、女岳を回り込んで火口原へと降りることにした。

    五百羅漢は、中生保内口へと至る古くからの登山道の途中にある。切立った岩が五百羅漢に見えることから名付けられたらしい。そこで折り返し、男岳へ登り返す途中の分岐から、女岳を回り込んで火口原へと降りることにした。

  • 右下の方に駒池と小岳、左手に横岳とその稜線に続く大焼砂を見ながら、火口原へとどんどん降りて行く。雄大な景色に心が洗われる。

    右下の方に駒池と小岳、左手に横岳とその稜線に続く大焼砂を見ながら、火口原へとどんどん降りて行く。雄大な景色に心が洗われる。

  • 火口原の底にある駒池に辿り着いた。振り返ると、先ほど登頂した男岳が壁のように聳えていた。その素晴らしいを眺めながら、駒池の畔でしばし休憩する。

    火口原の底にある駒池に辿り着いた。振り返ると、先ほど登頂した男岳が壁のように聳えていた。その素晴らしいを眺めながら、駒池の畔でしばし休憩する。

  • 休憩の後、大焼砂へと向かう。駒池の先からは、再び急な登りとなった。そして、しばらく登ると大焼砂が近付いて来た。緑の無い、軽石と砂ばかりの特徴的な景色で、秋田駒を象徴する風景である。

    休憩の後、大焼砂へと向かう。駒池の先からは、再び急な登りとなった。そして、しばらく登ると大焼砂が近付いて来た。緑の無い、軽石と砂ばかりの特徴的な景色で、秋田駒を象徴する風景である。

  • 大焼砂の中に続く道を登って行く。細かい火山礫で出来ている大焼砂は、とても滑りやすくて歩き難い。遠目に見た時は分からなかったが、少しだけ緑も生えていた。振り返ると、女岳と男岳が望めた。

    大焼砂の中に続く道を登って行く。細かい火山礫で出来ている大焼砂は、とても滑りやすくて歩き難い。遠目に見た時は分からなかったが、少しだけ緑も生えていた。振り返ると、女岳と男岳が望めた。

  • 大焼砂の稜線へ出ると、南西側の火口原が見渡せた。奥の稜線の向こうに光って見えているのは田沢湖である。火口原の右手にどっしりとした山容を見せているのは女岳だ。

    大焼砂の稜線へ出ると、南西側の火口原が見渡せた。奥の稜線の向こうに光って見えているのは田沢湖である。火口原の右手にどっしりとした山容を見せているのは女岳だ。

  • 大焼砂から稜線を辿ると横岳の山頂へと至る。そこで再び休憩とし、山頂からの眺めを楽しむ。山頂からは、阿弥陀池と男女岳を望むことが出来た。火口原の外側にあるので、男女岳が寄生火山であることが分かる。

    大焼砂から稜線を辿ると横岳の山頂へと至る。そこで再び休憩とし、山頂からの眺めを楽しむ。山頂からは、阿弥陀池と男女岳を望むことが出来た。火口原の外側にあるので、男女岳が寄生火山であることが分かる。

  • 横岳を背に、山頂直下の馬の背を降りて行く。その先で、男岳からの道と合流し、阿弥陀池の畔へと下る。そこから、最初に登ってきた道を通り、八合目のバス停へと戻った。天気も良く、素晴らしい山旅が楽しめたが、高山植物の数が少なかったことが残念である。次は是非、花の多い時期に訪れたいと思った。この後、バスで田沢湖駅へと戻り、再び秋田新幹線に乗り、今宵の宿がある盛岡駅へと向かった。

    横岳を背に、山頂直下の馬の背を降りて行く。その先で、男岳からの道と合流し、阿弥陀池の畔へと下る。そこから、最初に登ってきた道を通り、八合目のバス停へと戻った。天気も良く、素晴らしい山旅が楽しめたが、高山植物の数が少なかったことが残念である。次は是非、花の多い時期に訪れたいと思った。この後、バスで田沢湖駅へと戻り、再び秋田新幹線に乗り、今宵の宿がある盛岡駅へと向かった。

  • 3日目は、盛岡駅前からバスに乗り、八幡平へと向かう。バスは、約2時間で八幡平頂上へ着いた。バス停近くに県境があり、簡単に越えることが出来る。登山道入口から歩き始めると、途中で県境を跨いで岩手県へと入り、さらに歩いて見返峠の分岐を左へ進むと、八幡平で一番大きな沼である八幡沼が現れた。八幡沼は、八幡平を代表する景観である。

    3日目は、盛岡駅前からバスに乗り、八幡平へと向かう。バスは、約2時間で八幡平頂上へ着いた。バス停近くに県境があり、簡単に越えることが出来る。登山道入口から歩き始めると、途中で県境を跨いで岩手県へと入り、さらに歩いて見返峠の分岐を左へ進むと、八幡平で一番大きな沼である八幡沼が現れた。八幡沼は、八幡平を代表する景観である。

  • 八幡沼から、八幡平山頂遊歩道で八幡平頂上を経由してバス停へと戻ることにする。途中、再び県境を越えて秋田県へと入り、その直後に現れるのが、深い藍色が印象的なめがね沼である

    八幡沼から、八幡平山頂遊歩道で八幡平頂上を経由してバス停へと戻ることにする。途中、再び県境を越えて秋田県へと入り、その直後に現れるのが、深い藍色が印象的なめがね沼である

  • さらに歩いて行くと、鏡沼の畔に出た。その名の通り、鏡のような水面が印象的な沼である。白い雲と青い空が映り込み、とても綺麗である。

    さらに歩いて行くと、鏡沼の畔に出た。その名の通り、鏡のような水面が印象的な沼である。白い雲と青い空が映り込み、とても綺麗である。

  • 八幡平で最も手軽な散策路を歩き、八幡平頂上バス停へ戻って来た。5年前の1993年の秋にも訪れたことがあり、その時は、八幡沼の畔も歩いていたので今回は楽をしたのである。この後、バスで秋田県側へと向かうことにした。乗り込んだのは、羽後交通の田沢湖駅前行である

    八幡平で最も手軽な散策路を歩き、八幡平頂上バス停へ戻って来た。5年前の1993年の秋にも訪れたことがあり、その時は、八幡沼の畔も歩いていたので今回は楽をしたのである。この後、バスで秋田県側へと向かうことにした。乗り込んだのは、羽後交通の田沢湖駅前行である

  • 八幡平頂上から乗ったバスを、途中の大沼温泉バス停で途中下車。バス停のすぐ近くに、湿原に抱かれた大沼があった。

    八幡平頂上から乗ったバスを、途中の大沼温泉バス停で途中下車。バス停のすぐ近くに、湿原に抱かれた大沼があった。

    大沼 自然・景勝地

  • 湿原を抜け、大沼を一周する大沼遊歩道があったので歩いてみる。遊歩道からは、小さな池塘も見ることが出来た。その湿原は、大沼湿原と呼ばれている。規模は小さいが、湿原らしい魅力が詰まっている。訪れてみて良かった。

    湿原を抜け、大沼を一周する大沼遊歩道があったので歩いてみる。遊歩道からは、小さな池塘も見ることが出来た。その湿原は、大沼湿原と呼ばれている。規模は小さいが、湿原らしい魅力が詰まっている。訪れてみて良かった。

    大沼湿原 自然・景勝地

  • 遊歩道は、森へと移行する途中の様子も見ることが出来、なかなか変化に富んで楽しい。だが、この大沼はかなりの穴場らしく、結局、人に出会わなかった。

    遊歩道は、森へと移行する途中の様子も見ることが出来、なかなか変化に富んで楽しい。だが、この大沼はかなりの穴場らしく、結局、人に出会わなかった。

    大沼自然研究路 自然・景勝地

  • 沼の近くにあった八幡平ビジターセンターの裏手に泥火山があると書いてあったので、行ってみることにする。泥火山は、森の中に点在していて、ガスの噴出している音が聴こえて来て、少し不気味である。途中には、小さな泥火山が密集しているところもあった。

    沼の近くにあった八幡平ビジターセンターの裏手に泥火山があると書いてあったので、行ってみることにする。泥火山は、森の中に点在していて、ガスの噴出している音が聴こえて来て、少し不気味である。途中には、小さな泥火山が密集しているところもあった。

  • バス停へと戻り、次のバスを待つ。旅の途中、駅やバス停で待つのも、結構楽しいものである。のんびりと景色を見るのも良し、文庫本を読みながら待つのも良しである。

    バス停へと戻り、次のバスを待つ。旅の途中、駅やバス停で待つのも、結構楽しいものである。のんびりと景色を見るのも良し、文庫本を読みながら待つのも良しである。

  • 大沼バス停から乗ったバスは、一時間足らずで玉川温泉に着いた。湯治客で賑わう温泉宿の脇にある玉川温泉自然研究路を歩くのが目的である。道の脇には、成分が濃そうな湯の川が流れ、いたるところから水蒸気やガスが噴出している。

    大沼バス停から乗ったバスは、一時間足らずで玉川温泉に着いた。湯治客で賑わう温泉宿の脇にある玉川温泉自然研究路を歩くのが目的である。道の脇には、成分が濃そうな湯の川が流れ、いたるところから水蒸気やガスが噴出している。

    玉川温泉自然研究路 公園・植物園

  • その先に、轟音と共に湯が噴き出している場所があった。ひとつの源泉としては、日本で最も湧出量が多いという『大噴(おおぶけ)』である。泉温98℃、ph1.2の強酸性の湯が、毎分約8,400リットルも湧き出ている。温泉好きには堪らない光景である。

    その先に、轟音と共に湯が噴き出している場所があった。ひとつの源泉としては、日本で最も湧出量が多いという『大噴(おおぶけ)』である。泉温98℃、ph1.2の強酸性の湯が、毎分約8,400リットルも湧き出ている。温泉好きには堪らない光景である。

    大噴 自然・景勝地

  • 遊歩道は、玉川温泉地獄地帯を巡るのだが、途中には、豪快な野天風呂や、岩盤浴が出来る場所などがあり、かなり面白い。ここは、もう一度ゆっくり歩いてみたいと思った。

    遊歩道は、玉川温泉地獄地帯を巡るのだが、途中には、豪快な野天風呂や、岩盤浴が出来る場所などがあり、かなり面白い。ここは、もう一度ゆっくり歩いてみたいと思った。

  • 歩いていると、至る所で火山性のガスが噴出し、その音と共に、強い硫化水素臭が漂う。そのような場所には、黄色い硫黄の成分が付着していて、とても綺麗であった。

    歩いていると、至る所で火山性のガスが噴出し、その音と共に、強い硫化水素臭が漂う。そのような場所には、黄色い硫黄の成分が付着していて、とても綺麗であった。

  • バス停へ戻る途中、強酸性の湯が流れる川に10円玉を浸けてみると、綺麗になるどころか、薄くなってしまった。塩酸が流れているようなものなのである。ちなみに、玉川温泉では、この源泉を使った湯に入ることが出来るのだが、成分が濃いため、入浴方法や時間に制限があるそうだ。この後、再びバスに乗り田沢湖駅へ向かい、秋田新幹線『こまち』で家路についた。二泊三日の秋田の自然を巡る旅。変化に富んだ自然に出会えた楽しい旅であった。

    バス停へ戻る途中、強酸性の湯が流れる川に10円玉を浸けてみると、綺麗になるどころか、薄くなってしまった。塩酸が流れているようなものなのである。ちなみに、玉川温泉では、この源泉を使った湯に入ることが出来るのだが、成分が濃いため、入浴方法や時間に制限があるそうだ。この後、再びバスに乗り田沢湖駅へ向かい、秋田新幹線『こまち』で家路についた。二泊三日の秋田の自然を巡る旅。変化に富んだ自然に出会えた楽しい旅であった。

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思い出の旅

この旅行記へのコメント (2)

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  • hot chocolateさん 2017/08/15 21:16:15
    男鹿の旅
    旅猫さま

    こんばんは〜

    19年前の男鹿半島の旅にお邪魔しています。
    今回の初夏の男鹿半島の旅行記の第3弾だと思ったら、前の旅行記の編集後の旅行記だったのですね。

    19年も経てば、世の中随分変わりますから、以前の情報は使えなくなるものも多いですね。
    寝台特急「あけぼの」が廃止されたり、水族館がリニューアルされたりしたものの、男鹿の景色は昔のままだったのではないでしょうか。

    hot choco

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2017/08/15 23:36:33
    RE: 男鹿の旅
    hot choco猫さん、こんばんは。

    いつもありがとうございます。

    お盆休みですね。
    昨日も今日も、電車はガラガラ。
    いつも混んでいる新宿も、ちょっと空いていました。

    すみません。
    250冊ほど非公開中の旅行記があり、順次再編集しています。
    4トラ登録初期は、勢いで書いていましたので、どうもいまひとつで。
    落ち着いて、文書を書き直して、少しずつ再公開しています。

    なので、情報が古くなったものは、コメントを追加しています。
    と言うか、文書はほとんど書き直しているので、前とはかなり雰囲気が変わっていますよ(笑)
    前は、口語体が多かったかも。


    でも、男鹿の景色は、まったく変わっていませんでした。
    やはり、大好きな場所です。
    また、いつか訪れるでしょうね。

    旅猫

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