2012/11/26 - 2012/11/26
443位(同エリア732件中)
さっくんさん
今回の旅、最後に訪れたのはドバイと共にUAEの構成国であるアブダビです。アブダビは石油資源を豊富に持っている事、そしてUAEの首都として機能する国でもある事から、ドバイとは一線を画した都市計画の下開発が進みました。観光的にはドバイに一歩譲りますが、アブダビにあるシェーク・ザイード・グランド・モスクは現在のイスラーム世界の美を凝縮させて造られたモスクであり必見です。
今回中東の三つの都市を巡りました。石油があるから何でも出来るだろ!石油成金等と穿った見方をされる事もあるこれらの街ですが、しっかり見据えれば三つの都市共それぞれ建国から物語があり、石油があったからだけでは済まされないストーリーがありました。そしてそれぞれ三者共異なる将来の絵を描きながら発展してきた街である事も解りました。少子高齢化を始め様々な困難な未来を抱える我が国ですが、我が国の低能な政治家達は将来の国の絵を描けているのか、甚だ疑問に思います。
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アブダビの夜明けです。アブダビで見たいものは決まっています。ただひとつです。でもそれが、私にとっては大物中の大物、この旅のクライマックスです。
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目的地へと向かいます。期待が高鳴ります。
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見えて来ました。ワクワク、ドキドキ!
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その名はシェーク・ザイード・グランド・モスク。
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アブダビが威信をかけ、世界のイスラーム建築、芸術を総結集させて建造されたモスクです。
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入場前にちょっと脇見、噴水が涼を演じていました。
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見えてきました。いざ入場です。
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息を飲むばかりのカリグラフィー。
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イスラームのアーチとドームの形状が呼応しています。
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アンダルシアのメスキータを彷彿させる列柱群が並ぶ回廊。
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さて、いよいよ中庭に入ります。
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思わず息を飲みました。三連のドームはインドのムガル様式を踏襲していますが、ドーム自体のデザインはオリジナルです。
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巨大な建物ですが威圧的にならないのは曲面を多用した柔らかいデザインと徹底的なシンメトリーによるものではないかと思っています。
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ピッカピカに磨かれた大理石の床には巨大な花が描かれています。
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なんか歩くのが勿体ない、申し訳無い。
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本道のエントランスです。
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門を潜った本殿前室。
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前室を覆う装飾はタージ・マハルがモチーフです。
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本堂に入りました。
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素晴らしい…。すみませんボキャブラリーが足りません。
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ミフラーブです。
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世界各国の神の名(ァッラー)が記されています。
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絨毯は勿論イラン製です。
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左右の副ドームの下の室内です。
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視線を下げて。
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引き続き室内を眺めます。
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ガラス一枚にも美しいレリーフが彫られています。
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木製の扉にも美しい装飾が。装飾のモチーフは花で統一されています。
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タージ・マハル風装飾のアップです。ひとつひとつ手作りです。
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極めつけはやっぱり、この大理石の床に描かれた巨大な花でしょう。
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アンダルシア風の回廊の柱にはタージ・マハル風の花の装飾が絡みます。
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ほれぼれしてしまう幾何学的連続性。
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ミナレットはアラブの伝統的結節型。
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嗚呼…溜め息しか出ません。
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ドームの弧とアーチの弧。
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素晴らしいモスクでした。
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側面からモスクを見上げました。
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午前の部は此処迄。また夕刻訪れる予定です。
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マリーナです。
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ヘリテージ・ヴィレッジです。
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マリーナ・モール・タワー。
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ビーチの向こうにアブダビの高層ビル群。
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大都会とは思えない透明度のビーチです。
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但しこの写真を名前を伏せて見せられても、即座にアブダビとは出てこないと思います。高層ビルは世界の何処でも変わりません。
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ヘリテージ・ヴィレッジ。
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お土産屋さんの品揃えは庶民的でホッとしました。
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ヘリテージ・ヴィレッジ。ドバイと同様、伝統的家屋や習慣を知る事が出来る施設となっています。
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駱駝さんもいます。
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ヘリテージ・ヴィレッジ。
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イルカさん発見!
これ乗り物ですか?ラジコンですか?
誰か乗ってる形跡無いし、ラジコンにしては大き過ぎます。 -
エディハド・タワーズ・T1。
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遠くにアブダビの高層ビル群。それにしても綺麗な水色です。
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アブダビの最高級リゾート。エミレーツ・パレス。
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美しい海岸通り。
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アブダビは思いっきり車社会です。
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アブダビ・モールを訪れました。
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最後に再びシェイク・ザイード・グランド・モスクを訪れました。
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少しづつ日が暮れていきます。この旅で三つの国を訪れました。(ドバイとアブダビは同じ連邦内)一見同じアラビアの国ですが、三者三様それぞれ全く違った方向性を持っている事に驚きました。
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オマーンは歴史ある王国らしく伝統を大切に守る事を最重要にしながらも近代的リノベーションを進めていました。ドバイは真珠産業の壊滅から、石油で得た資金を世界有数のハブ空港とエンターティメントに振る事で世界から多くの人々を集客する事で今の地位を築きました。アブダビは豊富な石油採掘と共に連邦のトップとしてドバイとは違った方向性で国家を運営しています。それぞれしっかりとした国が目指すべく方向性がある事は素晴らしい事だと思います。少子高齢化と言う課題を抱えた日本は、将来日本が進むべく絵をきちんと描けているのでしょうか?
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モスクの真裏を拝見しました。
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正門側へ向いましょう。
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美しい装飾を施されたイスラーム・アーチの門。
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六芒星型の噴水。
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回廊を支える角柱には花の絵柄のレリーフが飾ります。
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純白の美しい回廊。
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日が暮れていきます。ライトアップが始まり、白亜の回廊が浮かび上がります。
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神秘的でさえあります。
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回廊を外側から眺めました。
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エントランスに向かいました。
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入場しました。
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イスラーム・アーチの中に月。
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トワイライト・タイムのシェイク・ザイード・グランド・モスク。
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日没後の方が床面の花が映えます。
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白亜の大理石上に咲いた大花。
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純白に照らし出されたイスラーム・アーチの向こうに薄青く浮かび上がったドームが神秘的です。
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暗闇に浮かぶ白亜のモスクも昼間とは違った存在感を感じました。
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闇夜に浮かぶ白亜の宮殿の様な佇まいです。
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シェイク・ザイード・グランド・モスク。素晴らしいモスクを拝観出来ました。
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最後に背後に回れば、神秘的な御姿でした。
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普段、トランジットで通り過ぎてしまいがちな三つの国を訪れました。石油で儲けてる国なのですからどこも一緒でしょ?的な安易な発想で旅したら、思いっきり返り討ちにされました。オイル・マネーは共通しているものの、三者三様それぞれの戦略の元国家を運営している事を学びました。そして素晴らしい文化を堪能できました。また何度もトランジットで訪れる事となるでしょうから、是非ストップ・オーバーで訪れたいと思います。
最後までご覧になってくださり、ありがとうございました。
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