2025/04/29 - 2025/04/29
87位(同エリア1648件中)
+mo2さん
今年(2025年)は、「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」「ミステリー・オブ・ツタンカーメン~体感型古代エジプト展」などエジプト関連の展覧会が続いていますが、地元、静岡県立美術館で開催されている「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」へ行ってきました。こちらは全国巡回展で静岡の前は、森アーツセンターギャラリーで開催されていましたが、静岡に来るまで待っていました。展覧会は写真撮影OKだった為たくさん写真を撮ってしまいました。第3弾です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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Final Stage 死後の世界の門をたたけ!
古代エジプト人のユニークな死生観にまつわる謎を紹介。古代エジプトでは、人は死後、来世で復活し永遠の命を得ることができると信じられていました。
最後のステージでは、人や動物のミイラをはじめ、美しい副葬品の数々や葬儀のための道具、神々の姿をあらわしたレリーフなど、葬送儀礼に関する作品を紹介。
ミイラはなぜ、どのように作られたのか?など、古代エジプト人の死生観にせまっています。静岡県立美術館 美術館・博物館
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「壁龕に配された像」古王国時代・第4~5王朝、前2625~前2350年頃、サッカラ出土
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「アメンエムハトの石碑」中王国時代・第12王朝初期、前1938~前1875年頃、出土地不詳
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「ジャッカルの伏臥像」末期王朝時代またはそれ以降、前664~前30年頃、サッカラ出土
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イチオシ
「ジャッカルの伏臥像」(前から)
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イチオシ
「動物の棺の上に置かれたトガリネズミの像」末期王朝時代、前664~前332、サッカラ出土
かわいらしい小さなトガリネズミの像は、動物の棺の上に置かれたもの。トガリネズミは夜行性で攻撃的な狩猟能力を持つことから、創造神アトゥムと結び付けられました。 -
「ネコの座像」末期王朝時代・第26~30王朝、前664~前343年、出土地不詳
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「サルの像」新王国時代・第18王朝後期、前1353~前1336年頃、アマルナ出土
動物は古代エジプトにおいて神聖視されており、神聖なものが動物のかたちで現れると考えられていました。 -
「カバの像」中王国時代~第2中間・第12~17王朝、前1938~前1539年頃、出土地不詳
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「縛られたカモの供物の模型」第1中間期~第2中間期、前2170~前1539年頃、出土地不詳
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「魚形のガラス容器」新王国時代・第18王朝、アメンヘテブ3世治世~ホルエムヘブ治世、前1390~前1292年頃、サッカラ出土
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「ヌン(原初の海)を表した皿」新王国時代・第18王朝初期、前1539~前1493年頃、アクミーム出土
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「取っ手の付いたガラス製容器」新王国時代・第18王朝後期、おそらくアクエンアテン治世、前1353~前1336年頃、サッカラ出土
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「花柄の襟飾りが施された壺」新王国時代・第19王朝、前1292~前1190年頃、サッカラ出土
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「短剣」中王国時代・第12王朝、前1938~前1759年頃、出土地不詳
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「ハエのペンダント」新王国時代・第18王朝、前1539~前1292年頃、サワマ53墓出土
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「耳飾り」新王国時代・第18王朝、前1539~前1292年頃、出土地不詳
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「首飾り」中王国時代、前2008~前1630年頃、アビュドスD9墓出土
首飾りや護符、耳飾りなどのバリエーション豊かな美しい副葬品からは、死後の世界でも日々の暮らしがあると信じた当時の人々の思いが伝わってきます。 -
「首飾り」中王国時代・第12~13王朝初期、前1938~前1630年頃、アビュドスD303墓出土
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(左)「刻印のないスカラベ付き腕輪」中王国時代・第12王朝初期、前1938~前1875年頃、アビュドス1819墓出土
(右)「円筒形の護符」中王国時代・第12王朝、前1938~前1759年頃、ダハシュール出土 -
「ベス神とタウェレト女神のペンダントが付いた首飾り」新王国時代・第18王朝、前1539~前1292年頃、出土地不詳
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イチオシ
「ビーズの首飾り」新王国時代、アメンヘテブ3世治世、前1390~前1352年頃、テーベ、アメンヘテブ3世のマルカタ王宮出土
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「アメンエムハトのシャブテイ」新王国時代・第18王朝、トトメス4世治世~アクエンアティ治世、前1440~前1336年頃、テーベ西岸のアメンエムハト(TT82)墓出土
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「アメンエムハトのシャブテイ・ボックス」新王国時代・第18王朝、トトメス4世治世~アクエンアティ治世、前1440~前1336年頃、テーベ西岸のアメンエムハト(TT82)墓出土
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「帆船の模型」中王国時代、前2008~前1759年頃またはそれ以降、出土地不詳
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「帆船の模型」(横から)
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ブルックリン博物館はニューヨーク市ブルックリン区にあり、1895年に開館したアメリカ国内でも長い歴史を持つ博物館です。
ニューヨークではメトロポリタン美術館に次ぐ2番目に大きい美術博物館として収蔵品は150万点を超え、なかでも、米国で最大かつ最も質の高い古代エジプト美術コレクションは、彫刻、レリーフ、絵画、土器、パピルスなど、1200点を超える貴重な作品を含み、同館最大の見どころとして世界的に注目されています。
特に、実物のミイラや埋葬の儀式に関連する品々が並ぶ「ミイラの間」は、永遠の命を確実にするために体を保存を必要とするという古代エジプトの信仰心を探求する展示として、博物館の人気スポットとなっています。 -
「オシリス神の小像」末期王朝時代・第26王朝、前664~前525年またはその少し後、アビュドス出土
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「イシス女神の小像」プトレマイオス朝時代、前332~前30年頃、出土地不詳
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「ネフテュス女神像」末期王朝~プトレマイオス朝時代、前664~前30年頃、出土地不詳
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「ネフテュス女神像」(横から)
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「泣き女のレリーフ」新王国時代・第18王朝後期~第19王朝初期、前1319~前1204年頃、サッカラ出土
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「ペセシュ・ケフ(儀式用ナイフ)」先王朝時代、ナカダⅢ期、前3300~前3100年頃。アクミーム出土
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「冥界の神々のレリーフ」新王国時代・第18王朝後期~第19王朝初期、前1336~前1250年頃、ギザまたはサッカラ出土
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「カノプス壺と蓋」末期王朝時代・第26王朝、前664~前525年またはそれ以降、出土地不詳
伝統的なミイラ作りの手順の1つは、体内の臓器を取り出すことです。古代エジプト人が重要とみなした4つの臓器は個別に防腐処理をされ、カノプス壺とよばれる容器に入れられました。 -
「カノプス壺と蓋(ジャッカルをかたどったもの)」
胃を守るドゥアムトエフ -
「カノプス壺と蓋(ハヤブサをかたどったもの)」
腸を守るケベフセヌエフ -
「カノプス壺と蓋(人間をかたどったもの)」
肝臓を守るイムセティ -
「カノプス壺と蓋(ヒヒをかたどったもの)」
肺を守るハピ -
「カルトナージュ棺のアップリケ」プトレマイオス朝時代~ローマ時代、前305~後395年、アクミーム出土
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「ジェド柱の護符」末期王朝時代、前664~前332年、出土地不詳
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「心臓スカラベの護符」末期王朝時代・第26王朝、前664~前525年、サッカラ出土
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「人頭の鳥で表されるバーの護符」末期王朝時代、前664~前332年、サッカラ出土
「人頭の鳥で表されるバーの護符」おそらくプトレマイオス朝時代、前305~前30年、サッカラ出土
「ウジャトの護符」ペルシャ時代、前525~前404年、サッカラ出土 -
「王家の葬祭船を描いたパピルス」前664~前332年、出土地不詳
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「ホルス神が描かれたパピルス」プトレマイオス朝時代、前305~前30年、メンフィス出土
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「ネフェレトイウ(レンベトネフェレトの子)のミイラの包帯」プトレマイオス朝時代またはそれ以降、前332~後1世紀、出土地不詳
「ウエンネフェル(タアメンの子)のミイラの包帯」プトレマイオス朝時代またはそれ以降、前332~後1世紀、出土地不詳 -
「ミイラの覆い布」プトレマイオス朝時代、前305~前30年、サッカラ出土
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「ネコの棺とミイラ」末期王朝時代、前664~前332、おそらくサッカラ出土
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「ネコの棺とミイラ」末期王朝時代、前664~前332、おそらくサッカラ出土
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ミイラ作りへの知識を深めた後で最後の展示室に進むと、静謐に横たわる人間のミイラの棺が視界に飛び込んできます
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「バディアンプウの石棺の蓋」プトレマイオス朝時代、前305~前30年、ハルダイ(キュノポリス)付近エル=タルマキーヤの墓地出土
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「バディアンプウの石棺の蓋」(拡大)
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「女性の木棺のパネル」中王国時代・第11王朝後期~第12王朝初期、前2008~前1875年頃、おそらくアシュート出土
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「女性の木棺のパネル」(部分拡大)
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「<家の女主人>ウェレトワハセトの棺と内部のカルトナージュ」新王国時代・第19王朝 前1292~前1190頃、デイル=エル=メディナ出土
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「<家の女主人>ウェレトワハセトの棺と内部のカルトナージュ」
カルトナージュと呼ばれる、亜麻布やパピルスを漆喰で固めて何層にも固めた、ミイラを収める入れ物は様々な場面が細かく描かれ、彩色されています -
「<家の女主人>ウェレトワハセトの棺と内部のカルトナージュ」(部分拡大)
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「<家の女主人>ウェレトワハセトの棺と内部のカルトナージュ」(部分拡大)
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「トトイルディスの木棺」末期王朝時代、第26王朝、前664~前525、テーベ出土
《トトイルディスの木棺》には、被葬者がミイラの姿で描かれるとともに、死後の願いが図像で表されています。 -
イチオシ
「トトイルディスの木棺」(部分拡大)
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「デメトリオスという名の男性の肖像とミイラ」ローマ時代、前95~後100年、ハウラにあるローマ時代の墓地出土
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「デメトリオスという名の男性の肖像とミイラ」(部分拡大)
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「神官ホル(ホルス)のカルトナージュのミイラ」第3中間期・第25王朝後半、前760~前558年頃、テーベ出土
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「神官ホル(ホルス)のカルトナージュのミイラ」(部分拡大)
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「神官ホル(ホルス)のカルトナージュのミイラ」
《神官ホル(ホルス)のカルトナージュのミイラ》のカルトナージュに描かれているのは、死者を守り、復活を助ける大勢の神々。 -
グッズも色々ありました。図録などを購入。
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