2019/09/13 - 2019/09/22
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パート4からやっとタリン旧市街の観光に入ります。
一旦ホテルに戻りすぐに準備を整え再出発、こういう事が出来るのも旧市街の側のホテルの強みです。
この旅行記ではトームパーク横のパットクリ階段を上りパットクリ展望台→コフトウッツァ展望台と周りタリン旧市街の風景を眺めた後トームペアのトームキリーク、アレクサンドルネフスキー大聖堂、トームペア城、のっぽのヘルマン、デンマーク王の庭と回っていきます。この日以降のタリンの天気が非常に悪い予報が出ていたので、とりあえず景色として見たい場所を周り、中にはいるのは後回し!みたいな感じで回っています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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トーム公園とトルニデ広場の間の通りを通って旧市街へ向かっていきます。ただの公園の間の道路なんですが、ここも味があっていいですね。
右手に写っているキックボードみたいなのは登録すると簡単にレンタルできるのか何カ所かに無人の貸し出し設備みたいなのがありました。街ゆく人々の姿は秋ですね。 -
トーム公園と奥にあるトームペア地区。これからそこまで昇ります。
エストニアは平地であまり丘陵とかないんだけど、中世のデンマーク人はこの地を選んで拠点を造ったそうです。そしてその後にトームペアの城の周りに出来た都市を城壁で囲んでハンザ都市タリンが造られました。
一方このトームペア地区、地質としては石灰岩で崩れやすくこのままでは遠い未来に崩壊の危険もあるとか。 -
このつづら折りになり上っていく階段がパットクリ階段。トームペア地区に行く通路は何カ所かありますがここが一番急でしんどいです(というか他は急勾配でも階段ではないので)。ただホテルから一番アクセスが良いのはここなので気合い入れて上ります。
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このまま正面に向かい旧市街入ってからPikJalg通りに向かうのが正攻法なんでしょうけど、タリンの天気は非常に変わりやすいので晴れているうちに展望台から旧市街を一望したいんです。
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1997年にタリン旧市街は世界遺産に認定されていてその時の記念碑みたいなものが階段の一番下にありました。
今でこそ世界屈指の治安の良い国ですが、独立当初はいろいろと荒んでいた時期もあるそうなので独立6年後の1997年はどんな感じだったのか興味はあります。 -
昇り初めてしばらくしたところですが既にくじけそうです(泣
この階段ロシア帝国末期の1903年頃整備されたようですがそれまでは断崖絶壁でこちらからのアクセスは不可能だったそうです。
1870年にバルト鉄道バルト駅が現在の地に出来、それまでほとんど開拓されていなかった駅付近とトームペアを結ぶ必要が出来たのかもしれないですね。 -
イチオシ
パットクリ展望台では森と旧市街の光景を見ることが出来ました。
城壁のすぐ外に森があり、中世もこんな感じだったのかなと想像が出来ます。
タリンはヨーロッパでも数少ない中世当時の城壁を多く残している都市です。パットクリ展望台 建造物
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パットクリ展望台は旧市街方面だけえはなくKalamaja(カラマヤ)方面やPohjaTallinn方面も見渡せます。これが旧市街でも新市街中心部でもない一般的なタリンの風景でしょうか。
本当に木々が多い国でそれは首都タリンでも中心部以外ではみられます。
そしてこの写真の左下、今昇ってきたパットクリ階段が見えます。良く昇ってきたなあ。パットクリ展望台 建造物
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カラマヤ方面がこちらになります。手前の森はバルト駅とトームペアの間の公園でちょうど写真の真ん中の高さの右端に見える三角屋根の建物がバルト駅市場になります。中央奥には飛行艇埠頭がかすかに見えるんですが、たぶんこの解像度ではわからないと思います。
自分で行って撮影してきた写真を見て言うのもなんですが旧市街だけでなく本当に綺麗な国だなと・・・。パットクリ展望台 建造物
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パットクリ展望台から小路を通りもう一つの有名な展望台、タリン旧市街と言ったらここ!というコフトウッツァ展望台に向かいます。
写真奥に見えていますが、本当にツアー客も多く様々な国の人が見えてました。
日本ではまだそんなに有名な国ではないですが、本当にお勧めですよ。 -
パットクリ展望台から歩いて数分でコフトウッツァ展望台に到着です。
おっ、思ったより空いててラッキーと思いました。実際数日後にもう一度来たときは大混雑だったので。
展望台と言っても高台の広場で無料で入れますし柵もないので撮影はすごくしやすいです。ただ良い角度で聖オレフ教会を含めた旧市街を撮れる位置は限られているので譲り合い大事です。
ちなみに下は崖なので落ちたらやばいのでお気をつけてください。 -
イチオシ
タリンと言ったらこの景色ですね!どのガイドブックにも大抵使われていると思います。赤い屋根と旧市街と城壁の塔と教会の尖塔・・・。
ぶっちゃけこれが見たいが為にタリンに来たと言っても過言でないくらい。
この時期のタリンは天気が不安定なんだけど初日で快晴の元見れてよかったです。コフトウッツァ展望台 建造物
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イチオシ
こちらはNote9で撮影したものです。
少しズームして撮影してもすごく良い感じな景色です。
直前の大雨と現在の快晴で海を挟んでヴィイムシ町やハーブニーメ町方面の見られました。コフトウッツァ展望台 建造物
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イチオシ
東側を向くと旧市街東部と新市街を眺めることができます。中央の細い尖塔はタリンタウンホール建物のもの、左手に見える高層ビルはヴィルホテルでタリンで初めて1972年に建てられた高層ビルです。
尖塔後ろの高層ビルはスイスホテル、ラディソンホテルといった建物になります。ただ新市街もそんなに大きなビルがないのもあり旧市街と新市街がいい感じに調和している様に思います。コフトウッツァ展望台 建造物
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写真撮ったものをモニターで確認していて「ん?」となったのでしっかり見るために望遠で撮ってみました・・・。
聖オレフ教会、工事中で足場組まれていますね。展望台まで覆われているのでこれは昇るの厳しいか昇っても良い景色は見れなさそう。
聖オレフ教会からはこの時間旧市街が逆光になるのもあり、確認をしにいくのではなくとりあえず今日の行程からは外しトームペア付近を見て回ることに変更しました。コフトウッツァ展望台 建造物
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エストニアのカモメ。人とになれていてコフトウッツァ展望台の大混雑にも物怖じすることなくたたずんでいました。
コフトウッツァ展望台 建造物
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そんなわけでこんな感じで旧市街と一緒に撮影出来たりもします。他の方の旅行記やグーグルの写真なんかでも出てくるのでいつもいるんでしょうね。
コフトウッツァ展望台 建造物
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琥珀を中心としたお土産屋さんの様です。バルト諸国やカリーニングラードは琥珀の産地として有名なこともあり割と安価で琥珀を買うことが出来ます。
まあ割と安価と言っても琥珀としては安価なだけでやはりそれなりの値段がしますし、元々琥珀が好き!というわけでもないので外から値札だけ見て去っていきました(笑 -
タリンのお土産屋の多くはこういう感じで人形を店の前に出してありました。可愛いもの、ちょっと怖いもの、中世風のもの、なんだかよくわからないもの、いろいろとありますのでタリンに来た際には余裕があれば人形を見て回るのも面白いと思います。
この日も昼頃に土砂降りがあったからか、毎日スコールの様に降るからなのかレインコートが着させてありました。 -
聖母マリア教会、トームキリク、大聖堂などと表記が揺れるこの教会、とりあえずエストニア語でToomkirikなんですがなんでこんなに表記様々なんでしょうか。
それはともかくタリンカード利用3日間で天気が良いのがこの日だけの予報なんでとりあえず景色だけ撮って天気が悪くてもみれる中に関しては後で入場作戦に変更しています。なのでここは見るだけ。 -
角度を変えてこれもトームキリク。尖塔の中程の窓は展望台になっていて景色が良いんですが昇るのは後日の話になります。
中では曜日・時間によってはオルガンの演奏を聴ける様です。 -
他の建物とは全然雰囲気の違うアレクサンドルネフスキー大聖堂。ロシア正教の教会です。1900年、ロシア帝国末期にかつてのノブコロド公国、ウラジミール大公国の君主、アレクサンドル・ネフスキーを奉って建築されました。
なんでタリンにっていうのは支配下にあったエストニアに対して力を誇示するためと、アレクサンドル・ネフスキーが侵攻してきたドイツ騎士団と戦い食い止めた場所が現・エストニア東部のペイプシ湖だったからというのもあるようです。 -
そのアレクサンドルネフスキー大聖堂の正面にあるこの建物はトームペア城。こちらかた見ると城というより館ですが、崖側は石造りの頑丈な城になっています。現在こちらはエストニア国会(リーギコグ)が入っているため原則見学できません。日本では把瑠都として知られるカイド・ホーベルソン氏が中央党所属の国会議員ですのでこちらで仕事されているのですね。
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正面からみたアレクサンドルネフスキー大聖堂、この後ろにはトームペア城があります。エストニアがソビエトロシアから独立した直後には解体する構想もあったようですが様々な要因から話が進まずその後ソビエトの支配下に入り荒廃しますが、独立回復後は逆に補修工事等が進んでいるようです。
凄まじいまでの宗教弾圧があった1920~30年代にエストニア領内にあったことから皮肉にも守れたことになった大聖堂です。
ちなみに中は撮影禁止でした。アレクサンドル ネフスキー大聖堂 寺院・教会
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タリンの他の建物とは一線を画すアレクサンドルネフスキー大聖堂。ロシアとエストニアは独立後も関係はあまり良くなく、未だに国境線画定の条約を批准できていない様な様相です。また後々どこかで紹介する機会があると思いますが、エストニアに残留したロシア系住民かなり多く、かつロシア系住民の権利が保障されていない部分もあることから対立することも多い状態です。
歴史的な所もありなかなか和解を気軽に目指せるというわけではないんです。 -
トームペア城の横にあるクベリネリ庭園です。混雑しているトームペアからすぐですが人も少なくくつろぐことが出来ました。
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左手の塔はのっぽのヘルマン(PikkHerman)という塔です。1944年9月18日、エストニアはナチスドイツから独立を回復しオットー・ティエフ臨時首相の政府ができあがりトームペア城に隣接するのっぽのヘルマンに国旗を掲げました。22日に侵攻してきた労農赤軍に国旗を引きずり下ろされソビエト国旗が掲げられるまでのわずか5日間ですが独立したエストニア共和国が存在していたというのはソビエト支配下でもエストニア人の心に強く残っていたようです。
余談ですがなんで「のっぽのヘルマン」という訳になったのか気になります。直訳すると長いヘルマン。「台所を覗く塔」とか「ふとっちょマルガリータ」とかタリンは面白い訳が多いので -
トームペアと下町を隔てる城壁に向かっていきます。城壁の向こうにはニグリステ教会の尖塔が見えます。
ちなみに写真だとあまりイメージわかないと思うんですが、ものすごい強風で転びそうになりそうなレベルでしたし、その性で非常に寒く既に格好は長袖+サマーカーディガン+パーカーという事になっています。日本人観光客が非常に多く、今日は風が強いねって言っている人も多数いたので、普段はそんなでもないんだと思いますが・・・。 -
城壁と塔と緑がすごくいい雰囲気の写真ですね。雰囲気はすごく温暖で暑くも寒くもなく良い観光日よりの写真に見えますが・・・。
めっちゃくちゃ寒いです。気温は13℃くらいしかないのもあるんだけどとにかく風が強い、パーカーのフードが一瞬で外れるくらいでとにかく気温が奪われます。風を防げる場所だと日差しのおかげで割と暖かいのですが。
ちなみにこの日がエストニア滞在中で一番晴れましたが、一番風が強い日でもありました。 -
デンマーク王の庭と呼ばれる一角にやってきました。1219年にヴァルデマー2世率いるデンマーク軍(いわゆる北方十字軍)とエストニアの地元勢力が戦ったリュンダニスの戦いの古戦場になります。その後デンマーク人は高台のこの地に城を造りそれが後に旧市街へと発展していきますがエストニア語でTaani linn(デンマーク人の都市)がなまりTallinnという地名になったと言われています。もっともタリンという名前が公称になったのはエストニア独立時でそれまではレヴァルというドイツ名や中世にはクルワンと呼ばれたこともあったそうです。
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このちょっと不気味な修道士の様な像、この写真では比較対象がないのでわかりにくいですがかなり大きくてたぶん2mくらいあります。一枚上の写真だと小さいですが人が写っているのでわかるかな。
デンマーク王の庭なので中世デンマーク関連のなにかのだと思いますが、この像の詳細は不明です。 -
こちらは城壁の門?の上から見張っている修道士の像。2枚上の写真で真ん中の当たりに写っています。何が一番不気味かってこの像顔がないんですよね。ネイツィトルンに出没する幽霊だからという話もありますが正確にはわからず・・・。
夜とかに見たら腰抜かしそう・・・。 -
中央のガラス張りの塔がネイツィトルンになります。博物館の他にカフェも行っていて城壁の上のベンチで飲食をすることも出来るようです。ネイツィトルンのカフェはまだソビエト時代の1980年代にオープンし当時は観光資源も少ないこともあって大ヒットしたそうですが、エストニア独立回復後の時代のうねりの中で一度は無くなってしまったそうです。現在は別の会社が運営をしているそうですが、以前のようにカフェは復活し観光客もまたカフェを楽しめるようになっています。
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中世の大砲の様なものがおいてあります。デンマークの騎士団達が使っていたものということなんでしょうか?
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ネイツィトルン(処女の塔)に入ることにします。ここまでタリンカードはトラムにしか使っていないので初めてタリンカードで入る施設ということになります。ネイツィトルンは日本語に直すと処女の塔、もしくは乙女の塔なのですが、実際の所中世では売春婦を収容する監獄だったそうです。
ここは城壁に上れるので景色が見れそうなのとあまり時間掛からなさそうなこと、そして一番はとにかく寒くてたまらないので今日はいることに。
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