2012/11/23 - 2012/11/23
1105位(同エリア3346件中)
さっくんさん
オマーンを後にしてUAEのドバイに向かいました。ドバイはハブ空港として中東は元よりヨーロッパやアフリカへ旅する旅人が多く行き交う空港のある街です。故に空港を利用した旅人は多いかもしれません。また、数々のエンターティメントを持つ街なので、そうした理由で訪れた旅人も多いかと思います。勿論それがこの街の肝ですから私もそれらを訪れながら、最後にこの街の辿った歴史も深掘り出来たらと思いドバイを訪れました。
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今日でオマーンともお別れです。何度も歩いたコルニーシュも見納めです。
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オマーンは石油も採れ、裕福な国ではありますが、隣のU.A.Eとは打って変わって一時は鎖国の時代もあった程閉鎖的な時代もありました。
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いつも、写真のアクセントになってくれて、ありがとうございます!
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オマーンの交易で重要な品のひとつに乳香が挙げられます。この乳香を使って作られた香水のトップブランドがアムアージュです。
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エディハド航空でアブダビへと戻ります。
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アブダビの空港です。ドバイ程の華やかさはありません。
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バスに乗ってドバイに移動します。
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渇いた大地をバスはひた走ります。
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ドバイに到着しました。
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バージュ・ハリファも見えてきました。
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ドバイの高層ビル群の直下をバスは進みます。
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ファイナンシャル・センター駅付近の高層ビル群。
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ゴールド・スークです。
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07年にイエメンを訪れた帰りに、このお店の写真を撮りました。懐かしいです。
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カオスを感じない現代的なスーク。
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ヘリテージ・ハウス・ドバイ。
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応接間(マジリス)での風景。
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夕御飯を作っているのでしょうか?
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中庭を見下ろしました。
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女子だけで食べてないでオイラにもご飯食べさせてくれよぉ!(たぶん嘘)
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変わった形の門の装飾品です。
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先生と生徒?
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中庭の風景。
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マドラサの風景。
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モスクがありました。
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ディラ地区のスークに入ります。
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お土産を物色していて店員さんに捕まりました。
「明日来るね!」と逃げを打つと
「約束だぞ!絶対だぞ!」と念を押されました。
私が
「インシャッラー!(神がそう願ったのなら)」
と返すと店内のアラブ人が手を叩いて大喜び、店員さんは頭を抱えました(笑) -
「インシャッラー」
は未来を語る時用いられる言葉で「神が望むなら」を意味します。将来の事等どうなるか解らないと言う意味ですが、様々な用法があります。
例えばSee you againの後にインシャッラーを加えると、「また逢おうね!(神が望むなら)」と相手に再会を強制しない心遣いを込めた表現法になります。
逆に先に紹介した様な場合、つまり断りたいけど相手を傷つけたく無い場合の逃げのフレーズでも使われます。直接的否定表現を嫌う日本人にはうってつけのフレーズかもしれません。 -
クリークにはアブラと呼ばれる渡し舟がひっきりなしに行き交います。
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ルートは二つ、料金は約30円、待ち時間も殆どありません。
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地元の人の重要な足であり、観光客には手軽なクルーズです。
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ドバイのクリークに欠かせない風物詩です。
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伝統家屋が再現されているバスタキヤ地区にきました。
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風の塔と呼ばれる独特の建築様式が目を奪います。
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風の塔が少しでも外気を捉え、建物内にこもった熱気を排出させる空調システムの役割を担っています。
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今回ドバイを訪れたからには一つテーマを決めようと思いました。ドバイと言えばショッピング・モールです。ではモール巡りといきましょう!買い物する気も無い、ショッピングする金も無い、しかも近代的モールが苦手な私がそんな事して大丈夫なのでしょうか?
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私をそんな気にさせた動機は此処イブン・バトウータ・モールです。モールに興味があったと言うより、このモール名になっているイブン・バトゥータと言う人物が私が大きく尊敬するイスラームの旅人だったからです。私がイスラームをテーマにした旅を続けると、何処を旅しても彼の名が出てきます。それもその筈、彼はイスラーム圏をほぼくまなく旅していたからです。このモールも彼の旅した地域をテーマにモールが構成されています。
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先ずはアンダルシア館に入りましょう。
アンダルシアの旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11514617 -
何故アンダルシア館に真っ先に向かったか?と言えば、当時全てのブースの中で未だアンダルシアだけが旅した事の無い場所だったからでしょう。
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メスキータ風の柱廊をあしらったブースの中央には噴水がありました。近づいてみましょう。
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アルハンブラ宮殿のライオンの噴水を再現しているコーナーでした。
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アンダルシア、グラナダのアルハンブラ宮殿はイスラーム芸術のひとつの到達点だと思います。
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アンダルシア館へと続く通路。
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ダイソーも入っていました。
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続いて次のブースへ移動しましょう。
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続いてチュニジアのブースです。巨大な屋内にチュニジアの街が再現されています。
https://4travel.jp/travelogue/11425022 -
広大なモール内はカートで移動する事が出来ます。
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本家チュニスよりずっと秩序立った街並みではありますが…。
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チュニジアは狭い国内にサハラ砂漠、地中海リゾート、ローマやカルタゴの遺跡、そして白い壁に青い扉がお洒落なイスラームの街とバラエティに富んだ見所を持つ国でした。
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チュニスやカイルアンのスークを彷徨った時の興奮を思い出します。
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続いてエジプト館です。
エジプトの旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11784668 -
エジプトらしいレリーフが気分をあげてくれます。懐かしいなぁ。
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エジプトの遺跡は、世界の他に類を見ない独特の世界観に終始驚かされました。
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エジプトと言えば古代王朝ばかり注目されますが、カイロのイスラーム地区はあらゆる時代のイスラーム建築が残る、イスラーム建築の生きた博物館の様な街並みです。
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モールはイブン・バトウータが旅した地域を大きく六つに分けて、旅人気分でそれぞれの地域を模したブースを旅しながら買い物や食事を楽しむ事が出来ます。
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イブン・バトウータはモロッコ・タンジェの人で、メッカの巡礼に出た事をきっかけにイラク、イラン、コンスタンティノープル、インド、スマトラ、中国泉州、引き返してザンジバル、アンダルシア、そしてトンブクトゥと現在のイスラーム圏をほぼ全域旅し続け、三大陸周遊記を執筆しました。
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代表に選ばれた6つの地域はアンダルシア、チュニジア、エジプト、ペルシャ、インド、中国です。どれも個性的で灰汁の強い旅先です。そしてそれぞれイスラームに所縁のある地でもあります。イブン・バトウータ・モールはショッピング・モールではありますが、イブン・バトウータの旅になぞったテーマパークだとも言えるでしょう。
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館内が見た事のあるブルーの色調に変わりました。このブルーの色使いと言えば、あの国のブースでしょう。
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此方はペルシャ館でございまぁす!因みにこのイスファハーンのモスクを模した室内にはスターバックスコーヒーが入っていて、世界一美しいスターバックスコーヒー
とも呼ばれています。
イラン・イスファハーンの旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11784892 -
シェーク・ロトフォッラー・モスクのドームが再現されています。本物は採光窓から光が差し込むと孔雀の紋様に命が吹き込まれ、まるで孔雀が飛んでいるかの様に見えるんです。
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館内はペルシャ・ブルーで統一されています。
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ペルシャ館のエントランスです。
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この白い大理石、このアーチと言えば…?
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此方はもうお解りかと思います。インド館です。
インドの旅行記
鋭意製作中 -
インド館のホールです。インドはイスラーム王朝ムガル帝国の栄えた地です!
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そして最後は東方の中国館でございますぅ。
中国・西安の旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11769635 -
中国とアラブは海のシルクロードで交易がありました。
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中華風の門が設えてありました。
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KITTYちゃんも大人気です。中東では性別なく好かれていて、なんと男の子もKITTYちゃん持ってます。
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ショッピングに集中するのも良いですが、要所要所にこうしたボードがあり、イブン・バトウータの旅や中東を中心とした交易を学ぶ事も出来ます。5つのブースでこれまで旅したイスラームの国々の懐かしい思い出を振り返り、アンダルシア館でこれから旅する期待を膨らませる事が出来ました。
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夜のクリークをアブラに乗って渡ります。
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クルーズの舟でしょうか?
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夜のスークを歩きます。
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未だ人通りは多いです。
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バスタキヤ地区がライトアップされていました。
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夜のバスタキヤ地区も風情があります。
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ライトアップされたディワン・モスク。
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ウインド・タワーがライトアップに浮かび上がります。
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伝統的家屋は現在では博物館等の施設として開放されています。
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ライトアップされたウインド・タワーとディワン・モスク。
最後までご覧になってくださり、ありがとうございました。
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