2006/08/06 - 2006/08/06
9位(同エリア138件中)
旅猫さん
【思い出の旅】第10弾は、青春18きっぷで訪れた夏の魚沼の旅。
2006年8月最初の日曜日、青春18きっぷを利用して、夏の魚沼を訪れた。越後湯沢では、アルプの里で自然に触れ、浦佐では、越後ワイナリーでワインの試飲を楽しんだ。
(2025.08.30投稿)
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
地元の駅から高崎線に乗り、終点の高崎駅で上越線に乗り換え、上越国境を越える。そして、越後湯沢駅には、10時26分に着いた。
-
駅からのんびり歩き、湯沢高原ロープウェイ乗り場へと向かう。ロープウェイは、温泉街とアルプの里を約7分で結んでいる。166人乗りの大きなゴンドラに揺られ、湯沢の街を見下ろすアルプの里を目指す。
湯沢高原ロープウェイ 乗り物
-
ロープウェイの駅舎を出ると、そこは、いかにも観光施設と言った感じであった。地図を見ると、『あやめヶ池』というところがあったので、シャトルバスに乗り、行ってみることにした。
湯沢高原アルプの里 公園・植物園
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シャトルバスを降りると、高原らしい風景が広がっていた。レンゲツツジなども咲いている。
※2025年8月現在、シャトルバスは、パノラマステーションとレストラン『エーデルワイス』間の運行となり、あやめヶ池へは、徒歩または『やまびこペアリフト』の利用となっています。 -
近くのあやめヶ池には、周囲に木道が敷かれている。小さな池だが、その周辺だけは自然が豊かに残っていた。
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他に見どころも無かったので、温泉街へと戻る。夏休みの日曜日だと言うのに、温泉街に人影はほとんど無かった。
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駅へと戻り、構内にある『ぽんしゅ館』に立ち寄る。新潟の地酒が試飲できる場所で、少し時間を潰す。それにしても、これほど空いているのは珍しい。
ぽんしゅ館 越後湯沢驛店 専門店
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昼時となったので、改札近くの『雪中庵』で昼食とした。食べたのは、越後らしい舞茸天蕎麦である。舞茸天が小さかったのが残念であった。
※『雪中庵 越後湯沢駅店』は、閉店となっています。 -
改札前の通路には屋台村があり、そこにあった『越後いなか屋』と言う店で、越後もち豚の串焼きが売られていたので、つい買ってしまった。食べてみると、旨味があり、塩加減も程よく美味しかった。
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13時10分発の長岡行普通列車に乗り、次の目的地浦佐駅へと移動する。ホームも列車も、新幹線が発着する駅とは思えないほどの長閑さだ。
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二つ目の大沢駅の辺りからは、車窓に田園風景と山並みが見えて来る。個人的に、上越線のこの辺りから先の車窓は気に入っている。秋の実りの季節には、特に美しい景色となるのだ。
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30分ほど走り、浦佐駅には13時43分に到着した。この駅も新幹線の停車駅なので、横に長い高架の駅舎となっている。新幹線が開通する前は、普通列車しか停まらない小さな駅だったのだが、なぜ新幹線の駅が出来たのか不思議である。
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駅の東側には、谷川岳を源とする魚野川が流れている。目指す越後ワイナリーは、川の向こう側にあるので、橋を渡って行く。駅からすぐとは思えない伸びやかな景色に癒される。
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魚野川を渡り少し歩くと、道は八色の森公園の中へと入って行く。右手には小さな池があり、その奥には池田記念美術館が建っている。帰りに立ち寄ろうと思っていたのだが、ワイナリーで時間を取り過ぎ、観ることはできなかった。
八色の森公園 公園・植物園
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公園を抜けた右手に、越後ワイナリーの建物が見えてきた。実は、今回の旅の一番の目的は、このワイナリーに来ることだったのだ。ワインは、日本酒と並んで好きなお酒である。
雪氷室のあるワイナリー by 旅猫さんアグリコア越後ワイナリー 専門店
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中へ入り、まずは醸造所を見学する。このワイナリーには、雪氷室と言うものがある。貯蔵した雪の冷気を利用して、ワインの貯蔵庫を冷却しているそうだ。雪国ならではの、自然に優しい設備である。
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醸造所を見学した後、外にある葡萄畑を観に行く。越後ワイナリーでは、欧州品種の葡萄を、垣根式で栽培しているようだ。葡萄は、多くが自社畑で栽培されているそうで、一部の品種が契約栽培らしい。
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売店では、ここで醸造しているワインを試飲することが出来る。せっかくなので、その日飲める銘柄をすべて頂くことにした。まずは、白ワインを五種類飲んでみる。『越後雪季』と言う銘柄は、雪氷室を利用して熟成されたワインだそうだ。
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続いて、赤ワインを三種類いただく。旗頭である『越後メルロー』は、なかなか美味しかった。
※2025年現在、『越後メルロー』は、『越後ワインメルロー』と『ドメーヌ・越後メルロー』となっています。 -
駅へ戻り、15時15分発の越後中里行に乗り、越後湯沢駅へと向かう。そして、越後湯沢駅からは、17時09分発の熊谷行臨時快速『マリンブルーくじらなみ』で帰ることにした。この列車は、埼玉県民を越後の海水浴場へと運ぶために夏のみ運転しているもので、上越国境を越え、高崎線へ直通するのでとても便利なのだ。夏の日曜日、日帰りで訪れた魚沼。アルプの里はいまひとつであったが、越後ワイナリーでは、美味しいワインも味わえ、なかなか楽しい旅となった。
※『マリンブルーくじらなみ』は、廃止となっています。
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