2025/05/31 - 2025/05/31
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+mo2さん
東京国立博物館で、特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」が開催されています。江戸時代の傑出した出版業者である蔦重こと蔦屋重三郎は、喜多川歌麿、東洲斎写楽といった現代では世界的芸術家とみなされる浮世絵師を世に出したことで知られています。日本の木版画の技術は、江戸時代の文化の中で独自に発展し、浮世絵という力強く華やかな芸術を生み出しました。「浮世」という言葉には「当世風の」という意味があり、浮世絵 版画はまさにその時代と社会を色鮮やかに映し出すメディアでした。
写楽や歌麿、北斎の浮世絵を生み出したこの高度な木版画の技術は、途切れることなく、現代まで職人たちに受け継がれています。山桜の版木を使い、和紙に墨と水性の絵具で摺り上げることで生まれるシャープな線や軽やかな色彩は、唯一無二のものです。伝統の技術は、同時代の人々の心をとらえる作品を生み出し続けることで、さらに次代へと継承されていきます。
「浮世絵現代」は、伝統木版画の表現に魅了された様々なジャンルのアーティスト、デザイナー、クリエーターたちが、現代の絵師となり、アダチ版画研究所の彫師・摺師たちと協働して制作した「現代」の「浮世絵」を見ることができるものです。写真撮影OKで写真多くなったので2部に分けました。(2)は、第4章現代の絵師たちです。浮世絵の「浮世」という言葉は現世を表す「憂き世」を語源とし、「当世風の」という形容詞的な用いられ方をしてきました。この本来の意味に立ち返った時、「現代の浮世絵」を描く絵師は、今という時代を見つめ、多くの人々の心を揺さぶる現代のアーティストだといえるのではないでしょうか。第4章では2010年代以降、世界中のアーティストたちが日本の彫師・摺師とともに制作した「現代の浮世絵」を紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線
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第4章 現代の絵師たち
ロッカクアヤコ「無題1」2020年
ヨーロッパを拠点に活動し、国内外で高い評価を得ているアーティスト・ロッカクアヤコ氏とのコラボレーションが実現し、アダチ版画研究所との初めての木版画作品。ロッカク氏はアクリル絵の具を付けた手指で直接キャンバスや段ボールに描く独自の手法が特徴。今回、高度な彫や摺の技術を駆使することにより、ロッカク氏らしい自在なタッチとカラフルな色彩をとどめながらも、木版らしい印象深い線と鮮やかで暖かみある発色が生まれました。ロッカク氏の描いたポジティブな力にあふれる世界と伝統木版技術との新たな融合です。 -
ロッカクアヤコ「無題2」2022年
本作の浮世絵に使われた「三枚続」という、三枚別々に制作した同じサイズの作品を横に並べ、大きな世界を作り出す手法に挑戦されたロッカク氏。絵師・ロッカクアヤコ氏のカラフルな色彩と柔らかくも力強い独自のタッチで描き出されたポジティブな世界が、高度な彫や摺の技術によって見事に表現されています。木版らしい印象深い線と鮮やかで温かみのある発色が魅力の、まさに現代の浮世絵です。 -
ロッカクアヤコ「無題3」2025年
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イチオシ
田名網敬一「眼光ビーム」2020年
作家の言葉
「僕は子供の頃からアニメーションが好きだったせいか、絵を描くとき、各要素が次の瞬間どのように動くかを考えながら描いています。静止画像を描いていても、次の場面を絶えず想像して絵を描いているんです。漫画の複数のコマの展開を、一枚の絵の中に落とし込んだような効果を出したい、と思っています。それがもしかしたら、作品の浮遊感のようなものに繋がっているのかもしれませんね。
それから作品タイトルにもなっている「ビーム」についてですが……僕は幼年時代に空襲を体験しました。夜になると、日本軍のサーチライトが、上空を飛ぶ米軍のB-29(爆撃機)を照らしていました。細い光の筋が何本も夜空を走るその光景が、周囲の大人たちの不安や恐怖を他所に、子供心に面白かったんですよね。大人になっても、そのときの暗闇に伸びる光線をよく思い出します。僕の作品の中にある光線(ビーム)の原型は、それなんじゃないかな、と思います。」 -
《眼光ビーム》主版と校合摺①
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《眼光ビーム》主版と校合摺②
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田名網敬一「また夢は始まる」2021年
作家の言葉
「浮世絵からの引用は特に多いですね。(作品にたびたび登場する)あの太鼓橋の形状は、葛飾北斎の浮世絵『諸国名橋奇覧 かめゐどてんじんたいこばし』から引用しています。この絵で北斎は、亀戸天神の反り橋を描いていますが、実際はこんな急勾配の橋、登れないし降りられないですよね。つまり、僕にとってこれは『渡ることのできない橋』の象徴なんです。そこにはまた、生と死の二つの世界をつなぐもの、というイメージも持たせています。
僕自身、橋が好きなんですが、こうした橋のイメージのルーツは、(幼い頃に遊んでいた)目黒雅叙園にある太鼓橋です。…(略)…絵を描くようになって、画集などを通じていろんな浮世絵の作品を見ていく中で、こうした自分の幼少期の記憶と、浮世絵の造形を結び付けていきました。」(2020年 インタビュー「北斎の描線 記憶の中の光線」より)」 -
田名網敬一「豊穣の庭」2024年
太鼓橋、松の木、髑髏、光る眼、といった田名網作品に頻繁に登場するモチーフが複雑に絡み合い、まるでアルチンボルドの「寄せ絵」のように、髑髏のシルエットを浮かび上がらせています。散華が舞う黄金色の空とモノクロームの海は、作家の第二次大戦の記憶と結びついているのかも知れません。
本作は国立新美術館で開催の展覧会「田名網敬一 記憶の冒険」(2024年8月7日~11月11日)にて発表された新作木版画です。 -
N・S・ハルシャ「恥ずかしがりの猿 黄昏 ・鶏鳴・日出」2017年
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N・S・ハルシャ「奇襲」2017年
国際的に活躍する南インド出身のアーティスト、N・S・ハルシャ氏が、森美術館での個展(2017年)開催を記念して制作した木版画。透明感あふれる色彩を特徴とするハルシャ氏の作風と、和紙と水性の絵具から生まれる伝統木版画特有の風合いが見事に調和しています。
インドの伝統文化に向き合い独自の表現を確立してきたハルシャ氏と、日本の伝統の木版技術を継承するアダチ版画研究所とのコラボレーションです。 -
N・S・ハルシャ「みんなの自画像」2025年
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加藤泉「無題1」「無題2」2020年
絵画、彫刻、リトグラフなどの様々な表現方法を通じて、独自の世界を作り上げてきた加藤泉氏が、このたび伝統木版による新しいUKIYO-E制作に初めて挑戦されました。島根県の自然豊かな土地に生まれ育った加藤泉氏。人物をモチーフに、プリミティブなイメージを持ちつつも、そこには収まりきらないような力強く生命力に満ち溢れた加藤氏の魅力が、伝統木版の技術によって新しいUKIYO-E第1弾として完成しました。 -
加藤泉「無題3」2023年
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加藤泉「無題4」2023年
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ニック・ウォーカー「Tokyo Nectar」2024年
ニック・ウォーカーは、グラフィティ・アートの先駆者として80年代より活躍をしているアーティスト。1992年頃より、バンクシーなどの仲間とステンシルを取り入れ、従来のグラフィティ・アートを発展させた一人。 -
ニック・ウォーカー「Mona Simpson」2025年
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ニック・ウォーカー「A Meeting of Minds」2025年
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マーティン・ワトソン「Equilibrium」2022年
マーティン・ワトソンは、ノルウェーを拠点として活躍する、ステンシルとグラフィティを融合させた手法が特徴のストリート・アーティストです。このたび完成した木版画“Equilibrium”は、ステンシルで表現されたワトソン氏の代表的なモティーフであるダンサーにグラフィティを融合させた作品です。グレーの濃淡で表現されたダンサーと、その上に載せられたグラフィティのコントラストが木版の技術によって色鮮やかに表現されています。また、本作品は摺りあがり後に、ワトソン氏自身が手描きの部分を加えることで、一点ずつユニークな個性を持つ新しい木版画作品として完成しました。 -
マーティン・ワトソン「Sea Turtle」2025年
『Sea Turtle』は、ステンシルで表現されたワトソン氏の代表的な動物のモティーフであるウミガメにグラフィティを融合させた作品です。グレーの濃淡で表現されたウミガメと、その上に載せられたグラフィティのコントラストが木版の技術によって色鮮やかに表現されています。また、本作品は摺りあがり後に、ワトソン氏自身が手描きのハンドフィニッシュを加えることで、一点ずつユニークな個性を持つ新しい木版画作品として完成しました。 -
ベン・アイン「Tokyo, TOKYO」「Coral Reef」2023年
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アンナ・ラウリーニ「THE LADY」2020年
1980年イタリア生まれ。現在ロンドンを拠点に活動。キュビズムと抽象表現主義に触発された女性像を描きます。 -
アンナ・ラウリーニ「ENCHANTED」2022年
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アンナ・ラウリーニ「LONDON COUPLE」2022年
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ティエリー・ノワール「Skateboarding」2024年
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ミーシャ・ドーバック a.k.a. マッド・ドッグ・ジョーンズ「REPLICATOR」2025年
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花井祐介「無題1」2021年
花井氏の作品は、日本の美的感覚とアメリカのレトロなイラストレーションを融合した独自のスタイルで描かれています。それはまるで、シニカルでありながらユーモアたっぷりの物語のよう。 本作品は、市井の人々の日常の一コマが描かれた16点の小さな木版画を立体的にレイアウトし、一つの作品として見せるという花井氏らしい遊び心がつまったものです。16点の小さな木版画はそれぞれ、版木の木目や和紙の表情を活かした木版画特有の温かみに溢れています。 -
《無題1》版木と面付
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花井祐介「無題2」2022年
花井氏の作品は、日本の美的感覚とアメリカのレトロなイラストレーションを融合した独自のスタイルで描かれています。 "Trash thrown away in the city eventually collects in the ocean (街に捨てられたゴミは、最終的に海に溜まる)."と言う花井氏の言葉が連想される本作品「無題2」。氏のシニカルでありながらユーモアたっぷりの物語のような作風と木版画特有の温かみが融合し生まれた作品です。 -
花井祐介「無題3」2023年
日本の美的感覚とアメリカのレトロなイラストレーションを融合した独自のスタイルで描かれている花井氏の作品。そこには、日常や、いつもの風景、いつもと少しだけ違う出来事などが一貫して描かれ、見る者の心に小さな灯りをともしてくれます。このたび完成しました「無題3」は、2023年6月に開催された個展「PebbLes AND RiPPLes」に、立体作品として展示された小屋を描いたものです。小屋の中を覗き込みたくなるような花井氏独特の物語のような作風と木版画特有の温かみが融合し生まれた作品です。 -
KYNE「無題1」2024年
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永井博「Time goes by ...」2022年
永井 博は、日本のイラストレーター、グラフィックデザイナー。1980年代以降に、大瀧詠一の『A LONG VACATION』、サザンオールスターズ、松岡直也などでおなじみです。 -
岡田菜美「one view」2025年
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ジェームス・ジーン「Pomegranate」2015年
タイトルの「Pomegranate」は、ザクロのこと。本図に描かれたザクロからしたたる紅色で化粧をする女性は、ザクロの持つ豊穣や子孫繁栄といった強い生命力・存在感を身にまとおうとしているようにも見えます。木版画特有の鮮やかな発色を生かした、色彩のコントラストが鮮烈な作品です。 -
ジェームス・ジーン「Dolly Varden」2018年
1956年の『ロアノーク・タイムズ』紙によれば、ドリー・バーデンは曲芸師であり、曲馬師であり、あるときは「タンバーク・トレイルの女神」と呼ばれ、宝石の収集家だった。伝統的な木版画の技術を用いることにより、この世のものとは思えない、貴い作品が生まれ、別世界のミューズの姿が現れました。 -
ジェームス・ジーン「Chrysanthemum」2021年
「Chrysanthemum」は、iPadで描いた絵から始まりました。純粋にデジタルな作品でありながら、1本1本の線はスケッチの描線の質感や躍動感を模倣していますが、タブレット上のファイルとしてのみ存在する、機械の中の亡霊です。しかし、この画像に込められた「魂」のようなものが、細心の注意を払った作業によって木版に彫られ、手漉き和紙の繊維に摺り込まれました。木版画という媒体によって生み出される女神〈ミューズ〉のシリーズに今回新たに加わった「Chrysanthemum」に描かれた菊の女神は、炎のトルネードに囚われています――虚飾が焼き払われ、内なる本質があらわになるのです。花びらは心臓のように脈打ち、燃えるような破壊と再生のプロセスの鼓動を刻んでいます。(ジェームス・ジーン氏のコメントより) -
町田久美「雪の日 -first light」2025年
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町田久美「雪の日 -signs of snow」2025年
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町田久美「雪の日 -blue hour」2025年
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町田久美「雪の日 -long night」2025年
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町田久美「ハレとケ -hare」2025年
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町田久美「ハレとケ -ke」2025年
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松本大洋「鳩と子ども」2024年
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山口晃「新東都名所 東海道中 日本橋改」2012年
日本の伝統的絵画の様式を踏まえつつ、過去と未来が混在する都市鳥瞰図や合戦図を圧倒的な画力と豊かなイマジネーションとによって描き出す人気画家、山口晃氏。山口氏による、新たな東京の名所絵が登場。記念すべき木版画第一作目は、五街道の起点であり、江戸の中心であった日本橋。数多の浮世絵に描かれてきた伝統的な画題を独自の解釈で描き出します。 -
山口晃「新東都名所 芝の大塔」2014年
日本の伝統的絵画の様式を踏まえつつ、過去と未来が混在する都市鳥瞰図や合戦図を圧倒的な画力と豊かなイマジネーションとによって描き出す人気画家、山口晃氏。山口氏による、新たな東京の名所絵が登場。待望の木版画第二作目は、東京のランドマーク、東京タワー。港区三田一丁目の元神明宮の辺りから、北東の方向にある東京タワーを眺めている図です。 -
Atsushi Kaga「愛蘭土百景 セントパトリック リバティーズ」2024年
アイルランドのダブリンを拠点に活動する日本人アーティスト、カガ・アツシ。アイルランドと日本の二つの文化体験が元となって創造されるKaga氏の世界とその可愛らしい外見の中に隠されたダークでシュールな内面が見え隠れするキャラクターたちは、国境を越えて多くのファンに愛されています。絵師として浮世絵を描くのが夢だったと語るKaga氏。「愛蘭土百景 セントパトリック リバティーズ」は、アイルランドの風景を日本独特の伝統木版の技法で制作したKaga氏初の木版画です。本作に登場するのは、氏のメインのキャラクターの一つであるUsacchi(うさっち)。尊敬する浮世絵師、国芳の仕事着を着て、アイルランドの象徴とも言うべき聖Patrick教会の前で頬杖をついています。木版の一番の魅力である鮮やかでありながら柔らかい発色によって生み出されたKagaワールド。記念すべき「愛蘭土百景」の幕開けです。 -
ロバート・ラザリーニ「untitled」2024年
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ベイン・ピーターソン「Untitled 1」「Untitled 2」「Untitled 3」2021年
ベイン・ピーターソン氏は、染めたプライウッドをボンドで何層にも継ぎ合わせてそれぞれの塊を大まかに継いで大きな形にしてから有機的な形を作っていく方法で立体作品を制作しているアーティストです。材料の使い方の面白さと、仕上げにニス等を塗らずに生み出される柔らかさがとてもユニークな質感を見せ、独特の存在感が醸し出されています。本作品は、立体をメインとするアーティストが同じモティーフで平面に挑戦する試みから生まれました。 -
アレックス・ダッジ「Come Walk with Me Into the Night」2020年
アレックス・ダッジ氏はレーザーカットステンシルを用いて、絵具をキャンバスに押しつけるユニークな手法で絵画作品を制作するアーティストです。ダッジの作品の制作工程は、木版の制作工程と似通った部分があり、木版で彼の作品を制作することは興味深い試みでした。可愛さと不気味さのような、相反する物を混在させることによって生まれる独特のアンビバレントな雰囲気が彼の作品を特徴づけています。 -
アレックス・ダッジ「Dancing Between the Shadows of Power」2021年
アレックス・ダッジ氏はレーザーカットステンシルを用いて、絵具をキャンバスに押しつけるユニークな手法で絵画作品を制作するアーティストです。ダッジの作品の制作工程は、木版の制作工程と似通った部分があり、木版で彼の作品を制作することは興味深い試みでした。可愛さと不気味さのような、相反する物を混在させることによって生まれる独特のアンビバレントな雰囲気が彼の作品を特徴づけています。 -
アレックス・ダッジ「Ozymandias」2024年
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イチオシ
草間彌生「七色の富士 生命は限りもなく、宇宙に燃え上がって行く時」2014年
テーマは、世界文化遺産に登録された日本の象徴・富士山。その秀麗な姿は古より浮世絵をはじめ、多くの芸術の題材となってきました。本作は、草間彌生さんが初めて富士と間近に対峙し、心を動かされ、一気に描きあげたものです。悠々と裾野を広げてそびえる孤高の富士の姿からは独立峰の存在感、溢れるような生命力が伝わってきます。 -
草間彌生「七色の富士 宇宙や人類の生命のありか」2014年
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草間彌生「七色の富士 命の限り愛してきた私の富士山のすべて」2014年
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草間彌生「七色の富士」の製作工程
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草間彌生「わが心の富士はかたる」2014年
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草間彌生「富士は心の故郷」2014年
草間さんのトレードマークとも言える無数の目玉や水玉模様に彩られた真っ赤な富士山の姿からは、今にもマグマを噴き出しそうな、内に秘めた激しいエネルギーが感じられます。 -
李禹煥「Dialogue 1」2022年
戦後日本美術の重要な動向である「もの派」を牽引してきた美術家、李禹煥。2022年春には南仏・アルルに新たな李禹煥美術館をオープンし、夏には東京(国立新美術館)で、そして現在は神戸(兵庫県立美術館)で大規模な回顧展を開催し、改めてその活動が注目されています。
作家活動の初期から、版を用いた表現を繰り返し試みてきた李氏にとって、版画は単なる複製の技術ではなく、時間の経過や反復の中に生じる差異を可視化する重要な表現手段のひとつです。このたび伝統木版の技術を継承する職人たちとともに、近年発表している「Dialogue(対話)」シリーズを木版で制作しました。
木や紙といった素材との対話、つくり手同士の関係性が生み出した、新たな木版の表現です。 -
李禹煥「Dialogue 2」「Dialogue 3」2022年
作家コメント
「今回、僕の作品のこの色を出すのに、摺師の岸さんが二十度近く色を摺り重ねていると聞いて、びっくり仰天でした。でもなるほど、それだけの工程を経て出来上がる色の層は、優しくて静かだけれど、力強い。絵面(えづら)の存在感と言ったら良いのでしょうか。極めて薄く淡い色調で何度も摺り重ねる中で、そうしたものが立ち現れてくるんでしょうね。これを確認できたことは、僕にとっても改めて面白い経験でした。」 -
横尾忠則「寒山拾得」2023年
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横尾忠則「寒山拾得・其ノ一」2023年
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横尾忠則「寒山拾得・其ノ二」2023年
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横尾忠則「寒山拾得・其ノ三」2023年
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アントニー・ゴームリー「RAPT」2025年
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アントニー・ゴームリー「RAPT」2025年
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キキ・スミス「Paper Wasps Nest」2024年
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クリス・オフィリ「Satyr Night (waterfall)」2025年
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イケムラレイコ「ミコを抱いて赤のなかに立つ少女」2025年
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塩田千春「Connected to the Universe -Red Waves、Red Lines、Red Circles」2023年
赤や黒の糸を使った大規模なインスタレーションで国際的に知られる塩田千春氏の制作の根底には、一貫して人間の生死、不在の中の存在を探求する氏の精神が流れています。このたび完成した塩田氏の3つの木版画作品、"Connected to the Universe"。人が内包するUniverseと、人を取り巻くUniverseが。塩田氏の紡ぐ赤い糸によって、"Red Waves"、"Red Circles"、"Red Lines"と様々な形に変化しながら、繋がれていきます。氏が紡ぐ赤い記憶の糸が、木版独特の柔らかでありながら鮮やかな発色によって表現された作品です。 -
名和晃平「Ether (wave)」「Ether (wave, B)」2023年
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名和晃平「White Deer (Oginohama)」2025年
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サーニャ・カンタロフスキー「Curtain」「Good Host」「Woe to Wit」2020年
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サーニャ・カンタロフスキー「Curtain」2020年
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サーニャ・カンタロフスキー「Good Host」2020年
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サーニャ・カンタロフスキー「Woe to Wit」2020年
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クレア・タブレ「Self-portrait (with George)」「Self-portrait in a Robe (purple)」2025年
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クレア・タブレ「Self-portrait in a Robe (purple)」2024年
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クレア・タブレ「Self-portrait (with George)」2025年
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クレア・タブレ「Paysages d’intérieurs (rose)」2025年
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白石由子「星夜 夏」「星夜 ?」「星夜 冬」2024年
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グレン・ゴールドバーグ「Friends」2025年
NYCのブロンクスで育ち、その地で長いキャリアを持つ作家グレン・ゴールドバーグ氏。繰り返されるリズミカルな形、繰り返し現れるドットのような装飾的な文様が特徴的な彼の作品には、まるで子供の想像力のような、自由で純粋な発見と喜びがあります。作品にしばしば描かれる鳥や植物などの自然物が、様々な文様と重なり合いながら、ゴールドバーグ氏の物語の一場面を作り上げていきます。東京国立博物館 美術館・博物館
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リンダ・ヘリット「Flagland」「Media Candy」「Very Much Obliged」2022年
ヘリット氏の作品は、常に抽象的な視覚要素と「文字」の接点を探求しています。そして、その両者の相互作用を利用してリズムを生み出し、特定の作品の中で協調させたり、対比させたりしています。彼女の作品では、常に文字が主人公であり、それらの文字がさまざまな背景の形や色によってカモフラージュされたり断片化されたりしながら、表現されています。また、物語を構成する断片を視覚的に中断することで、文字をさらに細分化し、見る行為と読む行為の間に緊張感を生み出しています。 -
アリソン・エリザベス・テイラー「Boulevard」2021年
アリソン・エリザベス・テイラー氏は、薄い木の板を張り合わせて模様や絵を作り出す象嵌細工の「マーケトリー」と言う手法とペインティングを組み合わせるというユニークな方法で作品を制作するアーティスト。昨今よく見られる工芸から現代アートへの拡張の代表的な作家と言え、高度な仕上がりの作品群は、アメリカ国内外から高い評価を得ています。
作品「Boulevard」に描かれた男性の衣服にある木目は、天然木の木目を版木に貼り付け摺り上げるという新たな試みで表現されています。 -
アリソン・エリザベス・テイラー「Poolside」2021年
アリソン・エリザベス・テイラー氏は、薄い木の板を張り合わせて模様や絵を作り出す象嵌細工の「マーケトリー」と言う手法とペインティングを組み合わせるというユニークな方法で作品を制作するアーティスト。昨今よく見られる工芸から現代アートへの拡張の代表的な作家と言え、高度な仕上がりの作品群は、アメリカ国内外から高い評価を得ています。
作品「Poolside」では、木目で表現された人物に対して、周囲には独特なざらっとした質感を出すような摺が施され、異なる質感を見せています。 -
アリソン・エリザベス・テイラー「Construction Grade」2021年
アリソン・エリザベス・テイラー氏は、薄い木の板を張合わせて模様や絵を作り出す象嵌細工の「マーケトリー」と言う手法とペインティングを組み合わせるというユニークな方法で作品を制作するアーティスト。昨今よく見られる工芸から現代アートへの拡張の代表的な作家と言え、高度な仕上がりの作品群は、アメリカ国内外から高い評価を得ています。
作品「Construction Grade」では、穴の開いた板壁にある木目を、版木に現れる木目を生かして摺り上げるという方法で表現しました。 -
アグス・スワゲ「Dead Poet Society」2025年
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イチオシ
第5章 継承と発展
福井江太郎「嬉」2010年
浮世絵を生んだ伝統木版画の技術を次代へ継ぐことを目的として、1994年にアダチ伝統木版画技術保存財団が設立されました。同財団の活動の一端として、同財団企画・監修の木版画作品が紹介されていました。 -
ピーター・マクドナルド「Over There」2012年
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川島秀明「風」2013年
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近藤聡乃「貝」2015年
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福井篤「月食」2014年
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feebee「寿という獣 酉」2016年
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金子富之「赤虎」2017年
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Vahram Muratyan「Mon Fuji, mon amour」2017年
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志世都りも「ビッグ・マウンテン・ソバ・ヌードル」2011年
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福田美蘭「2012年の雪月花」2012年
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島崎良平「女とタバコその一」2016年
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イチオシ
宮崎優「花ざかり」2018年
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石松チ明「甘ったれ sweetie」2019年
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長友由紀「東京駅地中図絵」2020年
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オギハラフウカ「息を止めて」2022年
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ジェイミー・スコルニック「Grief」2024年
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ビートたけし「無題Ⅰ」2014年
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ビートたけし「無題Ⅱ」2014年
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イチオシ
ビートたけし「無題Ⅲ」2014年
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2025/05/31~
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2025.2 特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」(1)
2025/02/01~
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2025.2 特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」(2)
2025/02/01~
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2025.2 特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」(3)
2025/02/01~
上野・御徒町
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2025.2 開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺―百花繚乱 御所ゆかりの絵画―」
2025/02/01~
上野・御徒町
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異端の奇才―ビアズリーとTHE CAVE DE OYSTER
2025/02/15~
丸の内・大手町・八重洲
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2025.3 西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館
2025/03/15~
上野・御徒町
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2025.3 ラムセス大王展 ファラオたちの黄金
2025/03/15~
豊洲
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2025.3 ミロ展
2025/03/15~
上野・御徒町
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2025.3 横浜美術館リニューアルオープン記念展 おかえり、ヨコハマ(1)
2025/03/29~
横浜
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2025.3 横浜美術館リニューアルオープン記念展 おかえり、ヨコハマ(2)
2025/03/29~
横浜
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2025.3 ミステリー・オブ・ツタンカーメン~体感型古代エジプト展(1)
2025/03/29~
横浜
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2025.3 ミステリー・オブ・ツタンカーメン~体感型古代エジプト展(2)
2025/03/29~
横浜
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2025.4 西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館...
2025/04/13~
上野・御徒町
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2025.4 ヒルマ・アフ・クリント展(1)
2025/04/13~
丸の内・大手町・八重洲
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2025.4 ヒルマ・アフ・クリント展(2)
2025/04/13~
丸の内・大手町・八重洲
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2025.4 ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト(1)古代エジプト人の謎を解け!
2025/04/29~
静岡市(葵区・駿河区)
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2025.4 ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト(2)ファラオの実像を解明せよ
2025/04/29~
静岡市(葵区・駿河区)
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2025.4 ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト(3)死後の世界の門をたたけ!
2025/04/29~
静岡市(葵区・駿河区)
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2025.4 カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ
2025/05/04~
仙石原
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2025.5 ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠
2025/05/31~
丸の内・大手町・八重洲
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2025.5 浮世絵現代(1)
2025/05/31~
上野・御徒町
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2025.5 浮世絵現代(2)
2025/05/31~
上野・御徒町
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2025.5 特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」「五大浮世絵師展」
2025/05/31~
上野・御徒町
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2025.6 ゴッホ・インパクト―生成する情熱(1)
2025/06/15~
仙石原
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2025.6 ゴッホ・インパクト―生成する情熱(2)
2025/06/15~
仙石原
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2025.7 これからの風景 世界と出会いなおす6のテーマ
2025/07/06~
静岡市(葵区・駿河区)
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2025.7 特別展「氷河期展 〜人類が見た4万年前の世界〜」
2025/07/26~
上野・御徒町
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2025.7 クリムト・アライブ
2025/07/26~
日本橋
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甥っ子とミステリー・オブ・ツタンカーメンへ
2025/08/30~
横浜
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2025.9 ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢、特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」
2025/09/20~
上野・御徒町
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旅行記グループ 2025 美術館・博物館 展覧会
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