2022/02/11 - 2022/02/11
214位(同エリア4705件中)
+mo2さん
関東地方大雪の警報があった2月の3連休ですが、朝から暖かい晴天なので、1月29日から開催されているArtizon Museum 「はじまりから、いま。1952ー2022 アーティゾン美術館の軌跡-古代美術、印象派、そして現代へ」行ってきました。Section 3 ブリヂストン美術館のあゆみ History of the Bridgestone Museum of Art の作品紹介です。
※作品解説は、HP等より参照しています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線
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Section 3 ブリヂストン美術館のあゆみ History of the Bridgestone Museum of Art
石橋財団コレクションは、1961年に寄贈された石橋正二郎の個人コレクションが基礎となっています。正二郎は日本近代洋画や西洋近代美術を中心とするコレクションを築き、美術館を設立することでそれらを広く一般に公開しました。また、欧米の美術館・博物館を数多く視察したことで古代美術にも関心を拡げ、開館後も積極的に収集しています。ここではブリヂストン美術館の開館初期のコレクションと正二郎による欧米外遊の記録を資料とともに振り返ります。 -
クリスチャン・ダニエル・ラウホ 「勝利の女神」
4階のロビーには高さ2.31mの大理石像《勝利の女神》が展示されています。作者は19世紀ドイツの彫刻家クリスチャン・ダニエル・ラウホ、この像は旧ブリヂストン美術館の入口に展示されていたものです。アーティゾン美術館 美術館・博物館
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シュメール「女の胸像」 紀元前24世紀
古代メソポタミアの神殿址からは、神々ではなく祈りのポーズをとる人物像が多く発見されています。自分をモデルにした人形を神殿に置いて、自分の代わりにいつも祈ってもらっていたのかもしれません。 -
エジプト テーベ(ルクソール「 レリーフ断片「アヌビス神礼拝図」」 新王国時 第19王朝 ラメセス2世治世
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エジプト テーベ(ルクソール)「セクメト神立像」 新王国時代 第18王朝 アメンへテプ3世治世
セクメトは古代エジプト語の「力強き者」から派生した名で、太陽神ラーの娘として破壊や疫病をもたらす女神ですが、一方では敵を退け、疾病を治す慈悲深い神の役割も担います。この像は、第18王朝のアメンヘテプ3世が病気になった際に、治癒を祈願して約730体つくられました。欠損した右手には生命のシンボルであるアンク(呪物)を持っていたとされ、左手に持ったパピルスを模した杖を体の中心に添えています。頭上に戴く日輪とウラエウス(屹立したコブラ)は太陽神ラーとの関連を表し、雌ライオンは頭部に三部式鬘をかぶり、長衣の上には神が身につける広襟飾りをつけています。 -
エジプト「聖猫ミイラケース」末期王朝時代-プトレマイオス朝
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「聖猫ミイラケース」(横から
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ギリシア「獅子頭部」紀元前5世紀
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「獅子頭部」
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ギリシア「哲人の顔」紀元前4世紀
「哲人の顔」とよばれる、紀元前4世紀の肖像彫刻です。背後の彫りが荒く、右耳も欠けていることから、箱型の空間に設置された、複数人物像からなる墓碑の一部であった可能性があります。ヘレニズム時代は、人間をありのままに表そうとする写実的な表現が盛んとなりました。少しねじった首、何かを見つめている目、悩みを抱えたような眉の寄せ方には、人間の内面の繊細な感性の表出を見ることができるでしょう。それまでの理想化した姿の探求のみにとどまらず、人間の様々な感情、そして人体のダイナミックな動きの表現はこの時代の芸術の特徴です。 -
ギリシア「ヴィーナス」 ヘレニズム時代(紀元前323?30年)
古代より理想的人体像に相応しいとされていた、エーゲ海パロス島産出の大理石が使われた彫像です。腰から下にまとった衣を左手で押さえる仕草が、海の泡から生まれた女神を象徴しています。 -
「ヴィーナス」 (後方から)
このヴィーナス像がつくられたヘレニズム時代に、アレクサンドロス大王の東方遠征によってギリシア文化がオリエント文化と融合して、新しい美意識が生まれました。神殿を飾っていた彫像が、街中の邸宅にも飾られるようになり、均整のとれた身体表現に加えて、一瞬の恥じらいをとらえた、より人間的な女神像となっています。 -
「ヴィーナス」 (部分拡大)
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グレコ=ローマン 「アテナ頭部」
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「アテナ頭部」
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ローマ 「ヴィーナスの頭部」
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「ヴィーナスの頭部」
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エトルリア 建築装飾フリーズ部分「泉水に向かう二頭の馬」 紀元前550?540年
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「ルクスス・グループ」(?) コリントスアリュバロス「鷲と鶏」 紀元前610?590年
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「ヴェイイの画家」周辺 アッティカ赤像式キュリクス「サテュロス図」 紀元前5世紀中頃
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「葦の画家」 アッティカ白地レキュトス「墓参図」 紀元前5世紀 第4四半期
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「ブーローニュ 441の画家」 アッティカ黒像式頸部アンフォラ「ヘラクレスとケルベロス図」紀元前520 ? 510年頃
ライオンの毛皮を着て、棍棒を手にしたヘラクレスが、大きな犬を捕まえようと、背後から近づいています。犬の頭は2つあり、ひとつは前を、もうひとつの頭は後ろを向いています。ギリシア神話に語られたヘラクレスの12功業のうちの冥府の番犬ケルベロス(伝承では3つの頭を持つ犬といわれます)の生け捕りの場面です。犬の脇には、羽根飾りのついた兜をかぶった軍神アテナが長槍を手に、前方を指しながら足早に歩き、その先には翼のついた長靴を履いた伝令神ヘルメスの姿が見えます。この2神はここでは、ヘラクレスの冒険を見守り、先導する守護神として登場しています。 -
左から
・「アテネ581 iクラス」、「アゴラP24381グループ」(?)アッティカ黒像式レキュトス「ディオニュソスとアリアドネ図」紀元前490?480年
・「ヴュルツブルク346のクラス」 アッティカ黒像式オイノコエ「ディオニュソスとマイナス図」紀元前500年頃
・「アテネ581 iiクラス」、「Pグループ」(?)アッティカ黒像式レキュトス
「ディオニュソス,サテュロスとマイナス図」紀元前490?480年
・「アテネ581 vクラス」、「カリンデル・グループ」アッティカ黒像式レキュトス「ディオニュソスとマイナス図」紀元前490?480年 -
「ラゲット=カイヴァノ=エレッタ・グループ」カンパニア赤像式魚文皿 紀元前4世紀 第2四半期
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(左)「ラゲットの画家」 カンパニア赤像式ヒュドリア「ディオスクーロイ図」紀元前350 ? 340年頃
(中)「BM. F223の画家」 カンパニア赤像式ヒュドリア「エロス図」 紀元前4世紀 第3四半期
(右)「アクロポリス670の画家」(?) アッティカ赤像式レベス・ガミコス
「ニケと女性図」紀元前4世紀 第1四半期 -
「オスロ・グループ」 アプリア赤像式柱形把手クラテル「男女図」 紀元前330年頃
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カミーユ・コロー「ヴィル・ダヴレー」1835-40年
フランスでは1830年代以降に鉄道網が発達し、画家たちは短い時間で遠くへ行けるようになりました。コローは、フランス各地を旅行し、その多彩な風景を題材とした風景画家です。春と夏に戸外での写生を行い、それらの写生をもとに、秋と冬にアトリエで作品を制作するのが常でした。
パリの西12kmほどの郊外に位置する小さな街ヴィル・ダヴレーに、コローの父親が購入した別荘がありました。当時は家も少なく、自然豊かな土地でした。コローは母屋の一角をアトリエとして使用し、初期から晩年にわたるまで、その美しい風景を描いています。とりわけ1834年の2度目のイタリア旅行後は、作品制作のために国内を旅する合間、頻繁にこの地に滞在して制作を重ねました。
この作品もその時期に手がけたもののひとつ。明暗の対比が効果的に使われ、細部までていねいに描かれた作品です。手前を暗く、背景を明るく表現することで、画面に奥行きが生み出されています。緑深い森と青空が広がり、道には木漏れ日が落ちています。リズミカルに並ぶ左側の木々の合間には、池の水面がわずかに見えます。茶色の牛と道の真ん中にたたずむ女性が、作品の叙情的な雰囲気を高めています。 -
カミーユ・コロー「オンフルールのトゥータン農場」1845年頃
フランスの風景画家コローは、ノルマンディー地方の港町オンフルールを1820年代から何度も訪れています。セーヌ河口と海を見渡すことのできる高台に建つサン=シメオン農場は、宿屋を兼ねていました。やがて「トゥータン叔母さんの農場」と呼ばれるようになるこの宿屋には、コロー、ドービニー、ブーダン、モネといった画家たちが逗留しました。この作品では、複雑に枝葉を絡み合わせる木々の背後に、大きな屋根の農家が見えます。太陽の光に明るく照らされた家の前では、女性たちが糸紡ぎや針仕事をしています。落ち着いた色調を使いつつも、光と影の対比を巧みに利用した作品です。 -
ジャン=フランソワ・ミレー「乳しぼりの女」1854-60年
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エドゥアール・マネ 「オペラ座の仮装舞踏会」1873年
フランスの画家マネは、同時代の都市市民を描くことを得意としました。この作品の舞台となっているのは、パリのル・ペルティエ通りにあったオペラ座(1873年に火災で焼失)。オペラ座の正面玄関からロビーを見ていると思われます。シルクハットに燕尾服という、黒ずくめの上流階級の男性たちと、色鮮やかな服装でアイマスクをした女性たちが描かれています。彼女らは踊り子や高級娼婦たちで、大胆に肌を見せる装いの者もいます。素早いタッチが使われることで、オペラ座に集まった人々の熱気が表現されます。 -
エドゥアール・マネ 「自画像」1878-79年
マネは、近代都市パリの風俗を描いたことで知られますが、肖像画の名手でもありました。そのようなマネの油彩による自画像は2点しか残されていません(もう1点は個人蔵)。どちらもほぼ同じ時期、46、7歳のときの作品です。画壇での評価が確立されたことへの自負心から、これらの自画像を制作したと考えられています。 -
アルフレッド・シスレー「森へ行く女たち」1866年
1865年7月からパリでアトリエを共有していたシスレーとルノワールは、翌66年2月、友人で画家のジュール・ル・クールと3人でマルロット村に滞在して、制作を行いました。この作品に描かれているのは、村に暮らす人々。道の両側には石造りの家が並びます。季節は晩秋。中央の3人の女性は、冬の間に燃やす薪を拾いに森へ出かけようとしています。暗い色調の作品ですが、明暗の対比が効果的に使われており、日差しを浴びた前景は明るくなっています。この作品でシスレーは1866年のサロンに初入選を果たしました。 -
アルフレッド・シスレー「サン=マメス六月の朝」1884年
この作品はサン= マメスの北側、セーヌ川沿いのラ・クロワ=ブランシュ通りのポプラ並木を描いたもの。左側をセーヌ川が流れており、水面には舟が浮かんでいます。川の左側に見えているのはセーヌ右岸の村ラ・セルの丘です。画面全体が穏やかな光で包まれていることの多いシスレーにしては珍しく、この作品では明暗の対比がなされ、それによって奥行きが強調されています。人々が行き交う並木道は、影で暗くなっています。青色で影が表現されていますが、これは印象派の作品の特徴のひとつです。印象派の画家たちは影の中にも色彩があることを指摘し、自らの作品でそのことを実践したのです。また、作品全体に筆あとを見ることができるのも、彼らの特徴です。 -
カミーユ・ピサロ「菜園」1878年
ピサロは、1866年、36歳のときにポントワーズを訪れて以来、1883年までたびたび同地に滞在して、300点もの油彩画とおびただしい量の素描と版画を制作しました。パリの北西約40km のところに位置するポントワーズは、セーヌ川の支流オワーズ川に面した古い街です。ポントワーズでつくられた農作物はパリに出荷されましたが、とりわけキャベツがこの土地の名産として知られていました。この作品では、キャベツ畑を囲むように木々が枝を張っています。影にも青や緑などの色彩が使われた、印象派の画家らしい光に満ちた表現です。 -
オーギュスト・ロダン「立てるフォーネス」1884年頃
ロダンは、生命感豊かな量塊表現と先鋭的な造形感覚によって、世に賛否を巻き起こしつつ彫刻に新たな領野を開いた、近代彫刻の父と呼ぶべき芸術家です。この作品の主題であるフォーネスは、ローマ神話の牧神に付き従う森の精です。1880年に制作が始まる《地獄の門》には、直立するフォーネスの姿も、扉上部の右端に見られます。この大理石による単独像では、顔を伏せるポーズで恥じらいを表現しながら、岩から生まれ出たかのような、みずみずしく力強い身体表現が特徴をなしています。 -
ポール・セザンヌ「帽子をかぶった自画像」 1890-94年頃
生涯30点を超える自画像を描いたセザンヌ後期の作品です。自画像は、モデルを使うことを不得手としたセザンヌが、唯一他者を意識せず、純粋に対象として人物を見るという造形探求の行為でもありました。不明瞭な空間を背景に肩越しに見る者を見据えるセザンヌの表情は、影に隠れる左側には画家の憂愁が垣間見える一方で、ハイライトの当たる右側の鋭い眼差しに、自己に厳格な画家の自意識がうかがえます。緑を基調とし、動的な、しかし規則正しい筆触と意図的な塗り残しで画面が構成されています。 -
ポール・セザンヌ 「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」1904-06年頃
セザンヌは、目に映る一瞬のきらめきをカンヴァスに写し取ろうとした印象主義の絵画を超えて、堅牢な量感を持ち、永劫に耐えられる強靭さをとどめる絵画にしようと試みました。それは相反する性格を同一画面の中に収めようとする極めて困難な課題であり、画家にとって試行錯誤の連続となりました。これを実現させるためにセザンヌは、印象派の仲間と距離を置いて孤独に制作する道を選び、いくつかのきまった主題を繰り返し描くことによってこの目的を達成することを目指しました。
1880年代の後半には、生まれ故郷である南仏のエクス=アン=プロヴァンスの東側にそびえる石灰質の山、サント=ヴィクトワール山の連作を描くようになりました。やがてそのイメージは、堅牢な画面に躍動感や振動が加味され、鮮やかな色彩に支えられて高度に洗練された作品となっていきました。 -
クロード・モネ「睡蓮の池」1907年
睡蓮を扱ったモネの作品は膨大な数にのぼりますが、その中には同様の構図で描かれた連作があります。この作品は、1907年に描かれたおよそ15点からなる縦長のカンヴァスによる連作の1点です。水面に浮かぶ睡蓮と池の周囲にある柳の木の反映が画面に幻想的な空間を生み出しています。モネはこの連作において、太陽が高い昼間から日没にかけて刻一刻と空の色が変化していく様を同じ構図の中に描きました。この作品の淡い朱を帯びた水面は、日没が近づいていることを感じさせます。 -
クロード・モネ「黄昏、ヴェネツィア」1908年頃
1908年9月末、67歳のモネは、静養する目的で、妻アリスとともにイタリアの都市ヴェネツィアを初めて訪れました。この都市に魅了されたモネは、しばらく滞在することを決めました。そして約2カ月の滞在中に約30点の作品を制作したのです。この作品の左側に描かれているのは、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会。逆光の中、教会はシルエットで表されています。黄昏の燃えるような光が、建物や空、水面をオレンジ色に輝かせ、水平線に向かうほど赤みが強くなっています。空にはうねるような筆致、水面には横向きのタッチを使っています。モネの巧みな筆づかいを見て取ることができます。 -
ピエール=オーギュスト・ルノワール「カーニュのテラス」1905年
重いリューマチに悩まされた晩年のルノワールは、南フランスの街カーニュにしばしば滞在しました。1903年から1907年までの間、彼は、「メゾン・ド・ラ・ポスト」と呼ばれる建物に部屋を借りて住みました。右端に見えているのがその建物です。その窓からは、カーニュの街並みと果樹園を眺めることができました。この作品では、高台に沿って階段状に延びる家々や果樹園が、柔らかな筆づかいで表されます。塀の上に腰掛ける女性は、白い帽子と赤い上着を身につけています。その横には麦わら帽子をかぶった子どもの姿が見えます。 -
ピエール=オーギュスト・ルノワール「すわる水浴の女」1914年
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エミール=アントワーヌ・ブールデル「ペネロープ」1909年
大きく張り出した衣装の襞が優雅な曲線を形作っています。右足に重心をかけ、左足を遊ばせているポーズは、古典主義的な安定感と静かな動きを生み出しています。どっしりとした下半身の上に、顎に手をあてた憂いのポーズの上半身が載せられています。この女性ペネロープは、ギリシアの詩人ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』の主人公オデュッセウスの美しい妻です。オデュッセウスがトロイア戦争に遠征中、彼女は大勢の求婚者たちに悩まされます。ペネロープは夫の棺に被せる布を織り終えたら結婚すると宣言し、昼間織っては夜にほどいて3年を過ごしました。このペネロープは、夫の無事を信じ、ひたすら夫を待つ女性として表現されています。
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