2013/05/26 - 2013/05/28
3位(同エリア20件中)
さっくんさん
チュニジア…訪れる前までは失礼ながら強烈にアピールしてくるものが無かった国ではありましたが、実際訪れるとどうしてどうして、とっても魅力的な国でした。
小さな国土に砂漠あり、此処でしか見られない不思議な住居があり、ビザンティン帝国時代の遺跡あり、地中海のビーチリゾートあり、白壁に青い扉が印象的なちょっぴりお洒落なアラブの街あり、とってもバラエティ豊かな見所が詰まった国でした。
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チュニジアへはイスタンブール経由のトルコ航空を利用しました。
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イスタンブールでは乗り継ぎの関係で宿泊が無料でセットになっていました。
バックパッカーでは有り得ないホテルの質に恐縮してしまいました。 -
ホテルから眺めたイスタンブールの遠景です。
帰り寄るので待っててね! -
チュニジアの大地が見えてきました。
ワクワク! -
チュニスで時間調整をして夜行バスで一気にチュニジア南部のタタウィンへと向かいます。
乗り合いバスを駆使しての旅なので、最南端からジグザグなルートを辿って空港のある最北端に帰ってくるルートを選択しました。 -
バスの車窓からチュニジア最初の朝焼けを拝みます。
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タタウィン到着です。
タタウィンはスター・ウォーズのタートウィーン星のモデルとなった場所で、タートウィーン星人の衣装も此処の民族衣装がそのまま使われています。
タタウィンを拠点としてクサールと呼ばれる独特の貯蔵庫を持つ村を訪れる事にします。
そこへはルアージュと呼ばれる乗り合いバスを利用します。
先ずはシェニニの村へレッツゴーです。 -
シェニニの村に到着しました。
荒涼とした大地に聳える砂山にシェニニの村が存在します。
その砂山に穴が無数に開けられ、そこが穀物貯蔵庫=クサールとなっています。
しかしその穀物さえ収穫し辛そうなこんな荒涼とした大地にどうして人が暮らしているのでしょう? -
黒猫さん達が出迎えてくれました。
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それは嘗てこの地が数多くの巨大な勢力の侵入があったからでした。
ローマ帝国、ビザンティン帝国、そしてアラブの侵入。
それらに押され、戦いを嫌った先住民であるベルベル人達が人里離れたこの地に移住し生活を始めたと言います。 -
日本の城は、戦いが激しかった頃は山の上に城が築かれ、やがて丘の上に建つ平山城が築かれる様になり、安定した情勢になると平城が築かれる様になりますが、クサールも同様に初期は山の上に築かれました。
シェニニはそんな初期クサールを代表する村です。 -
砂山にはその後受け入れたイスラームのモスクが建っています。
純白なその姿が荒涼とした砂山で一際目立っています。 -
砂山を登ります。
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砂山に数段通路が敷かれ、そこに無数の穴が開けられ、昔は貯蔵庫として活用されていました。
現在は殆ど機能していません。 -
クサール自体には殆ど生活感を感じませんが、此処に来るまでの乗り合いバスは私以外は住民達でした。
現在でもこんな環境に人が暮らしているとは驚きです。 -
もう少しで最上部です。
クサールの殆どは砂山を掘って作られていますが、自立した建造物もあります。
時代的に同一かは不明ですが、多分後から作られたものでしょう。 -
砂山の頂上に達しました。
白いモスクがもうあんなに小さく見えます。 -
頂上から荒涼とした大平原を眺めました。
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シェニニからタタウィンへと戻り、次のクサール・ウレド・スルタンへと向かいました。
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此方は情勢が落ち着き始め、人々が山から丘へと移り住み始めた段階の、日本の城に例えると平山城にあたるクサールです。
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クサールは山を掘るのでは無く、自立して築かれる様になりましたが、その造形が何とも奇妙です。
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その奇妙で宇宙的なデザインから、スター・ウォーズの撮影に使われました。
(撮影に使われたのはクサール・ハッタダ) -
クサールは二階から三階建てで、ワンルームの部屋が並ぶアパートの様な構成となっています。
それにしても奇想天外なデザインです。 -
クサール・ウレド・スルタンにも少数ながら人が暮らしますが、殆ど過疎。
こうした場所で目立つお土産屋さんはおろかお土産売りさんさえ見かけません。 -
チュニジアの春以降の情勢の不安定も原因でしょうが、地理的な問題もあってメジャーなツアーコースから外れてしまっているせいもあって観光客にひとりも出逢いませんでした。
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この不思議な世界観にひとりで居られる事は願っても無い事ですが、これ程観光客も少なく暮らす人も少ないとクサールの保護も難しいのでは?と心配になります。
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この誰もいない、誰からも忘れ去られた様な異空間にずっといると、元の世界に戻れなくなってしまいそうでちょっと怖かったです。
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実際問題、帰りのルアージュを捕まえるのは結構待たされヒヤヒヤしました。
チュニジアの乗り合いバスは、待ち時間が少なく使い勝手がとても良かったですが、此処は余りにも過疎ってますから。
ルアージュに乗れホッとして、タタウィンを経由してメドニンを目指しました。 -
人影を見つけちょっとホッとします。
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クサール・ウレド・スルタンからタタウィンへと戻り、ルアージュで往き来た道を引き返しメドニンへと向かいます。
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到着したメドニンはチュニジア南部の交通の要衝となる街です。
そこには世に太平が訪れ、日本で言う平城にあたるクサールが残されています。 -
此処のクサールは住民が某かに利用している痕跡がありました。
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クサールに囲まれた広場の向こうに現代的な街が広がっています。
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メドニンは街なだけあって、クサールがお土産屋さんとして使われているものもありました。
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それにしても人気がありません。
イエメンの山岳部族の村でさえ、旅人が訪れたと知ると、何処からともなくお土産売りさんがワラワラ集まってきたのに…。
折角これだけ人目を集める要素のある素材が勿体無いです。 -
クサール群の背後にモスクの大きなミナレットが聳えます。
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明らかに後付けのドアが取り付けられています。
現在でも倉庫として使われているのかもしれません。 -
クサールがある村までは流石にルアージュの便は数少なかったですが、それ以外の街を結ぶルアージュの使い勝手は最高で、あれよあれよと乗り継げたので、当初の予定を大幅に上回ってガベスを経由してマトマタまで走れました。
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マトマタの穴蔵住居に到着しました。
此方もベルベル人が異民族の侵入を防ぐ為に築かれました。
また此処もスター・ウォーズn撮影地でもあり、現在は安宿になっています。
私は此処で待ち人がいました。
確証は無かったですが、案の定彼は現れました。
彼は4WDツアーの売り込みです。
此処から明日予定しているクサール・ギレン迄は公共の足がありません。
情勢不安定の為貸しきりとなってしまい、価格交渉し過ぎ、なんと2WDで貸しきりツアー開催となりました。
でも彼が来なかったら、ルートの変更を大きく変える必要があったので彼に感謝です。 -
今宵は穴蔵で宿泊です。
ドミトリーも貸しきりでした。
チュニジア南部に広がるクサール群を訪れました。
世界で此処だけにしかない景色を堪能しました。
三つのクサールの街にありがとう!
そして最後までご覧になってくださりありがとうございます。
次回はマトマタを出発しクサール・ギレンを訪れます。
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