2025/03/29 - 2025/03/29
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+mo2さん
横浜美術館は、2021年3月からの大規模改修工事を経て、2025年2月に全館オープンしました。その最初を飾るのが、記念展「おかえり、ヨコハマ」です。久々に横浜美術館へ行ってきました。本展は、2020年4月に就任した横浜美術館館長・蔵屋美香氏(前・東京国立近代美術館企画課長)の就任後初となる自主企画。蔵屋氏によると、このタイトルには、「『3年ぶりに横浜美術館が帰ってきた』という意味と、『異なる時代にいろいろな地域からやってきて横浜に暮らした(あるいは現在暮らす)様々な人たちを、あらためて『おかえり』と言って迎え入れたい』という希望が込められているそうです。雨のなかの訪問となりました。写真撮影は一部の作品を除いてOKでした。写真が多くなったので旅行記分割します。
※作品解説は、横浜美術館HPを参照しています。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル
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4年ぶりの横浜美術館です。雨が降ってきました。
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誰でも無料で入れるグランドギャリーは外光が入り明るい空間になりました。
横浜美術館 美術館・博物館
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第1章 みなとが、ひらく前
黒曜石製石鏃(都筑区大熊仲町遺跡)縄文時代中期 横浜市歴史博物館
玦状耳飾(都筑区茅ヶ崎貝塚)縄文時代前期 横浜市歴史博物館 -
土製頭部片(栄区公田ジョウロ塚遺跡)縄文時代中期 横浜市歴史博物館
山梨県の釈迦堂遺跡博物館のアイドル的な土偶の「しゃっこちゃん」に似ています横浜市歴史博物館 美術館・博物館
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筒形土偶(都筑区原出口遺跡)縄文時代後期 横浜市歴史博物館
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弥生土器 壺(都筑区折本西原遺跡)弥生時代中期
弥生土器 甕(都筑区大塚遺跡)弥生時代中期 -
土器棺(都筑区歳勝土遺跡)弥生時代中期
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イチオシ
人面付土器(鶴見区上台遺跡)弥生時代後期 横浜市歴史博物館
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盾持人形埴輪(戸塚区上矢部町富士山古墳)古墳時代後期 横浜市歴史博物館
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拝み図絵馬(都筑区山田神社)江戸時代後期?近代 横浜市歴史博物館
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馬図絵馬(青葉区真福寺)江戸時代後期?近代 横浜市歴史博物館
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中島清之「古代より(一)」 1952(昭和27)年
1952年、清之は東京藝術大学の講師になり、学生を連れてよく隣の東京国立博物館へ模写に訪れました。《古代より(一)(二)》のモチーフは、その際に展示されていた埴はに輪わと土器です。この年、清之が戦前から参加していた日本美術院展では、欧米の新しい絵画の影響のもと、伝統的な日本画のテーマや描き方を離れ、色彩で抽象的な空間をあらわすような作品の傾向が著しくなりました。清之もそうした表現を試みます。当時の日記には、存在感の強いモチーフを奥行きのない空間に調和させるのに苦労したことを記しています。古代の遺物を題材にしたのは、終戦後の日本が国史を見直すなかで起きていた考古学ブームを意識したものでもあるでしょう。 -
中島清之「古代より(二)」 1952(昭和27)年
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江見絹子「土」 1955(昭和30)年
「私のうえにもっとも大きな変革をもたらしたのは、ラスコーとアルタミラの洞窟画がであった」。江見が後にそう回想するように、1954年の南欧での洞窟壁画との出会いは、彼女の絵に決定的な変化をもたらします。その衝撃の出会いは画家に「芸術とはなんであるか」との根源的な問いを突きつけました。以降その絵には、人物や風景に代わり象形文字のようなかたちがあらわれます。それは江見にとって、その後長きにわたり模索する抽象表現へのはじまりに位置する試みでした。折しも抽象絵画に熱いまなざしが注がれていた時代。1958年に江見は、イタリアにおける国際芸術祭、ヴェネチア・ビエンナーレへも日本人女性作家として初参加しました。 -
イチオシ
第2章 みなとを、ひらけ
ペーター・ベルンハルト・ヴィルヘルム・ハイネ(伝)「ペルリ提督横浜上陸の図」 1854以降(嘉永7/安永元)
1854年3月8日、ペリー率いる東インド艦隊が横浜に上陸しました。黒船が集う沖をバックに、隊列を組む米軍水兵、その様子を見守る武士や地元民がこまやかに描き出され、この歴史的場面の状況をいまに伝えています。作者とされるハイネは、この艦隊お抱えの記録画家で、以前はドイツの宮廷劇場で舞台装飾の仕事をしていました。この作品はそれほど大きいものではありませんが、遠近感を強調したダイナミックな画面構成は、まさに舞台の書き割り(背景画)を思わせます。「東西文化の交流の足跡を辿れる作品」を指針のひとつとする当館のコレクションの中で、その交流のはじまりを象徴する一作です。 -
歌川芳員「横浜明細全図」 1868(慶応4)年
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歌川貞秀「横浜商館真図」 1861(万延2)年
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歌川貞秀「横浜異人商館之図」 1861(文久元)年
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歌川貞秀「五箇国人物行歩図」 1861(文久元)年
歌川貞秀「横浜鈍宅之図」1861(文久元)年 -
歌川貞秀「横浜交易西洋人荷物運送之図」1861(文久元)年
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昇斎一景「汐留より蒸気車通行の図」 1872(明治5)年
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歌川広重(三代)「横浜海岸鉄道蒸気車図」1874(明治7)年
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高橋由一「愛宕山より品川沖を望む」1877(明治10)年
この作品に描かれている愛宕山とは、現在の東京都港区にある丘陵です。江戸時代には、この丘の頂上から見える景色の素晴らしさが評判でした。この絵でも、地平線を望む品川沖の風景、雲が広がる大きな空などが印象的です。街並みに目を移すと、瓦屋根の家々のなかに白い西洋風の建物なども見られます。また、画面中央やや左下に黒い煙が、右下には白い煙があがっています。この作品が描かれた当時、品川沖は政府の艦船が停泊する港であり、その海上には新橋-横浜間を繋ぐ日本初の鉄道線路が敷かれていました。こうした煙は、この時代の品川沖の風景の一部となっていた、蒸気船や蒸気機関車のものと考えられています。 -
歌川貞秀「横浜本町景港崎街新廓」1860(万延元)年
歌川貞秀「横浜本町?に港崎町細見全図」1860(万延元)年 -
第3章 ひらけた、みなと
フェリーチェ・ベアト「横浜」 1863-70(文久3-明治3頃)年 -
フェリーチェ・ベアト「東海道の風景、リチャードソン氏殺害の現場」1863-70(文久3-明治3頃)年
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金村修「 Keihin Machine Soul」 1996(平成8)年
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上野彦馬「後藤象二郎」 1865-68(慶応元-明治元頃)年
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下岡蓮杖「題名不詳(琴を弾く女)」1863-76(文久3-明治9頃)年
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下岡蓮杖「題名不詳(傘をもつ女)」 1863-76(文久3-明治9頃)年
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下岡蓮杖「題名不詳(三人の少年)」 1863-76(文久3-明治9頃)年
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五姓田芳柳(伝)「外国人男性和装像」制作年不詳
裃を着けた江戸時代の武士の姿で立つ男性。その顔立ちは外国人です。この絵には西洋と日本が合わさった不思議さが感じられます。江戸時代の末、港が開かれた横浜は、外国からの人々や商品が上陸し、活気ある交流で賑わう街となりました。五姓田芳柳は、浮世絵や、正統な絵画の流派であった狩野派に学んだだけでなく、西洋画の技法に強く惹かれて研究しました。江戸時代の衣装に、写真を基にした肖像を組み合わせた絹地の絵画は、五姓田芳柳が創り出したとされています。けれども不明な点も多く確かなことはわかっていません。当時このような絵は、外国人の土産物として人気が高く、外国に持ち帰られたため、日本で目にできる絵は多くありません。 -
五姓田芳柳(伝)「外国人女性和装像」制作年不詳
江戸時代、将軍の正式な妻を一番上として、多くの女性たちがさまざまなことに携わっていたのが大奥です。この絵の婦人は、その大奥の中でも上の位の者だけが許された衣をまとっています。格の高い武家の婦人の姿ですが、その顔立ちは外国人です。この絵は、武家の婦人になりすましたかのように描かれた外国の婦人像です。当時の日本人よりも足が長く、ウエストが細く見えるような描きかたの工夫がなされています。このような絵は、江戸時代の末から明治期、横浜を訪れた外国人の土産物として描かれたことがわかっています。けれどもどのように制作されたかは不明なことが多く、この婦人が誰かもわかっていません。 -
五姓田芳柳「孟母断機図」 1889(明治22)年
芳柳は日本の伝統的な画材を使い、真にせまる肖像画や風俗画を描く手法を発明しました。この手法によって天皇や地位の高い人々の肖像画を手がけたほか、陸軍の指示で記録画なども制作しました。また、多くの洋画家を育てたことでも知られています。1885年に、雅号を弟子にゆずり、代わりに「柳翁」を名乗ってからも各地で注文をうけ肖像画などを描きました。
この作品では、孟子の母(孟母)が織っていた布を裁ちきり、学問を中断してはならないことを孟子に説いた故事に取材しています。画面に「明治二十二年九月四日 於飛州茂住里 五姓田柳翁寫」と記されることから、飛騨国(現岐阜県北部)茂住で描かれたことがわかります。 -
イチオシ
五姓田義松「五姓田一家ノ図」 1872(明治5)年 神奈川県立歴史博物館
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五姓田義松「渡辺幽香像」 1871(明治4)年 神奈川県立歴史博物館
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五姓田義松「横濱埋立地(公園)ヨリ山手中村ヲ望ム」 1873(明治6)年
義松は、画家・五姓田芳柳の次男として江戸に生まれました。12歳のころ、父のすすめで横浜の外国人居留地に住むイギリス人画家ワーグマンに入門。江戸末期に、油彩や水彩、鉛筆素描などの技法を、そのワーグマンから直接学びました。1868年ころから横浜に移り住み、早くから絵の才能が評判をよびます。1880年にいち早くパリに留学し、画家レオン・ボナの画学校で本格的に絵を学びました。
前景に描かれているのは、大火事で焼けた遊郭跡地に公園建設がすすむ埋立地(現・横浜公園)です。そこから山手の石川中村を、派大岡川越しに望むパノラマが描かれています。水彩絵具ですばやく風景の印象をとらえる18歳当時の早熟な才能が見てとれるでしょう。 -
五姓田義松「老母図」 1875(明治8)年 神奈川県立歴史博物館
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渡辺幽香「白衣婦人像(仮題)」 1883(明治16)年
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渡辺幽香「幼児図」1893(明治26)年
明治時代に女性洋画家の草分けのひとりとなった渡辺幽香が、シカゴの万国博覧会(1893年)に出品した作品です。石臼を引きずりながらトンボをつかまえる、たくましい赤ん坊。豊臣秀吉に仕えた武将で、力持ちで知られた福島正則の幼い頃のエピソードを描いたとされます。明治維新を経て近代国家の仲間入りをした「強国日本」の存在を、万博という場で世界に印象づけることを意図したのでしょうか。一方、そうした制作意図には想像が及ばない観客にとっても、まるまるとした元気な赤ん坊の姿は万国共通で親しみ深く、魅力的なモチーフだったに違いありません。開港地・横浜で絵画を学んだ幽香ならではの、国際的な着眼点が見てとれます。 -
イチオシ
宮川香山(初代)「高浮彫牡丹ニ眠猫覚醒大香炉」明治前期
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宮川香山(初代)「遊蛙文足付花瓶」明治前期
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宮川香山(初代)「色絵山水文碗・皿」明治前期
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井村彦次郎「色絵鳳凰文輪花台鉢」明治時代
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井村彦次郎「色絵花鳥文瓢形花瓶」明治時代
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田代屋「色絵菊花文耳付花瓶」明治時代
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日光商店「色絵花鳥文碗・皿」明治時代
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綿野吉二「色絵花鳥文花瓶」明治時代
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第4章 こわれた、みなと
今村紫紅「平親王」1907(明治40頃)年頃 -
今村紫紅「伊達政宗」1910(明治43)年
政宗が右眼を失っていたことは有名です。眼帯を付けた肖像も知られます。また、政宗が書き残した要望から、両目のある肖像画もあります。
この絵は、政宗が、豊臣秀吉の不審を買って上洛したとき、死に値する過失と認めて、死の覚悟を、金箔を貼った磔刑の柱で派手に示したとされる場面。背後の柱は十字架とわかるものの、全体を描いてはいません。政宗その人に焦点を当て、派手な行為よりも、穏やかで動じない、風格ある姿を描いています。脇差に濃い緑色を差し、渋い色目の衣を引き立たせたり、衣の金色を十字架の金色に響き合わせたり、紫紅の色彩感覚の冴えも見られます。紫紅の没後、彼を支援した原はら富太郎(三溪)の所有となりました。 -
小茂田青樹「横浜海岸通り」 1915(大正4)年
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清水登之「ヨコハマ・ナイト」 1921(大正10)年
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中島清之「関東大震災画巻」 1923(大正12)年
震災の日の清之の日記には「太平の世の中に殆ど昔話として想像していた地異が、突如として起った」と書かれています。横浜の山元町の家が倒壊した清之は、数日のあいだ野営をしながら焼け跡に通い、凄惨な光景を夢中でスケッチしました。その後すぐに両親を避難させるため向かった新潟で、この絵を手がけました。山手の丘から見下ろした鳥瞰図ずの様式で、焼け野原となった山下町、関内、伊勢佐木町周辺をすばやいタッチで描いています。生々しい記憶を何とか1点の絵に仕上げようと、自らを奮い立たせたことでしょう。「横浜正金銀行」「開港記念会館」などの焼け残った建物が名称とともに細かく描き込まれ、当時の貴重な記録にもなっています。 -
牛田雞村「三溪園」大正時代半ば-昭和初期
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