2013/09/30 - 2013/09/30
113位(同エリア528件中)
さっくんさん
アル・クドゥス二日目は待望の岩のドームの参拝、ちょっと足を延ばしてベツレヘムの生誕教会を訪れ、再びアル・クドゥスに戻り城壁の上を散策したり、もう一つのゴルゴダの丘を散策しました。その後は見所を追う事を辞め、この街を気ままに散策しました。
それでは、ゆっくりしていってね!
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二日目もこの風景から私の旅がはっじまるよぉ~!
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さあ!アル・クドゥスが、岩のドームが、待っています。
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見下ろせば主の泣かれた教会とマグダラのマリア教会。
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マグダラのマリアの教会。
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美しい丘陵。
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近づいてまいりました。
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中東の食事と言えばシシカバブで決まりです。
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世界には歴史的な見所は沢山ありますが、折角の歴史散策気分も移動中、近代的な冷徹な高層ビルの真下を排気ガスを巻き散らしながら走る車の騒音に、折角上がったテンションも掻き消されてしまう事が屡々あります。
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アル・クドゥスではそんな心配は必要ありません。城内にいる限り、街の通り自体が見所以上に見所ですから。
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イチオシ
建物を支える為のアーチが互い違いに交差します。お洒落です。
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カルドの説明書き
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カルドはピッカピカです。
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心を鷲掴みにする路地裏ばかりです。
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嗚呼もう堪らない小径です。
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嘆きの壁にやってきました。ヘロデ王が建造した神殿の外壁の現存する部分です。神殿と戒律を何より大切にしてきた宗教ですから決して譲れない神殿の壁となります。
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嘆きの壁では今日も熱心にお祈りを捧げる人が、途切れる事はありません。
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熱心にお祈りを捧げています。神々しいです。
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もう壁にめり込んでます。
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そして、そして、遂に、並んだのに直前で一日お預け喰らってやって来ました!
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左奥に建つ小さな塔はマルムーク朝の時造られた給水施設です。
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ジャーン!イスラーム第三の聖地にして非信者が到達出来る最上位の聖地です。ムハンマドが昇天されたとされる場所であります。
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イスラーム第一の聖地はマッカ、第二はメディーナ、第三が此処アル・クドゥスである事は不動ですが第四となるとシリアのダマスカスとチュニジアのカイルアンが各々自称しています。更に第5と第6は知りませんが、モーリタニアのシンゲッティが第7を自称しています。
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イチオシ
只話がモスクの話となると、話は変わってきます。世界のイスラームの国々ではモスクの絢爛さを競い合っていますが、どんなに豪華絢爛なモスクを築いても「世界で三番目に〇〇なモスクです!」と答えます。何故なら最高位のマッカのモスク、マスジッド・ハラーム。第二位のメディーナの預言者のモスクを超える訳にはいかないからです。逆に言えば第三位と言う事は一位と言っていると同等の事です。因みに聖地は第四位からなのに、モスクはどうして第三位からなのかと言えば、アル・クドゥスは第三の聖地ですが、アル・クドゥスに建つ岩のドームはモスクでは無いからです。(アル・アクサー・モスクを第三位とする場合もあります。)
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話題は変わって、岩のドームはイスラームではメディーナで亡くなったムハンマドがマッカから夜の旅を経て此処で昇天したとされる場所です。日本人の死生観としては亡くなった場所と昇天した場所や時刻が違うのは解り辛いかもしれません。でも、例えばイエス・キリストの場合はどうでしょう?亡くなったのはゴルゴダの丘、つまり現在の聖墳墓教会。そして三日後に復活して40日後にオリーブ山の現在昇天教会がある場所から昇天したとされます。つまりキリスト教でも距離や時間は違えど亡くなった場所と昇天した場所も時間も異なると言う事になります。中東の死生観は詳しく知りませんが、もしかすると人が亡くなってから昇天する迄は時間を要し、しかも昇天するに久しい場所に移動すると言う死生観があるのではないでしょうか?
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そう仮定すれば、私達が不思議に感じているムハンマドの「夜の旅」も現地では自然に受け止められているに違いありませんし、イエスが亡くなってから昇天する迄に、復活し弟子の使徒達に後事を託したと言う復活伝説も現地の人々の間では受け入れやすい設定だったのではないでしょうか?
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岩のドームはムハンマドが昇天した場所であり第三の聖地である一方、ユダヤ教にとってもアブラハムが息子の遺作じゃなかったイサクを神の為に捧げた台であるとされ、初期のキリスト教でも聖地として扱われていました。同じ神の言葉を三人の聖人が受け止め、解釈した訳ですから、かなり似ていて、それでいて細部でかなり違ってくるのも当然です。同じ本を読んで感想文を書いたと思えば解りやすいかと思います。
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イサクと紐解いて嫌な記憶を甦らせました。若く、そして荒れていたあの時代、親友に「お前を見ているとイシュマエルに見えてくる。」と言われた事を思い出します。
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アブラハムの正妻の息子イサクはユダヤ人の開祖。追放された妾の息子イシュマエルはアラブ人の開祖。親はアメリカ、兄弟はイスラエル、私はパレスティナ。私は良く自分の家庭環境をこの街に例えていたものです。
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だから、近しいが故に憎しみ合えば激しいものになる事は痛い程解ります。綺麗事では決して済まされないと言うのも…痛い程解るのです。って勝手にこの街を自分に準えてイメージしていました。でも実際は全く違いました。三つの宗教の人々はこの街で肩透かしを喰らう程平穏に暮らしていました。私達はこの街に巻き起こった歴史的悲劇と紛争を渇望する一握りの権力者達が造り上げた妄想と、それらを撒き散らすメディアに毒され続けていたのです。
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歴史を注意深く観察すれば、三つの宗教は戦いばかりを続けていた訳ではありません。スペインで異端視され居場所を無くしたユダヤ教徒をバルカン半島に保護したのはイスラームのオスマン帝国です。未だ記憶に新しいアゼルバイジャンとアルメニアの間で起こったナゴルノ・カラバフ紛争。イスラームの国アゼルバイジャンを何故イスラエルが陰でバックアップしたか?それはナチス・ドイツに於けるホロコーストの時代、アゼルバイジャンがユダヤ人を救ったからです。
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未だイスラエルとパレスティナの間で燻り続ける問題は決して宗教の問題では無くイギリスの二枚舌外交から始まった単なる領土問題です。それを宗教問題にすり替え様とする何某かの力が働いているのでミスリードしやすいだけなのです。しかもそれは利権が絡む権力者さんの間での事。庶民はだれも紛争を望んでなんかいないし、互いの宗教をリスペクトし合って暮らしているのです。
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ですから憎しみ合っているのはろくでも無い政治家や死の商人とそれらに踊らされた愚か者達です。人の振り見れば争い合う事がどれだけ阿呆らしい事か解ります。ですから俗に言う此処エルサレムがアル・クドゥスであって良い様に、この丘は神殿の丘であり、アル・ハラム・アルシャリーフなのです。解り合える筈も無い、解り合う必要も無い、只互いのリスペクトを失わずに、自分の信じる道を進めばよい…。岩のドームを眺めながら、私の心の奥底にあるアル・クドゥスの街、自分自身、長年抱いていた重い荷物を降ろせた様な、そんな気がしました。
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聖墳墓教会方面を眺めした。
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アル・ハラム・アル・シャリーフの風景。
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アル・ハラム・アル・シャリーフから眺めたオリーブ山。
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アル・アクサー・モスク正面。
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答えなんか出ないですが、岩のドームを訪れて本当に良かったと思います。ちょっと気持ちが軽くなった。そんな気がします。ありがとうございます。
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岩のドームを後にします。贈る言葉はこれしか無いでしょう。
To be a Rock and not to Roll. -
アル・アクサー・モスクです。
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生誕教会を拝観するべくベツレヘムへ向かう前に、脇道へ入って聖墳墓教会に一礼しました。
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ベツレヘムに移動しました。まるでベルリンの壁の様な愚かで非道な壁で隔てられています。非常に残念な事です。旧約聖書に幾度も登場する由緒ある街で、あのダビデ王の出身地である事からダビデの街とも呼ばれています。
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目前に建つはクリスマス教会です。
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それにしてもパレスティナの人々にとってはたまったものじゃないと思います。住処の契約更新しようとしたら、ずっと昔住んでいたと言う黒づくめの人がやって来て勝手に暮らし始め、文句を言ったら白くてブクブク太ったハンバーガー大好きな暴力団に嫌がらせを受けて、日の当たらない部屋の隅にパーティションで仕切られて同居させられてる様なものですよね…。
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元を正せばイギリスの無責任な三枚舌外交に始まったこの問題ですが、アメリカをバックにつけてやりたい放題のその後のイスラエルの横暴も人道に反した愚行です。
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ミルク・グロットと呼ばれる教会。
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ヘロデ王の兵士から逃れエジプトへと逃亡中の聖一家が立ち寄った洞窟で、聖母マリアがイエスに母乳を与えようとした時母乳が地面に零れ落ちると、地面が一瞬でミルク色に染まったと言う伝説が残る地に建てられた教会です。
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以来母乳が出ずに困っている母親達の参拝者が絶えないとの事。
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マリア様とイエスの絵画が飾られていました。
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マンガー広場とオマール・モスク。マンガー広場とは言っても、週刊ジャンプもアメコミも売っていません。
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ベツレヘムに訪れた最大の目的、生誕教会に到着しました。
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入場しました。どうして北部ナザレに暮らしたイエスが、エルサレム南部のこの街で産まれたのでしょうか?聖書ではマリアさんが人口調査のお仕事で此処を訪れていた時に…。と言う設定だったと思いますが、旧約聖書にもある、「この街から救世主が出現する。」と言う逸話から結びついた逸話ではないかと思われます。
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生誕教会はパレスティナ申請の世界遺産です。勿論イスラエルとハンバーガー大好きな暴力団国家は反対しましたが、ユネスコはこれを受理しました。即ちパレスティナはひとつの国として認められたと言う事です。
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生誕教会内部。両脇の人が並んでいる部分から地下へ入ると、イエスの生誕した場所を見学出来ます。
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此処でイエス・キリストが産まれました。
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生誕の瞬間が絵に描かれています。良かった、ルネッサンスのじゃなくて。嘘くさくなってしまいますからね。ルネッサンス絵画はこの街には似合いません。
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聖カテリーナ教会。中世にアッシジの聖フランシスコ派によって設立されたカソリックの修道院です。
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聖ヒエロニムスがヘブライ語からラテン語に聖書を翻訳した洞窟が此処だと信じられています。
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生誕教会を後にします。マリアはナザレで受胎告知を受け、エルサレムより南のベツレヘムでイエスを産み、再びナザレへと戻ったって事かな?
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パレスティナのお兄さんが作ってくれたケバブ・サンド、美味しかったなぁ。
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ベツレヘムの歴史を感じさせる通り。
バスに乗りアル・クドゥスに戻ります。パレスティナの民は銃口を突き付けられながら身体検査させられています。こうした暴力行為が続く限り、いつか再び悲劇の歴史が繰り返されるのでしょう。人は学べない動物です。
人を憎む弱さを見た、おどけ笑いの後ろに…。
By Earth Shaker -
アル・クドゥスに戻ってきました。一番荘厳なダマスカス門。昼間にこれだけ人がいないのも珍しいです。
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ダマスカス門から繋がるイスラームのスーク。
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一番、アル・クドゥスらしさを感じる通りです。
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キリスト教地区のお土産屋さん通りを通ります。此方は華やかで観光客中心です。
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今日も通りは大賑わいです。
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ヤッフォ門にやってきました。何かと出入りする事が多い門です。
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アル・クドゥスの城壁の上を散歩する事が出来ます。勿論歩きます。
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城壁から眺めた城外の光景です。
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オリーブ山方面を眺めました。何故故此処にスエーデンの国旗が?
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武骨な造りの城壁の上を歩きます。
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モスクのドームの向こうに教会の尖塔が突き出ます。
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世界の城壁に囲まれた歴史ある街の幾つかは城壁を歩く事が出来ますが、その中でもアル・クドゥスの城壁はトップ・バリューだと思います。
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城壁からアル・クドゥスの街並みを一望します。ついつい黄金のドームを探してしまいます。
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黄金のドームが無いと此処が何処だか解らなくなります。
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城壁なら、様々な角度で岩のドームを眺める事が出来ます。
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何処から眺めても、貴方が中心にいる気がします。
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城壁から眺めるアル・クドゥスの街並みと、その中心に岩のドーム。
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八角形のシンメトリーの構造故、何処から眺めても同じ様に美しいのです。
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因みに城壁はオスマン朝時代に整備されたものです。
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貴方がそこにいらっしゃるからこそ、此処が一発でアル・クドゥスである事が解ります。目立っていて克溶け込んでいます。
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左手下方から中央に向けて斜め一列に走る家々の下はダマスカス門から続くスークが走ります。何処には多くのパレスティナの民が買い物をしている最中でしょう。
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丁度ダマスカス門の上にいます。真下にスークが通ります。
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聖墳墓教会方面を眺めました。
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一旦下界に降りてスークを散策します。
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スーク、バザール、商店街は私の大好きな場所。ショー・ウインドウは心情もシャットアウトしてしまうので無い方が良いです。因みにバザールはアジア圏、スークは中東以西の呼び名です。
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賑やかな通りを散策すると、元気を貰った気持ちになります。
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通りにはアラビア語が飛び交います。ホッとします。
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ベゼスダの池。ベゼスダと言うとマイクロソフト傘下のゲーム・メーカーで有名ですが、此処が語源なのですね。他にも先程訪れたベツレヘムと言えば、アメリカの有名ジャズ・レーベルを思い出します。ユダヤ教由来かキリスト教由来かは知りませんが、創設者達が如何に此処に思い入れがあったかを思い知る事が出来ます。
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ヘロデ王の指示で造られたとされ、巡礼者の沐浴や祭礼の時に、生贄の羊を洗う場所だったと言われます。
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聖母マリアの母に捧げられた聖アンナ教会。
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教会の名から考えるにマリアの母アンナと子供の頃の聖母マリアの像の筈です。
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祭壇はとっても質素なものでした。好印象!
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綺麗にリノベーションされたピカピカの建築物より、時代経過や人々の歴史が刻まれ擦り減った様な時代の重みを感じられる様な街並みに萌えを感じます。
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聖ステファノ門へと続く道。
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「見よ!この人を!」のアーチです。
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イスラーム、ユダヤ教、キリスト教共に細部は違えど大筋では同じ信仰を持つバブ・アル・ラーマ(黄金門)は開かずの扉です。開く時は…。私は開かない方が良いと思います。コトリバコと黄金の門は決して開けてはいけません!
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昨日訪れたマリア永眠教会。
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セナクルのミナレットとマリア永眠教会の尖塔。
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城壁から眺めるオリーブ山。
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城壁巡りはヤッフォ門から聖ステファノ門及び糞門までの二つのコースがあります。
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フルバ・シナゴーグとマルムーク朝時代のミナレットが見えました。
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アル・ハラム・アル・シャリーフも見えました。
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やっぱり貴方を眺めたいのなら場所を変えた方が良さそうです。
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城壁から眺めたアル・アクサー・モスク。
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嘆きの壁へと続くかなり背の低いトンネル。
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イチオシ
アル・ハラム・アル・シャリーフを眺めます。イスラームとユダヤ教の聖地が隣り合わせます。イサクとイシュマエル。アブラハムの正妻の子と妾の子。
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限りなく愛おしくて…、果てしなく憎んで…、でも同じ血が流れていて…。
助け合った歴史もある、争い合った歴史もある。
いずれにせよ、同じ時代を生きていかねばならない真実だけが残ります。 -
唯一の神は何故地上に三人の預言者を産み落とされたのでしょう?まるで一子相伝の北斗神拳の様ですね。長兄ラオウ、次兄トキ、そして三男ケンシロウ。剛の長兄、柔の次兄(正にイメージ通り)、そして最後にして最強の預言者のムハンマド。そしてそのムハンマドが昇天されたのが岩のドーム。
الله أكبر -
ちょいよそ見をしてしまいました。アル・ハラム・アル・シャリーフより北に広がるアル・クドゥスの風景。
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やっぱり私には貴方しかいません。
Since I've been loving you... -
下界から見上げたフルバ・シナゴーグとマルムーク朝のミナレット。
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ユダヤ人地区はリファインが甚だしいです。綺麗で、お洒落で、快適ではありますが、歴史の生き証人の石壁を削ってしまっては…と思うのです。
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それでも尚伝わってきます。口言わずとも耳を傾ければ、重厚過ぎる程の歴史が奏でる壮大な楽曲が。
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キリスト教地区の中心、モリスタン市場にやってきました。打って変わって周囲は華やかな雰囲気です。
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モリスタン市場と贖い主の教会。
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モリスタン市場の眺めの良い軽食屋さんでランチを頂きました。
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聖墳墓教会が目と鼻の先です。
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ズームアップしました。因みに塔はオマール・モスクのもの。本当お隣さん同士です。
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贖い主の教会の尖塔とオマール・モスクのミナレットと聖墳墓教会のドームを入れて。
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岩のドームも見えました。
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ズームアップしました。
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もうひとつのゴルゴダの丘へ向かいました。
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ゴルゴダとは髑髏の意味を持ち、この岩は髑髏の様に見えると言います。髑髏に見えますか?
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チケットを購入しに管理事務所を訪れたら、事務所にかなり日本贔屓の人がいたらしく、私が日本人と知ると私に対応していた係員がその人に声をかけ、その日本贔屓の方がわざわざ出迎えてくれました。ありがとうございます。
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此方がイエスのお墓の入り口です。此方が本物となったら、ヴィア・ドロローサは途中から設定し直さなければなりません。
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此方が棺を置いた場所。
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さてイエスの墓は聖墳墓教会でしょうか?此処園の墓でしょうか?いっそ分骨したと言うのは如何でしょうか?でもそれだと復活するのですからバラバラにしては困りますものね…。
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スイーツがいっぱい。
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ヘロデ門です。洗礼者ヨハネの首をはねたヘロデ・アンティパスの家がこの門の近くだった事が名の由来です。観光では意識しない限り出入りする機会は少ないと思います。
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イスラーム地区の路地を降っていきます。
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まるで迷宮の様な石造りの街並み。その一つ一つに数奇な運命を辿ったこの街の歴史が刻まれています。
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過酷な歴史に傷め続けられながらも耐えてきた強靭な石造りの建物に囲まれた坂を登り、振り返れば…。
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幾重にもあるドームの頂点に聖墳墓教会のドームが見えました。
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イスラームのスークから、街の中心を過ぎれば。
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ガラリと雰囲気が変わり、ユダヤ人地区のカルドへと変わります。
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通路の要所にガラスが張られ古代の遺構を覗く事が出来ます。
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太古のカルドを描いた絵画が展示されていました。
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何度潜っても、思わず溜め息の出る私的溜め息のアーチ。
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木の向こうに見えるドームは多分フルバ・シナゴーグ。
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重厚な連続するアーチ。
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多分もうアルメニア人地区へ入っていると思います。
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聖ヤコブ大聖堂。12使徒の一人、ゼベタイの子ヤコブが殉教したとされる場所に建てられた聖堂。アルメニア人地区に建つアルメニア正教の教会です。
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アルメニア人地区は大物クラスの観光目的地が無い為四つの地区で一番目立たない、その為落ち着いた地区ですが、本来キリスト教地区は此処を指します。時代が経た事で多くのキリスト教徒が流入した事で元から此処で暮らしていたアルメニアのキリスト教徒とその他のキリスト教徒で二つの地域に分かれる事となりました。
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聖マルコ教会。福音書の著者マルコの家だと言われている場所に建てられた教会。シリア正教管轄の教会です。
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キリスト教地区のお土産屋さん通りに出ました。
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再び路地裏に突入し。
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また賑やかな通りへと出ました。
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もう宛もありません。宛が無くとも歩くのが楽しくて仕方ありません。
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アラブらしさが漂うスーク。私にとってホームにいる様に落ち着く界隈。
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再びスークを外れ、イスラーム地区の住宅街へ自ら迷い込みます。
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アル・クドゥスはゴルゴダの丘があるくらいですから起伏が多い地形です。
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それにしても素敵な階段が続く道です。
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イチオシ
There is lady who's sure all that glitters is gold.
And she's buying a stairways to heaven.
When she gets there she knows,if the stores are all closed.
With a word she can get what she came for.
And she's buying a stairways to heaven. -
there is sign on the wall but she wants to be sure.
'cause you know sometimes words have two meanings. -
In a tree by the brook there's s songbird who sings.
Sometimes all of our thoughts are misgiven.
Ooh,it makes me wonder. -
建物同士を支えるアーチ。しかしこの建物、寄ってないですか?傾いてないですか?レンズのせいですか?気のせいですか?そういう事にしておきましょう。
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意図せず再びヘロデ門に出てしまいました。
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ノートルダム・エルサレム・センター。歴史的建物かと思いきや超高級ホテルの様です。城壁外ではお金があっても無用です。ヘブロン・ホステルなら百分の一のお値段で、ベッドの上で聖墳墓教会の讃美歌を聴く事が出来ます。世界中の旅人と旅談義に花を咲かせながら夜を過ごせます。可愛いドラ猫さんもいます。高級ホテルはそのどれも叶えてくれませんからから。
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城壁外には近代的トラムも走っています。結局新市街には一歩も踏み出しませんでした。多分この街に一年滞在しようと同じ事だと思います。
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城壁沿いを近代的トラムが走ります。
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オリーブ山以外の城壁外にいると余り落ち着きません。ヘロデ門に戻りましょう。
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そろそろ陽も傾いてきました。夕刻の私の定位置へ戻りましょう。元来た階段を下り、聖ステファノ門を目指します。
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間に合いました。おまけに相棒も出来ました。オリーブ山で仲良くなった猫ちゃんです。
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一緒に夕陽を眺めましょう!
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アル・クドゥスに沈む夕陽を猫チャンと共に眺めました。
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There's a feeling I get when I look to the west.
And my spirit is crying for leaving. -
アル・クドゥスに陽が沈みます。二日間、がっぷり四つでアル・クドゥスを歩き倒しました。三体のラスボスと戦いました。その結果は…。
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イチオシ
聖墳墓教会!嘆きの壁!岩のドーム!と三連発ドギツいストレート・パンチ喰らいました。そこへ行きつく単なる通りでさえ見所沢山でジャブのひとつひとつが重かったです。一子相伝の筈の北斗神拳なのに同時にラオウ、トキ、ケンシロウと三人揃い踏みしてしまい三人一緒に相手にしてしまった程の衝撃です。
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本当もうコテンパンです。グゥの音も出ません。歴史の魅力が詰まっています。それでいてお洒落でもあるのです。
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ちょっと気取ったお洒落なユダヤ人地区。華やかで観光客で賑わうキリスト教地区。渋くて落ち着いたアルメニア人地区、そして人情豊かなイスラーム地区。一粒で四度美味しい街並み。終始やられっぱなしの私でした。
もう腑抜け状態で夕陽を眺める私。 -
And as we wind on down the road.
Our shadows taller than our soul.
There walks lady we all know.
Who shines white light and wants to show. -
How everything still turns to gold.
And if you listen very hard.
The tune will come to you at last.
Wen all are one,and one is all. -
To be a Rock and not to Roll.
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アル・クドゥスに灯が灯りました。
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アル・クドゥス暮れなずんでいきます。
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漸くアル・クドゥスの城壁まで戻ってきました。
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日没後の聖ステファノ門。
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人影のいなくなった路地裏を歩けば、自分が今いつの時代を彷徨っているかさえ解らなくなりそうです。
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イチオシ
夜の路地裏は時空さえ超えた世界です。
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夕御飯の時間です。
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